『「玻」という漢字を名前に付けた娘(生後11か月)の出生届を、
名古屋市が「人名用漢字ではない」などとして
受理しなかったのは不当だとして、
同市東区の両親が(玻南(はな)ちゃんという名前の)
受理を求めた裁判で、名古屋高裁は先月、訴えを退けた。』
(読売新聞)
またDQNネームか?と思ったら、
そうではないようだ。
(玻南(はな)ちゃんという名前は)
『旧約聖書に登場する女性「ハンナ」と、
「瑠璃も玻璃も照らせば光る」
ということわざから命名した。』とのこと。
ちなみに、お姉ちゃんは『瑠璃ちゃん』というのだそうだ。
すこし前に、
光宙(ぴかちゅう)君みたいに読めない名前や
亜菜瑠(あなる)ちゃんみたいに お前言葉知ってるのか?
心太(はあと)君とか、それは「ところてん」だ。
という名前がDQN(頭の悪そうな)ネームとして
おおいに取り上げられたことがある。
今回は、
『「子供をおとしめる文字ではなく、
意味のない当て字をしたわけでもない。
思いを込めた名前をつけてあげたい」と(両親は)訴えている。』
うちの子は、悪魔君とか光宙君と違います。
ということなのだろう。
旧約聖書の話は知らないが、
子供の立場としても
『あんたの名前はゲームのキャラクターから取ったのよ』
といわれるのよりは、ずっといい。
親がじっくりと考えて自分の名前をつけてくれた感じがして、
それもいい。
今回の新聞記事も
『光宙なんてのを認めておいて、
玻南(はな)ちゃんを認めないのは何事か?』
というトーンだ。
その通りだと思う。
たしかに「玻」という漢字は人名漢字じゃないかもしれない。
玻南ちゃんというのは、
「はなみちゃん」と訓んでしまう可能性はある。
しかしまあ、許容範囲だとおもうし
音としても普通だ。
なんでこんな話が最高裁まで行くんだろう?
認めてやれよ。
しかし、今回の玻南ちゃんのケースは
世間の支持を集めるだろうが、
間抜けで読めない名前なんてのは
役所に行く前に
親戚の間でまず、もめるだろうに。
『この子の名前は「音」って書いて「リズム」にします』
『えー?』
『「音」っていう漢字では「リズム」とは読めないでしょう』
『私は「音」っていう漢字が好きなんです』
『最近は変わった名前が多いけど、年取ったらどうかしら?』
『私は「リズム」って音のひびきが好きなんです』
『どうじゃろう。我が家では女の子には
代々「美」という字をつけるんじゃ』
『それがなんですか?おじい様』
『漢字では「音美」と書いて、
「リズム」と読ませるんじゃよ』
『…おじい様、それは…』
『名案ですわっ』
『そおじゃろおっ!』
名づける側は、音と文字をセットで考えるが
読む側は文字だけ見せられる。
充分に考えられたはずの「玻南ちゃん」は
しかし、それゆえに読めんというところがある。
それが、DQNネームなら
解読するのは不可能だし
やる気も起きん。
だって考えた挙句が
「ところてん」君だぜ。
解読できねえよ。
読めない名前というのは
こうやって作られていくんだろう。
しかし、こんな馬鹿とくらべちゃいかんな。
(「音=リズム」という名前のエピソードは読売新聞から引用)
では『今日の一枚』
なにしてるの?
