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2007年12月10日 (月)

おかあさんがいっしょ

大阪「船場吉兆」取締役が謝罪した。

最初は支店の不始末、で済ませようとしたのだが

次々に明らかになった不祥事に対して、首脳部が関与していたことを

ついに認めたわけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前置きが長くなったがこの記者会見が

最高に面白かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会見したのは創業者の娘とその息子。

いずれも取締役らしい。

 

 

 

 

 

 

 

まず母が謝罪し深々と二人でお辞儀。

 

 

ここまではいい。

 

 

 

 

 

 

以後の説明を息子がしたのだが、言葉に詰まると

母が脇から口を出すのである。

 

 

 

 

 

「首脳部の対応が二転三転した経緯を教えてください」

「え・・・と、当初申し上げたことと・・・あー発言が・・・」

「頭が真っ白になって(って言いなさい)」

「え・・と頭が真っ白になって」

「その場逃れのことを言いましたって」

「え・・・と・・・あ」

「その場逃れのことをっ」

「そ・・その場逃れのことをっ・・・」

 

 

 

 

 

 

こんな感じである。

 

 

 

 

全部マイクが拾ってた。

 

 

 

 

帰ってからから見てショックだったろうなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

それ以前に、TVドラマにしかないと思ってた『老舗』って

本当にあったんだなあ、としみじみ思った。

 

 

 

 

 

息子といっても白髪頭で孫でもいるか、という歳だ。

それが母の前では満足に口も訊けないのだ。

いや

本当に記者会見ができなかったという可能性もあるが、

しかし、それはそれで社会人として問題があるだろう。

 

 

 

 

 

母取締役は

創業者の娘であり、大女将であり、絶対の権力者なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

産地偽装に心を痛めた忠臣が諫めると

「やかましいこといいなやっ」

激怒していたのだ。

 

 

 

 

お嫁さんには厳しくて

NHKの連続ドラマよりもテレビ東京的な

ステレオタイプないじめを繰り返していたのだ。

 

 

 

 

 

 

障子の桟をなでては「ゆかりさん、埃が」といい、

毎朝全従業員が並んで出迎え

帰るときには同じく全従業員が見送るのだ。

 

 

 

 

しかも庭は掃き清められ

打ち水が打たれ

座敷には花が活けられていなければならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

うわあ、いやだなあ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後半は当然想像だが、たぶんそうだと思われても

しゃあないやろ

という感じであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もっとひどかったりして

 

 

 

 

 

 

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コメント

でもその老舗意識が邪魔してこれくらい大丈夫という甘えが今回の発端の気がしますが・・・ 
果たして今後その老舗意識が通用するかどうかはわからないが・・・

投稿: konchan | 2007年12月11日 (火) 14時53分

「ゆかりさん」
って 名前はどこから出てきたの(笑)

確かにあの会見はだめだね


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投稿: rinachan | 2007年12月11日 (火) 15時04分

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