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2008年1月31日 (木)

銭湯であった怖い人

銭湯が好きだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学生の頃から、

初めての町で見つけた銭湯に入るのが楽しみで

車には、常に『お風呂セット』があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

過去にこんな話や、こんな話を書いているが、

今日のは実話だ。

ただし学生の頃の話だが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その人に出会ったのは 

新神戸にあったくたびれた銭湯だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼下がりの時間でほかに客はなく、

ひとりで体を洗っていると、

ガラス戸を乱暴に開けて人が入ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

よく見えないが、おっさんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このおっさん、かかり湯もせずに湯船にザボンと入った。

乱暴なやつだなと思いつつ

それでも無視して体を洗っていると、

たばこのにおいがする。

 

 

 

 

 

 

なに?

  

 

このおっさん、湯船に入りながら

タバコを吸っているのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さすがにこんな人は見たことがないので

初めて振り返った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おっさんは、タバコをほんの2.3服吸うと

ぽおんと洗い場に放り投げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いちいちやることが乱暴なのだが

そんなことよりも私の目はおっさんの体に

釘付けになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

背中一面に彫り物。

まあ、それだけなら驚かない。

 

 

 

 

 

銭湯めぐりをしていれば、この手合いは珍しくない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それよりもこの人

背中に横一文字の刀傷があるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

脊椎カリエスの手術痕かと思ったが

絶対違う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

縫合痕がないし、

 

 

 

 

いやいやそんなことじゃなく、

大体どんな下手な医者でも

背中を横断するような傷は作らないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

これは怖い

 

 

 

 

 

 

 

 

みちゃいけないっ、と思いつつ

どうしても眼がそらせられない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おっさんは、そんな私に一瞥もくれず

タバコを吸い終わると体を洗いもせず、

ざばあっと湯からあがるとそのまま出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

滞在時間1分

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神戸のことだから、

日本最大の某団体の構成員の方かもしれない。

 

 

 

 

 

 

『一仕事』終えて、汗を流しにきたとか。

 

 

 

 

 

こえー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやいや、背中に刀傷があるってことは

逃げるところを切られた訳で

実は弱虫なんじゃないか?

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、そんな理屈じゃどうにもできないよ、

あの怖さは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日ひさしぶりに銭湯に行ったので

銭湯についてのよもやま話をいくつか書こうかな、

と思ったけど、最初の話題が重たかったですね。

 

 

 

 

 

 

書いた本人が胸焼けしてます。

 

 

パトラッシュ、ぼくもう疲れたよ。

 

 

 

 

 

じゃ、また

  

 

 

 

 

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ふしぎなひととものたち」カテゴリの記事

コメント

はじめまして古川と申します。

あし@からきました。

恐いですね。私もお風呂が好きで、よく家の近くの銭湯にいきます。

疲れがとれてリセットできる気がします。

そんなリフレッシュ中にそんなことあったらたまったもんじゃないですね。

ブログ村ご協力させていただきました。

それでは、また。

投稿: 古川 聡 | 2008年1月31日 (木) 23時04分

こんばんわ☆
見ちゃ駄目・・・と思ってもそれは見ちゃうわ(納得)お風呂といえば・・・私お風呂行った時、「湯船にタオルを浸ける奴がおる!」って婆さんが怒ってたのよ、んでその後、その婆さんが湯船に入れ歯浸けたのよ(爆)ばぁーさんやー!って叫びたかったけど…無理だった(悔)また来まーす♪

投稿: あいぽん | 2008年2月 1日 (金) 00時26分

・・・パトラッシュに気の毒だな。(爆)・・・私の住む街、そして業界には背中にお絵かきが普通にいる。急に出勤しなくなったと思ったら・・・塀の中。

何事も普通がいいですね!?

普通に・・・質素に・・・

投稿: えのきづ | 2008年2月 1日 (金) 08時48分

本日のポイント→脊椎カリエス。

女性用のお風呂だと
なかなかキレイな模様の背中の方に遭遇できません。残念。

・・・一度、拝見してみたいものです。

ジャージ上下着用時、女性用トイレでは
ギョッとされることが多いキクチなので
もしかしたら殿方用のお風呂の方が
違和感は無いかもしれません。・・・だから何だ。

余談:妹は、マリーを理解しました。反応は、姉と同じです。

投稿: キクチ | 2008年2月 1日 (金) 09時19分

こんな身体になってしまうと銭湯や温泉に入ることもこの先ないとは思いますが、健常者の時やはり箱根の温泉で彫り物を入れている中年親父と出くわし、極力見ないように目を避けていたことがあります。

投稿: konchan | 2008年2月 1日 (金) 18時11分

はじめまして♪
あし@より来ました。
早々に退散するつもりが、ついお話しに引き込まれ…
怖いですね(;_;)
何事もなくお帰りになったようで、ちょっとほっとしました。
また読みに来ますね~(*^^*)

投稿: 藤乃 | 2008年2月 1日 (金) 20時03分

滞在時間1分の恐怖体験ですね(笑)?
♪⌒ヽ(*゜O゜)ノ スゴイッ!!!
そういう時ってどうしたら良いか分からないですよね。。。
貴重な体験だと思います(笑)。

投稿: さざなみ | 2008年2月 1日 (金) 21時16分

古川さんありがとうございます。
あれは、ほんとに怖かったです。
リラックスどころじゃないですね。
 
あいぼんさんありがとうございます。
入れ歯を洗うばあさんは怖い。
また来てください。
 
えのきづさんありがとうございます。
パトラッシュにすがりたいですよ。
ちなみにどんな業界にいるんですか?
 
キクチさんありがとうございます。
笑いのツボをわかって頂いてうれしいです。
妹さんにもよろしくお伝えください。
ってか、見てください。(笑)
 
konchanさんありがとうございます。
『あれ』は見ちゃいけないと思いつつ
見てしまいますね。
時々、ほれぼれするやつがあります。
 
藤乃さんありがとうございます。
ほんと、声をかけられなくてよかったです。
また来てください。
 
さざなみさんありがとうございます。
確かにあれが10分だったら
耐えられなかったと思います。


投稿: natsu | 2008年2月 1日 (金) 22時38分

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