タケコプタ-は可能だ
「タケコプターは可能か?」
という問題がかつて大学入試で出されたというのを
昔トリビアの泉でやってた。
確か正解は
『プロペラが回転するときに生じる
プロペラと反対向きの回転力(カウンターモーメント)
によって、のびたの体がくるくる回ってしまうので無理』
というものだったように思う。
いやそんな問題以前に首がもげやしないか?とか
いろいろ思うわけだが
この際、技術的な問題
タケコプターと体の固定方法は?
小型で強力なモーターが可能か?
子供が頭に乗せられるほど軽いプロペラが可能か?
等についての答えはドラえもんが用意するとして
考えないことにしよう。
純粋に頭上の回転翼で人間の飛行は可能か?
ということだけを考えてみる。
さらに、原作の説明にある『反重力装置』というのは考えない。
純粋に物理的に可能か、だけ考えたい。
私の考えを言えば『理屈としては可能』だと思うのだ。
冒頭に上げたプロペラと反対向きの力
についても、たとえばヘリコプターは
翼(ブレード)の回転方向と垂直に補助翼(テールローター)を
つけることでこれを打ち消している。
同じように補助翼をつければいい。
そうでなくても
カウンターモーメントは
プロペラの質量と角速度の積分値で決まるので
限りなく質量が0に近いプロペラがあれば
問題は解決する。
そんなプロペラの材料があるかどうかは
ドラえもんに聞いてくれ。
さらにカウンターモーメントを消すために
飛行機で使う方法が『二重反転プロペラ』と
いうやつだ。
文字通り反対向きに回転するプロペラを
同じ軸につければプロペラの
回転の影響を受けない。
どんどん機械が大げさになるが
さらにもちろん翼の回転面積は
漫画のような小ささではすまない。
これだけは、技術の問題ではなく
力学の問題だ。
しかもタケコプターは
プロペラの下に人間の体が来て
下向きの風(ダウンウォッシュ)をもろに受けるので
ひどく効率が悪い。
さらに
頭でプロペラを支持したらほんとに首がもげるので
体からプロペラの軸を固定しないといけないだろう。
漫画のように頭にひょいとつけて
部屋の窓から飛び出すのは無理で
かなり大きなものになりそうだが
可能は可能だ。
と強く言っておきたい。
何でいきなりこんな話を始めたかを説明すると
長くなるのだが
S君これが私の意見です。
以上業務連絡でした。
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コメント
私の欲しいもの。
それは、ドラえもんの「透明マント」と「どこでもドア」です。
ドラえもんが、この世の中にいたらほんとに楽しいでしょうね。
投稿: 紗々凛 | 2008年5月11日 (日) 15時13分
タケコプターは、重力場制御装置なのでふ(^.^)
投稿: mako | 2008年5月11日 (日) 17時00分
どちらかと言うと『タケコプター』より『どこでもドア』がほしいです。
大学入試に『タケコプター』も笑ってしまいます。
投稿: konchan | 2008年5月11日 (日) 20時59分
ちなみに私はタイム風呂敷がすごくほしいです。
古妻を包んだら新妻に…。
投稿: 六郎 | 2008年5月11日 (日) 21時01分
紗々凛さんありがとうございます。
ドラえもんがいたら
頼っちゃいそうだなー。
こんなおっさんのところに
来てくれるでしょうか?不安です。
makoさんありがとうごさいます。
コメントを見て
Wikiを確認して一部本文を
書き換えました。
ありがとうございました。
konchanさんありがとうございます。
入試で緊張してるとこに
「タケコプターの…」って
出てきたら、
余計緊張するでしょうね。
六郎さんありがとうございます。
「タイム風呂敷」は知りませんが
欲しいですね。
くるまって寝たい。です。
投稿: natsu | 2008年5月12日 (月) 11時29分