鎮魂のピアノ
『2005年4月のJR福知山線脱線事故で、
夫の浩志さん(当時45歳)を亡くした
原口佳代さん(49)(兵庫県宝塚市)が
発生から4年となる25日、
現場近くで営まれる追悼慰霊式で
遺族代表としてピアノを弾き、
さだまさしさんの「奇跡」を独唱する。』(読売新聞)
これは4月25日のニュースなので
彼女はすでに式典で歌っています。
今回、この記事をあげるにあたって
動画をずいぶん探したんですが
見つかりませんでした。
誰か止めるやつはいなかったのか?
もちろんこの脱線事故は人災で
これに関してはJRの悪口はもとより
死亡した高見運転士もぼろかすに言う
某掲示板でさえ、被害者については
しおらしい。
この原口さんはだんなさんを亡くされたんだそうで
間違いなく100パーセント被害者で
JRや運転士のような責任はまったくない。
同列に論じちゃいかん。です。
ですけど、ね。
それと式典で歌を歌うことは別じゃないですか?
かような事情で、このひとの歌には
どこからも批判が出ないんだろうなあ、と
思うと、ちょっとへそ曲がりな気分になったのでした。
いや、ピアノ講師だというからピアノは弾いている。
でも、歌は120歩譲ってもうまくはない。
(うわあ、いっちゃった)
みんな、『このひとも被害者だ』と
思うから聴いてるんじゃないか?
こういう情緒に流される演出が
責任の追及の議論を曇らせるんじゃないだろうか。
えーと、ものすごく危険なことを
書いた気がするので
ここで終わります。
原口さんに悪意があるわけじゃないことはここに
きちんと書いておきたい。
人づてにこの記事のことを聞いても
どうか気を悪くされないように。
どうぞよろしくお願いします。
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (1)