あのマンションを見に行こう
6月27日に中国 上海で倒壊したマンションについて
今週の『日経アーキテクチャー』に
記事が載っていた。
13階建の高級マンションが
竣工間際に倒れたというニュースは
日本でもおおいに報道されていたが
『その後』については興味もなかった。
今日見た日経BPの記事では
当局の発表として
『事故直前に(工事の)残土を最高で10m積み上げ
(マンションの反対側の敷地)では
地下駐車場を構築するため、地上から深さ4.6mの
位置まで土砂の掘削作業を進めていた。』
『地盤のバランスが崩れて
水平力が保てなくなって倒壊に至った』
とある。
日経BPの記事もあくまで『ニュース速報』で
詳細な分析記事はいずれ特集されると思うのだが、
施工上の最大の問題点、
残土の盛土と地下の掘削の経緯については、
報じられてないので知ることができない。
適切な土留がされていたのか?
杭の水平耐力はどの程度だったのか?
疑問はいろいろあるが
いまは、情報がないのでわかりません。
日経に『デベロッパーの株主に政府関係者が数多く存在する』
(だから、ほんとに手抜き工事だったんじゃないか?)
ということまで書かれている。
海外の建築専門誌にこんな書かれ方してたら
日本人だったら
舌を噛んで爆破して死んでしまうと思うのだが、
えーと、まあ、いいや。
それよりも気になったニュースがこちら。
「2009年7月24日…遼寧省瀋陽市の某旅行社が
『上海で倒壊したマンションを見にいくツアー』
というのを企画して大変好評だという。
『瀋陽』は中国東北地方の大都市。
でも、下の地図から見つけられますか?
正解は『沈阳』
『沈阳』はうちのワードでは変換できないので、
外字を引っ張ってきました。
しかし、日本人には読めないよ。
中国の簡体字はすごい。と
聞いてたけどこれはねえ。
もう、『同じ漢字圏』とかいえないです。
でも、まあ横に並んでる日本で言うと
青森から鹿児島くらい離れているので
『中国国内』とはいえずいぶん遠い。
だからツアーが成立するのだろう。
5泊6日のツアーには、
何百件もの問い合わせがあったとのこと。
しかし、注目されるのはともかく
ツアーの目玉にされちゃうのはどうなんだろう。
ツアー主催者は、『社会的意義もある』と言ってるらしい。
しかし、地元の人はその敷地を
『臥楼(倒れた高層建物)公園』
と呼んでいるらしい。
さらにツアーに申し込んだ人は
『あれを見なければ上海にいった意味がない』
とまで言っているそうです。
しかし、1人とはいえ
死者が出ている事件現場を
『ツアーの目玉』にしちゃうのは
日本人には違和感があるなあ。
少なくとも日本では、批判を浴びるだろうな。
お国柄の違い、にしてもちょっと理解できない。
それに、事故から一ヶ月経っても
解体されないのがよくわからない。
ツアーがいつ行われるのか知らないが、
当面、解体の予定はないのだろうか?
こうやって観光客の好奇の目にさらされるし、
別の購入予定者数百人から
返金や損害賠償を求められてるというし、
この辺の関係者の神経も理解できない。
日本だったら、調査が終わり次第
施工会社が意地になってばらしてしまうだろう。
まあ、日本のように何でも
『恥だからすぐに壊してしまえ』というのが
正しいとも思えないが。
しかし
観光客が集まるまで放っておく
というのには、
驚いたのでこの記事を書いたわけです。
もういいや
このへんで、『今日の一枚』
『待ち遠しいわね』
『あと2時間よ』(右上の時計に注目)
じゃあ、また。
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