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2009年9月 7日 (月)

一級建築士製図試験物語 (資格予備校)

 

 

学科免除の特典を手にしている私は

1次試験が終了し、製図課題が発表されてから

おもむろに資格予備校に電話をかけた。

 

 

 

 

予備校は、すでに今年の学科合格者への

勧誘の書き入れ時で、

勧誘リストに載っていないやつからの電話に

 

 

『は?うちからお電話を差し上げましたか?』

 

 

とか戸惑っているので

『いや、去年の学科試験に合格したものだが』

鷹揚に答えると

落胆したように

 

 

『ああ』と言われてしまった。

 

 

 

 

 

 

よく考えたら、学科試験の終了など

待たなくてもよかったのだ。

 

 

 

そうすれば、揉み手で迎えるような応対をしてくれたのに。

 

 

 

 

 

 

もちろん平行定規も買った。

 

 

万全の準備を整えて

曜日ごとに予備校に通うことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

日曜日は丸一日かけて、講義と演習があり

課題をもらって次の日曜日までに仕上げて

チェックしてもらう。

 

 

 

さすが30万。

なかなか密度が高い。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて講義の最初に言われたのは

『製図試験は、

みなさんの能力を

評価してくれるものではありません。

落とすための試験です』ということ。

 

 

 

なかなかうまいことを言う。

 

 

 

と、今でも思う。

 

 

つまり、この試験の採点は

徹底した『減点法』なのです、と

要求された図面がそろっていることは当然で

課題に書かれた部屋が指定の面積どおりに確保され

もっともらしく配置されておるか、という大きなところから 

 

室名や面積、法的な書き込みや寸法などが

それらしく書き込まれているか、

といったけちくさいところまでチェックして

不十分なら、がんがん減点していく、という。

 

 

 

 

 

 

プランが斬新だとか

デザインがすばらしい、といったことは

まったく、ちっとも、ぜんっぜん評価されない。

 

 

 

そんなことに心を配るのはやめてください。と

 

  

 

これからの講義で、

受かる図面のテクニックだけを教えます。

合格したら忘れてくれていいです。

講義や講評をしてくれる先生は、

毎週違ったのだが、

最初に言われた、このせりふは

面白いと思った。

 

 

この先生の独創ではなく、

毎年、最初の講義で言うことになっているんだろうな、と

今は思うが

こういう割切りはきらいじゃない。

 

 

 

 

これから2ヶ月近く

およそ、クリエイティブじゃない

講義が始まる。

 

 

 

 

 

 

驚愕でばかばかしいテクニックは次回。

 

 

 

 

 

 

 

 

括目して待て

 

 

 

 

 

 

いや、ごめん。

言い過ぎました。

また読んでください。

 

 

 

 

 

 

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