農業を目指すみなさんへ
『農業従事者向けの交流サイトが全国で行った
「新規就農」に関する意識調査によると、
就職難を理由に農業を始める人に対して、
多くの農業者が否定的な考えを持っていることが分かった。
就農理由として好印象なのは、
「農業が好きだから」、「努力の成果が直接見えるから」など。
一方、最も嫌だと感じる理由は、
「仕事がないから」が断然トップ。
2位は「サラリーマンに向いてないから」と、
消極的な理由で農業を選ぶ姿勢は歓迎されていない。
好ましくない理由で新規就農を希望する人を
研修生として受け入れるかどうかについては、
関東は「迷わず受け入れない」が圧倒的。』
(千葉日報)
なにさま?
そりゃあ、
『就職口がなくて』
『母さんが働けってうるさいから』
『愚民どもはわたしの才能をわかっていない』っていうのより、
『太陽の下で汗を流したい』なんて、奴のほうが
うそくさくても、好ましいだろうよ。
どんなにいやな会社でも
面接の時には
『ぜひ御社で活躍させてください』
くらいのことは言うもんだが、
みんな正直に
『就職がなくて』と言ってしまったのだろうか?
『新規就農者』に何の調査をしてその理由を知ったのだろう。
就農の際の面接なのか?
匿名のアンケートなのか?
この記事ではわからない。
そして、『30~40台を中心とする若い農業世代』が
なぜそんな反応をするのか、
これも記事だけではよくわからない。
『面接でこんなこという馬鹿が多くて』という愚痴なのか
『だから、こんなやつらに農業は無理なんだよ』
という経験の上でのあきらめなのか
『まじめそうな研修生だと思ってたけど、
こういう本音だったのか』
という、就農希望者のアンケートを見ての落胆なのか。
だから、あんまり決め付けるようなことを
いってはいかん、と思うのだが。
それにしたって、
『好ましくない理由で就農を希望する人の
研修自体を
「迷わず受け入れない」』というのは
どんだけ排他的なんだ、と。
思わざるを得ない。
そういうこといってるから、(以下自粛)
戦後の日本農業は
アメリカ式の『大規模・機械式・単品種』農業に幻惑され、
『規模拡大』を金科玉条にしてきた。
その過程は、
こんなお気楽日記に書く気もしないが
要するに大失敗である。
くそ狭い日本で
規模を拡大して価格で
世界に勝負できるわけはなかったのだ。
『規模拡大』を金玉にして抱えてたうちに
金玉は腐ってしまった。
もっともここまでは、農政の失敗。
農家が悪いわけではない。
しかし最近では、少なくとも都市近郊の農業については
『小規模・労働集約型・多品種』にして
品質と小回りの効く品揃えで勝負するべきだ、
ということは、農家の人だってみんなわかってるのに。
であれば、何より必要なのは、
新規参入者じゃないか。
不景気な時代に就職して
『こんな会社、入るつもりじゃなかったのになー』
といいながらも、その会社の第一線で活躍している
サラリーマンなんかいくらでもいるぞ。
『動機が気にいらねえ』という
中学生の言いがかりのようなことを
『30~40代の若い世代』が言っているようでは
日本農業など滅んでしまえ。
とつくづく思う。
でも、『新規就農者に求めるもの』が、
「コミュニケーション能力」と
「常識」だと聞くと
面接に来たのはどんなやつなのか?と
心配にはなります。
よほどひどいやつしか来なかったのか?
という気がしないでもありません。
日本農業の明日はどっちだ?
はあ、昨日といい今日といい。
もう、こういう日記はやめよう。
では『今日の一枚』
バーチャル バカンス
たのしいか、それ?
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コメント
「愚民ども~」のくだりに笑いました
写真の人たちって・・・楽しいんですかね(笑)
失礼致しました
投稿: レイ | 2009年11月10日 (火) 12時30分
農業を希望する人っていうのが
どんな人たちなのか
この記事を書いているうちに
さっぱりわからなくなりました。
海岸の二人は寒そうですね。
投稿: natsu | 2009年11月10日 (火) 20時51分