無人島に3つだけ持って行けるとしたら
無人島に何か好きなものを、3つだけ持って行けるとしたら
なにを持って行きますか?
こんなもんに 正解はないが
その人のキャラクターがすごく現れると思う。
身の回りのひとに聞いてみるとおもしろい。
『えーっ?無人島?まわりは海?
じゃあ、あれだ、水。水のペットボトルを一万本』
なんてひとは、すぐ死んじゃうと思う。
水不足よりもパニックで。
『海水淡水化装置と地引き網とマッチ 』
というのは、
小学校6年の時に同級生だった U君の台詞。
『水』と『食』と『火』という必須条件を埋めようとする
すばらしい発想。
そして見事にガキだ。
かといって
『フィッツジェラルドの小説とバーボンのボトル。
あとは、キャメルを1カートン』
とか言うやつは、着いたその日に死んでしまえ、と思う。
ライターはどうする。
火がなくてもだえ死んでしまえ、と。
しかし、いまは
『ネット環境と クレジットカードとソーラーパネル。』
なんて言い出すやつがいるのだ。
『2ちゃんねるにつながればしあわせだし』
『必要なものはAmazonで買えるもん』と。
無人島にAmazonnが届け物をしてくれるかどうか疑問だが。
昨日も書いたが
オンラインショッピングの発達で
『リアル店舗』は大苦戦である。
中途半端に貧乏な都会の一人暮らしよりも
紀貫之も泣いちゃうようなくそ田舎に住んでるやつのほうが
消費生活は豊かだったりする。
(追記。土佐の悪口を言ってるんじゃないです。)
商店街が元気がない、
みんなシャッターを下ろしている。
デパートがみんなつぶれていく。
四条河原町のターミナルの真上にある阪急だって店を閉じる。
いやな時代だなあ。
『リアル店舗』がなくなる、とは思わない。
日本中がニートと足腰の立たない年寄りばかりになって
引きこもりが人口の過半数を越えたって
眼の前に商品があって、手に取ることができるという
そういったリアルな店がなくなるもんか。
ジャパネットの社長がいかに饒舌であろうと
通信販売が主流になることはない。
あれは、キワモノだから存在感がある。
カレーの福神漬けのようなものだ、と思っていたんですよ。
ところが、知り合いの雑貨屋が3月に店をたたむのだそうだ。
ネットのせいばかりではないだろうが、
一部始終を見てきただけになんともいえない。
無人島にパソコン持ってっても
故障したらおしまいだぞ、と思ったが
またAmazonで買えばいいのであった。
つくづく いやな世の中だ。
そして、無人島に行ったら
建築屋などなにもやることがないなあ、と思ってしまう。
雨露と寒さを防ぐのに資格などいらん。
デザインなどは さらにいらん。
ひとの心配などしている場合ではないのであった。
なんか仕事ないですかね。
はあ。
では『今日の一枚』
デザインの孤高
若手にありがちな独りよがり、とも言う。
暑さ寒さを防ぐのはもとより、
遮音性、耐震性も無し。
雨露をしのげるのかさえ怪しい。
そもそもかっこいいか?
一般性が皆無なのはすばらしいけれど。
建築屋の仕事はこうなりがちだという、自戒を込めた一枚。
今日は暗いなあ。
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