ミドリムシクッキー
ミドリムシクッキーが売れている というニュース。
ミドリムシ
子供の頃 顕微鏡で見たよね
一枚にミドリムシ2億匹が入っているのだという。
ただしミドリムシオンリーではなく
小麦粉の生地に入っているので、
見た目はこんな感じ。
ミドリに見えない。
22日まで行われている展覧会で売られていて、
5枚入り450円。
高っ
今回これを販売した『ユーグレナ』という会社は、
『ミドリムシを原料にした食品や
バイオ燃料の開発を目指す』のだそうだ。
石垣島に培養施設をつくり
宣伝に努めるなど、なかなか鼻息が荒い。
こういう話を聞くと なんか、
クロレラを思い出すよな。
ガキの頃、21世紀には地球の人口が増えて
みんなクロレラを食うようになるのだ、と教わった。
クロレラを乾燥して丸めただけの
深緑色の 鯉のえさのような物を食わされたことがある。
すげーまずかった。
クロレラの大量培養、
というのは技術的には 既に可能らしいのだが
いまのところ、コンビニで
『クロレラパン』なんてのが売られる気配はない。
健康食品としては いまでも売られているのだが、
『クロレラを扱う業者は全員詐欺師だ』
といわんばかりの ひどい書きようだ。
この項目の投稿者には いったい何があったんだろう?
ユーグレナもサプリメントを販売している。
あまり決めつけたような書き方はしたくないが
こういう強烈なアフィリへのリンクをしているのを見ると
ちょっと考えてしまう。
この商品で石垣島にしあわせは来るのか?
まるっきり夢だと思っていた
電気自動車の一般化が
想像の射程圏内の将来に入ってきた。
だから、未来技術の研究を
あんまり馬鹿にするようなことを
書いてはいけない気はします。
しかし、
今回『ミドリムシクッキー』が売れた理由は
名前のインパクトだけだぞ。
私が食いついたのも そこだ。
『ユーグレナクッキー』なんて
いちびった名前にしていたら、
世間は見向きもしなかっただろう。
1970年代、あまりのクロレラのまずさに
『先進国民はパンを食う。
途上国民にはクロレラを食わせてやる。』
という、笑えないジョークがあった。
なんぼ地球のためでも、最後は味だぞ。
じつにたくさん出てきて、
実際に食ってみた、という人もたくさんいる。
肝心の味のほうは
特に『ミドリ』っぽくも、『ムシ』っぽくもない代わりに
格別うまくもなかったそうである。
だめじゃん。
まだまだ 未来は遠い、らしい。
っていうか、やっぱり
小麦粉使っちゃ駄目だと思う。
『未来の食料』じゃねえよ、それは。
では『今日の二枚』
まこかこ
まこかこきこ
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