鉄道の歴史は死亡事故から始まった
世界で最初の鉄道会社が、
開通初日に死亡事故を起こした、
というのは有名な話。
1830年9月15日、
世界で初めて旅客営業を始めた
イギリスのリバプール・マンチェスター鉄道が
記念運転に招待した客を轢き殺してしまった。
水の補給のために停まった途中駅で 勝手に降りた乗客が
線路に入り込んじゃったからだ。
客も鉄道に慣れていなかったが
列車もひどかった。
なにしろ、まともなブレーキがなかった。
日本最初の鉄道死亡事故は、
西ノ宮-神戸間で起こった。
うちの近所である。
当時単線だった東海道本線で
列車が正面衝突を起こし、3名が死亡した。
臨時列車が遅れたのだが
その連絡がまずく、
見通しのきかない本線上で列車が衝突してしまった。
世界最大とされる死亡者数の鉄道事故は
第一次大戦中の1917年に起こった。
クリスマス休暇のために
フランスに帰る兵士を満載した列車が、
アルプスを越える急坂でブレーキから発火した。
千人を超える兵士を乗せた列車は
火だるまになりながら、数キロ走って脱線。
500人以上が死亡した。
復員輸送を急ぐ陸軍が
通常の2倍もの長さの編成の列車を
無理矢理走らせたからだという。
4月25日は、福知山線脱線事故から5年目、なのだそうです。
原因はひとつではないだろうが、
人災であるのは間違いない。
犠牲者の方のご冥福をお祈りします。
では『今日の、無茶な標識』
無茶1
一方通行の向きが違うし、進入禁止だし、横断歩道だし。
無茶2
満艦飾の無茶。
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コメント
脱線事故の犠牲者のご冥福を祈ります
残されたご家族の平安を願います
鉄道会社と変な標識をつける自治体の
改善を望みます
投稿: レイ | 2010年4月26日 (月) 08時52分
レイさんありがとうございます。
この写真に限らず
おかしな標識ってありますね。
規則を作る人、守る人
両方が無理をしちゃ
いけないんだと思います。
投稿: natsu | 2010年4月26日 (月) 21時22分