参院選はパウルに訊け。
『みなさん、こんばんは。
いよいよ今日は参議院選挙の日です。
わがテレビXYZでは、あと一時間に迫った開票を前に特別番組
「あのタコに訊く。参院選大予想」を
お送り致します。』
『ドイツ、オーバーハウゼン水族館の畑さーん』
『はーい』
『いまパウル君の水槽の前にいます』
『どういう方法でパウル君に予想してもらうんでしょう』
『これから、この水槽に民主党と自民党のマークを付けた
ふたつのケースを入れます。そして
どちらにパウル君が入るかで予想する、と』
『おや、ほかの党は?』
『8つも9つも入らないんですよ この水槽』
『…そんな、この企画を根本から否定するようなことを…』
『でもですね、今度の選挙のポイントは
民主党がどこまで負けるかどうかでしょう。』
『ははあ…』
『ですから、野党代表として自民党を入れて
民主党がどのくらい負けるか予想して貰おう、と』
『…いやあの、そう決めつけちゃうのは…』
『私、進次郎君のファンなんです。』
『…』
『じゃあ、入れますよー』
民主党
自民党
『…おやー?』
『…パウル君、民主党の方に入っちゃいましたよ。』
『ちょっと、畑さん。これはどういう事ですか?』
『いや、私も意外です。
では、動物学者のフェルド博士にお話を伺ってみましょう。
…先生、これは?』
『赤いからでしょう。』
『え゛?』
『タコは赤い色が好きなんです。
小さなエビやかにを食べますから。
ミンシュトーのマークの方が赤いですよね。』
『え゛?え゛?』
『パウルがいままで当ててきた「対決」だって、
国旗が赤い方を選んでいただけなんです。』
『…また、そんな身も蓋もないことを…』
『イングランドの国旗よりドイツの方が赤いし
ドイツよりもスペインの方が赤いでしょう。』
『……』
『中国が決勝トーナメントまで来ていれば
パウルは中国を選んだと思いますよ』
『いいんですか、そんな事言って』
『でも、私はパウルを信じますよ』
『…先生? 酔っぱらってません? 』
『だってこいつ、3位決定戦での
ドイツの勝利まで予言してくれたんですよ』
『うわ、酒くさっ』
『ヘーイ、
スペイン野郎がこいつを食いたいなんて
千年早いぜ。いえーい!』
『…いいい、以上ドイツからでしたっ。』
亡命はしません。
さて、投票に行ってこようか。
では『今日の「もう一つの注目」』
相撲なんて見ちゃ駄目よ
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