レアアースを売らないなら、こっちはフカヒレを売らない
『諸君っ。出撃の朝だっ。
君らの船が、日本船に突撃し、成功すれば、
必ず、そこは我らの海になるっ。』
『お-っ。』
『だいじょうぶ。君らの行動を見捨てたりはしないっ。
政府が後始末をつけるっ。
脅かせば、日本なんて言うがままだ』
『おーっ。』
『君たち自身もそうだぞっ。
無事に衝突して生還すれば、
金も名誉も思いのままだっ。』
『おーっ。』
『いけっ。「出発は遂に訪れた」のだっ』
『…というわけで、船長も解放した事だし、
レアアースって奴を、ひとつ分けて貰うわけには…』
『レアアース輸出制限は、環境保護のためあるね。
釣魚島と関係ないね。なのに、なんでも商売と結びつける、
さいてーの「エコノミックアニマル」あるね。』
『…ななな、なんだとこの野郎。
日本も、お前らが困るものを『禁輸』してやろうか。』
『そんなものあるあるか? 』
『ふふふ、フカヒレだ。
中華料理には欠かせないフカヒレは
江戸時代から日本産だったのを知らんのかっ?』
『あいやー、お前こそ、ものを知らないね。
それもう30年前の話あるよ。
今は東南アジアからも入ってくるし、
中国国内で加工したものがほとんどよ。』
『…そそそ、それなら炊飯器だ。』
『あ、それはちょっと困るある。
でも、秋葉原の店頭でそんな事やったら暴動起きるよ。』
『…くそお…』
『我が国は「地大物博」あるね。
日本人から買わなきゃいけないものなんて、ないあるよ。』
『この野郎、乾隆帝みたいなこと言いやがって。
アヘン売り付けてやろうか。』
『あ、それも国産で間に合ってるあるね。』
『それなら、まさし・まなぶ・のりこ、の
「麻薬三兄弟」を送りつけてやるっ。』
『あ、それはいいね。まさしとまなぶは要らないけど
のりピーは人気あるあるね。』
『く く く、くそー。』
『…どうすんだよ、せっかく支持率が上がったのによ。』
『上がったり下がったり忙しいですねえ…』
『今回の事件もイチローがらみにしちまうか?』
『結局…』
『なんだ? 』
『この内閣になってから、
仕事を評価された事って、
一度もないんですよねえ…』
では『今日の一枚。』
アヘン戦争
あの屈辱から150年。
言いなりだったあの頃
その国が150年経ったら、今度は軍艦だ、資源だ、経済力だ
といったものを持ち出して恫喝すれば通ると思っていやがる。
自分がやられて嫌だな、と思った事は
人にもやらないようにしようって、
幼稚園で教わんなかったのか?
この野郎っ。
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