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2010年10月 6日 (水)

あの鐘を売り飛ばすのは あなた

13世紀から続く古刹の鐘を

住職とその嫁が売っちゃった、というニュース。

(読売新聞の記事へのリンク)

 

 

 

 

 

1222年に開山した茨城県の寿命寺。

寺にあった鐘楼が秘かに売り飛ばされていた。

重さは100kg。値段は130万円。

 

 

 

 

 

檀家に見つかって、御用、ということらしいのだが

このニュース、突っ込みどころが満載だ。

 

 

 

 

 

寺の鐘でも、100kgといったら、そんなに大きなものではない。

でも、ちょっと素人には取り扱えない大きさだ。

住職(60)や坊守(住職の奥さん)はどうしたんだろう。

 

クレーン付きのトラックとか、そんなものが必要だ。

 

さらに不思議なのは、そうやって

あきらかに『現役の寺の鐘』なのに

引き受けるくず鉄屋がいる、ということ。

 

 

 

 

すべて承知して、引き受けるアンダーグラウンドな

『アパッチ』が、いるわけだ。 

しかも、その値段が高い。

 

 

 

100kgで130万っていうのは

『キロあたり1万3千円』で、

ちょっとした高級マグロである。

 

 

 

 

寺の鐘だから青銅だろう。

それが100kgで100万以上だ。 

そんなに高いのか。

  

 

そして、

『俺は住職だから。』

『あたしたちの家のものだから。』

 

といって信用させたのか?

 

 

 

へんなの。

 

 

 

こういうのがニュースになったら、

無住の寺を襲う、『ベルハンター』なんていうのが

出るかも知れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

この事件で思い出したのが、

 

『第一次大戦で、鉄が暴騰した時、

全線のレールを売り払って解散した。』

という銚子遊覧鉄道の事例。

 

 

 

 

 

濡れせんべい、とか『たいやきくん』とか

いまでも、いろいろ大変そうな銚子電鉄には

そんな歴史がある。 

 

 

 

 

 

大正、昭和戦前というのは日本中に私鉄が林立した時期である。

『国鉄が来てくれないから』とか、動機はいろいろあるが

明治以降、物資輸送での鉄道の威力が認識されてから、

日本中の田舎に鉄道ができた。

 

戦前の鉄道路線図など見ると、

いまからは信じられない密度で線路が敷かれている。

 

 

00narita

 

 

戦前の千葉県の路線図の一部。

いまは亡き、成田鉄道なんかがあります。

 

 

 

 

 

 

『観光鉄道』というのは『箱根登山鉄道』のように

日本にも、例がないわけではないが

銚子には温泉が出る訳じゃない。

 

『ほんまにやっていけるんかいな。』とは設立時から

心配されていたらしくて、ちょっと赤字が続くと、

『全線レール売却』という営業中の鉄道としては、

世界的にも前代未聞の、豪快な『解散』をやって、

一度滅びる。

 

 

『開通』後たった4年でレールを売却して滅んだ訳で、

そこも異色だ。

 

 

しかも、『銚子遊覧鉄道』は、わずか6年あとに『再建』される。

それが現在の『銚子電鉄』なのだが、不思議なことに

設立発起人は同一人物だった。

 

 

一度『解散』した人たちが

また、『復活』させているのだ。

 

 

法人としては一応 別物だが、事実上は同じである。

なんか、変。

  

 

 

 

 

 

このあたりの事情が、よくわからない。

 

 

鐘を売り飛ばす住職、という話を聞いて思い出したのが、

この、世にも不思議な、

『レールを売り飛ばした鉄道会社』なのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では『今日の三枚。』

 

 

 

 

 

 

 

 

銚子電鉄『観音駅』の鯛焼き

000taiyaki

 

 

 

 

 

 

 

『およげたいやきくん』のヒットを元に売り出しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『濡れせんべい』

00senbei

 

 

 

 

 

これはうまいよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あの鐘を鳴らすのは、あなた』

デーモン閣下バージョン。

 

 

いい唄だなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ぼくは鉄じゃない」カテゴリの記事

コメント

閣下とアッコ女帝は、声質が似ているのですね。びっくりしました。

以前、お寺の横を通りかかったら、「ゴォォオオ~ン!」と鳴りだしたのですね。でも、金を衝く人もいなければ、鐘は揺れてもいない。ぎょっとしましたが、時間になったら鐘の音が流れるようにセットされているのでした。
あの寺も鐘は要らないと思います(笑)。

投稿: fullpot | 2010年10月 7日 (木) 09時28分

鐘を買ったのは茨城県内に住む同じ宗派の住職とか、うっそー! 信じられない

130万円は鉄くずではなく、立派な鐘の代金だそうだ。

買ったその鐘を自分で建てた鐘楼に吊っているらしい。

売る方はもちろんだが、買う方もいいかげんにせいや!

世の中だいぶ変わってきた。


投稿: 情報通 | 2010年10月 7日 (木) 13時41分

銚子電鉄は面白い歴史を歩んでいますね
たい焼きの記事を読みましたが
行ってみたくなりました

デーモン閣下は
どんな歌も上手いですね
驚きました

投稿: レイ | 2010年10月 7日 (木) 20時34分

fullpotさんありがとうございます。
テープで鐘、というのは
私も聞いたことあります。
しかしうちの近所では
そもそも鐘の音しないですね。
デーモン閣下は歌うまいです。
改めてびっくりしました。
 
情報通さんありがとうございます。
新聞に重さと値段が書いてあったんで
てっきり、くず金属として
売られたんだと思いました。
ありがとうございます。
しかも買った方も坊主?
なに考えてるんでしょうね。
 
レイさんありがとうございます。
銚子電鉄がレールを売り払った話は
地元ではタブーっぽい話らしいんですが
知っている人は知っています。
タイ焼きのでかさはすごいですが。
デーモン閣下の歌唱力には脱帽です。

投稿: natsu | 2010年10月 9日 (土) 13時51分

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