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2010年11月 1日 (月)

生産緑地と地主と私

『腰が痛くて農業を続けられません。』という偽の診断書を出して

生産緑地の指定を外そうとした、

不動産会社の不正が発覚、というニュース。

(毎日jpの記事へのリンク)

 

       

この不正を行った、『東建コーポレーション』の営業マンは

『生産緑地の指定を外したら、

賃貸マンションを建てて大儲けでっせ。』と、

51歳の地主に吹き込んだらしい。

 

この地主は、形式上は犯罪者ではないのかもしれないが

彼にしたって、『マンション建てたら儲かるよなあ。』と

名義を貸すことを諒承したわけだ。

 

世界が

この百姓を責めないのは、何故だ?

 

 

 

 

 

 

 

『生産緑地』というのは、天下の悪法である。

 

街中で農業をやりますよ、という土地が『生産緑地』。

街中に農地があれば、緑があっていいですなあ、

というのが表向きの理由。

ただし、まじめに農業をやっている人など、殆どいない。

 

街を歩いていると住宅街に突然栗林があったりするのだが

じつは、これが生産緑地だったりする。

 

建前として農業をやらなくてはいけないんだけど

手間のかかる作物は嫌だなあ、というわけで、

多くの怠け者が選ぶのが、栗。

 

ところが、今回問題になった土地は

栗さえも植えておらず、雑草地だった。 

生産緑地で全力で農業している奴なんて、いないのである。

 

 

 

 

 

建前として農地なので税金は、しごく安い。  

 

バブルの頃は、安い固定資産税で土地を抱えて

舞い上がる地価を横目で見ながら、

高く売ろうと、土地を抱えている連中ばっかりだった。 

 

さすがにひどい。あの百姓どもから税金を取れ、と

『市街化区域の農地の宅地並み課税』

ということがさかんにいわれた。

土地の供給を増やせば、地価が下がるだろう、というわけだ。

 

バブル後に、税金の仕組みは多少変わったのだが、

緑地指定は自治体の権限だし、土地に関して、

日本の制度というのはびっくりするくらい変わらないので、

いまでも『土地の値段あがらないかなー』と思って

ぬくぬくしている、百姓が日本中にいる。

 

私が、地主に憎しみを持っているのは、それはもう

こんな事や、あんな事や…

あんな屈辱や、あの仕事なんかでも…

 

 

 

 

 

 

たぶん、別の時に書くと思いますが

いくら、鼻くそみたいなブログとはいえ

あんまり、人のことを馬鹿馬鹿いうのは止めよう、と

思っては いるんですよ。

 

でも、この件に関しては、止まんないなー。

 

 

 

 

 

地主なんて、それだけで原罪だ。

太宰のように『生まれてきてすみません。』

とか言って暮らせよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では『今日の「もう敵を増やすのは止めよう」。』

 

 

 

 

 

 

 

00sorakara

 

 

 

 

スカイツリーの新キャラクター

『ソラカラちゃん』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

00nopponn

 

 

東京タワーの『ノッポン』は

彼女の事が

だいっ嫌いらしいですぜ。

 

 

 

 

 

 

だから、やめろって。

 

 

 

 

 

 

 

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ふざけんなよ、こらあ」カテゴリの記事

コメント

地権者の横暴には、私も泣かされてます。
最近は隣地の所有者や道路向かいの土地の所有者までやたら権利を振りかざしてくるし。

司馬遼太郎が、明治以降(と戦後の農地改革で)土地の私有を認めてしまったことについて、「果たして良かったのだろうか」とどっかで書いてました。

投稿: 六郎 | 2010年11月 1日 (月) 14時58分

「地主への憎しみ」の記事
今からとても楽しみです

スカイツリーのキャラクターの
「ソラカラちゃん」
こんなん流行ってますね
そおいえば
「せんと君」も
いつの間にか普通になってますが
未だに違和感を感じます

投稿: レイ | 2010年11月 1日 (月) 14時58分

少なくとも、コメントなさっている方々は
ファンでいらっしゃることでしょう
もちろん私も同様です

勇気を感じております

投稿: FREUDE | 2010年11月 1日 (月) 22時39分

えっと……

言葉は時代につれ、変化するのですね。

いつのまにか馬鹿はばかから独立して
敬称のカテゴリーに入ったらしい……。
ひょっとすると、読み方もちがうかもしれません。


投稿: fullpot | 2010年11月 2日 (火) 07時17分

六郎さんありがとうございます。
地主が保守的で、臆病なのは
わかるんですけどね、
本当に泣かされました。
近隣があれこれ言ってくるのも…
戦後の農地改革は、中途半端な地主を
量産しただけのような気がします。
 
レイさんありがとうございます。
『ソラカラ』ちゃん、かわいくないです。
まあ、『せんとくん』も
慣れちゃいましたからねえ。
ノッポンなんて、
つい最近まで知りませんでしたよ。
 
FREUDEさんありがとうございます。
そういって下さると
本当にうれしいです。
でも『勇気がある』とか言われると
ちょっと怖くなってきました。
 
fullpotさんありがとうございます。
そんなこと言わんとって下さい。
今度、書きますが、
冷や汗書いた事件があるんですよ。
勢いに任せて
文章を書くもんじゃないな、と。

 

投稿: natsu | 2010年11月 2日 (火) 22時39分

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