今年の最後はちゃんとしよう
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年末になって『今年活躍した人』みたいな特集
をやっている。
30日だけで、白鵬を何度もテレビで見た。
2010年に関しては
連勝記録とそのストップの事が取り上げられる
事が多いが、この人の強さは もう なんとか
して欲しい。
九州場所こそ、38歳の大関魁皇の活躍があり
優勝決定戦まで盛り上げた豊ノ島の健闘が
あったが
2010年の白鵬の通算成績は86勝4敗。
連続優勝を始めた3月場所からだと、
74勝1敗、
その勝率たるや98.7%で、三菱マテリアルが
金のインゴットに刻印しちゃうような数字なのだ。
強いのはいいが、この人が人格者っぽいのが
困ってしまう。
朝青龍みたいなのがいいとは言わないが
遼とか真央とか人柄が立派で、更に強いって
いうのは困る。
どうして そうひねくれるのかと思われるだろうが
素直になんて、なれないの。
あなたにだってわかってるでしょ。
『というわけで、開発したのが
この「大相撲打倒養成まわし」です。』
『重っ。なにこれ、鉄?』
『鎖帷子で、重さ60kgあります。』
『こんな貞操帯みたいなまわしで
相撲ができる奴がいるのか?』
『多くの若者が、股ずれに敗れていきました。
しかし、ついにこれに耐えられる若者を
見つけたのですっ。カモーン、オズマッ。』
『こ、黒人?』
『相撲に国境はありませんっ。』
『うん、それはそうなんだけど、その人
髷が結えるの?』
『ストパーをかけましたっ。』
『…あのさあ、股ずれとか、
ストレートパーマとか
なんか情熱のベクトルが
吹き出物みたいにあさっての場所から
噴出してるんだよなあ。』
『もちろん猛訓練をしていますっ。
単に、鉄のまわしをしていたわけではありませんっ。
足腰が強いだけなら、並の相撲取りですっ。
オズマッ、あれを見せてやれっ。』
『オーケイ、ボス。』
『おおっ、突っ張りが速すぎて見えないっ。』
『これが「見えない突っ張り」ですっ』
『面白い、誰か取り組みさせてみよう。
おーい、誰か立ちあえー。』
『いいか、オズマ。この勝負は
「魔の送り出し」略して「魔送肩」で
相撲界を追われたおれの復讐でもある。
頼んだぞっ。』
『ボス、また年齢を限定するような話題を』
『馬鹿野郎っ、お前はマシーンだ。
オーズモーマシーンになるんだっ。
許される返事は「イエッサー」だけだっ。』
『イエッサー、ボス。』
ぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺしぺし。
『親方、この人の突っ張りが速いだけっす。
めちゃくちゃ弱いっすよ。』
『そもそも、日本人に頑張って貰いたいんだよなあ…』
では『今日の貞操帯。』
男性用貞操帯
毎朝、拷問
今年最後がこれじゃあんまりなので、
もう一回くらいなんとかしたいですな。
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『大卒20代女性ら、感性生かした新型農業』
(読売新聞の記事へのリンク)
山形県村山市の「山形ガールズ農場」は
新卒の女性が加わり、収穫したリンゴの発送に
精を出す。
女性らしさを生かした農業を目指している
…農場は、横浜国立大を卒業してUターンした
高橋菜穂子さん(29)が就農6年目の
2009年春に始めた。
遊休農地2・5ヘクタールを借り、米や野菜、
果物を栽培する。
「若い女性の感性でおいしい食べ物を作り、
おしゃれでもうかる仕事に変えたい」と。
「化粧する」「私服通勤」「食事を抜かない」。
…出身校は、国立大や美大、東京の私立大
農業は高橋さんを除き、全員未経験。
…「収穫イベントなどで、日本一人が集まる
農場にしたい」と張り切っている。
就職戦線が超氷河期といわれる厳しさの中、
大学・短大新卒の女性らが就農に目を
向け始めている。
馬鹿じゃねえか?
私がこういう話題に好意的なはずはないと
お思いだろうが、その通りだ。
『若い女性の感性』という台詞が
ものすごく痛々しくて、哀しい。
『出身校が国立大や美大、東京の私立大』
であることに、なんの意味があるのだろう。
コンプレックスの裏返しだろう、
そもそも『就職経験がない』ということは
『プータロー』ということだよな。
それが、『ととと東京のお嬢さん』なら
大歓迎、な訳だ
だから(3文字自粛)は…
もう情けないからやめようよ。
『食事を抜かない』のはともかく、
『化粧をする』のは農業にとって大事だろうか
おれが近所のおばはんだったら
全力でいじめてやる。
ジェンダーを売るのはやめようぜ。
若い人が農業をするのは構わないけど
『女性である事』を売りにする事はないだろう。
『森ガール』もファッションだから
『農業ガール』もファッションになるという
ことか?
田舎に来たら
どんな(4文字自粛)でもビーナスだ。
こういう記事を
『鳩る』読売の提灯持ち記者が、
書いているのが本当に腹が立つ。
(5文字自粛)な、お嬢さんが、
化粧をしながら作った野菜を食え、と。
おそらく(14文字自粛)彼女たちは
地道に苦労しているんだろうが
(36文字自粛)作物の品質じゃなく、
『(56文字自粛)都会のお嬢さんが農業』と
いうことを売りにしているのが許せない。
農地の譲渡の真実について、一万文字喋って
やろうか?
農業の新規参入という事について、
『あの田舎どもがっ』、ということを
夜明かし語ろうじゃないか。
農業については喋らないが、
農地については(以下13286文字自粛)
『…内定が得られず農場に入ったが、
考え直して就職活動を再開した女性もいた。』
なんだそうである。
農業に殉じる奴なんかいない。
では『今日の(自粛)』
『山形ガールズ』
かわいい、かどうかは
みんなの判断の正常に期待しよう。
どうでもいいけど真ん中の(自粛)、
でかい顔だな。周りと比較してもわかる。
これは、気の毒だ…
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NHKの大河ドラマが来年で50回作なんだと。
来年の主役は、織田信長の妹 お市の三女、江(ごう)。
ごうでーす
ほんとはこっち
のだめ
うちの母は、第一回の『花の生涯』から
毎年かかさず大河ドラマを見ているんだそうだ
NHKからなにか貰ってもいいくらいの
大ファンなのだが、
来年の上野樹里をみても、この人の他のドラマ
の姿の想像はつかないんだろうな。
さて、50回のうち『最多主演人物』は誰か、
というと大石内蔵助で3回。
日本人は忠臣蔵が好きなんだなあ。
ちょうど最終回のタイミングになる
12月14日に討ち入りをするのも、都合がいい。
2回主演を張ったのが、
龍馬と秀吉と家康。
ただしこの『回数』にはあんまり意味はない。
数えたわけではないが、50回のうち半分が
戦国時代で4分の1が幕末、残りが忠臣蔵と、
他の時代。
戦国時代のドラマなら、必ず秀吉や家康は
出ている訳で出演回数だけで見たら、
たぶん彼らが突出して多い。
信長もトップ3に入るだろう。
ちょっとかたより過ぎじゃないか?
とは、NHKも気が付いているらしく
昭和59年から、『天羽兄弟』『川上貞奴』
『岩田未希』と3年連続で、あまりなじみの
ない人物を取り上げている。
しかし、その3年間で相当懲りたらしく、
その次の年からは伊達政宗、武田信玄と、
どっぷり安定路線に戻っている。
じつはこの、『大河ドラマ主役』というのは、
相当な町おこしになるらしく、
いろんな田舎町が
『おらが街ゆかりの人物を是非』みたいな
運動をやってる。
具体名を出すのは、いやらしいのでやめるが、
署名運動までやっている街もある。
陳情するような問題ではないと思うが…
また、主役を張らせて、
諸方面からクレームが出るような人物はまずい。
東条英機を主役にして『ヒデキ、感激』と
いうのは、
大河ドラマとしては作れないだろう。
歳取るわけだわ、おれも。
『道鏡-日本のラスプーチン-』
なんていうのもまずい。
道鏡ゆかりの弓削神社の『あれ』
『という事でですね、いま「もしドラ」って
のが流行ってるでしょう。』
『「もし高校野球の女子マネージャーが
ドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
っていう奴だな。』
『それをパクリましょう。』
『いや、天下のNHKがパクリというのは…』
『違います、「もしも」という設定を作って
シチュエーションドラマにしたらいいわけです。』
『…ああ、なるほど…』
『そこでですね
「もしも浅野内匠頭がハイデッガーの
『存在と時間』を読んだら」
というドラマはどうでしょう。』
『はい?』
『「もしドラ」と「忠臣蔵」のコラボですよ
最強の組み合わせですっ。』
『おまえ、「存在と時間」読んだの?
あの小難しい本が視聴者のおばちゃんに
理解できると思うか?
あんなめんどくさい本、理解できねえぞ…』
『じゃあ、じゃあ、じゃあ
「もしも浅野内匠頭がサイデンスデッガーの
「雪国」を読んでいたら」って話にしたら』
『お前、
末尾が『…ッガー』の作家を捜しているだけ
じゃないの?
そもそも「サイデンステッカー」だし…』
『じゃあ、じゃあ、じゃあ、じゃあ、
「もしも大石内蔵助が「ドラえもん」を読んで
いたら」っていう話はどうでしょう。』
『…ドラえもん?』
『文字通り「もしドラ」ですよっ。』
『…それで、どんなストーリーなんだ?』
『「どこでもドア」を使って、討ち入りなんか
しなくても
いくらでも吉良の寝首が掻ける、という…』
『ドラえもんが呼べるなら、
浅野内匠頭がいじめられてる時に
呼んでやれよ。』
では『今日の一枚。』
どこでも赤穂浪士
それは、卑怯。
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めりー
いやあ、いつの間にかクリスマスイブですな。
ことしも、あと一週間だとよ。
早いねえ。
今年は暑い暑い暑い暑い言っていたのに、
今日は寒い。
クリスマスイブもお仕事の皆さん、お疲れ様です。
私も行って来よう。
NORADの『サンタ追跡』、ことしも、午後4時からだそうです。
その頃までには戻ってくるつもりである。
いや、それを見に帰ってくるわけじゃないけど。
そ、そんなにさみしくなんか、ないともさ。
じゃあ、行ってくるかの
大阪や神戸の街中がどんな浮かれ方をしているか
じっくり見てきたいもんだが、
夜にならないとだめだろうな。
命がけのサンタ。
今日はみんなパーティーだの
飲み会だのやるんだろうなあ。
ええのう。
楽しんでいるのは
親だけさ。
きっと夜になると、ぐれちゃうと思うので、
用事を済ませてとっとと帰って来よう。
べー
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自殺者が出た、というマンションで、大家が遺族に
たくさんの『補償金』が要求しているケースが増えている、
というニュース。
大家の気持ちはわからなくは、無い。
自殺されたら、後始末は大変だろうし、
気持ちも悪いだろう。
しかし、内装工事費を取るのはともかく、
それを加算し、さらに『お祓い費用』なんていう事をくれ。
700万出せとか言うやつは、呪われてしまえ、と思う。
そもそも、あんたたち、そこの家で自殺があったって
それを言わないでしょう。
次の入居者募集の時に言うか?
それを言わなくて高い補修費を取るのは卑怯だよな。
UR(都市機構)は殺人事件なんかが起きた
そうやって、借りる側も納得するんならいいが。
そういう家を借りようとは思わないけど。
構わない、という人がいるんなら、それはそれでいい。
『あの、413号室に引っ越してきた、音無です。』
『ああああ、413号室ねえ…』
『…よろしくお願いします。』
『なにも出ませんか?』
『…は?』
『ああ、413号室は、先月
18歳の娘さんが首を吊っちゃってねえ。』
『ええっ?』
『…視えるわ。…』
『やめなさいっ。みみかっ。
あの、この娘なにかいろいろなものが
視えるんだそうで…』
『おばさんの肩の上に、眼鏡をかけたさえない男が
視えます。』
『そうよっ。惣一郎さんは私を守ってくれるのっ。』
『でも、その人はあなたの背中にいる
若い女の人を口説きまくってますよ?』
『惣一郎さんっ?』
『猿彦、いい加減にしなさいよ』
『えー?なんだよう。姉ちゃん。』
『毎日毎日マス掻いて、臭いし、視えるのよっ。』
『だってー、若いんだしいー。』
『あんたっ。ちょっと姉ちゃんと一緒においでっ。』
『なんだようー。姉ちゃん。こんな神社に連れてきて。
外で教えてくれるのかあ?』
『馬鹿っ。マスを掻くなら、
水子地蔵の前でやりなっ。』
『ええーっ?』
『お地蔵様にお詫びしながらやりなさいっ』
『霊が視える。』なんていう馬鹿は
ぶちのめしてやりたい。
霊の存在を信じない訳じゃない。
でも、それを『視える』とかいう奴は取り憑かれてしまえと思う。
まして、そういう事で本なんか書いている奴は
戦場に行けよ、と思う。
『戦場心霊カメラマン』とかになれば
変なしゃべり方をしなくても、受けるぞ。
では『今日の一枚。』
ぼくの、撮った、写真は
心霊写真、ばかりです。
萎える看板。
ひとつ、積んでは親のた、うっ。
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サンタクロースの姿は、国によってずいぶん違う、という記事。
日本人が思っている、
太ってて赤い服を着て白い髭で『ほーっほっほー』という
サンタばかりではないらしい。
ロシアのサンタは青い。
オランダのサンタは
家来を連れている。
イタリアのサンタ(?)
ベファーナはすでに男ですらない。
そうじゃなくても、
サンタは赤い服ばかりじゃない。
イラストが、かわいい。
ロシアの青いサンタなんか新鮮だ。
サンタクロースのモデルは、
いまのトルコ西部うまれの聖・ニコラウス。
無実の罪で殺される寸前の3人のキリスト教徒を救った、
という話が教会の正伝。
それとは別に、
売春婦として売られちゃう娘のいる家の煙突に
金貨を投げ入れて救った、という話があって
これがサンタクロース伝説の元。
投げ入れた金貨が、暖炉の前に乾してあった
娘の靴下に入ってちゃりん、というお話。
これが、親父の靴下だったら…
トルコも冬になると寒いらしいが、
『そり』が必要なほど雪は降らないし、トナカイもいない。
ハロウィンもそうだったが、
サンタクロースも、ヨーロッパ各地の土着の伝説や神様を
引き連れている。
イタリアのベファーナは、
あきらかに、聖・ニコラウスじゃない。
『赤いサンタ』というのは、イギリス由来のもので、
それがアメリカに伝わり、
大正時代に明治屋が『クリスマス・キャンペーン』を
やったことで日本に広まった。
大正3年のクリスマスCM。
『花子ハ ヨナカニ サンタクロースガ 人形ヲ
モッテキテクレタ ヤウ ニ 思ヒマシタ。』
バレンタインといい、ハロウィンといい、
いいように菓子屋と、おもちゃ屋の策略にはまりやがって。
しかし、そういうお祭り騒ぎが大好きなのが
日本人なんだろう。
いわれてみれば、ガキの頃から
クリスマスイブにケーキくらい食ったし、
三角帽をかぶって終電で、のたくっている親父とか、
昔からいた。
でも、まあ
『クリスマス』で日本人が大騒ぎするようになったのは
バブルの頃からだろうなあ。
あの頃はひどかった。
変なおっさんが書いた『なんとなく栗と栗鼠』なんていう
三流ペーパーバックのおかげで、
クリスマスには、ブランドの服を着て、ブランドの店に行って
それが当たり前、なんて事が、強迫観念になって、
日本中の若造を縛った。
バブルで踊り、
タレント知事の先駆けになり
地震と空港反対で神戸に来て
結局『騒動の中心』にいたいだけ。
レストランは予約せねばならず、
『クリスマスディナー』という名の、
馬鹿高いメニューで、ぼったくられ、
車で送迎しないと、むくれるもんだから
てめえ一人でワインなんか飲みやがって、
プレゼントは用意せねばならず、
ティファニーのオープンハートくらいだと、
口では『ありがとう』といいつつも
『あら、今年3つ目だわ。』とか
思ってやがるだろうっ。
と、友だちの山田君が言ってました。
近所のスーパーに『しめ縄リース』というのが売っている。
輪っかになったしめ縄なのだが、リースって…
飾りを変えたらクリスマスから使えるってことだよね。
日本人って素敵に馬鹿だ。
青いサンタなんてかわいいから、日本でもやらないかな。
緑もいい。
でも、単にコスプレだと思われそうな所も
日本の恐るべき所では、ある。
では『今日のサンタ。』
サンタコスプレ
これの用途が
あれしか思いつかない
この服に関しては
赤以外の色に意味はないと思う。
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12月も半ばに来て、
新春映画のCMなんかが流れるようになった。
気になったのが
『アンストッパブル』という映画。
何故か、すでにYOU TUBEに流れている予告編がこちら。
危険な薬品を積んだ貨物列車が停められなくなった。
このままでは住宅密集地に列車がっ、
なにより子供達に危険がっ。
制御不能の暴走列車を停めるべく
立ち上がったのが
デンゼル・ワシントンとクリス・パインの
命知らずの二人の機関士。
暴走列車は停められるのかっ?
二人の運命やいかにっ。
機関車、切り離したらいいじゃん。
貨物列車の
貨物列車の運転士がいなくなっても、そういう事は出来るよ。
最悪、人間だけ飛び移ってもいいんだし。
なにも、別の機関車をつなげる、とか
そんな無茶をしなくても…
機関車の『ブレーキ解放』というのは
戦前から、日本では常識だったんだよ。
それが無理なら、レールのポイントを切り替えて
待避側線とかに入れろよ。
無人なんだから…
どうもプロットに無理があるなあ。
2001年に実際に起きた事故を元にしているらしいが
脚本の三流が際立つ。
まだ日本で公開されていない映画の事を書くのはどうかと思う。
さらに私は映画の事がさっぱりわからない。
デンセルさんもクリスさんも、まったく知らない。
でも、設定が変。
おそらく公開されても見る事はないと思うので書いちゃいます。
ファンの方は怒らないように。
そういう事を書く人がいたっていいだろう。
そういう意味で、日本では35年前に
素晴らしい着想で作られた映画があった。
それが、これ。
1975年公開の『新幹線大爆破』
うわあ、みんな若えー。
『500万ドル用意しろ。(当時は1ドル300円の時代)
いま走っている博多行きの新幹線「ひかり」に
80km/h以下に減速したら爆破する爆弾がセットしてある。
金を用意すれば、解除の方法を教えてやる。』
という脅迫電話から始まるストーリー。
20年くらい前に梅田の深夜映画館で見た。
映画なんて、シチュエーションが全てだ、思った。
これを見てから『アンストッパブル』を見ると
2倍楽しめると思います。
さらに、この『新幹線大爆破』が凄いところは、
なにぶん内容が内容なので
国鉄の協力が一切無かった、ということ。
車内の様子はセット、
爆破シーンは模型、
走行シーンに至っては、隠し撮りである。
派手な予算を使って、無理のある脚本で盛り上げる
3流ハリウッド映画と比べてみよ。
びっくりするくらい貧乏くさいから。
でも、設定はずっとぐっと来るよ。
では『今日の新幹線大爆破。』
ザ・70年代
この、アオリ文句のセンスがいい。
特撮風景
車両も凄いが
ジオラマが凄い。
たぶん、DVDとか売ってます。
調べてないけど。
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スッチャデスが搭乗券の出札もやります、
というニュース。
当たり前じゃねえか。
飛行機に乗ると、搭乗口に入る時にチケットを
見せる。似たような服だから、スッチャデスが
やっているのかと思ったら地上職員(グランド
ホステスなんて腐った言葉は使わないぞ)が
モギリをやっていたんだと。
違うのよ、スチュワデスは専門職で
ドジでのろまな亀にはなれないの。
お客様の安全のために、飛行機から降りては
いけないの。
と、労組は言っていた。
かつて国鉄の労組が、まったく同じことを
やっていた。
(表現が微妙なのは、JALにも国鉄にも組合がたくさん
あるから。)
『安全輸送のために、いかなる閑散路線で
あろうと運転手と車掌の二人体制にする』
という事をいってた。
誰も客がいない列車でも必ず二人が乗っており
その連中は、折り返しのダイヤがない為に
(以下自粛)
『スト権スト』までやって主張した
『安全輸送』は国鉄が無くなって、
第3セクターでしか生きていけなくなったら
『ワンマン列車』でも、
まったく問題がないことが実証された。
ここで、文句を言うやつはゆるさん。
あの頃の国鉄の職員のひどさといったら、
それはもう、本当に許せないくらいに、
ええい、
いま思い出しても腹が立つ。
閑話休題。
スッチーなんていらねえだろう。
スッチー好きのために保存したっていいが、
借金で食わせて貰っているJALで、
飼ってやる必要はない。
『えー、本日はご搭乗ありがとうございます。
宮古島、伊良部島、石垣島経由、西表島行き
です。』
『普段なら3時間くらいですかなあ。』
『海が綺麗ですから、私はこの路線が
楽しみでねえ。』
『でも、今日はスッチャデスがいませんねえ』
『えー、本機は「ワンマン運転」をして
おります。お降りになりたい方は、ブザーを
押して下さい。』
『ブザー…?』
『あ、これかあ。』
『バスの「ピンポン」じゃねえか。』
『どなたもご利用にならない場合は
西表島に直行します。
時間は1時間を予定しています。』
『松本っ。そうじゃないっ。
ゲロの後始末にモップを使うなっ。』
『はいっ。私はドジでのろまな…
えろえろえろえろー』
『馬鹿野郎っ。スッチーも機内の掃除を
しなくちゃいけない時代だっ。(ほんと)
耐えろっ。』
『えろえろえろえろえろえろー』
松本
では『今日のスッチー。』
おぼえてらっしゃい。
『スチューワーデス物語』でヒロインの
堀ちえみを恨み続ける、片平なぎさ。
過去のあれこれで、両手は義手。
手袋を脱ぐ時、
この人のまねをするのがお約束だったよな。
ドイツの旅客機の中で
いきなり始まった枕投げ。
こういうスチュワーデスは、いいなあ。
楽しそう。
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島根県松江市が隣町と合併して
『県庁所在地人口最下位』争いのレースから
抜け出すことにした、というニュース。
(朝日新聞の記事へのリンク)
ちなみに『最下位から』の県庁所在地人口は、以下の通り。
松江市は 194000人
鳥取市が 197500人
山口市が 198000人
合併したら、松江市の人口は20万人を超える
そうである。
しかし、そんなことを言ったら
世田谷区の人口は87万人で
島根全県の人口よりも多い。
都道府県市区町村、って一体なんだ?
日本の自治体の歴史は『合併の歴史』ではある
合併すれば、市長も議員も、役場の人間も
減らせる。というのは建前で、
実際は交付金目当てだったりした。
平成の大合併を契機に『ハコモノ』を作った
あげく、借金で大変という街が日本中にある。
それに合併しちゃうと町の中心が
わからなくなる。
特に『対等合併』という奴がそれで、
『東大阪市』とか『北九州市』とか
『西東京市』とか
アバウトな名前の街は例外なくそう。
東大阪は3市、北九州に至っては5市合併。
漢字を覚えたての外人さんは
『西東京市』という名前に、
頭がくらくらするだろうな。
私は関西に住んで、もう30年になるが
いまだに東大阪市役所の最寄り駅がわからない。
人口の多寡で街の格を決める、
なんていうのは、もうやめたらどうだろう。
『ベッドタウン』なんて人口の割に、たいしたことはない。
日本中から文句を言われそうなことを
敢えていう理由は
私が千葉市民であったことだ。
高校を卒業するまで、千葉市に住んでいた。
まだ、国鉄(そんな時代だったんだよ)千葉駅
西口にそごうはなく、モノレールもなかった。
大通りでさえ素寒貧としていて、
帰省する度に
『これが80万都市の玄関か?』と
情けなく思ったもんである。
あれだったら、地方の都市で県庁所在地クラス
の町の方がずっと『街の結構』が整っている
県庁所在地ではないが、姫路なんていうのは
コンパクトないい街だ。
あそこの旧城下町の外堀はいまでも大部分が
残っていて半日で一周できるくらいの距離しか
ないのだが、
そこにお城があり、オフィス街があり、
商店街もあり、ちょっとエッチな一画もある。
小さなエリアに『街のワンセット』が揃っている。
さすがにそれではいかんということで、
あの街は『駅南地区の開発』ということを
ずーっとやってきた。
姫路駅は2010年に高架になるそうだが、
区画整理や高架化の構想段階から計算したら
戦後の姫路市の都市計画は、ほぼこれに
費やされた、といっていい。
初めて来た時、がらんどうな駅南地区に
市役所だけがぽつんと建ってたのを思い出す
いまは『コンパクトシティ』の時代だそうだから
もうすこし駅北地区の見直しもやってあげて欲しい。
西宮市というのは人口48万人もいて、
松江がうらやむような人口を抱えている。
しかし、福知山線の名塩ニュータウンに住んで
いる人が、市役所の本庁舎に行こうと思ったら
行くだけで半日がかりである。
鉄道だけで行くなら、西宮名塩駅からJRに
乗っていっぺん西宮市を出て、尼崎まで行き
そこからJR西宮駅に行くしかないのだが
JR駅から市役所までは、
ちょっと泣いちゃうくらい遠い。
西宮は、1月10日になると大賑わいになる
西宮戎神社の門前町で、さらには港町だった
のだが、そういった旧市街地と
JR駅は300mくらい離れている。
市役所も旧市街地にあって、最寄り駅は
阪神西宮なのだが阪神間の鉄道は仲が悪いので
西宮でも尼崎でも、乗り換えは不便だ。
(バスは頻繁に走っている。)
そして、わかっていると思うけど、
問題は鉄道会社ではなく、
西宮戎の門前町も、とても人口50万の大都市の
中心市街地とは思えないということ。
もちろん、戎神社の前の商店街の責任でもない。
市役所の人も頭を抱えているらしいが、
人口の多さが、街の格ではないってことだと思う。
松江ってのはお城があって、一畑電車があって
いい街だ。
なにより、駅前に温泉が出る。
いまならカニもうまい。
鳥取っていうのも、駅前に温泉が湧いていて
やっぱりカニがうまくていい街だ。
お前が街を評価する基準は、温泉とカニか?
といわれると私に関してはその通り。
でも、観光客なんてそんなもんだと思う。
リンクしてある、朝日の記事の書き方もいじわるだ。
松江にしても見栄だけで合併するわけでは
ないだろう。
でも、
人口最下位脱出を、とか
人口50万だから中核市、だとか
人口70万だから政令市、だとか
そういうことは、もういいんじゃないかと思う。
千葉市は政令市になったが
個人的には実家の住所に『○○区』という
文句が入るようになったことくらいしか
変化を感じない。
もう、いいんじゃないか?
では『今日の一枚。』
東大阪市役所はここでした。
この地図では見えないけど、
最寄り駅は近鉄けいはんな線の荒本駅。
でも、開業は1986年。
さらに東大阪のこまったところは、
市役所は旧河内市なんだけど、
それなら消防署はうちにくれよな、
とかいうことを3市でやっているおかげで、
つまらない調査ひとつでも、
あちこちに行かされること。
それはともかく、このエリア
放出(はなてん)、徳庵(とくあん)、
住道(すみのどう)とか、どきどきする駅名
ばっかりが並んでますな。
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道頓堀の『大たこ』が自主撤去。
市道の不法占拠を怒られ、最高裁まで争った
あげく撤去を命じられたんだが、
『どかしたらええんやろ。』と2mだけ移動。
『大阪の人は笑うてくれるやろ』、という
洒落のつもりで街を舐めてたらしいが、
誰も笑ってはくれず、平松市長を激怒させた
だけで、ついに代執行を申し立てられた。
あわてて、期限の前日に移動した、と。
当たり前だ。
それが、リンクした朝日の記事をはじめとして
「大阪名物なのに、残念ですねー。」みたいな
雰囲気を引きずっているのはどうしたことか?
リンクした記事でも
「市の担当者の指示に従ってやってきただけ
なのに、なぜ自分たちだけが悪者になるのか」
という34歳の店長の「談話」を載せている。
馬鹿じゃねえか?
もうすでに20年以上同じ土地で「営業」して
いるんだから
「取得時効」が成立するんじゃないか、
というのが、この馬鹿どもの居座りの根拠。
おまえら「時効」の意味を理解してないだろう。
相手から文句が出ない場合にしか
成立しないのが「時効」だ。
『ごね得』で土地を不当に手に入れようとする奴は、
金輪際許さない。
居座って土地が貰えるなら、
明日から、おれもやる。
10年前に大阪市が「大阪名物「大たこ」』
なんていってガイドブックに載せたとしても、
それとこれとは別の話だ。
大阪には、『大たこ』に限らず
不法占拠で商売をしている店は、
確かにたくさんある。
でも、それが彼らを正当化する理由には
ならない。
○○駅前のタイ焼き屋は、うちより
古いじゃないかよー。
という『でも、だって』理論が通じるか
『大たこ』はすでに市内に店舗を持っている
その本家『大たこ』の真横に、
『太たこ』や『犬たこ』なんて店を作って
ものすごくまずい、たこ焼きを売ったら
どうなるんだろう。
面白いから、誰かやらないかな。
『大たこ』のほうが『商標権侵害だ』とか
いって騒ぎ立てたら思い切り笑ってやろう
そういう店では買うな。金払わなくたっていい
『街の意志』ってやつを見せようぜ。
あなたの店の裏には
『百人のリオン』 がいるのかもしれないが
そこで屈してはいけない。
ミナミなんて恐ろしい場所で、
20年以上も、違法に商売が出来る理由は
君達的には、ちゃんとあるのかもしれない
けどな。
(もちろん、実際がどうなのか知りません。
調べる気も起きない。
でもあの店の店員の態度は悪いというのは知っている)
たこ焼き10コ500円というのは、安いとは
思う。でも、この騒ぎを知ってしまったら、
払う気にならない。
『なぜ自分たちだけが悪者になるのか』
なんていう34歳を許すな。
戦後の混乱期に、
やむを得ず建ち並んだバラックの後始末の
ために大阪駅前の再開発がどんな苦労を
したのか、神戸の三宮、姫路の城前、
あらゆる日本の街が
それらを精算するために
どれだけ苦労したかを忘れるな。
対価が無くて将来のビジョンがない
土地の譲渡は『街の自殺』だ。
そこはゆずらないで欲しい。
だから、今回の大阪市の対応は高く評価したい。
それに対して、
『跡地にプランター置くなんて嫌味やねー。』
なんていうコメントをする馬鹿は
死んでしまえ、と思う。
『えーと、
ロシア政府から北方領土の『時効取得』の申請
がありました。もう60年占領してるんだから
いいだろう、と』
『いいよ。』
『え゛?』
『日本の法律にのっとって、
時効取得したいっていってるんだろ?
それなら認めてやるよ。』
『いいんですか?』
『いいともさ。そのかわり路線価は
メートル1億円だ。
うんと固定資産税を取ってやる。
ついでにそこに住んでる露助はみんな
住民登録して貰わないといけないな。』
『……』
『土地を持つってことは、
そういう責任をとることだろう。
たこと露助に教えてやれ。』
では『今日の四枚。』
問題の『大たこ』
安いけどな。
2001年公開の映画『オクトパス』
アメ公がたこを知らないな、
と思うのは
このたこが、どう見ても
ゆでた後の姿だから
『置くとパス』
置いといて合格できれば
苦労しないってば。
卍固め
別名オクトパス・ホールド
技をかけてるのは
猪木なんだけど
かけられてるのは誰だろう。
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1977年に打ち上げられたボイジャー1号が、
ついに太陽系を離れる、というニュース。
30年以上にわたって惑星探査を続けてきた
ボイジャー1号。
木製の大赤斑。
かっこいいー。
探査機としては終わるが、
こいつにはまだ重要な役目がある。
こいつには『ゴールデン・レコード』と
呼ばれる、『人類からのメーッセージ』を
記録したレコードが積んである。
世界中の言葉で語られた、『こんにちは』や
音楽などが記録されている。
これを誰か未だ見ぬ異星人に拾ってくれ、と
粋な話だなあ。
収録されている
『博士っ。3ヶ月前からアンタレスの方角で、
規則的な電波が出ています。』
『…なんだ?』
『解析してみたら、どうもメッセージ
らしいんです。』
『なにっ?』
『ほら、アレシボ・メッセージって流してた
ことがあるでしょう。
あれと同じタイプの2進法のメッセージみたい
なんです。』
『…ほう、解読できたのか?』
『読んでみましょうか?』
『待て待て待てっ。当時の関係者を集めよう。
内容によっては大統領にも報告せにゃならん』
『さあ、ゴールデン・レコードのミッションに
関わった方はおそろいになりましたかな。』
『…ええ、生きとるものはみんな…』
『カール・セーガン博士に報告したかった
ですなあ…』
『どきどきしますね。』
『よろしいですか?』
『始めてくれ。』
『えーと。
僕は、321歳のアンタレス3に住んでいる
子供です。』
『…321歳の子供?』
『長生きの種族がいるもんだねえ。』
『いま、家族旅行で辺境銀河系の旅行に
来ています。』
『…辺境…』
『昨日、変な形の宇宙船を見つけました。』
『ボイジャーかっ?』
『パパは「ずいぶん古くさい形の船だな」って
言ってたんですが、
いきなり撃墜しちゃいました。』
『ええー?』
『でも、そうしたら空中に金色のディスクが
浮かんでてとても綺麗だったので、
周りの紙くずと一緒に
パパには内緒でもって来ちゃいました。』
『おおー。』
『なんていい子だっ。』
『でも321歳…』
『まさか、あんな古くさい記録方式だと
思わなかったので読むのに苦労しましたが、
一晩かかってようやくわかりました。』
『一晩…』
『こっちは3ヶ月かかってるのに。』
『記録されている言葉の中で、一番たくさん
入っている言語を元に喋っています。
僕の言葉、わかりますか?』
『おおっ。よくわかるぞっ。』
『たった一晩で英語を理解できるとはっ?』
『なんて優秀な子供だっ。』
『…でも、321歳…』
『あなた方のディスクには、
たくさんの音が記録されていますね。
私が気に入ったのは『ばう、ばう』という
ミュージックです。』
『そんな音楽入れたか?』
『たぶんそれ「犬の鳴き声」だと思いますよ』
『ベルリン・フィルとかじゃないんだ。』
『あれがとても好きです。
でも、映像がいくつか載っているので
あなたたちの姿がわかりませんでした。』
『だから、象とかの写真を載せるのは
反対したんですっ』
『人間の写真も載ってるぜっ。』
『判別が難しいんですかなあ。』
『でも、ディスクと共に拾ってきた
カーボンの薄膜に記録された画像を見て
これが、あなたたち地球人類なのだな、と
思いました。』
『カーボンの薄膜?』
『しかも、それに画像を記録?』
『写真じゃないですか?』
『髪の毛の長い人と、それよりも二回りも
小さい人が仲良く写っています。』
『誰が写真なんか…』
『すいません、私です。』
『サンダース大佐っ。なんでそんなことをっ』
『ワイフと娘の写真を入れました。
ほんの記念のつもりだったんですっ。
重さにしたって
1オンスにもならないでしょう』
『でも今朝、パパにこの秘密のディスクと、
カーボンフィルムが
見つかってしまいました。
パパは、「どんな黴菌があるかわからない」
と言って滅菌器に入れてしまいました。』
『ああー。』
『もう、だめだー。』
『でも滅菌器ではディスクはバチバチバチバチ
大きな音を立てて壊れてしまいましたが
カーボンのプリントは残りましたっ。』
『バチバチバチバチ?』
『電子レンジじゃねえのか?』
『とにかく、大佐のご家族の写真は残ったわけ
だな。』
『ディスクはだめになっちゃいましたけど、
プリントの写真が、あなたたちなんですね?』
『おおーう、そうだともっ。』
『大佐っ。奥さんはどうしているっ?』
『そうだっ。初めてエイリアンに認識された
地球人、ということで大人気になるぞっ。』
『はんっ。娘とおれを放っておいて
30年前に男と一緒に、
どこかに行ってしまいましたさあ。』
『そうか…』
『悪かった…』
『でも…30年前って
打ち上げてすぐじゃねえか?』
『奥さんは仕方がないっ。』
『そうだっ、娘さんはどうしたっ。』
『うんっ。彼女がいれば、ポートレートが
異星人に伝わった、人類最初の娘としてっ。』
『はんっ。おれを放っておいて
20年前に
男とどこかに行っちまいましたさあ。』
『そうか。』
『わるかった。』
『20年前って、中学生?』
『君も慌ただしい人生を送ってるなあ』
『ふんっ。』
では『今日の「世界からこんにちは」。』
『ところで、あなたたちの目は二つなので
何か不思議な気がします。』
『おおー、そう言えばそうだっ。』
『こいつらは一体どんな姿をしているんだ?』
『データが重かったんですけど、
解読しました。』
『ほほう…』
『ナゾーじゃねえか。』
ローンブローゾー
『だから、世代を限定する話はやめませんか?
黄金バットのナゾーなんてもう、みんな
知りませんよっ。』
『だって、真っ先にこいつが浮かんできたんだ
もん。』
『うーん…』
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『なにを聞くのか?』ではなく、
『呼ぶのかどうか?』
で揉めている、『小沢国会召致問題』。
『小沢さん、ちょっといいかな。』
『なんですか、こんな廊下の真ん中で
しかも、菅派の議員や野党の先生方や、
マスコミまで…』
『ははっ。ほら、僕は形式に縛られないから。
中国の首相と廊下で語りあったこともあるんだよ。』
『とにかく、我々は、ここで小沢先生の話を
お聞きしたいっ。』
『やましいところがないなら、説明くらい
したらどうですっ。』
『小沢先生に手を出すことは許しませんっ。』
『おいっ。谷君。君みたいな一年生議員が
口を出すのは生意気だぞ。』
『そうよっ。小沢先生に話を聞くんなら
あたしを倒してからにしなさいっ。』
『まあまあまあ、三宅君、君にはとりあえず
一杯。』
『頂きます。きゅうーぱたんっ』
『ようし、雪子は倒したぞ。谷君、そこを
どきなさい。』
『いやですっ。』
『まずいっすよ。あいつほんとに強いですよ』
『そりゃあ、メダリストだからな。
おいっ、衛視を呼べっ。あいつを排除しろっ』
『だめですって。並の黒帯が5、6人掛かっても
彼女には勝てないですよっ。』
『…く、くそぉ…』
『おおっとー。
こちら衆議院1階廊下で、小沢氏とその一派
さらに、菅総理はじめ民主党主流派
それに、野党議員も集まっています。
赤絨毯の決闘だあっ。』
『フル勃ちさん、プロレスアナの頃の口調に
戻ってますよ。』
『さあっ、向かい合う両派の間で
モーゼのごとく立っているのは
メダリスト谷だー。』
『フル勃ちさんっ。』
『おおっと、ここで背後からざわめきが
近づいてきました。あの、赤いマフラーは、
アントニオ猪木元議員じゃないですか?』
『…なんであの人がいるんだ?』
『「元国会議員待遇(ほんとにある)」の
おかげで彼は議院への出入りが、
割と自由なんです。』
『おおっとおー。野党議員からはいっせいに
「イノキ・ボンバイエ」コールが
起こっています』
実況しているのは『フル勃ち』イチローだぞ。
『さあっ。猪木と谷、向かい合った。』
『三宅はどうしました?』
『もう、車椅子に乗ってますね。』
『つかえねー。』
『さあっ、猪木っどうするっ?いくら何でも
立ち技では猪木もかなわない。
どうするつもりだ。猪木ーっ?』
『谷は、襟を採ろうと、飛び回ってますね。』
『おおっと、猪木横になりましたっ。
谷の射程圏に入るのを嫌いましたっ。
キックですっ。
伝説のアリキックですっ。』
『この話「猪木・アリ戦」を知らない若い人には
さっぱりわからないと思いますよ。』
『おれが面白かったらいいんだっ。』
『さあっ。
モハメド・アリを再起不能にしたアリキック、
2発・3発…おおっとー、耐えきれずに
谷が倒れましたっ。』
『与野党議員が殺到しますっ。
大変な騒ぎですっ。』
『ボディーをやんな。ボディーを…』
『物騒な言葉が聞こえますが、
これは「愛死天流」の人なんでしょうか?』
『もう、なんか、
つくづく馬鹿ですねえ、日本。』
では『今日のアミン』
猪木との異種格闘技戦をやるはずだった、
ウガンダのアミン元大統領。
ボクサー出身の独裁者。
隣国タンザニアと険悪な関係になった時、
『おれは戦争が嫌いだ。
おれとそっちの大統領と
ボクシングの試合をして決着をつけよう。』
という提案をした、変なおっさん。
『戦争が嫌いだ。』といいながら、
国内で30万人を虐殺したとされる。
『人食いアミン』と呼ばれた危ないおっさんである。
挑戦する猪木もどうかと思う。
そして『あみん』といえば、これ。
あみんというユニット名が『アミン大統領から
来ている』ということを知って
びっくりしました。
たとえ、あなたが振り向いてくれなくても
わたしたち、まーつーわー
いつまでも、待ーつーわー
いやいやいや、いつまでも待つなよ。
もう、誰が一番偉いのか
よくわからなくなっちゃってるけど
ちゃんとしようよ、日本。
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子供の登場人物による性描写などのある漫画を
規制する東京都の条例の改正が成立する
見込み、というニュース。
子どもの登場人物の性交等を
「不当に賛美・誇張するよう描写した漫画」を
規制するんだと。
『性交を不当に賛美』?
しかしまあこんな人には言われたくない。
1956年の映画『太陽の季節』
同名の原作小説をを書いたのが、石原慎太郎。
ナンパした女の子を孕ませたあげく
5000円で兄に売り飛ばし
その娘が死んでしまうと、葬儀の時に
焼香の鉢を遺影に投げつけ、素っ裸になって
勃起したちんちんを障子に突き立てる、
という鬼畜の内容。
大分省略しているが、おおよそは間違ってない。
慎太郎は、これで芥川賞を獲り、
弟の裕次郎主演の、この映画にも出演している。
とある障子屋が『慎太郎も破れぬ障子紙』
というのを売り出した、というくらい、有名になった。
その程度の小説である。
だから、こんな人に言われたくない。
『東京都条例違反で検挙するっ。』
『な、なんですか…うちは、健全な街の
本屋さんですよ。』
『ふんっ、おたくがボーイズ・ラブ漫画を
店頭販売していることは、近所の中学生にも
もう有名なんだっ。』
『いいじゃないですかっ。あの条例で
取り締まるのは2ちゃんねらーとか、
そんな連中でしょう。
男を取り締まりなさいよ、不潔なのは男よっ。』
『じゃあ、この『藤壺の秘密』っていうのは
なんだっ?
源氏物語で光源氏が子どもの頃に強姦された、
あああ、あんなことや…』
『ふんっ…』
『あああ、13のガキが、こんなことや、
そんなことや…
あんなこといいな、できたらいいな…』
以前批判を浴びた、『非存在青少年』とかいう
ややこしい論理の袋小路を突破することを
あきらめて今回は、未成年への暴行とか
近親相姦とか、そんなあからさまな犯罪描写
だけを規制するのだという。
めんどくせーなー。
大上段に構えて『表現の自由』うんぬんを
胸を張っていえるような漫画なんて
ろくにないことはわかってる。しかしね、
もういいじゃん、と思う。
禁酒法は、アル中の根絶に役立たず、
スピーク・イージィーとマフィアを
はびこらせただけだった。
ロリコンが犯罪者になる、というなんていう
基本的には嘘っぱちである。
漫画ひとつで犯罪に走る奴なんかいるか。
そんなおつむの弱い奴を、しかるべく
排除できるのが、健康な社会だろう。
少なくとも『障子ちんぽ慎太郎』に
言われたくはない。
(註)上記文中の『慎太郎』は、
『太陽の季節』の作者ならびに登場人物とは関係ありません。
『慎太郎』は、もう勃たないだろうけどさ。
(註)上記文中の『慎太郎』は、『太陽の季節』の作者のことです。
では、『今日の慎太郎。』
中岡慎太郎
坂本竜馬とともに
斬られて死んだ30歳。
まだまだ勃ったのに…
森本慎太郎
ジャニーズJr,の12歳
もう勃つよな。
あの『慎太郎』の写真を載せないのは
意地もあるけど、馬鹿らしいから。
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神戸の『うろこの家』にサンタが登場、
というニュース。
発泡スチロール製で
『体長』は90cmから2m。
うろこの家にとりついているのだという。
大風で吹き飛ばされちゃえ、と思う。
よごれっちまった哀しみに
ゆやーん、ゆよーん、ゆやゆよーん、だ。
だって行かないもんねえ。
うろこの家って遠いのよ。
すごい山の上だし。歩いてしか登れないし。
あんな所、余程てんぱったカップルじゃ
なければ行くもんか。
しかし、今年で5年目なんだと。
知らなかったよ。
5年前から、ふしあわせだったからな。
神戸に限らず異人館というと
横浜でも長崎でもみんな山の上だ。
馬鹿と外人は高いところが好きなんだろうが、
特にこの『うろこの家』はひどい。
人力車も登れないような所だ。
主人は、それでも階段の下までは人力車で来た
んだろうが使用人がかわいそうだ。
『ヘーイ。ゲンさん。
トュナイトはパーティーするね。
居留地のフレンド40人呼ぶね。』
『…へい。』
『ジャパンの冬を楽しむには
ボイルド バス ラディッシュがいいね。』
『風呂ふき大根ですか?
40人分の大根を運べ、と仰るんで。』
こういう育ち方をする人が夜中の西麻布で
殴られるんだと思う。
もちろん、殴ったKONISHIKIみたいなのも
誉められない。
10日夜に捕まったらしいが、
なんで今まで逃げていたんだろう。
この二人を一緒に隔離して、
一ヶ月くらい放っといたらどうだろう。
案外いい友達になるかもしれないが、
そういったことも含めて、テレビでも新聞でも
一切無視してやればいい。
毎日毎日、うるさい。
では『今日の一枚。』
子供は正直。
おすまし顔の姉と
号泣する妹が可笑しい。
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『紙イタチ』=紙を扱っているときに、
刃物で切ったような鋭い切り傷がいつのまにか
できる現象。
中坊が作った造語なのだという。
この馬鹿台詞をこのコラムは絶賛している。
別に褒めそやすような言葉ではないと思う。
頭で拵えたような気がして気に入らない。
さらに、
『ロールキャベツ系』=見た目は草食系で、中身は肉食系
となると、
『頭わりーなー』と思う。
野菜だと思ってロールキャベツを食う奴なんかいるか。
新聞社が誉める言葉がろくなもんじゃない、と
いうことは『イクメン』で思い知ったけどね。
さらに、
『鳩る』なんて言葉を上げて
『若い人の感性を見事に刺激』
なんて馬鹿なことを言っている。
これの元は
『アベする』という言葉。
朝日新聞が捏造した物で
日本中から顰蹙を買った有名な嘘だ、
ということを、読売の担当者も、
投稿した学生も百も承知の筈なのだ。
それを
『若い人の感性を見事に刺激したのだから』
と、来たよ。
新聞の一面コラムといえば、もうちょっと
『日本語の達人』が書いていると思いたかったよ。
読者を馬鹿にするのもいい加減にしろ。
それなら、
『よみうる』『足利る』=捜査本部の発表を
批判無く載せる。 という言葉は誉めて貰える
んだろうか。
1991年12月01日付『読売新聞東京版一面』
栃木県足利市の渡良瀬川河原で昨年5月、同市内のパチンコ店員松田俊二さんの長女真実ちゃん(当時4歳)が他殺体で見つかった事件を調べている足利署の捜査本部は、30日までに、容疑者として同市内の元運転手(45)を割り出した。一両日中にもこの男性に任意同行を求め、殺人、死体遺棄の疑いで事情を聴取、容疑が固まり次第逮捕する。真実ちゃんの衣類に付着していた男の体液のDNA(デオキシリボ核酸)と元運転手のものが一致したことが決め手となった。同市とその周辺では、昭和54年から62年にかけ幼女3人が他殺体で見つかる事件が起きており、捜査本部は関連に強い関心を抱いている。
◆周辺に類似殺人3件
真実ちゃんは昨年5月12日午後6時半過ぎ、父親に連れられ遊びにきていた同市伊勢南町のパチンコ店「ロッキー」で行方不明となり、翌13日午前、パチンコ店から南へ約500メートル離れた渡良瀬川左岸のアシ原で死体で見つかった。死因はケイ部圧迫による窒息死で、絞殺されたと見られる。
現場付近は当時、車や人通りが多かったにもかかわらず、有力な目撃情報はなく、捜査は長期化した。捜査本部は、市内全域でローラー作戦を展開するなどして不審者や変質者の洗い出しを続け、昨年秋ごろこの男性が浮上、周辺捜査を進めていた。
捜査本部は、現場近くで見つかった真実ちゃんの衣類に付いていた体液と、内偵中に入手した元運転手の毛髪を警察庁科学警察研究所に送り、血液鑑定とDNA鑑定をした結果、「ほぼ同一人物の遺伝子。他人である確率は1000人に1人」との結果を得た。血液型も一致した。
さらに、捜査本部は、これまでの調べで、男性が〈1〉少女を扱ったビデオソフトや雑誌を愛好している〈2〉真実ちゃんが失跡したパチンコ店に度々きていたが、事件後、姿を見せなくなったなどをつかんでいる。
足利市と、県境を隔てた群馬県尾島町では、ほかにも3件の未解決幼女殺人事件が起きている。
リンク:足利事件
(事件の経緯や当時のマスコミ報道などが詳細に載っています。)
読者の方は、何故私が読売にだけ厳しいのか、
不審に思われる方がいるかもしれないが
我が家は読売を定期購読している。
購読料分くらいの文句は言わせて貰う。
なにしろ『半年ただにするから入ってよ。』
という販売員の言うことに従ったおかげで
あと3年は契約が解除できないのである。
ごめんなさい『購読料以上』に文句を言って
ますね。
もう、うん十年も独立して暮らしていれば、
一般紙は一通り購買したことがある。
他の新聞より内容は充実しているから
読売を購読することに不満はないが
言葉の使い方が
いい加減なのだけは許せない。
『鳩る』が『若い人の感性を見事に表現』
あったまわりー。
『あの鳩にも功績が』という皮肉なんですよ。
といいたいのかもしれないが、
それでも間違っている。
もうお前、日本語使うな。
では『今日の読売』
ロリコン趣味の45歳。
クリックで大きくなるのでさんざんに評価して
やって下さい。
平成3年12月3日の読売新聞です。
よくよく見るとわかるけど、全編捜査本部の
言いなり。
『報道』の機能がどこにもない。
『無能』を文字にしたら、こうなる。
天下御免のうそつきだな。
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キム・ジョンウンが、
北朝鮮の国家目標についてこう語ったのだという。
『三年以内に、国民みんなが
肉のスープを食えるようにする。』
な、なんて、情けない
『国家目標』なんだろう。
『3年以内に
国民経済を1960~70年代のレベルに
回復させ』る、のだという。
朝鮮戦争の休戦は1953年だぞ。
あんたたちの時計は
いつから止まってるんだ?
しかしまあ、自分たちの経済レベルが
1960年以前であり、
国民は白米も食えず、肉のスープも飲めない
ということを認めたわけだ。
そこは、ちょっと進歩したのかもしれない。
対外的なアナウンスではなくて、
党内の会合での発言らしいのだが、
なんでそんな物が国外に漏れているんだろう。
意図的な流出なんだろうなあ。
哀れを誘って、援助をもらおうと
いうことだろうか。
『ねえ、おぢさん、あそんでよ。』
『やだ。』
『オキャクサン、人参もあるわよ。
ゴックン・ボッキン・ドッカーンよ。』
『やだ。』
『ちょっ。うちの近所に火をつけるわよっ。』
『北京の旦那に援助して貰えよ。』
『はんっ。最近あの人ったら冷たくってさあ。
たのむよう、うちは貧しいんだよう。
子供たちはスープも飲めないし、お父さんは
病気だし、ハゲだし、シークレットブーツだしっ。』
『そうやって火遊びやってるから
貧しいんだろうっ。』
では『今日のプリンス。』
あんたは太りすぎだ。
キム・ジョンウンで画像検索したら
山のようにこの人が出てきた。
韓国の女優だそうです。
たかが入団発表なのに
札幌ドームに8000人が
集まって見に来た『サイトウユウキ』
『サイトウユキさんです』って言って
この人が出てきたらどうなっただろう。
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『このたび、世の中の、方々を、お騒がせしてしまい、
心より、深く、お詫び、申し、上げます。』
『会見をキャンセルして飲みに行ったことについてはっ。』
『社会人として、節度を、欠いた行動と、承知して、おります。』
『予定されている公演はいかがされるお積もりですかっ。』
『無期限に、出演を、延期、いたします。』
『謹慎の間はいかがされるおつもりですかっ。』
『アフガニスタンに、行って、参りたいと、思います』
音声だけ聞いてると
この人の顔が浮かんできた。
7日夜に行われたエビゾー記者会見。
馬鹿丁寧な言葉遣いで、文節を区切る喋り方が
戦場カメラマンの人のようだった。
さすがに役者、けれん味たっぷりだと思いましたよ。
直後に流れたニュースでは、
全てのTV局がこの話題を流していたのは
逆に笑えた。
8日の読売新聞も一面で扱う騒ぎである。
神妙に頭を下げている姿は、
おそらく本心ではないのだろうが、
なんかもう、飽きて来ちゃった。
『謹慎の間、奥様がテレビに出演するという
ことについてはどうお考えですかっ?』
『彼女も、テレビへの、出演は、させません
嫁は、家からは、出しません。』
『奥様は現在、レギュラー番組も
持っておられますがっ。』
『市川宗家の、嫁で、ございます。
おはこに、入れておきたいと、
思います』
では『今日の十八番。』
中華料理は十八番。
洒落のつもりかもしれないけど、
ラーメン屋が箱に入っちゃだめだと思う
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12月8日は真珠湾攻撃の日。
山本五十六率いる連合艦隊が
アメリカの太平洋艦隊の根拠地、ハワイの真珠湾を奇襲。
アメリカの太平洋艦隊の主力戦艦8隻のうち
4隻を撃沈、4隻を撃破。
さらに基地の航空隊350機も破壊。
大勝利だったわけで、泥沼の日中戦争に飽いていた
日本中を興奮させた。
昭和23年に自殺しちゃう、陰陰滅滅な太宰治も日記で
『まっくらな私の部屋に光の差し込むように強く鮮やかに感じた。』
と書いたくらいであった。
映画『トラ、トラ、トラ!』の予告編。
『トラ、トラ、トラ』だからかっこいいけど
『オラ、オラ、オラ』とか『そりゃ、そりゃ、そりゃ』だったら
こんなに人気は出なかったと思う。
『真珠湾』以降の日本軍も圧勝する。
西太平洋からアメリカ軍を追い出し、
シンガポールを占領し、
さらに、セイロン島を空襲してイギリス海軍を
ケニアまで追いはらった。
しかし、山本以下の日本海軍がどこまで
『勝利のシナリオ』を描いていたのか、よくわからないのだ。
山本に関して有名な挿話がある。
開戦の直前、万が一開戦、となった際の見込みについて
近衛文麿に訊かれた時のもので
『それは是非やれと言われれば
はじめの半年や一年の間は
ずいぶんと暴れてごらんに入れる。
しかしながら(その先は)まったく自信が持てぬ。』
戦争の行方を正確に予言した、とともに
山本は、陸軍の無謀な開戦論に反対していた、というのだ。
後世の、彼の評価を高くしている台詞なのだが
そんなに偉いか?
結局この人も、
『戦争の終わり方』について発言はしなかったのだ。
『聯合艦隊司令長官』という『現場の長』として
そう言うしかなかったのかもしれない。
『半年は持たせるから、後は政府でなんとかしてくれ』
というメッセージでもあったんだろう。
でも、
『戦争の始末』について総理大臣が相談しているのに
あんまり冷たい、とも思う。
そもそも、真珠湾攻撃での
『空母による、敵艦隊根拠地への攻撃』というのは
山本の独創ではない。
前例がある。
実際に実行された作戦で『タラント攻撃』という。
1940年にイギリスが行ったイタリア海軍への奇襲攻撃。
イタリアの戦艦3隻を撃破する、という戦果を上げた。
第2次大戦でのイタリア軍というのは、陸海空3軍そろって
びっくりするくらい弱かった。
昭和40年代初めに、ドイツを旅行した日本人が
タクシーの運転手に『お前は中国人か?』と訊かれて
憤然として、『おれは日本人だ』と答えると
『おー、日本は大好きだ。
今度は、イタリア抜きでやろうぜ。』
といわれた、という話がある。
イタリア海軍の活動は、大戦中、終始不活発に終わるのだが
装備に関しては一流で、規模も英米日に次いで
世界第4位であった。
アフリカやスエズ運河の鼻先に
そんな大艦隊があってはたまらないので
イタリア海軍の根拠地にイギリスは攻撃隊を送る。
それが『タラント攻撃』。
しかし、戦果の割には攻撃隊の規模はささやかで
空母一隻、攻撃機はたったの30機だった。
しかもその雷撃機は『フェアリー・ソードフィッシュ』という
木製帆布張りの複葉機、という時代物。
イギリス軍は、レーダーなんかでは日独はおろか
アメリカをもしのぐ技術力を持っていたのだが
変なところで保守的で、この『おばあちゃん』が大好きだった。
『タラント』の前も後も、イタリア海軍はろくな活動をしなかったので
あんまり教科書に出てくるような戦いではないが
おおいに注目して、研究させたのが山本だった。
それで立案したのが真珠湾攻撃。
この人らしい、といえるのは『タラント』より
うんと規模を大きくしようぜ、と考えて実行したこと。
直線距離で6000kmも離れているハワイに
ほぼ、日本海軍の全力、空母6隻に攻撃機350機という
『タラント』の10倍の規模で行われた、この攻撃は
確かに男らしい。
子供っぽいとも言える。
しかしまあ、ハワイとその後の勝利を考えたら
あれだけ勝っていれば
もうちょっと『落としどころ』があったんじゃないか、と思う。
『シンガポール陥落』のあたりで講和を探っていた、
という話もあるが、
少なくとも正式な外交ルートには乗っていない。
でも、『負けた戦争』について、
結果を知った上であれこれ言うのは卑怯ではある。
それなら、勝った戦争はどうだ?
NHKで『坂の上の雲』をやっている。
日露戦争は、朝鮮半島の支配権をめぐって
日本とロシアが戦ったもの。
日本人は『日本が勝った。』と思っているが
ロシア人は、そうは思っていない。
実際、陸戦では日本軍は満州でも旅順でも大苦戦した。
海でも苦戦した。
今はドラマで、ペテルスブルグでダンスを踊っている真之の親友
広瀬武夫は、旅順閉塞作戦で、もうすぐ死ぬはずである。
しかし結果的に、1905年の春になってようやく苦戦がみのる。
陸では奉天で勝ち、海では日本海海戦で勝ち
さらに、ロシア国内で血の日曜日事件をはじめ
第一革命が起こった。
だから、ロシアはやっと講和のテーブルに着いたのだが
これは、はじめから予定されていたことだろうか?
NHKのドラマは、題名そのままに司馬遼太郎の小説を
下敷きにしている。
奉天でも日本海でも、
当事者は『勝つ』とは思っていたらしいが
あそこまで大勝利するとは思っていなくて、
しかもほぼ時期を重ねて、決定的な勝利を得るとは
どんな下手くそなシナリオライターも
予想ができなかったはずだ。
すべての要素が、当事者もびっくりするくらい、
うまいこと重なったから、日本は勝てた。
『日本は勝利のシナリオを周到に準備していた。』
というのはまるっきりの嘘ではないと思うが
あんまり、それを強調すると、
戦死者を馬鹿にしているのか?という話になる。
また、小説ではほぼ一巻をさいて、
日本がヨーロッパに送った諜報工作員
明石元二郎の活躍を書いている。
『ロシア革命は明石が起こした』と言わんばかりの勢いだ。
さすがにそれは言い過ぎで、
『血の日曜日事件』に、明石は関与していないし、
明石がいなくてもロシア革命は起きただろう。
日本は、『終戦の周旋』をアメリカに頼んでいたが
それにしたって、あんなにうまくいったのは
偶然、とまではいわないが
多分にアメリカの読みが甘かったところにある。
周旋をしたのは『テディ・ベア』のルーズベルト。
甥っ子のフランクリン・ルーズベルトも大統領で
甥っ子の方は、
真珠湾奇襲で対日参戦ができることにガッツポーズし
半年後にはマンハッタン計画を発動する。
どうして親戚で、こんなに根性が違うのか、と思うのだが
テディの方のルーズベルトも、べつにお人好しではなく
ロシアの南下を許すくらいなら
朝鮮をくれてやっても
日本の方がましだ、と思っていたに過ぎない。
しかし、日露戦争後の日本は
満州に独占的な地位を築く。
アメリカは慌てて『機会均等』という、
要は『おれにも一枚噛ませろ』という主張をするのだが
折り合わず、
結局この対立が真珠湾攻撃につながっていく。
テディは日本を舐めていたのだなあ、と思う。
日本が大嫌いだった、甥っ子の方であれば
もうちょっと、日露戦争を続けさせて、
日本の体力を削ぎ、革命をあおって
ロシアの体力も削ぎ、
そのうえで、『力の真空地帯』になる満州に進出する
という悪魔のシナリオも、あり得たのだ。
実際、
身分不相応な満鉄の経営は講和直後に行き詰まり
アメリカの富豪ハリマンに買収される寸前までいった。
勝ったはずの日露戦争にしたって
勝利のシナリオなんて、あやふやだったということである。
そして、結果から理屈をつけて
あれこれ偉そうなことを言うのは卑怯だな、と
自身を振り返って思うわけであります。
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この日記は、niftyさんのココログという
無料のブログサービスを使わせて貰っている。
無料だから、広告が出る。
無料だから、文句を言う筋合いはないのだが
きのう『BL小説の決定版はここから』
みたいな広告が出ていた。
なんのキーワードに反応したんだろう?
BLというと、建材の品質とか安全性などを評価する
『ベターリビング』しか思いつかない。
基準を満たすと貰える『BLマーク』
しかし、この鼻くそブログに
まさか、そんな広告は出ないないだろう、と思って検索したら
BLとは、『ボーイズ・ラブ』のことなのでした。
ホモって言えよ。
給食に『ホモ牛乳』が出ると
どきどきしたよね。
では『BL小説』の決定版をどうぞ。
『祐二。もうすぐ卒業だな。』
『ああ、三郎は、この街で就職するんだよな。』
『祐二は東京か…』
『なあに、夏休みには帰ってくるさ。』
『祐二、思い切って言うけど、
おれっ、お前のことが、ずっと前から…』
『お、おい。抱きつくなよっ。』
『どおしてだよっ。』
『おれ、お前には黙ってたけど、3組の純子と…』
『え゛?』
『だって、俺たち、男同士じゃないか…』
『言うなっ。』
『お、おいっ。三郎っ。なにする気だっ。』
『おれの愛が受け入れられないなら、
この窓から飛び降りて死んでやるっ。』
『やめろっ。』
『く、くそっ。面格子がはずれないっ。』
『その面格子は、BLマークの認定品だ。
面外取付強度は、1000ニュートン。
大人が押しても壊れない強さでできているんだ。
しかも格子の間隔は110ミリ以下。
赤ん坊の頭が通らない寸法になっていて、
とっても安全なんだっ。』
『…お前なんか大嫌いだっ。』
では『今日のホモ。』
ホモ尾田ホモ夫
『ホモ』っていうと、この人を想像しちゃうのは、
健康なのか、馬鹿なのか。
真面目な記事を三日続けない、というのがこの日記のポリシー。
ごめんなさい。
『三日も続かない。』でした。
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トヨタがインドで90万円の新車を販売。
ホンダも来春に同様の価格で勝負、という
ニュース。
『しかし、90万っていうのは高すぎるんじゃ
ないか?』
『しかしですね、今でもアンバサダーなんて
時代遅れの車を作ってる あの国と我が国を
一緒にしないで下さい。』
アンバサダー
基本設計は1946年のモーリス。
『インドのTATA Nanoなんてのは
30万円だろう。』
『でも、日本車の品質と信頼性があります。
それにクーラーもよく効きます。』
『しかし、値段が3倍ってのはなあ。』
『いいですか?
日本の自動車の歴史は「大型化・高級化の
歴史」なんですよ』
『うん?…』
『戦後日本の最初の汎用車は「オート三輪」
でした。』
『あの、「うんこの車」だな。』
『別にバキュームカーとして作ったわけじゃ
ありません。
最初は、バイクの延長として軽便な車だから
税金とか安くしてあげよう、ってことで
大いに売れたんです。』
『「3丁目の夕日」とかに出てくる奴だな。』
『「オート三輪」の最期を知っていますか?』
『4輪トラックに取って代わられたんだろ?』
『それも、もちろんありますけど、
オート三輪自体がどんどんあさっての方向に
進化して巨大化していったからです。』
『…ほう。』
『愛知工業の「ヂャイアント」は最終的には
水冷4気筒1500cc65馬力、という
普通乗用車よりはるかに大きなエンジンを
積むようになります。』
『ヂャイアント』
チに濁点なのがかわいい。
『結局「それは軽便な車じゃないだろう」って
いうことで運輸省と通産省に怒られて
オート三輪は消えていきます。』
『…むー。』
『軽自動車も同じです。』
『そうか?』
『日本にしかないカテゴリーらしいんですけど、
とにかく軽便なので
税金や車庫証明の手間を減らしてやろうって
ことで昭和30年代から40年代にかけて
大ヒットしました。』
『どこかで聞いたような話だな…』
『しかし、これが昭和40年代に入ると
スポーツカーなんかを作るようになりました。』
『うん。キャロルとか、かっこよかったよなー。』
『ちっちゃいスポーツカーってのも
格好いいんですけどこれが馬鹿馬鹿しい
馬力競争を始めます。
最終的には360ccで40馬力とか、排気量あたり
ではちょっとしたレースカー並みの出力に
なります。』
『…ほう。』
『で、「それは軽便じゃないだろう」と
運輸省と通産省に怒られて、一度消えます。』
『…どこかで聞いたような話だな…』
『でも、軽自動車は昭和54年に復活します』
『スズキ アルトだな。』
『50万円で買えて、しかも後部座席を
ちょっと犠牲にして黄色いナンバーをつけて
「商用車」にしたアルトは安い税金をさらに
安くしたおかげで大ヒットしました。』
『景山民夫がギャラの50万を持って
スズキの販売店に行って、
「そこの赤いの頂戴。乗って帰るから」って
言った車だな。』
『即金で買っても、ナンバーの登録があるから
その日には乗って帰れないですけどね。』
『でも、いまでも軽自動車は売れてるじゃないか。』
『アルト以後、日本の軽自動車は
また猛烈な馬力競争を始めたんです。
550ccしかないエンジンにターボ付けたり
DOHCにしたり。』
『その頃の「ミラ・ターボ」に乗ったことが
あるわ。ターボがかかった時の加速は、
ちょっと怖いくらいだったな。』
『で、結局「それは軽便じゃないだろう」と
運輸省と通産省に怒られて、自主規制して…』
『進歩がないねえ…』
『そうやって「アンモナイトの終焉」みたいな
ことを繰り返してきたんですよ。』
巻き方が滅茶苦茶になってきた
末期のアンモナイト
『普通乗用車だって一緒ですよ。
日本最初の「マイカー」は昭和41年の
日産サニーですけど発売前にサニーが1000cc
だっていう情報をつかんだトヨタは、
エンジンをボアアップして1100ccにして、
カローラに積みました。』
『うーん…』
『それが売れたんですよ。
「プラス100ccのゆとり」
「となりの車が小さく見えまーす」
なんていうコピーでね』
『いま見ると、嫌味な台詞だねえ。』
『しかも、カローラもサニーも
「デラックス」から売れたんですよ。』
『…なんで?』
『テールゲートにランクを示すエンブレムが
つくわけです。
これがST(スタンダード)じゃ格好悪い、と
ぜひDXというエンブレムにしないと、
信号待ちの時に恥ずかしいと。』
『…ほんとかよ。』
『ほんとです。その証拠に当時の車で
スタンダードとデラックスの差なんて無かった
んです。
エンジンもサスペンションも同じ、違うのは
内装くらい。それが何万円も違ったんです。
公務員の初任給が10万円とかの時代ですよ』
『…うーん。』
『そうじゃなくても、
日本車には厳然としたヒエラルキーが
ありました。』
『…そう?』
『トヨタでいえば、
下からスターレットで、学生や女の子は
これでいいよね。次はカローラで、新入社員。
中堅クラスになるとコロナで
マークⅡくらいまで来ると、俺も出世したなあと。
そして頂点はクラウン。
コピーは「いつかは、クラウン」
だったんです』
『いまから思うと
びっくりするくらい
嫌味なコピーだねえ。』
『でも、それが訴求力を持ったんですよ。』
『…で、それが、インド向けの車に
なんの関係がある?』
『だから、いずれ自動車は高級化するってこと
ですよ。』
『わしはそうは思わんなあ。』
『え゛?』
『金があれば、少々高級な物を買いたい、と
いうのは、インド人も日本人も一緒だろうさ。
だけどそれは3倍の価格差の車でやることじゃ
ないぜ。』
『そうですかねえ?』
『TATA Nanoが売れるんなら、
高級化はその価格帯で行われるってことだよ』
『でも…』
『だから、価格を半分にしろ。』
『はあ?日本車の品質を保ってこの値段って
のはギリギリですよ?』
『そのかわり、寿命を半分にする。』
『はい?』
『今、鉄道の車両では、
価格半分、重量半分、でも寿命も半分ってのが
主流なんだ。』
『このECOのご時世に?…』
『そのかわりリサイクル率は95%以上だ。
同じことが自動車でできないか?』
『「寿命半分」を売りにする以上、
中古車は存在しないことになりますよね。
下取りができないとなると、価格半分ってのは
ちょっと。』
『……』
『それに車の寿命って一体なんです?
定期的に更新する電車と違って、
大事に使えば、車なんて何十年と持つんです。
世界中の旧車マニアを敵に回す気ですか?』
『……』
『それに、こう言っちゃなんですけど、
インド人一般の環境問題に対する意識は
日本人よりずっと低いですよ。
「リサイクル」がセールスポイントになるとは
とても。』
『…いいたいことはそれだけか?
今日はまたいつも以上によく喋るじゃないか』
『はい?』
『40万の車をリサイクルしたって儲けなんか
出ないさ。
そもそもその値段じゃ、商売にならん。
リサイクルなんかもどうだっていい。
狙いはそんなところにはないんだ。』
『……?』
『2年以内に、より値段の高い車に買い換えて
くれたら、5万円で下取りをするんだ。』
『40万の車を5万で下取り?』
『もちろん「中古車」にならないんだから
実際は「値引き」だ。
でも そうやって、うちのブランドに囲い込んで
さらに、新車の需要を掘り起こして
より高い車を買わせれば、いいんだよ』
『…』
『インド人は10億人だ。
一台の単価を5万円上げられたら、
それで大儲けだぜ。』
『…』
『日本車が優秀で、日本車としては精一杯
値下げしたってインド車の3倍の値段じゃ、
大して売れないさ。
それよりも、安く売って回転を上げるんだ。』
『…』
『たしかに日本の自動車の歴史は高級化の歴史だ。
だけどそれはインドの人だって同じだよ。』
『…』
『だから、そのクオリティの匂いは
かがせてやる。
そのかわり2年で買い換えましょう、
次はもっといい車がありますよ、
お客様には、もうこのクラスの車は
お似合いになりませんよ、と。』
『…悪魔の商法ですね。』
『ふんっ。日本車の歴史がそういうことなら
日本メーカーは50年前から同じことしてた
わけだろう。
インドでも、同じことをするだけさ。』
『……悪魔……』
では『今日の二台。』
1950年代、アメリカ車は共通の車台に
いろんなデザインのボディをかぶせることで
数年おきに『新車』を発表していた。
成功作も多いが、失敗作もあった。
夭折したヘンリー・フォードの息子、
エドセルの名前を冠して大々的に発売された
『フォード・エドセル』は有名な大失敗。
これは1957年製のブルドーザー仕様、
なわけはなくて改造車。
この車が売れなかったのは、フロントグリルが
『ま○こ』みたい、だったから。(ほんと)
ついでにこれも買っとくか?
そのくらい気楽に買えますよ、ってことらしい。
かっこいい広告なんだけど、なんていう車か
わかりません。
どなたか教えて下さい。
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東北新幹線、新青森まで開業。
東京-新青森間を3時間20分で結ぶ。
おどろくなかれ、その表定速度は200km/hを
越える。
さらに来年3月に『はやぶさ』が登場すると、
所要時間は3時間になるんだと。
はやいなー。
しかし、個人的には青森に行く予定は
当面ないので乗ることもなさそうだ。
残念である。
新青森開業に合わせて、並行する東北本線の
一部は3セクの『青い森鉄道』になる。
JR時代に比べて、料金は4割増し
県からも多額の補助金が投入される。
それなら、新幹線なんて要らないのか?と
いうと難しい。
いつも勢いに任せて罵詈雑言を書き連ねる
この日記が今日に限って、抑制された書き方
(当社比)をしているのは、どうしてもこの
話題に関しては歯切れが悪くなるからです。
東海道新幹線は東海道線の線路増設だった、
ということを知ったのは『時刻表2万㎞』と
いう本。
宮脇先生が『真底驚いた』ということを
私が知っているはずはなく、
やっぱり真底驚いたのだが
新幹線開通前の東海道線の輸送量は
すでに線路容量の限界に来ていた。
標準軌の新幹線じゃなくてもいいから線路を
増やそうぜ、という意見は国中でほぼ一致して
いたのだが、金がかかるから
狭軌の在来線の複々線化でいいんじゃね?と
いう意見が、大蔵省あたりのケチどもを中心に
結構有力だった。
目先の損得で物事を決めなくてよかったなあ、と
つくづく思うのだが、
あの時代にれんほーがいたら、
新幹線の建設なんて
許してくれなかっただろう。
結果として東海道新幹線は商業的に
大成功を収め、TGVをはじめ世界中に高速鉄道
ができるきっかけになった。
乗客はどんどん増え、それに対応するべく
編成はどんどん長くなり、ついには2階建て
MAXなんていう
キワモノまで出てくる有様になった。
一番の解決法は、列車の増発なのだが、
全列車が東京駅で折り返す新幹線ではホームが
足りず、本来東北新幹線用に作られたホームを
使い、さらに神業のような清掃テクで
折り返し時間を縮めるのだが、まだ足りず
ついに品川に新駅をつくった。
千葉県の人間としては不便だし、
いまいましくて腹が立つ。
しかし、在来線の容量が一杯、というのは
東海道・山陽新幹線と、仙台以南の東北新幹線
だけだった。
新幹線の開通と貨物の衰退で、今では山陽本線
あたりでも在来線のダイヤというのは、
田舎に行くと結構素寒貧としてる。
だから、北陸新幹線や今回開通した東北新幹線
では在来線と共存させるだけの輸送量がない。
すくなくともJRは『維持できない』といって
いるわけだ。
それでもいずれ青函トンネルを通って北海道に
伸びる東北新幹線はしあわせな路線ではある。
東北本線にしても、料金が上がったところで、
列車を走らせてくれるんならまだましだ。
長野新幹線に並行する信越本線の
横川-軽井沢などは廃止されてしまった。
(バスが代替)
『隣町に行くのに、新幹線に乗る』
という本末転倒なことが起こっている。
3日に稚内を出発した『日本縦断ツアー』の
ご一行は開業初日に乗っていたはずだ。
しかし全体で見ると開業初日にもかかわらず
あんまり乗客はいなかったらしい。
それでいいのか?
東北新幹線は、昭和57年に大宮-盛岡間で
開業する。
その距離はほぼ東海道新幹線に匹敵するのだが
建設費は8倍以上だ。
さらに、大宮-上野間は反対派が多く
土地の買収が大変で
30kmの建設費が、その500kmに匹敵した。
さらに、上野-東京間はさらにひどく
3kmの建設費が、やっぱり500kmに匹敵した。
土地も高いし、環境対策も大変だったからだ。
労使問題と累積赤字で、へろへろになっていた
国鉄の屋台骨にととめを刺したのが、
東北新幹線だった。
同様の事情は『成田新幹線』にもあった。
すぐそばを通れば、騒音だ震動だという癖に
路線が自治体をちょっとでもかすめたら、
『おらが街にも新幹線の駅を』と騒ぎ立てる。
公害はよろしくないが、全線たったの60kmの
新幹線が実現できなかった背景にはこの
『途中駅問題』をはじめとする
『高すぎる建設費の問題』があった。
所要時間20分の鉄道に、途中駅なんか要るか。
文句があるなら引き受ける。
貴様らは郷土の恥だ。
『成田新幹線』は二転三転したあげく、
結局スカイライナーに収束。
『えー?日暮里かよー。』
という罵声を浴び続けて今日にいたる。
うんうん住所に『千葉県』なんて書くのは
悔しいよなあ。
君らは、マリナーゼだもの。
『その街はどこまでか』ということだ。
馬鹿野郎。
とまあ、結局は怒りにまかせて書いてしまって
いて、しかも当初の話からずれている。
我ながら、鶏のような脳みそだ。
そして東北新幹線全通はめでたいと思いつつも
それが本当に必要なのか、
私にもよくわからないのである。
従って、今日の日記に結論はない。
いつもいつもオチがあると思ったら大間違いだ。
いつも無いだろう、とか言うな。
泣いちゃうから。
では『今日のはやぶさ。』
東北本線の看板列車『あけぼの』
『はつかり』『はくちょう』とともに
朝6時に3本そろって発車していました。
昭和30年代の『はやぶさ』
早朝の青森駅から出ていたのに
来年投入される『はやぶさ』
猫耳エアブレーキ。
けど、これはとりあえず実現しないらしいです。
※『猫耳』の表現は六郎さんのコメントから
お借りしました。 ありがとうございます。
エアブレーキらしいですね。
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女子中学生に『コーヒー浣腸』をしていた
偽医者が逮捕、というニュース。
『コーヒー浣腸』というのはなんの冗談か、
と思って検索したらWikiのページが出てきた。
ただし、リンクしたWikiのページは一人の人が投稿したらしく
宣伝臭が強いので、いつも以上に信用できない。
でも『自宅でできるコーヒー浣腸』
という台詞にはぐっと来てしまった。
『香っ、なにやってるんだっ。』
『おとおさんっ。』
『そんなお前チューブとか…』
『いやっ。娘のトイレを覗くなんてサイテー。』
『でも、お前10分も20分も出てこないし
ブビブバブビブバ、どえらい音がするしっ。』
『いやっ。おとおさんっ。不潔っ。』
『不潔はお前だろう。
そんな、うんこ撒き散らかして…』
健康療法の一種らしいのだが
『14歳の中学1年女子』が金を払って行くだろうか?
医師法違反、とか言うこと以前に、
いろいろ不思議に感じてしまう出来事なのでした。
私は、そういうことに無関心なのだが有名なのか?
『自宅でできる』のだとして、
嫁や娘が家でそんなことをやっているのを見てしまったら
愛を保てる自信がない。
愛のベクトルがあさっての向きに…
『いやっ、おとおさん、なにをするのっ?』
『へへへ、ブラジルとかキリマンジャロとかコーヒーの品種は
たいてい試したからな…』
『な、なによそれはっ。』
『お茶さ。べにふうき茶っていうのが滅茶苦茶辛いらしいぜ。』
『いやあああ。』
『なあに、健康療法だろう。デトックスさ。』
最近、午前中に更新することが多い。
朝のひとときに『ひょっとこニュース』で
さわやかな半笑いをご提供しようと
思っていたら、この体たらくだ。
すいません、もうちょっとなんとかします。
すいません。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
では『今日の二枚。』
コーヒー浣腸は『はるな愛』さんも御用達だそうです。
全然うらやましくねえ。
浣腸セット。9240円
高いか、安いか?って、高い。
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常用漢字が増えたおかげで、『人名不適切漢字』だったものが
常用漢字になっちゃって、
また『悪魔君騒ぎ』が起きかねないぞ、というニュース。
尻や膝のなにがいけないんだろう。
『ねえ、あんた、この子の名前どうすんの?』
『めんどくせえなあ。』
『そんなこといわないでよ。
あたしだって17で子供なんか作りたくなかったわよ。』
『わかったよ。』
『昔、あたしはアイドルだったのよ。』
『へー、いつの話だよ。』
『子供の頃よ。
「ショッキング・マイン」っていって、ちょっと有名だったのよ』
『わかったよ。不必要に世間を敵に回すのはやめてくれ。
なんて名前がいいんだ?』
『やっぱり「瑠屍覇」ね。』
『なんて訓むんだよう。それ。』
『ルシファーよ。
堕天使だからあたしの子にぴったりよ。』
『…あたまわりー。』
『そうじゃなかったら「怨斬尻」ね。』
『…なんて訓むんだ?』
『アザゼルよっ。』
『…その訓みは無茶じゃないか?』
『いいのよっ。こいつも堕天使よっ。天上から降りて
地上で不貞を働いて子供を作ったのよっ。』
『そいつは、ぴったりだ…』
名前にバリエーションが多いのは
日本のすばらしいところだ。
そのかわり、どんな名前をつけたって
嗤われるのは親と本人だ。
漢字の制限が変わったって
変な名前つける奴はきっといると思う。
覚悟があるんなら、いいと思います。
ちなみに冒頭の『悪魔ちゃん』は無事に育ってれば17歳。
堕天使になってないだろうな。
2022年のサッカーワールドカップの最終プレゼンで
2002年生まれの子役がスピーチをした。
8歳だそうです
日韓大会からまだ8年しか経っていないのに
立候補するのは早すぎる、
という懸念に対してのアンサーなのだという。
『私は2022年に20歳になっています。
世界中に208の笑顔を作るために夢を叶えて下さい』だと。
『2020年のヒガシオーサカ・オリンピック招致への、
日本のプレゼンテーションはこの人に締めくくって貰います。』
『私は、東京オリンピックの年、1964年に生まれたおっさんです。
2020年にはもう56ですよ。
最近老眼がひどくてね。あと10年?
へー。
世界中に友達?別に作りたくねえや。
こんな性格だから日本人の友達もいなくてね。
大体200も参加国が来るかね。
10年後にはひとつふたつ無くなってるんじゃねえのか?
それに私は、子供が嫌いなんだ。
子役だなんだと、ちやほやする風潮が嫌いなんだよ。
子供は、幼稚で礼儀知らずで、エビゾーで、
はきはきと、むやみに明るい声で答えやがって。
建築屋ってのは仕事の依頼が来なきゃ
ただの無職なんだよ。
それをあいつら、
かわいいってだけでテレビに出やがって…
放せっ、俺は大人だぞっ。』
念のため、元ネタです。
では『今日の悪魔くん。』
水木しげるの『悪魔くん』
実写版『悪魔くん』の
メフィスト役の潮健児。
仮面ライダーの『地獄大使』役の
潮健児。なんでもやるな、この人。
子供なんて悪魔だ
右の弟がかわいいぞ
きゃー、
ママのナプキンをっ
ちんちんに巻くなよ。
追記:ワールドカップ、日本落選だそうです。
ざまあ。
念のために言うと、
私は1964年生まれではないですよ。
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米韓合同軍事演習が終了。
北朝鮮に圧力をかけるだけじゃなく
黄海に進出し、中国も思いっきり威嚇。
『ということでですね、
日本も空母を持ちましょう。』
『また、危ないことを…
14000tの「ひゅうが」があるじゃん。
2万トン級の空母の計画もあるぜ。』
『駄目ですよ。あれは「ヘリ空母」でしょう。
固定翼機を運用できなくちゃあ役に立ちません。』
『ややこしいことをいうな。
本気空母なんて作ったら中国や北朝鮮だけじゃなく
ロシアや韓国だって黙っちゃいないぞ。』
『そうですよねえ。
日本の同盟国ってどこにいるんでしょうね。』
『アメリカだって、技術供与を断るかもしれん。
日本だけじゃカタパルトなんて作れないぜ。』
『じゃあ、スキージャンプ空母ですか?
あれはかっこわるいですよ。』
初めて見た時
なんの冗談かと思った。
『あれを最初にプレゼンした人は大笑いされただろうねえ。』
『そうですよねえ、発艦はともかく着艦はフックが外れたら
大事故になるんじゃないですかねえ。』
『とにかく全長250mで30ノット出せる艦で
飛行機を飛ばそうと思ったら
こんな奇抜なこともしなくちゃいかんわけだ。』
『だから、ジョージワシントンが300mだとか
そんな赤城や信濃に毛が生えたような
中途半端な大きさだからいけないんでしょうっ。』
『でもジョージ・ワシントンは10万トンだぜ。』
『ふんっ。カタパルトもスキージャンプも必要ありませんっ。』
『馬鹿いうな。いまの飛行機は零戦よりも
5倍重くて5倍速いんだ。
300mくらいの艦じゃあ発艦や着艦は神業だぞ。』
『飛行甲板を
1500mとかにしたらいいんですっ。』
『…あのさあ、「カンダタメソッド」といい。
君の話のスケール感は間違ってるんだよ。』
『でもですね、そのくらいの滑走路があれば
どんな下手くそでも離発着できます。』
『無茶を言うな。
平和日本は攻撃型空母みたいな『戦略兵器』は持たない、と
別に法律で定められているわけじゃないけど
そういうことになってるんだ。』
『でも、アメリカの原子力空母一隻で北朝鮮も中国も
震え上がったんですよ。
日清戦争で定遠、鎮遠を退けてから
黄海も東シナ海も帝国海軍の艨艟が鎮めていたのに…』
『社会党崩れや民社党崩れでできあがってる
民主党に、そんな物騒な決断ができると思うか?
結局今回の国会だって「小沢召致」を含めて
なんにも決められなかっただろうっ。』
『でも、あれは野党も悪いですよ。問責合戦ばっかりやって、
もっと大事なことがあるだろう、と』
『…うーん』
『そもそも、「攻撃型空母」じゃなければいいんですよね?』
『攻撃型もなにも、飛行機積んだらみんな「空母」だろう。』
『違います。
ジョージワシントンみたいに30ノットで走る必要はありません。
ブルーウォーター・ネイビー(外洋型艦隊)に
ならなきゃなければいいわけでしょう。』
『まあ、変に誤解されると周りの国がうるさいからねえ。』
『艦隊行動ができないような、
10ノットくらいしか速度が出なければ
構わないんじゃないですか?』
『10ノット(18km/h)って、チャリンコより遅いじゃないか。』
『速度や装甲を度外視すれば
軍艦なんか、安い金でいくらでも大きくできます。
尖閣沖に浮かべておくだけで抑止力になります。
うまくすれば、普天間の代わりになりますよ。』
『それはつまり、「メガフロート」って事だな?
普天間で却下されているだろう。
そもそもそんな大きな船どうやって作るんだ?』
『5分割くらいしちまえばいいです。
300mくらいに分けて五つに分けたら
必要に応じてどこにでも持って行けます。』
『しかし、それをどうやって一つの艦に…』
『離着艦の時だけつないだらいいんですよっ。
エキスパンション・ジョイントで。』
『…つなぐことはできるだろうけどねえ…』
『海が時化ると
離着艦できないですけどね。』
『だめじゃん。』
『それにですね、固定型のメガフロートは
案外お金がかかるんです。』
『…うーん』
『沖縄海洋博の時にできた「アクアポリス」は
世界最大のメガフロートだったけど
結局、維持費が出なくて20年前に撤去されたでしょう。』
『あれがあったら、
普天間の問題も、もうちょっと楽だったのにねえ。』
アクアポリス
100年持つって言ってたのに。
『ドックに入渠できないと
維持費がかさんで仕方がないんです。』
『だから分割するわけか。』
『しかも移動できれば普天間だけじゃなく
国後沖にも持って行けますよ。』
『うーん。』
『それにですね、艦が大きいってことは
たくさん兵器が積めるってことです。』
『…うん』
『艦載機なんか100機くらい積めます。
対潜・対空ミサイルなんかも積み放題です。
舷側にファランクスを50基並べることだって簡単ですっ。』
『確かに、大きい艦のほうが防御力は強いよなあ。』
『そうでしょう。もう「不沈空母」ですよっ』
『…まさか…』
『艦名は当然、「ナカソネ」ですっ。』
『あのさあ、ちょいちょい危ないことを言わないと
気が済まないのか?』
『いやあ…』
『「不沈空母」で中曽根なんて
もう40以上の奴にしか通じねえぞ。』
では『今日の国防。』
辺野古。
沖縄じゃないですよ。念のため。
軍艦島
ただし、日本のじゃないです。
フリッパー
くけけけけけけ。
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Wikileaksが大変だ、というニュース。
機密文書をすっぱ抜いて公開しちゃうのがWikileaks。
ニュースソースは『内部告発』なのだという。
2007年のイラク戦争での米軍による
一般人への銃撃の動画や機密文書なんかが有名。(リンク)
各国政府がそれぞれに動揺しているところを見ると
それなりに信憑性はあるらしい。
でも、そうかなあ。
Wikileksによると
『情報の信頼性は公開されることで検証される。』とのこと。
そうかなあ。
『我が国もWikileaksに偽情報を流スミニダ。』
『でも、あそこは公開するまで
大分厳しいチェックをするらしいですよ。』
『ふんっ。「スーパーK」という傑作偽札を作れる
我が国の技術を持ってすれば簡単ハムニカ。』
『…で、なにを流すんですか?』
『えーと、オバマはヅラだ、とか。』
『なんで、乏しい国家予算をつぎ込んで
そんな子供の悪口みたいな
嘘を捏造しなきゃならないんですか?』
『じゃあ、じゃあ、じゃあ、
イルボンのフォーレン・ミニスター、マエバラは
整形してる、とか。』
『あ、それはちょっと、信じるかもしれませんね。』
なんで民主党の大臣って
みんな眠そうな顔してるんだろう。
『だろ?あいつ、もう50なのに顔が妙に若いハムニダ。』
『でも、もうちょっと、国際情勢、とか、
我が国の状況をよくするような話にしないと…』
『じゃあ、もう水爆つくちゃったってことにするニカ?』
『…さすがにそれは…』
『うーん…』
『要するに、秘密の軍事機密なんて
我が国には無いって事ですよね…』
おまけ
私程度の語学力では読むのが辛い。
では『今日の秘密。』
秘密の関係。
ああっ、ガチャピンがカツアゲをっ。
なにやってんですか?将軍。
いや、うまそうだな、と。
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