バレンタイン・ボンボン
課長だった『島耕作』が、いつの間にか社長で、
しかも後継者について悩んでいる。
なんだかずいぶん遠いところに行っちまったなあ、
ということで始まった『ヤング島耕作』も
苦労しながらも、しっかりと業績を上げて、
すっかり抜かれちまったなあ、と思う今日この頃、
寒いですね。
近所のダイエーの特設コーナーが
昨日まで『受験必勝お菓子コーナー』だったのに
いつの間にか『バレンタインコーナー』になっていた。
まだセンター試験も始まっていないのに、気の早い話だ。
たくさんチョコが並んでいるのだが、
その中に『焼酎』と、大書した箱があった。
なんだ?それは。と思ってよく見ると
『ウィスキーボンボン』ならぬ『焼酎ボンボン』なのでした。
他には『泡盛ボンボン』や『大吟醸ボンボン』
なんていうのもあった。
うわあ、まずそう。
お父さんのプレゼントに是非、ということなんだろうが
酒が好きな人なら絶対に食わないと思う。
『そろそろバレンタインね。』
『そうね。』
『今年は、草凪先輩が卒業だから絶対にチョコを渡すわっ。』
『でも先輩、人気者だから…』
『だから、うんと目立つチョコレートを手作りするわよっ。』
『なに作るの?』
『スピリタス・ボンボンよっ。』
『こらこらこらこらっ。よしなさいっ。
先輩はまだ未成年よっ。』
『目立つでしょ?』
『目立つわよ。』
『ここに用意したのが、アルコール度数96度、
世界最強のウオッカ、スピリタスよ。』
『火気厳禁って書いてあるわよ…』
『コンロのそばに置かないでよ。』
『うおっと。』
『このスピリタスを溶かしたゼラチンに入れて冷やす、と。』
『…』
『その間にチョコを湯煎して溶かす、と。』
『チョコは安物ね。』
『で、ゼリーが固まったら、スプーンで丸くすくって
チョコでコーティングする、と。』
『ウィスキー・ボンボンってそうやって作るの?』
『たぶん違うと思うけど、このやり方だと、
お酒の部分をいくらでも巨大にできるのよっ。』
『…』
『ひとつ食べてみなさい。』
『…うわ、きっつー。
いくらゼリーで割っても強いわよ、これ。
50度くらいあるんじゃない?』
『目立つでしょ?』
『目立つわよ。
でも、こんなもん食べさせたら先輩、
また夜中の公園で…』
『そうよっ。全裸が見られるのよっ』
では『今日の「酒は飲んでも吞まれるな。」。』
あー、暑い。
法相時代の、くにー。
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コメント
natsuさん
いつもながら爆笑です
最後の写真
日本の政治家は。。。
明日は晴れるといいですね
投稿: レイ | 2011年1月13日 (木) 22時21分
レイさんありがとうございます。
くにーの写真は
法務大臣時代のものでした。
でも謝らないけどな。
ウィスキーボンボンって
どうやって作るんでしょう?
投稿: natsu | 2011年1月18日 (火) 20時45分