ザクロ革命 The Grenadin Revolution
『新しい国旗のデザインのことなんですけどね。』
『替えなきゃ駄目かな。』
『駄目でしょう。あんな投げやりなデザインの旗。
ザ・カダフィっていう旗ですもん。』
横長なリビア国旗。
『緑一色だよな。』
『役満みたいですよね。』
『変えるのはいいけど、普通、
革命が起きると旧政権の旗に戻らないか?
ロシアとか…』
『…うふふ、そう思うでしょう。
今のロシアは帝政時代の旗を使ってますけどね。』
『でも、ソ連時代のロシア共和国はこんなだったんですよ。』
カマトンカチ
『ザ・ソ連だなあ…』
『リビアの旗は1977年以前だったら、
連邦相手のエジプトと同じでしたし…』
いまの緑の旗の前の
リビア国旗
『…うーん、エジプトと一緒ってのはいやだなあ…』
『まさか、王制に戻すとか 言わないですよね。』
王政時代のリビアの旗
『でも、緑はイスラムの色なんだよ。』
『しかし、もうこうなったら色も含めて
イメージを一新しなくちゃ駄目です。』
『じゃあ、何色にする?』
『…うーん…』
『チュニジアの政変が「ジャスミン革命」って
いわれてるけど、あれはなんでだ?』
ジャスミン
『ジャスミンはチュニジアの国花らしいですよ』
『じゃあ、うちの国の花はなんだ?』
『えーと、ザクロ ですね…』
ザクロ
『これって、花じゃないよな。』
『ザクロの花って地味なんですよ。
むかし、おばあちゃんの家にありました。』
ザクロの花、
『大体同じ色なんだな。』
『グレナディン・シロップなんてうまいですよねえ…』
カクテルの名前だと思ってた。
『今回の革命は、
「グレナディン・レボリューション」って言おう』
『ザクロって種ばっかりなんですよう…』
『うん…』
『そのうえ、酸っぱくて…』
『それは、何かの隠喩?…』
『それよりも、新しい旗ですよ。
このザクロ色にしましょう。』
『変わりすぎじゃないか?』
『このくらい変えたほうが、気持ちいいですよ。』
『たとえば、いまの自民党のポスターの緑は
民主党の赤に対するアンチテーゼです。』
『あの緑はあからさまだよね…』
『どうして2位じゃいけないんですか』
というセリフにたいして「いちばん」。
れんほーがヒロインっていう時代があったんだなあ。
ミンシュトーは赤。
『ということで、ザクロの色に国章を合わせて
こんなデザインはどうでしょう。』
ザ・ザクロ
『この、金太郎の腹掛けみたいなデザインは…』
『・・・・・・』
『これって、早稲田の旗だよな。』
新デザインらしいです。
『言わなきゃわかんないのに…』
『…まあ、特徴的な色なんだよなあ…』
では、『今日のパンダ。』
中国から上野動物園にパンダ到着。
東京発のローカルニュースは、 こればっかり。
レンタル料、年間8000万。
怒れよ、れんほー。
『障子ちんぽ』慎太郎も、怒ってたんじゃなかったのか?
パンダが来ることを批判している訳じゃないです。
でも、あれこれいっていた人たちが、
なにも言わないのが気持ち悪い、ということです。
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