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2011年2月 7日 (月)

天寿を全うした死刑囚

永田洋子死刑囚が病死。

(毎日新聞の記事へのリンク)

 

 

 

 

 

 

 

ひとつの時代の終わりを感じるな。 

もちろん、一切同情なんかしない。

 

 

 

 

 

 

 

この人は『連合赤軍』の指導者の一人として、

14人の『同志』を『総括』という名のリンチで殺した。(※3)

 

 

00nagata      

 

いろんな意味でフォトジェニック。

 

 

 

  

調べてみて驚いたのだが、

病死した死刑囚というのは意外に多くて

帝銀事件の平沢貞通をはじめ16人。(※1)

 

 

 

 

 

 

 

 

確定したら、すぐに吊しちまえ、というつもりはない。

現に『冤罪事件』はある。

 

しかし少なくとも永田洋子に関しては、

『14人の死』について罪を負わねばならない。

  

なにしろ本人が

『リンチでの同志の死』ということを争っていない。

  

『共謀も殺意がなかった。』ことを主張して、罪一等を減じてくれと

言っていただけ。

 

さらに、この人は裁判中も、

遺族を侮辱するような態度を取ったりして

反省の様子を見せず、死刑判決を喰らう。 

 

肋骨の半分を折ったり、

顔もわからないくらいに殴った上に

裸で夜中の榛名山に放置しておいて

『死ぬとは思わなかった。』というセリフが通じる訳がない。 

 

 

 

000rinch_3リンチされた行方正時の遺体。

クリックすると大きくなるけど、自己責任でどうぞ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、刑は執行されなかった。 

 

 

死の寸前は脳腫瘍で、人事不省だったらしいのだが

この人に最期に聴こえていたのは、なんだったのだろう。

ハンギングツリーの歌か?

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

『連合赤軍』の設立時のメンバーは29人。

『共産革命』を目指しながら山にこもり、

気に入らなかったり、逆らった仲間ををリンチしていく。

 

 

脱走者が出るたびにアジトを移動するのだが

風呂に入らないので、あまりに臭くて

バスやタクシーに乗るたびに、すぐに通報される。

  

『本隊』から一時期 離れて行動していた永田は

非常線に引っ掛かって逮捕されるのだが、その時に

『今、東京でなにか起こっていないか?』

と尋ねたという。 

本当に革命が実現する、と思っていたわけです。 

 

 

永田らの指導者が逮捕されると、

残党5人はあさま山荘に立てこもって、

派手な銃撃戦を起こす。

  

 

この当時の雰囲気については

イブニングで連載されている『レッド』という漫画が

よく描けていると思います。 

 

 

 

 

 

 

 

さすがに、この映像はよく覚えてるな。 

 

山荘を破壊した大鉄球は

『モンケーン』という本来の呼び名よりも

『ほら、あさま山荘の』という名前で、

建設会社でも通じるようになった。

 

 

 

 

 

 

私は、左翼や学生運動など大嫌いだが、

それでも、この事件はショックだったですね。

 

永田の死刑確定は1993年。 

逮捕されてから、20年目。

むやみと長いので有名な日本の裁判だが

この人に関しては、取り扱いがややこしかったせいもある。

 

今なら裁判員裁判で、一瞬で死刑判決が出るだろうが

当時はできなかった。

彼女が死ぬと『殉教者』になっちゃうからである。

 

まだ左翼が力を持っていた時代には

そんなことに、びびる風潮があったのだ 

 

 

 

 

 

 

70年代って、そんな時代だったのです。

 

しかし、世間一般は もう少し醒めていた。

『ゲバ』という、学生用語は一般名詞になった。

その一方で、『ゲバゲバ90分』なんていうテレビもあった。

 

永田が逮捕された時に叫んだ

『今、東京でなにか起きているか?』

パリは燃えているか?』という映画のタイトルと混ざって

『今、東京は燃えているか?』というセリフになって

ちょっと流行ったりした。

 

しかし、こういった話は危ないし、きりがないので

『天寿を全うした死刑囚』の話に戻ります。

 

 

 

 

 

 

 

  

帝銀事件の平沢は、判決確定から38年間拘留されて死んだ。

 

さすがに、こんなに長く拘留するのは非人道的だ、と

人身保護請求が出されたりした。

  

帝銀事件の平沢を冤罪だという人は多く、Wikiの『帝銀事件』に

投稿したのも、そういう人らしい。

 

私には、帝銀事件が冤罪かどうか論じるだけの知識はないので

関心がある人は調べてくれたらいいと思うが、

一般論として、死刑判決が出ても、

20年も、30年もそのままにして

天寿を全うさせちゃうのは、おかしいと思う。

 

 

 

  

再審するならする、吊すなら吊す。

仮に冤罪なら真犯人を喜ばすだけだ。

なにより、被害者が浮かばれない。

 

 

 

  

日本の確定死刑囚は100人を超え(※2)

拘置所の独房の数が足りなくなっているという。

 

 

 

 

 

 

なんかおかしいよ。

 

 

人事不省の人間を吊しても意味はないが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では『今日の「ゲバゲバ90分」。』 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

こういう雰囲気に耐えられなくなってきたので

『ゲバゲバ90分のオープニング』をどうぞ。

 

 

懐かしい、と思った人は歳がばれるぞ。

わからない人はお父さんに聞こう。

 

お父さんに訊いても わからなかった子は、

早く寝なさい。 

 

 

 

 

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※1 戦後だけの数。他に自殺が一人。

    平沢は17回の再審請求をしている。

    永田は最後の再審請求が2006年に棄却されて以降、行っていない。

    再審請求をしていない確定死刑囚の最年長拘留者は、現時点では

    ピアノ騒音殺人事件の大浜松三で81歳。 確定後の拘留期間は33年。

 

※2  2011年1月時点で109名。(再審請求中も含む。)

 

※3 山岳ベース事件で12人。

   印旛沼事件で2人。

 

 

 

 

 

 

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コメント

ジュディ・オングかわいい。

もちろん覚えてます「ゲバゲバ90分」。

アッと驚くタメゴロー。

投稿: 六郎 | 2011年2月 7日 (月) 23時03分

確かに。
税金を使って死刑判決が出たのに
さらに税金で飼い●●しちゃうのは変ですね……。

う~ん。連合赤軍。
今思えば結局、反抗のための反抗だったような気がします。

投稿: fullpot | 2011年2月 9日 (水) 08時21分

六郎さんありがとうございます。
みんな若いですよねえ。
ジュディ・オングかわいいです。
ハナ肇とか、
亡くなっちゃった人も多いです。
アッと驚くためごろー。
 
fullpotさんありがとうございます。
再審を請求している人については
個別にややこしい事情があるんでしょうが。
連合赤軍の連中はほとんどが
20代でした。
迷惑な反抗期です。

投稿: natsu | 2011年2月12日 (土) 21時16分

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