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2011年3月 2日 (水)

『試験あらし』の時代に帰れ

『なんでケータイの持ち込みを許可していたんだね。』

 

『そんな使い方、予想していなかったですからねえ。

基本的には受験生に対して、性善説でやった来たわけですよ。』

 

『そこだよ。これからは徹底的な性悪説で行く。』

 

『はあ…』

 

『入室者は、このかごに全部私物を入れて貰う。』

 

『はあ…』

 

『会場にはケータイの電波をカットする装置もつける。』

 

『はあ…』

 

『筆記用具も支給する。』

 

『はい?』

 

『中国では消しゴムに仕込んだカメラとか

シャーペンに仕込んだ発信器とかがあるらしいじゃないか。』

 

『今回の騒ぎで、輸入した奴が何人かいたでしょうね。』

 

『だから、鉛筆と消しゴムを支給する。』

 

『でも、一本1200円の鉛筆とか持ってくる奴がいますし…』

 

『馬鹿野郎っ。鉛筆やシャーペンなんて

細工次第でカンニングし放題なんだぞっ。』

 

 

00cunning  

ドイツで売っている

『カンニング鉛筆』

九九が印刷してある。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あの事件のおかげで、大学側のガードが堅くなった。』

 

『トイレに行くのに試験官が二人ついて来るもんなあ。』

 

『俺たちみたいに

真面目にカンニングをやってきた連中は、いい迷惑だっ。』

 

『…真面目に?…』

 

『そこで「ゲリラ戦術」だ。』

 

『…?』

 

『つまりな、「先生、トイレ」「先生、下痢なんです」って奴が

10人も20人も出てきたらどうする。』

 

『ああ…』

 

『一気に教室は手薄になるわけだ。』 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さらに、問題用紙を持ち出すのは不可能になった。』

 

『うん…』

 

『持ち出せないなら、撮るだけだ。』

 

『だから、送信ができないんだってば…』

 

『違うっ。そういう風にエレキに頼るからいけないんだ。

漫画「試験あらし」の時代に帰れっ。』

 

 

00cunning2_2 

勉強せず、情熱の全てをカンニングに注ぐ

鉛筆を二つに割ってカンペを仕込んだり

消しゴムを屏風みたいに切って書込んだり、

仕掛けはチープだけど、妙に実践的。

30年前には、

こんな痛快な漫画があった。  

    す

 

 

『…ということでな、

写真部の奴から1000mmの望遠レンズを借りてきた。

テレコンをつければ試験官の毛穴まで見えるぞ…

向かいの3号館の屋上から撮影するっ。』

 

『それはいいのか?…』

 

『しかもデジカメだから、いくらでも解像度が上げられる。

少々粗くても、この画像処理ソフトを使えば…』

 

『おお、読める…』

 

『あとは、かしこい奴を金で雇って速攻で解けば…』

 

『しかし、外で正解を解いても室内にどうやって伝える?』

 

 

 

『…手旗だよ…』

 

『…いきなりアナログだなあ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モールス信号を使ったカンニング、というのは昔からある。

 

通信兵だった『とある作家』が戦後すぐに、

高校の定期試験で『信号』を使って、教えて貰っていたら、

初めて試験監督をやる先生に首を掴まれ、 

『馬鹿野郎っ、俺は海軍の通信将校だったんだっ』と、

カンニングの学生なんかより格が上だった、

という話を読んだことがある。

 

 

 

 

 

先輩のHさんは、カンペなど作らず

机の引き出しに堂々と教科書を入れてカンニングしていた。

 

後輩たちから、尊敬を込めて

『ノーガード戦法』と呼ばれていた

その作戦は、不思議なことにばれなくて

彼は、いまや有名な会社の部長さんである。

 

 

人生って、いろいろだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では『今日の一枚。』

 

 

 

 

 

 

 

 

00yahoo

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わからんやつに、よろこびなんてあるか

 

 

 

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コメント

30年前っていうと 『ザ・カンニング IQ=0』なんて映画がありました。
あとジャッキーチェンの『カンニング・モンキー 天中拳』
ナンデそんなの流行ったんでしょうね?

投稿: ぶぎょう | 2011年3月 2日 (水) 13時30分

natsuさんの考察
いつもながら爆笑で
しかも勉強になります

いつもありがとうございます

最後のヤフー知恵袋の写真
ほんとにこんな人いるんですね@@

投稿: レイ | 2011年3月 2日 (水) 22時25分

ぶぎょうさんありがとうございます。
ザ・カンニング、は聞いた事があるんですが
ジャッキーの映画は知りませんでした。
『試験あらし』という漫画は
いまなら、絶対にメジャー誌には
連載できない内容なんですが
昔は『あり』だったんですねえ。
 
レイさんありがとうございます。
カンニングはよくないと思うんですが
無くす事は絶対にできないし、
無くなる事もないと思います。
でも、犯人捕まりましたね。
すいません、最期の写真は
ぼくが作りました…

投稿: natsu | 2011年3月 3日 (木) 22時27分

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