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2011年4月 6日 (水)

船橋ダッシュと、間引き運転と、電車でGO

『おーい、ダイヤ改正の準備はどうなってる?』

 

『3月12日の九州新幹線の開業に合わせて

大改正したばっかりですよ?』

    

『そんなこと言ったって、

これから夏に向けて電気が足りなくなるんだから。』

 

『今だって、間引き運転してるじゃないですか。』

 

『どうせ、長期化すんだから、新ダイヤ作れよ。』

 

『全体に間引くんですか?』

 

『まあねえ、部品も足りないからねえ…

でもな、一番大切なのはなんだと思う?』

 

『えーと、節電?』

 

 

 

 

 

『馬鹿野郎っ。「安全」、だろう。

電気のこともCOのことも、二番目、三番目だ。』

 

『…うわ、どや顔…』

 

『「ダイヤ通り列車を走らせる」ことが一番安全なんだ。

「間引き」が常態化するのは危ないんだよ。』

 

『そういえば、毎日、運転指令が頭抱えてますもんねえ。』

 

『減らすんなら、減らすで

徹底的にその体制を取るべきなんだ。

中途半端は危険なんだよ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

『どういう方針で行くんです?』

 

『列車の種類をひとつにしろ。』

 

『はい?』

 

『JRに限らず、「快速」「急行」「特急」「通勤特急」とか

種類が多すぎると思わないか?』

 

『まあねえ。

なんであんなに種類が多いんでしょう。

大して早くないのに…』

 

『鉄道会社の不動産販売のためさ…』

 

『え?』

 

『単に「○○駅まで○○分』って言うより、

「○○駅までノンストップ○○分」って言うほうが

アピールがあるだろう。

実際には、各駅と5分とちがわないんだけどな…』

 

『最近は、そうでもないですよ。』

 

『昔はひどかったよ。特に関東はひどかった。

「特急」は「各駅」を追い抜くだけ、で

終点附近では、のろのろ運転になって

トータルの時間はちっとも変わらないんだ。』

 

『ああ、あの路線とか、あの街とか…』

 

『具体的な地名をいうのは、いやらしいから言わないが

都心から3~40km程度の中途半端な田舎町への鉄道が

たくさんの種類の列車を走らせてるのは無駄だぜ。』

 

『そういえば、「特急」「通勤特急」「快速」「準急」なんていうのが

それぞれの会社でまったくちがうのは、戸惑いますねー。』

 

『通勤電車で追い越しをするのが偉い駅なんだ、

なんていう、馬鹿が…』

 

『ああ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『「船橋ダッシュ」ってのを知っているか?』

 

『はい?』

 

『30年前の話だということにしてくれ。(いまは知らん。)

京成電車ってのは、びっくりするくらい遅いんだ。

「特急」っていったって国鉄の鈍行より遅い。』

 

『あ、具体名をいった。』

 

『京成は、津田沼から東は国鉄と競合していない。

だから、勝田台だ、八千代台だ、といった連中は

嫌でも京成に乗る。』

 

『今は東西線とかがありますけど。』

 

『しかし、そういった町に家を買った連中でさえ、遅いから

京成になんか乗りたくはないんだ。』

 

『でも、津田沼は国鉄と大分離れてます。』

 

『そこで船橋だ。あの駅は

国鉄と京成の間が、走って5分くらいの距離にある。』

 

『そういえば、昔の船橋駅のホームは

幅10mくらいあってむやみと広かったですねえ…』 

 

『だから上りの満員電車ではみんな降りる。

国鉄駅との間にある道は、幅4mくらいしかなかったんだが

そこを、おっさんから学生から、ハイヒールはいたOLまで

全力疾走した。』

 

『ほんとですか?』

 

『本当さ。あの迫力はすごかったぜえ…

そうやって走ったところで、実際の乗り換えには

15分以上かかったんだが、それでもみんな

「京成の特急」よりも「国鉄の鈍行」を選んだのさ。』

 

 

 

 

 

 

 

『つまり、京成の「特急」には意味がなかった、と。』

 

『そうさ。だから、列車の種類を一緒にしちまえ。』

 

『文句が出ませんか?』

 

『山手線に各駅停車しか走らない理由を考えてみろ。』

 

『追い越しができる駅がないから?』

 

『逆だ。

列車と列車の間隔を詰めるダイヤを「並行ダイヤ」という。

これが一番輸送力がある。

山手線は、その極限なんだ。』

 

『はあ…』

 

『路面電車じゃあるまいし、

あんな風に1分おきに踵を接して運転する鉄道なんて、

世界中にほかにないぞ。』

 

『はあ…』

 

山手線が全部「動く歩道」になることを考えてみろ。』

 

『危ないですよ。』

 

『でも、輸送力は倍になるぜ。』

 

 

 

 

 

 

 

『だから、近郊区間の中途半端な優等列車は

みんなやめちまえ。』

 

『それで余った輸送力を節電に回すんですね。』

 

『違うっ。』

 

『はい?』

 

『安全に回すんだよ。』

 

『あ、また、どや顔…』

 

 

 

 

 

『実際、あぶねーぞ。いまはみんな、

原発とプロ野球とクーラーのことしか考えていないが

電気がない、ってことは鉄道の安全に直結するんだ。』

 

『でも、大きな事故はないですよ。』

 

『いま、平然と事故がなく運転されているのは

原発作業員や自衛隊員と同じくらいの

現場の努力あってのことじゃないのか?』

 

『誰も誉めてあげませんよね。』

 

『それなのに事故があったら、怒るんだっ。』

 

『……』

 

 

 

 

 

 

 

 

『あ、あと。「女性専用車」もやめろよ。』

 

『いまでも間引いている時間帯はやめてますよ。』

 

『非常時だ。ぐだぐだ言うブスには

車掌に「国防婦人会」っていうたすきを…

 

『はい、ストーップ。

あくまで、「いい話」で終わろうと思わないんですね。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では『今日の「電車でGO」。』

 

 

 

 

 

 

 

『電車でGO』といえば、ゲームのタイトルだと思っている

若僧に贈る一曲。

 

 

しかも、これは戸川純の幻のライブ

『裏玉姫』バージョン。

 

 

 

 

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