ハッピ-ニュース・ラプソディ
『なんか、ハッピーでハートウォーミングな話をしないか?』
『嘘つき居座り総理の話、とかばっかりじゃなくて…』
『ハッピーで、ラッキーな奴を頼むぜっ。』
『岡山県備前市の西岡市長が
「母が病気で、治療費と家賃がかかるので」と
自分の給与を3割カットする条例の撤回を提案。
というニュースがあります。』
『ええ話やっ。』
『…そ、そうですか?』
『おかんの為に給料増やしてくれ、なんて、
お前、なかなか発言小町では、言えんこっちゃで』
『でも、この市長は70で、お母さんは102歳ですよ。』
『アホっ。年齢となんの関係があるっ。
鯉を食べたいと、母が言ってるのに、
養老の滝の飲み放題でイェーイなんていう
馬鹿どもに訊かせてやりたいっ。』
『でも、この市長、3割カットした給料でも月給61万円です。
内訳について、あれこれ言うのは下品でしょうけど、
そもそも、「首長の給与カット」って
財政再建とかが動機のはずですよね』
『…ううむ…』
『お母さんが病気なのは、お気の毒ですけど
だから、給料増やしてくれって言うのは、
政治家として全然、筋が違うと思いませんか?』
『まあ、そうかな…』
『政治とは別の理由で、お金が必要だとしても、
給与カットは、公約なんだろうから
そこは、借金でもなんでもするべきでしょう…』
『ほんとに気の毒なら、
支援者から援助があるだろうしな…』
『議会で承認されたら、とんだ田舎町ですね。』
『ポストのために、連立しようとする奴がいたり、
嘘がばれても、椅子にしがみつく奴が
総理大臣をやってる国だからなあ。』
『だからー、いい話をしようよ。』
『あの、「殺人焼肉屋「焼肉酒家えびす」」が
営業停止になっていない店については、
再開させて欲しいって、言っているそうです。』
『…なんで?』
『賠償金を払うためにも、営業させて欲しい、と…』
『ええ話やっ。』
『…そ、そうかなあ…』
『さすが、土下座『勘坂流』家元。』
もう、ユッケは出しませんっ。
『全国20店舗のうち、自主休業の16店については、
生肉は出さないから、再開させてくれって。』
『自分で焼かないって事?』
『さあ?焼いた肉でも食中毒を出した店がありますからね。』
『しかし、再開しても「あの店」に客なんか来ないだろう…』
『ねえ…』
『普通に考えたら、解散だよな。
私的整理をして、従業員の給料を払って、
残りの資産を、みんな治療費と慰謝料に充てる…』
『まだ、賠償額が確定しないからでしょう…』
『営業していれば、何か いい事があるか?
ただの、時間稼ぎだ。
客が来ないんだから、店を開けても
人件費や光熱費や、仕入れ費用をドブに捨てるだけだ。
赤字が膨らむだけだろう…』
『誰か怖い人に「資産を隠すんだから、まだ辞めるな。」
って、言われてるんじゃないですか?』
『どっかの、電力会社みたいだな…』
あー、ちっともハッピーじゃねえっ。
では、『今日のハッピー。』
こんな、ハッピーな事ばっかり
二人が素敵に馬鹿なのもいい…
そりゃ、ふて腐れるよな。
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