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2011年7月の投稿

2011年7月30日 (土)

君は、女子しかいない高校へ行けるか?

共学校なのに、男子生徒がいなかった熊本県立第一高校が

『男子生徒募集』のためのキャンペーンを開始、というニュース。

(読売新聞の記事へのリンク)

 

 

    

 

 

 

『よくわからないんだが

県立第一って名前なら、名門校じゃないのか?』

 

『名門校に女の子が多くても構わないでしょう。

怒られますよ?』

 

『いや、そういう意味じゃない。

全員女ってのも珍しいな、と。

最近共学になったのか?』

 

『1903年創立だそうです。

戦前は女子校だったけど、戦後共学になった、と。』

 

『男子生徒が在籍した事はないのか?』

 

『歴代で、1000人くらいの「一高OB」がいるそうです。』

 

『共学になって60年以上経って、その人数じゃ少ないなあ。』

 

『しかも、

ここ34年間男子生徒がいない、と。』

 

 

 

 

 

 

 

 

『逆のケースを知ってるよ。』

 

『逆?』

 

『戦前、女子校だったのは同じだけど、

俺らの世代では、男のほうが倍くらいの数でさあ。』

 

『それは、色気がないですね。』

 

『唯一の痕跡は、校歌でな。』

 

『校歌?』

 

『入学式とかで、校歌斉唱をやるだろ?』

 

『はい。』

 

『あの高校では、必ず2番まで歌うことになっていた。』

 

『普通1番だけですよねえ…』

 

『1番が女の子の歌詞で、

戦後共学になる時に、急遽

野郎の歌詞を、2番として足したんだ…』

 

『そのエピソード、ほぼ、校名が特定されませんか?』

 

『俺が通ってたんじゃないもん。

だけど、校歌の伴奏をやってた友人は、

たまらんって言ってた。』

 

 

 

 

 

 

 

『で、このニュースの反応として、

「お、ハーレムだな。」とか、「ラブプラス」だな、

とか言ってるやつがいるけど。』

 

『そんな、いいもんじゃないですよねえ。』

 

『新入生が何人入るか知らないけど、

同級生も先輩も、OGも全員女だぞ。』

 

『そりゃ、OGは女でしょうよ。』

 

 

 

 

 

 

『キャンペーンって何やるんだ?』

 

『取りあえず、奨学生に「男子限定枠」を作るそうです。』

 

『何人?』

 

『一学年2人、だそうです。』

 

『…2人…』

 

『あとは、同窓生が近所の中学や学習塾を回るって…』

 

 

 

 

 

 

 

 

『あらあ、門句さんとこの次男坊…

えーと、なんて訓むの、これ?』

 

『 「叫」と書いて、「シャウト」といいます。』

 

『うわ、頭悪そう。

まあええわ、そのムンク君、中3やろ。

一高けえへん?』

 

『…いえ、進路のことは、こどもに決めさせよう、と…』

 

『ええがなええがな。いま入ったら、

クラスメートに、もてもてや。

上級生のお姉さんも、みんな親切やでえ。

おばちゃんも面倒見たるがな…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『それにしたって、更衣室とかあるの?』

 

『女子更衣室は、あるんじゃないですか?』

 

『違う違う、男子更衣室だよ。

女子校なんか、みんな教室で着替える、っていってたぞ。』

 

『…ほう…』

 

『男のほうが、教室から追い出されるに決まってるだろう。』

 

 

 

 

 

 

『あと、トイレも。』

 

『先生や、来客に男がいるでしょうから

男子トイレはあるんじゃないですか?』

 

『職員用トイレに学生を入れるのは、まずいだろう。』

 

『30年前には男子学生がいたそうですから

その頃のトイレがあるんじゃないですか?』

 

『開かずのトイレになってんじゃないか?』

 

『…さあ』

 

『なんか出てくんじゃないの?』

 

『…なんか?』

 

『奥から3つめのブースだけ、いつも閉まってるんだ。

…そこをノックすると…』

 

『トイレの太郎君?』

 

『焼きそばパン捜すのに時間かかってすいません。

もう、34年も経っちゃいました。

先輩っ、食べてくださいっ、って

いって追いかけてくるんだ…。』

 

『だから、怒られるって…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の制服。』

 

 

 

 

 

 

 000daiti  

 

 

 

うちは男女共学ですって

コピー、なかなか

見られないと思う。

 

 

 

 

 

『でもさあ、記事に出てくる、このポスター。

これが一高の制服なのか?』

 

『女の子の服は、Wikiの記述通りなんで

これが制服なんでしょうね…』

 

『男のほうは、新規募集みたいなもんなんだから

詰め襟とかじゃなくてもいいのに…』

 

『女の子は在校生なんでしょうけど、

男はどうやって調達したんでしょうね?』

 

『それにこのポスター、

女の子は夏服なのに

男は詰め襟で冬服なんだな…』

 

『本気で募集する気、あるんでしょうか?』

 

 

 

 

 

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2011年7月29日 (金)

小松左京の死と、アパッチ族

小松左京死去。

(読売の記事)

 

 

 

 

小松左京っていうと

こういうイメージがあったんだけど

 

 

0000sakyou2

高度成長期を

駆け抜けた人、

でもある。

 

 

 

 

 

それが最晩年にはこんなふうになっていたのか

 

000sakyou

 

痩せちゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、まあこのひとはSF作家だ。

事実上のデビュー作とされる

『地には平和を』なんてのは真面目なのに、

最初の長編小説とされる

『日本アパッチ族』なんか、滅茶苦茶である。

 

 

それぞれに面白くて痛快で、

日本アパッチ族なんか、

桜宮のあたりに、いまでも寄せ屋も○○人も

いるのに45年も前に、よく書けたなあ、

と思う。

 

 

恐ろしく多作な人なので

私ごときが作品論を書くつもりはないのだが

物語っていうのは、シチュエーシュンがすべてだ、

ということを教わったような気はする。

 

日本沈没は小説としても映画としても

大ヒットしたのだが

『プレート・テクトニクス』なんていう単語、

この小説以前には、ほとんどの日本人が

知らなかっただろう。 

 

ただ、唯一欠点は説明がくどいことで

ごめんなさい、僕がいう事じゃないです。

『復活の日』の細菌兵器の説明や

『自動報復ミサイルシステム』なんか、

ちょっとしつこい。

 

『くだんのはは』という短編があって名作なのだが

彼女が、なぜ『くだん』なのか、という説明は

要らないと思う。

そもそもシャレだし。

 

 

 

 

 

筒井康隆が、小松左京本人の許可を得て、

『日本以外全部沈没』という小説を書いている

のだが、冒頭は

『なんだかよくわからんが、日本以外が沈没した。』

というもの。

 

そういうのも、ありかな、と思った。

 

 

 

 

 

 

 

小松左京も、こういう

投げ出したシチュエーションの

小説を書いている。

 

例えば、『こちらニッポン』というもの。

 

二日酔いから醒めると、社会のすべては

正常なのに人間だけいない。

日本から自分以外の人間が消え去ってしまった

という状況から始まる。

 

 

俺なら、いい酒を見つけて、

もう一度飲んで酔う。

 

 

 

さすがに、それでは小説にならないので 

少しずつ、『消え残り』が見つかる状況と

そのドラマを書いている。

ヒントはあるのだが、理由の説明は一切ない。

 

小松左京作品の中では最高の傑作だと思うのだが

あんまり評価は高くない。

 

 

 

 

 

 

 

小松左京は、大阪の人。

 

箕面市民なら、

西川きよしと小松左京の家は知っている。

 

さらに、この人はイベントが大好きで、

万博、ポートピア、花博と

関西の博覧会には、必ず顔を出している。

 

 

 

 

 

 

いろんな意味で

斜に構えた人なんだろうな、と思う。

 

才能だけからみたら、

堺屋太一を百人集めたより上だろう。

 

 

 

 

でも、このひとを無条件に誉めるつもりもない

 

 

取りあえず

次を育てなかった、大阪は駄目だ。

 

同じ比重でなくてもいいが、いま、ひどい。

 

左京の責任じゃないけどね。

そこにテレビ芸者が出てきたらゆるさん。

 

 

 

共産党よりひどい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の一枚。』

 

 

 

 

 

 

 

ビルはこういう壊れ方をしない。

0000tinbotsu

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年7月27日 (水)

中国高速鉄道事故と新幹線とジャイアントロボ

事故が相次ぐ『中国新幹線』。

今回は、橋梁上で追突、列車が落下。

死傷者、数百人、だと。

 

    

 

 

日独の技術を取り入れたくせに、独自技術と言い張る。

事故直後に読売は、

『今回事故になった区間は時速250km/hで

いわゆる新幹線ではない。』と眠たい事を書いていた。

 

速いよ、250km/h。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中国の新幹線にしろ『高速新線』にしろ

外国技術の寄せ集めだ。

 

パクリ遊園地や、パクリガンダムではしっぽをまいたくせに、

今回の新幹線では妙に強気なのも生意気だ。

 

Gundum2

 

 

バガンダム

 

 

 

 

大体、フルシチョフが大嫌いで

大好きだったスターリン時代の

1960年代のMIG21のデッドコピーを

いまでも使い続けている国が

第五世代戦闘機だなんて、わらわせらあ。

 

 

000mig21

 

1955年 MIG21

 

 

 

000j7

 

 

1967年 殲7型

 

 

 

000j8

 

 

1980年 殲8型

 

 

 

 

ここまでは、びっくりするくらいMIG21。

大きくなっているんだ、といういいわけはともかく

いつまで40年前の機体をつかってんだ、

と思ったらこうだよ…

 

 

000j20

 

2010年 殲20型

 

 

 

 

 

いやいやいや、最後の飛躍、おかしいよな…

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、まあ。

『中国新幹線』がトラブルを起こすと、

『ほら、やっぱり。』みたいな読売は

真底の嘘つきなので信じてはいけない。

 

開通初年の東海道新幹線は

雨で止まる、雪で止まる、架線が垂れる、路盤が沈む。

その当時ははもう、読売大喜びな勢いで

事故が続いた。

 

 

『初期トラブル』というのは、システムの大小にかかわらず

必ずあるのだが、これが出た。

 

だから、中国に偉そうな顔する理由は、読売には、ない。

 

 

 

 

 

 

 

さらに、

『中国新幹線は、突貫工事で急拡大したから駄目なんだ。』

何て、物知り顔でいう馬鹿がいるのだが

突貫工事という点でいえば、

東海道新幹線だってひどい。

 

なにしろ、工期5年だ。

 

総延長515kmですぞ。

『弾丸列車』時代に買収した用地が使えたという事はあるが

線路の設計から、トンネルの掘削から、車両の開発まで含めて

たったの5年だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにしろ、試験線がなかった。

新幹線以前、日本国内で200km/h出した列車はなく、

列車がないから、線路もなかった。

 

仕方なく、小田原付近の30kmほどを先行して建設し

変電所や車両基地も作って、

200km/h運転の練習をした。

 

システムや、車両の研究、

運転士の訓練には役に立ったが

『本線』を『試験線』にするなんて無茶である。

 

 

万が一、路線や、橋梁やトンネルに

問題が見つかっても直せないのだ。

 

 

乱暴な話である。

 

 

 

 

 

 

 

でも、新幹線では死亡事故はないじゃないか。

というかも知れないが

それは、旅客に関しての事。

 

開業1ヶ月後、

連絡ミスで、本線に立ち入っていた保線係5人を

はね飛ばして殺してしまっている。

 

 

 

 

でもでも、中国の事故は

本線内の列車に追突しちゃったらしいじゃないか。

 

ATCがある、日本の新幹線では、あり得ないよねー。

なんていう馬鹿がいて、肩書きが「鉄道ジャーナリスト」

だったりするのだが、

うるせえよ、このうんこクソ馬鹿。

 

 

1973年、新大阪駅付近で回送列車が

ATCがあったにもかかわらず、本線に進入して脱線した。

 

幸いにして、本線上の列車は正常に停止したため、

事故(アクシデント)にはならず、インシデント扱いなのだが

そういう事故だってある。

 

 

 

 

 

 

日本以外もひどくて、19世紀末のアメリカでは

広い国土に鉄道網が張りめぐらされた。

 

ただ、あの国は『国鉄』という概念を持たなかったので

中にはひどい鉄道会社があり、

橋の崩落事故が続発した。

1887年には1年間で20件以上の橋が落ちた。

年間20回以上という事は、

3週間に一回以上だ。

 

ひでえ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

だから、中国を許せ、という事ではない。

あんな国、信用できるか

 

しかし、日本だってそんなに偉いもんじゃねえぞ。

『ほら、だから中国は…』

というのは、あんまりよくない。

 

もちろん、特許うんぬんは許せないが。

毛沢東同志が、

いまでも生きていたら、あの国に、

あんな生意気な顔はさせないのに、

と思うばかりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『という事で、天安門の毛同志を復活させよう。』

 

『どうやって?』

 

『クローンを作るのは失敗した。

だから、今度は「メカ・マオツートン」だ。』

 

『ははあ…』

 

『大作少年が、リモコンで呼びかけると

「ま゛」っていって、『毛沢東廟』の天蓋が開いて…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日のジャイアント・ロボ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『これ、夏休みになると毎朝必ず見てたなあ。』

 

『いま見ると、びっくりするくらい

チープなセットですね。』

 

『でも、それがよかったんだよ…』

 

 

 

 

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2011年7月26日 (火)

ノルウェイの殺人鬼と、排他主義と外国語崇拝

ノルウェイで起きた、無差別殺害事件。

動機は、『国粋主義』なんのだという。

(読売の記事)

 

 

 

 

 

 

『ノルウェイの国粋主義っていうと、バイキング?』

 

ノルウェイの純血って誰だよ?ってことですよね。』

 

『大体、『ヨーロッパ人』の定義ってなんだよ。?』

 

『えーと、眼が青い?』

 

『眼が青くないヨーロッパ人ははいくらでもいるぞ。

ついでにいえば、肌の色も髪の色も

特定できないのがヨーロッパ人だ。』

 

『日本人は、黒い瞳に碧の黒髪…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『第二次大戦のヨーロッパで、

ナチスが、英語の出来る軍人に米軍の制服を着せて

戦線の背後に進出させた事がある。』

 

『グライフ作戦ですね。』

 

『連合軍は大混乱に陥った。

なにしろ顔立ちや、眼の色では区別がつかない。

しかも言葉が出来る。』

 

『どうやって始末したんです?』

 

『教育がある奴を選抜してるから

大統領の名前くらいだったら、3代前まで

そらんじちまう。』

 

『うーん。』

 

『しまいには、「イリノイ州の州都は?」とか

「去年のホームラン王は?」とか、

アメリカ人なら知ってるだろう的な質問を出した。』

 

『野球に詳しくないひともいるでしょうに…』

 

『正解を答えたのに、

確認のために拘留されちゃう中将が出てきたりして

手がつけられなくなった。』

 

『面白いですねえ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『でもな、これが太平洋戦線で出来たか?』

 

『…あっ。だから、日本人2世部隊は

太平洋に投入されなかったんですね。』

 

『敵と味方でも、軍服を換えちまえば

ドイツ人もイギリス人も一緒だ、というあたりが

ヨーロッパの、恐ろしいところだ。』

 

『…むう…』

 

『そのヨーロッパで、排他主義がはびこっている。

しかも、ノルウェーばかりじゃなくて、

ドイツでもフランスでもイタリアでも、

民族主義政党が議会で大きな勢力を持っている、

という事にびびろうぜ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あいつらだって、

外国人排斥に無理がある事なんか、わかってる。』

 

『無理?』

 

『シェンゲン協定、っていってな。

「ヨーロッパ」に入いっちまえば、

あとは移動も居住も自由。パスポートのチェックもない。

という協定があって、ノルウェイも加盟している』

 

『そういえば、最近は、ヨーロッパに行っても

はんこを捺してくれないから寂しいです。』

 

『だから、ヨーロッパってどこだよ?』

 

『え?え?』

 

『髪の色でも、眼の色でも。

基本的にあいつらは区別できない。

いま、あいつらが排他的な牙をむいているのは

イスラム系とか、要はアジア人だ。』

 

『まあ、あんまりそう言い切っちゃうのも…』

 

『バイキングのくせに、偉そうな事いってんじゃねえよ。』

 

『でも、彼らは、言語、宗教において

アイデンティファイドされていて…』

 

『言語?』

 

『ヨーロッパ人は、外国語が2つ3つ話せるのが

当たり前、らしいですよ?』

 

『発言小町に、

「在欧20年です。

おー、日本のカタカナ言葉、

片腹痛いですねー。」なんて、

読売のくせに生意気なこと言う馬鹿がいる。』

 

『読売のくせに生意気ですね。』

 

『そんな連中が使う言葉は

全力で(自粛)だ。

読売だから仕方がないが

正力、野球は青空の下でやれよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『大体、われわれが英語、だと思ってる、あのアルファベットは

英、仏、独、伊、伯、白、蘭、西、もうめんどくさいけど

ラテン文字だから、大体西ヨーロッパで共通だ。』

 

『東ヨーロッパは、キリル文字ですよね。』

 

『行ったことはないけど。あれも、慣れると読めるよ。』

 

『ギリシア文字は駄目でした。』

 

『あんな、数学や物理の記号みたいな文字に囲まれて

ギリシア人で文系の人は、泣いちゃわないんだろうか?』

 

 

 

 

 

『日本の隣の韓国ではハングルだ。

人工言語だから、教育を受けないと読めない。』

 

『でも漢字が使えるでしょう…』

 

『日、韓、台、中は漢字が共通語のはずだが

これが見事に通じない。』

 

『中国語では「手紙」はトイレットペーパーだとか?』

 

『そういう用法の問題じゃなくて、

まず漢字が読めない。』

 

『中国大陸の簡体字なんて、読めませんねえ。』 

 

『例えば中華人民共和国は

中华人民共和国」だ。』 

 

『華がなんであんな字になっちゃうんでしょうねえ。』

 

『華やか、なのが「华」だとよ。』

 

『だから、文字を共有出来ないアジア人は

となりの国の言葉もしゃべれない。』

 

『それが、いい事なのかどうか…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『フランスにノルマンジーって地域がありますね。』

 

ノルマン人がイギリスを占領したノルマン王朝が

征服したからノルマンジーだ。』

 

『…ややこしいですねー。』

 

『いろんな「民族」が混ざり合ってるのが、ヨーロッパだ。』

 

『ノルマンジーに住んでるのは、何人なんです?』

 

『イギリス史上最低の「失地王ジョン」が

ジャンヌダルクに追い出されるまで、イギリスだった。

イギリス王はフランス王の家臣だったんだ。

あいつらに「国境線」の感覚なんかないんだ。』

 

『まあ、アジア人や、アフリカ人に適用したのとは

違うルールで動いてますよね。』

 

『フランスだのイギリスだのが生意気に主権をどう、

というのは、片腹痛いわ。』 

 

『日本人が偉そうに言えるかどうかは別ですが。』

 

『しかしな? 例えば、いま、

小学生が生意気に英語を教わったりしている。』

 

『えーと…。会話能力を高めるために、外人を雇っている、と。』

 

『馬鹿じゃねえか?』

 

『思わず、ひらがなを誤植するくらい興奮していましたね。』

 

『ガキに英会話の能力なんかいるか。』

 

『そうですか?』

 

『ヨーロッパ人が3ヶ国語しゃべれる、として

それがどうした?

英仏独の語彙の7割は共通なんだぞ。』

 

『3ヶ国語とも、

陰茎の事は「ペニス」ですね。』

 

『だから、ちっとも偉くない。』

 

『それなら、2国でドイツ語を選んだ、あなたは

ヨーロッパ中の言葉がぺらぺらだとでも?』

 

『……ごめんなさい。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『他文化に寛容か?という事で訊かれると

日本人は、必ずしも誉められたもんじゃない。』

 

『だから、イスラム排他主義で数百人を死傷させた、

このヒッキーは許せないですね。』

 

『ヒッキーなのか?』

 

『まあ、32なのに親と同居していたらしいです。』

 

『そんな奴に「純血」を説かれても、

ねえ…』

 

『結婚しろよ、って事ですね…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の二人。』

 

 

 

 

 

 

 

 

グライフ作戦を指揮した、

オットー・スコルツェニー。

00000000otto

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

負け戦のあげく解任された、

ムッソリーニを『救出』した

グラン・サッソ作戦を指揮したのも、このひと。

 

戦後も30年、生き延びて、

世界中にネオナチの組織を作った。

 

とんでもないお金持ちだったという。

 

主義主張はともかく

何て豪快な人生なんだろう、とは思う。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うん、まあ。そんな人生もあるよね。

Hitler

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

独裁者の休日。

 

 

 

 

 

 

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2011年7月24日 (日)

今日の深夜12時、アナログテレビでは            「地デジカ」が正体を現すらしいよ。

『いよいよ、今日。アナログから地デジへの変換ですなあ…。』

 

『では、これから「地デジ移行パブリックビューイング」を

おこないます。』

 

『うふふ、た、楽しみですなあ。』

 

『24日の正午に、画面が真っ青になって

「お知らせ画面」が出たところまで確認しましたっ。』

 

 

00000000000000000anarogu

 

 

ざーっ

 

 

 

 

『この状態が、半日続いて

25日の午前0時には電波が入らなくなって

画面が砂嵐になるらしいですね。』 

 

『ところが、だ。

さすがに、数十年親しんで頂いた

アナログ放送終了に当たっては

秘かな「裏メニュー」があるらんですよね…。』

 

『…うふふ、サンドストームになる前に…』 

 

『うふふ、地デシカが裸で踊るらしいじゃないか?』

 

『地デシカは初めから裸でしょ?』

 

『そうじゃなくて、

砂嵐の中で、地デジカが踊ってんのよ…』

 

『へー…』

 

『それで、地デジカが一枚ずつ脱いでいく。』

 

『はい?』

 

『そして、あのキャンペーンの人も…』 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『もしもしっ。』

 

『はい、『地デジコールセンターです。』

 

『うちのテレビが映らなくなったんですっ。』

 

『はい、ご利用のテレビは、アンテナでしょうか?

それともケーブルテレビですか?』

 

『と、とにかく映らんのやっ。

「新婚さんいらっしゃい」を見て、「笑点」を見ないと、

あたしの、日曜日の午後はあかんねやあ。』

 

『わ、わかりました。

いま、画面はどんな状態ですか?

青い、案内画面になっていますね?』

 

『真っ暗やねーん…』

 

『え?』

 

『昨日電話があって

「関電です、電気代はろうてくださいって。』

 

『…払いなさいよ。』

 

『だけど、私は姑と小姑にいじめられて

友達もいなくて、親も見放していて、もう、

発言小町でも味方がいないしっ。

 

『だから、金払えってば…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ではっ。地上最後のアナログ放送終了に当たって

あの伝説の「地デジカ」が

最後に脱ぐ場面をごらん下さいっ。』

 

『おおーう。』

『あのシカの正体は誰なんでしょう…』

『私はねっ、つよし君だと思うんですよねっ。』

『意外と、江頭なんじゃあ…』

 

『さあっ。地デジシカ君の中にいたのは

このひとですっ。…』

 

 

『ああっ。』 

 

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あちー 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この、馬鹿…

 

 

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ちなみにこれは、法務大臣時代、

『裁判員裁判』のキャンペーンをやる、くにー 

 

 

 

 

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2011年7月23日 (土)

透明人間は日焼けするのか?

『いや、かなんわあ。』

 

『しろこさん、どないした?』

 

『ちょう、これ塗ってえや。』

 

『なんやの?これ。』

 

『日焼け止めやんか。

あたしは日焼けに弱いんや。これ、

「SPFマックス」いうて、SPF値99.7やで』

 

『ほとんど、パテやな。それ…』

 

『ええから、背中に塗ってえや。

手えが、とどかへんのや。』

 

『背中いうて、どこやの?

透明やから、わかれへん。』

 

『あー、もう。これがおなかや。

あとは、もう背中だけやねん。』

 

『しろこさん、背中以外真っ白になってんで。』

 

『うそっ。』

 

『…耳なし芳一みたいや…』

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『という事で今日のテーマは

「透明人間は日焼けするか?」 だ。』

 

『テーマ?…』

 

『今頃、共産党中央委員会は大爆笑だろうな。』

 

『3日前から大爆笑でしょうとも。』

 

『なんか悔しい…』

 

『それなら、「社会派ハードボイルド・ブログ」の

路線を貫きなさいよ。』

 

『…なんか、つかれちゃってさあ…』

 

『3日続かないですよねえ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『先天的にメラミン色素がない動物、というのがいる。』

 

『アルビノっていう人たちですね?』

 

『人間だけじゃない。

「おお、白いヘビじゃ。神様の使いじゃ」なんていうのは

大抵は、このアルビノだ。』

 

『で、そのアルビノの人は

「日焼け」するんですか?』

 

『色が黒くなる、という意味では日焼けしない。』

 

『松崎しげるにはなれない、と…』

 

『いや、あれ。うらやましいか?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『そこで、本題に戻って

「透明人間は、日焼けするか?」だよ。』

 

『…本題、なんですか?』

 

『透明人間、がいるとしよう。』

 

『架空のディベートのテーマみたいなもんですね。』

 

『透明人間の定義、とはなんだ?という原理原則は、こうしよう。』

 

『はい?』

 

『いっさいややこしい仕組みを考えず

ディテールをすっ飛ばして、取りあえず、

「あらゆる光線を透過する。」

という事だけにする。』

 

『…細かい事考え出したら、きりがないですもんね。』 

 

『そのうえで、

透明人間は日焼けすると思うか?』

 

『うーん。』

 

『……』

 

 

 

 

 

 

 

『でも、アルビノの人は、

黒くはならないけど、「太陽に反応」するんですよね?』

 

『する、なんてもんじゃない。

色素っていうのは体を守る機能がある。』

 

『日焼けにも、意味がある?』

 

『黒くもならないし、シミもソバカスも出ないけど

アルビノの人たちが太陽の下に出るのは、

実は命がけだ。』

 

『…命がけ?…』

 

『黒く焼けないけど、赤く腫れたり

皮膚ガンになったり…』

 

『…それなら、透明人間の人も

日焼けするんじゃないですか?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『しないと思うんだよなあ…』

 

 

『えっ?』

 

『たぶん。日焼けはしない。』

 

『だって、色素のない人がそんな事になるなら…』

 

『アルビノの人は、皮膚に色がついていないだけで、

あとは健常者と変わらん。』

 

『そりゃそうでしょう。』

 

『彼らが日に焼けても黒くならないのは

色素がないからだ。』

 

『ええ…』 

 

『だけど、太陽には、焼ける。

単に、色素が沈着しないだけなんだよ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『透明人間は違う、と?』

 

『透明人間だったら、あらゆる光線を透過してしまう。』

 

『アルビノは皮膚が光線を受け止めるんですよね。』

 

『見えるっていう事は光線を受け止めるって事だ。』

 

『…なるほど。』

 

感光はするけど、現像できない、

アルビノは、そんな印画紙みたいなもんだ。』

 

『陽に当たったら、感光どころの被害じゃないですが…』

 

『だけど、そこに行くと

透明人間は感光もしないんだぜ?』

 

『そうなら、日焼けして、松崎しげるにはなれない、と?』

 

『いいじゃないか、美白は地球の憧れだ。

それはもう、鈴木その子からマイケルジャクソンに至るまで。』

 

『ちょいちょい、固有名詞を出すのは止めましょう、ね。

しかも、死んじゃった人…』

 

『とにかく光を引き受けないんだから、

赤外線サウナでも、暑くない。』

 

『…そうかなあ?』

 

『日焼けサロンに行っても…』

 

『それは、金の無駄、ですね…』 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『おやめなされ、

声を聴けば、まだお若くていらっしゃる。

彫り物なんて、あとで後悔しなさるぞ…』

 

『いえっ。せっかく「伝説の彫り師」

伊勢屋権野兵衛先生を捜し当てたんですっ。

なにとぞ。なにとぞ…』

 

『しかし、私の事を知っていらっしゃるのなら、

私が、もう眼が利かない事もご存じじゃろう。

もう、あなたの、お姿が見えないんじゃよ…』

 

『しかしっ、伝説の権野兵衛は

「眼を瞑って彫る」と聞きました。

私は、あなたのその「奇跡の指」にお願いしているんですっ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

『…後悔しなさらんか?』

 

『もちろんですっ。』

 

『…横になりなされ…』

 

『…はいっ。』

 

『おおう、これは綺麗な肌じゃ。指でわかる。

もったいないことよ。』

 

『後悔はしませんっ。』

 

『それで、なんと彫りましょう。』

 

『背中、と。』

 

『はい?』

 

『背中に背中と彫ってくださいっ。

私は透明人間なんですっ。』

 

『…それは気がつかなかった。』

 

『体が見えない苦労が、わかりますか?

あおむけに寝たって、

「えー?あおむけだったのー?

なーんにも出っぱてないから、表と裏が、わかんなーい。」

なんていわれる気持ちがっ。』

 

『…それで、「背中」?』

 

『それなら、表と裏がよくわかるでしょうっ。』

 

『でもね…』

 

『なんですっ?』

 

『背中、って漢字は左右対称なんだ。

あんたが、うつぶせになろうが仰向けになろうが

あんまり関係ない気がするよ…』

 

『…あっ。』

 

『だから、彫り物なんておやめなされ。』

 

『そ、それならっ。背中に

「透明人間現る。」と書いて下さい。』

 

『透明人間現る?』

 

『それを見せる時は、つまりそういうシチュエーションです。

僕は、普通の女性と、そういうことがっ…』

 

『いえいえ、嘘を言ってはこまります。』

 

『どういう事ですっ?』

 

『現れないのが、透明人間。

でございましょう…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の透明人間。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピンクレディーの中では

ちょっとマイナーな曲かもしんない。 

 

でも、

『現れないのが透明人間です。』

っていう歌詞は、すごい好き。

 

 

 

 

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2011年7月21日 (木)

罪と罰と市橋と、永山基準

強姦殺人を犯したあげく、整形して無人島逃げ込んだ

市橋某に無期懲役判決。

(読売の記事へのリンク)

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『「強姦殺人」なのに無期懲役、ですか…』

 

『文明国日本では「永山基準」というものがあってな。』

 

『永山則夫?』 

 

『四人殺さないと死刑にはならない、という

やさしくて、きち○いじみた最高裁判決があるのだ。』

 

『多少、運用が変わってきたと聞きます。』

 

『でもな?昭和20年代以前だったら、

1人殺しただけで死刑になった例はいくらでもある。』

 

『ええ、』

 

『そこに、「強姦」でも「強盗」でも罪一等が加わったら

確実に死刑だ。』

 

『…袴田事件、とか…』

 

『袴田事件は再審請求中だけどな。』

 

『永山基準以下で死刑判決が出たのは

「光市母子殺人事件」ですね。』

 

 

 

 

 

 

 

 

『しかし、この事件。

たぶん裁判としては、これで終わるんだよ。』

 

『そうですか?』

 

『検察は、求刑通りだから控訴できないし、

あの畜生は殺されなきゃいいや、くらいに思っているから、

これもたぶん控訴しない。

これで、刑事事件としては終わりだろう。』 

 

『なんか、釈然としませんね。』

 

『リンゼイさんの親父さんが、こんな顔したって

この強姦魔は生きながらえる。』

 

 

 

 

000rinnzei

でも、

『お嬢さんと、おつきあいさせて下さい』

っていっても、この両親だとびびる。

 

 

 

 

『無期懲役で確定したとして、この強姦魔、いま32?』

 

『最近仮釈放については、うるさいですから

60くらいまで、出てこられないんでしょうね…』

 

『キンタマ切ってやればいいのに…』

 

『文明国日本には、「宮刑」なんてありません。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『再審が始まるかどうか注目されている

「東電OL殺人事件」も、

「強盗殺人事件」なのに無期懲役だ。』

 

『あの事件、強殺だったんですか?』

 

『5000円で女を買って4万円奪った。』

 

『いろいろと安い事件ですけど、

とにかく、このネパールの人は無罪を訴えてるんでしょう?』

 

『でも、姦ったんだろ?』

 

『…そこは、被告も争ってません。』 

 

『冤罪の疑いがあるなら、審理を尽くしたらいいけど

どうも、違和感があるなあ…』

 

『でも、買春で無期懲役はひどいでしょう。』

 

『今回、再審のきっかけになったのも

他人のチン毛が出てきたって事だよな。』 

 

『えーと、あんまり被害者の事を悪く言いたくはないですけど

この東電の人は、精神的に病んでいたようですね。』

 

 

 

 

 

 

 

 

『で、まあ。この市橋某ですよ。』

 

『懲役っていう事は、更正教育がおこなわれるんだろうけど…』

 

『千葉刑務所は、年2回、「囚人の作品」を売りますね。』

 

『へー』

 

『いや、安くて、品質がいいんです。

さすがに、そういう作品では、手を抜きませんから…』

 

『なに売ってるの?』

 

『いや、最近は知りませんけど。

昔は、靴とか、椅子とか、箪笥とか…』

 

『でも、あれ、招待状がいるんだよな…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『おいっ、新入りっ。現場に行くぞっ。』

 

『なんだと?この野郎…』

 

『まあ、まあ、まあ、あなたはいま、総理じゃないわけですし。』

 

『でもっ。先週まで俺は、総理だったんだっ。』

 

『……忘れましょう…

…悪い夢、だったんですよ。

いまは、もう、遠い夢だったんです……』

 

 

 

 

 

 

 

『でもっ、でもっ。閣僚みんな辞表を出すなんて

いい恥さらしだっ。』

 

『…もう、お忘れなされ…』

 

『それなら、俺が全部やるって言って

改めて、親任状を要求したら

「閣僚の辞任署名がないと発行できません」

なんて言うっ。

解散は、総理の専権事項なのにっ』

 

 

『いい度胸ですね。それは皇室批判ですか?

解散権は、俺の自由だから、

黙って御璽を押せ、という。』

 

 

『け、憲法7条は「天皇の国事行為」として

「衆議院の解散」を書いている。

天皇に国事行為の「助言と承認」を与えられるのは

総理大臣なんだよっ。』

 

 

『違うわ、馬鹿野郎。

「助言と承認」を与えるのは「内閣」だ。

閣僚が、全員辞表を叩きつけたら、

貴様に解散権なんかないんだっ。』

 

 

『…うわーん。』

 

『いいから、作業を続けるぞっ。』

 

『…ひっく…』

 

『椅子の脚にするから、 

そこの樫の木を持って来いっ。』

 

『えーっと…』

 

『てめえっ、まだ、

ストレステストをやりたいのかっ?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の一枚。』

 

 

 

 

 

 

000miki

 

 

あきらめたわよ。

 

 

 

 

 

 

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2011年7月20日 (水)

屋台課長の飲み代を持つのは、誰なんだ?

福岡市が、総務省から出向した26の若僧を

『屋台課長』に任命、というニュース。

(読売の記事へのリンク)

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『「減少する博多名物の屋台」について、専従課長を設置。

だそうです。』

 

『……』

 

『博多の屋台っていえば、ラーメン、おでん、居酒屋…』

 

『……』

 

『最盛期に比べると、半数以下。なんだそうです。

なんとかして貰いたいですねえ…』 

 

 

 

 

 

 

『「建築物」の定義をいってみろ。』

 

『は?』

 

『一級の試験に出るぞ。』

 

『えーと、「屋根がある。」?』

 

『それじゃあ、30点だ。

「土地に定着している事」が建築物の定義だ。』

 

『移動できたら「建築」じゃない?』

 

『「屋台問題」の本質はここにあるんだよ』 

 

『誰も議論しませんね。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『「大たこ騒動」をおぼえているか?』

 

『道頓堀の?』

 

『あいつら、代執行の前日にみんなで屋台を引きずっていった。

土地に定着していない。

「可搬性」は、あったんだよ。』 

 

『ええと…それが、博多の屋台と一体?』

 

『馬鹿野郎っ。

「大たこ」は、動かせるくせに30年間動かさなかった。』

 

『ずっと、あそこにありましたよね。』

 

『あげく、占有が長期にわたったから

「取得時効」を認めてくれ、

と眠たい事を言い出したんだっ。』

 

『ああ、まあねえ…』

 

『博多の屋台がそうかどうかは知らん。

でも、そういう事で屋台に居座られた街というのは、

日本中にある。』

 

『でも、博多の屋台は、昼間にはどかしていますよ?』

 

『それは、行政がそこに敏感だったからだ。』

 

『夕方になると移動してくるんですよね。』 

 

『夜になったら、毎日同じ場所で営業するだろ?』

 

『まあ、ガイドブックに載ってますしねえ…』

 

『屋台の場所が、

ガイドブックに載ってるっておかしくないか?』 

 

『でも観光客もガイドブックを見てくるわけだし…

いちおう「この辺」っていう書き方をしてますよ…』

 

『でも、実際は決まった場所でやっている。

新参者がよその場所で店を開けたら袋だたきに遭うぞ。』

 

『まあ、そうでしょうね。』

 

『夕方から深夜であろうと、

決まった場所で営業できる、というのは、

はっきりと「権利」なんだよ。』

 

『電気や、水道、排水なんかを考えたら

もう、半日ごとに移動する事なんか

めんどくさくてやってられないでしょうね…』

 

『だから、定着したい。

街の名前は言えないが、そういう事で

既得権を認めさせられた街もある。』

 

『…どうも、固有名詞が出しにくい話で困ります。』

 

『しかし、定着させてしまえば、『建築』だ。

建築と、屋台みたいな仮設とは

権利の上で天と地ほどの差がある。』

 

『そこで、福岡市は規制したんですね?』

 

『さすがに、数百軒あった屋台を全廃させるのは乱暴だ。

しかも、「博多ラーメン」っておいしいじゃん。

という事になって、

「一代限り」に限って営業を認めるようにした。』

 

『相撲の年寄株のように、

名跡を売ったりしちゃいけない、と。』

 

『「二代目」を作るのも駄目だ。』

 

『でも、「クッキングパパ」では、

若い人が、屋台を作ってましたよ。』

 

『……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『おかげで、博多の屋台は、激減した。』

 

『狙い通りじゃないですか。』

 

『そうしたら、今度は、淋しい。と。』

 

『はい?』

 

『博多=屋台、っていうのはもう名物やばってん。

なくなるごと、淋しうごわんど。と』

 

『その、いい加減な九州弁は、九州の人を怒らせますよ?』

 

『そこで登場したのが、この「屋台課長」だ。』

 

『なにするんですか?このひと。』

 

『ただ、飲む。』

 

『うらやましい…』

 

『そうでもないかもよ?』

 

『なんの役に立つんでしょう?』

 

『市長いわく、

「東京から来た若い彼の目に屋台はどう映るのか、

まっさらな視点と若さ、フットワークに期待している。」

んだそうだ。』

 

『…えーと、嫌味?』

 

『当たり前だろ?

東京のキャリアの26の若僧が

地方に、いきなり

「課長級」としてやって来る。』

 

『明治時代の感覚ですよね。』

 

『26なら、学卒で卒業して3年か4年。院卒なら1年か2年だ。

まだ、皮もむけちゃいない。』

 

『東大だそうだから、浪人してるかも知れませんね。』 

 

『そんな奴であれば、遊びなんか知っているはずがない。

ひょっとしたら童貞かも知れん。

なにが「東京の感性で」だよ。』

 

『出身は茨城だそうです。』

 

 

『へー、東京……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『これはいじめじゃないのかなあ?』

 

『はい?』

 

『東京から、「バカボン」を押しつけられた。

使い途がないし、こんな奴に課長面されると

本来の地元職員がやる気を無くす。』

 

『たたき上げの人はたまらないですよね。

東京から来た、若僧が、

公務で、酒飲んでいいって。』 

 

『さすがにその辺は遠慮するだろう?』

 

『でもこの報道だけ見たら、そう思いますよ。』 

 

『この市長どこの政党?。』

 

『党員じゃないらしいですが、

公明党と自民党の支援を受けてます。』

 

『1974年生まれって、ついこの間じゃねえか…』

 

『ほかの政党はどうしてるんでしょう。』

 

共産党は全力で腐っているし、

福岡の民主党は「俺は客だ。」の馬鹿松本だ。』

 

『嫌になりますな。』

 

『人の街の事だから、知ったこっちゃないがな。

酒飲まして、福岡にいる間にアル中にしちまえ。』

 

『それは、穏やかじゃないですねぇ…』

 

『さもなくば肝臓を爆破させちまえ。

死んだところで、

「いやあ、

九州ではこれが普通ばってん。」と』

 

 

『だから、いい加減な九州弁は怒られますっって。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『…はあ。でその屋台課長の飲み代は

福岡市民が払うんでしょう?』

 

『「専従課長」というからには、そうだとも。

もちろん、『飲み代』なんて費目のはずはないが…』

 

『業務命令で屋台に行くのに、自腹のはずはないですよね。』

 

『建前上自腹、だとしても、

そうであれば、労基法とかなんとか

いろいろ法律的によろしくない。』

 

『そもそも、公務員ですもんね。』

 

『そうさ、だから、奴の給料が、税金だ。

福岡市には地方交付税が、だいぶ行っているから

全国民が、

彼の飲み代を支えるわけでもある。』

 

 

『…さいてー。』 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日のバカボン。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

辞令を受ける『屋台課長』

000000000baka  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福岡の人は、このバカボンの顔を覚えておいて、

屋台で見かけたら。

 

『かちょーうっ。課長。

おごって下さいよう。』 

 

 

といって、絡もう。

だって、税金でのんでんだぜ?

 

許すか?この馬鹿。

 

 

 

 

 

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2011年7月18日 (月)

勝尾寺の狼

久しぶりに車を運転した。

   

 

 

 

 

 

 

 

かつては、『勝尾寺のオオカミ』と呼ばれたものだ。

 

HONDAスーパーシビックCVCC85馬力(グロス)を駆って

ヒール&トゥでシフトしながら、

箕面の山道を走り回っていた頃を思い出すぜ。

 

と、思って、ハンドルを握ってみた、

 

 

 

 

ごめん。

ぜんぜん、運転できねえ。

 

 

 

 

 

 

 

いやあ、怖い怖い。

車を借りる、ということがいやなので、

ここ数年運転する事はなかったのだが

よんどころない事情で運転してみた。

 

 

駄目、ごめん。

怖いよう。 

 

 

かつて、を知っているからいけないのかも知れない。

正直、私以上の年齢で運転している人はいくらでもいる。

 

アクセルとブレーキを踏み間違えて

人を殺しちゃう年寄りがいたりするが

それがニュースになるのは、

ニュースにするくらい珍しいからだ。

 

だから、大丈夫。

と言い聞かせたところで、怖い怖い。

 

 

 

 

 

まず、『車幅感覚』というのがわからなくなっている。

 

 

かつて、あらゆる所に駐車できる、

というのが自慢だった。

ちょっとした中古車屋でも勤まるくらいの自信があったのだが

ごめんなさい。

 

 

ぜんぜん駄目。

もう、びっくり。

 

 

小さな車なんだけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、『速度感』をなくしているのが怖かった。

結構出しているつもりでも

メーターを見たら40km/hくらいだ。

 

 

もとより、スピード違反などするつもりはないが

背後にタクシーにびたっと着かれて

煽られる、という体験を久しぶりに味わった。

 

 

すっごい、腹立つ。

 

 

あと30年若ければ、急ブレーキを踏んでやった。

実際にそれをやって、171号線の路上で

(自粛)と殴り合った事があるのだが

それは青春の影だ。

 

しかし、もはや大人だ、

そんな事はしない。

穏やかなものである。

 

 

 

 

大体あの連中は、最近は

くそ生意気に車載カメラなんてのを積んで、

自分たちが、いかに煽ったかという悪行を記録しない。

卑怯者である。

 

そこで、ブレーキランプを点けずに

急ブレーキをかける方法というのが(以下自粛)

 

 

 

 

 

大体、車間を詰めてきている時点で犯罪だ。 

絶対にゆるさねえぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とは、言いつつ

明日も運転せねばならない。

 

平和な気持ちでいこう。

 

 

 

 

 

 

平和な…

 

へいわ…

 

……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の海の日。』

 

 

 

 

 

 

 

 

祝日に疎くなっていると思ったら 

今日は『海の日』だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

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2011年7月17日 (日)

小学校のプールで子供たちが遊んでいる   午前10時

暑い。

 

   

 

 

今日(17日)は3連休の中日。

でも、こどもたちは、もうこの3連休から

夏休みに入るんだろうか?

 

 

朝に、ちょっと近所を歩くようにしているのだが

ほんの20分ほどの間に

虫取り網を持っているこどもたちに5組出会った。

 

そのうち3組が親子連れ。

 

 

 

『よおし、お父さんに任しとけ』的な30男が

こどもを引き連れて

『ねー、さっきセミが鳴いたよ?あれなにゼミ?

なにゼミ?なにゼミ?なにゼミ?』

 

 

 

なんていうのを聴くと、ちょっと泣く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セミの鳴き声は、たくさんする。

でも、マンションの植栽なんて、当たり前だが

あんまり虫がつく樹は、植えない。

 

セミだったら、種類にもよるがクヌギとかサクラとか樹液が出て

おいしそうな樹に出てくる。

 

 

しかし、うちの近所はクスノキみたいに癖のある樹ばかり。

 

 

 

 

 

3連休のお父さんが、張り切って

『よーし、こっち』なんていいながら、

クスやシイの公園なんかをうろうろしていても

捕まらないだろうな、と横を通りながら

黒い気持ちで思ってしまう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、朝なのに

公園の隅っこに、6歳くらいの女の子が二人坐っていて

捕まえたセミを、

うれしかったんだろうな、

 

『おしっこー』といって

ションベンしているセミを

こっちに向けてくれた時には、なんか

にこにこしてしまった。

 

 

 

 

かといって、近寄って、言葉なんかかけたら

不審者として通報されてしまう恐ろしい時代なので

精一杯の笑顔を送ったのだが

彼女たちに届いただろうか?

 

 

にこにこ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の三枚。』

 

 

 

 

 

 

 

 

2010年。

猛暑の中国での「レミング・プール」

Baloon4  

 

 

 

 

 

 

うわあ、暑そう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こっちの方がいいや。

Baloon5_baby_swim  

 

 

 

 

 

 

でも、これは、

安全なんだろうか? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、

涼しい画像をどうぞ。

 

Daily_picdump_424_640_31   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うん、アイス買ってこよ。

 

 

 

 

 

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2011年7月15日 (金)

ロゼッタといえば…

7月15日は『ロゼッタストーン』が発見された日。 

    

 

000rosetta 

 

上からヒエログリフ、その草書体、

ギリシア文字が書いてある。 

 

 

 

ロゼッタストーンそのものは、小さな石で

いまは大英博物館にある。

 

 

 

 

 

 

なんだかよくわからない理由で

エジプトに攻め込んだナポレオンが

そこで『発見』した。

 

 

古代エジプト文字とギリシア語が書かれた

この小さな碑文は、世界中の考古学者に対する挑戦状となる。

世界中がかかって、解読するのに結局20年以上かかった。

 

シャンポリオンという兄ちゃんがわずか22歳でこれを

解読するまでの過程と、その後の話は

とても面白いのだが、今日は書きません。

 

とにかく、彼のおかげで、

我々は1万年以上昔の事を知る事が出来る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日のロゼッタ。』

 

 

 

 

 

 

 

我々の世代だと

『ロゼッタ』というと、これ。

 

その宛先で、ちゃんと届いちゃうのか?

というあたりが、逆にすごい。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、CMアニメの眼の大きい人は『くろこさん』で

しきりに『しろこさん』をうらやんでいるCMがこれ。 

(音声がちょっと聞き取りにくいです)

 

ファミリーサイズ480円、普及型でも240円というのは

40年前とはいえ、ちょっと高い。

 

 

そして、化粧品なんだから

『普及型』とか『徳用型』って言うなよ。

 

 

 

そして、『ロゼッタ』じゃなくて、『ロゼット』でしたね。

いま現在も存在する会社なので

名前を間違えちゃいけないんだけど、

ガキの頃、『あーら、しろこさん。』とかやってた時には

『ロゼッタ』って言ってたと思うんだけどなあ。

 

 

だから、この石のことも

このCMと共に覚えている。

 

 

 

 

 

なんで『ロゼッタストーン』から

いきなり『洗顔パスタ』にいっちゃうのか?と思った方も、

たくさんいらっしゃるだろうが、

我々の世代では、『ロゼッタ』といえば

『しろこさんとくろこさん』なのだよ。

 

 

『なのだよ』っていわれても困るか…

 

 

 

シャンポリオンの話をしろよ、って思うんだけど

どうしても、とめられなかったの…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、戦争に行ったはずのナポレオンが

なんで、こんな石を見つけたのかというと

彼は、アレキサンダー大王に心酔しており、

遠征先に学者を連れて行ったから。

 

トルコが衰えて、イスラム勢力圏だったオリエント地域が

ヨーロッパに『再発見』され始めた時代でもあった。

 

 

ギリシア建築の再発見がおこなわれて

『あれー、むかしの建物ってこんな形してたんだー』

ということで『新古典主義』なんていうのが起きたりもする。

 

 

 

 

 

 

フランス人が見つけた石が、

なぜ大英博物館にあるかというと、

陸では強かったナポレオンは、

海ではまるっきり弱くて

イギリスのネルソン提督率いるイギリス海軍に

アキテーヌ湾の戦いで敗れると、エジプトに孤立。

 

ピラミッドの前で『諸君を4000年の歴史が見守っている』

といって煽ったはずの、6万人の兵隊を見捨てて、

フランス本土に逃げ帰っちゃったから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の、もう一枚。』

 

 

 

 

 

 

 

 

くろこさん、居心地悪い。

Minority  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年7月13日 (水)

『あの映画』の続編、はこれだ。

『という事で、みんなに集まって貰ったのは次回作の件だ。』

 

『ちょ、待って下さい。

今週末から、1年かけた超大作の

最終回の後編が、公開されるでしょうっ。』

 

『ふつう、「最終話」を2回に分けるか?

しかも、半年おきに公開って…』

 

『…まあ、ねえ…』

 

『売れるのはわかるんだけどさ。

ちょっと、遠慮がないよ。

AKB総選挙を半年かけてやるようなもんじゃねえか?』

 

『あの、いろんな所に喧嘩売らないで下さいね?』 

 

『「遊星からの物体X」と、「新幹線大爆破」と「エイリアン」の

3本立てを、夜中に見た身の上からすると

あれは、一体何だ、と。』

 

『び、貧乏な学生時代だったんですねっ。』

 

『うるせえっ。いまだって、貧乏だっ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『という事で、このシリーズの次回作は

「ハリー・ボタボタ・リターンズ」。』

 

『わーわーわーわー。』

 

『あるいは、

「ハリー・ボタボタ・帝国の逆襲」。』

 

『や・め・な・さ・い。』

 

『でも、いま止めちゃうのはもったいないと思わないか?』

 

『惜しまれているうちに辞めるのが、華ですよ。』

 

『辞めないひともいるしなあ…』

 

『あれだけ言われてるのに、ねえ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『えーと、何だっけ…』

 

『だから、あの映画の続編、ですよ。』  

 

『「ハリー・ボタボタ・故郷に帰る」とか…』

 

『故郷に帰る?って?』

 

『だから、あの色気のないドラマにも

「マドンナ」を入れる訳よ。

現実のラドクリフ君は、今月22だぞ。』

 

『いい大人ですね…』

 

『…だろ?』

 

『マドンナって…』

 

『そりゃあ、やっぱり高峰秀子…』

 

『その映画、あんただってリアルタイムでは知らないでしょう。』

 

『高峰秀子も死んじゃったしね。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ラドクリフ君も、「いつまでもハリーじゃない。」と

性格俳優として「西部戦線異状なし」なんかに

出演するらしいですよ。』

 

『はんっ。子役が陥りがちな罠さ。

子役だって大人になる、ひげが生えて、声変わりして

ただのデブになって、それでも世間は

『ああ、あの○○ちゃん…』としか思わない。』

 

『子役時代のイメージを消せなかった俳優・女優は

確かに、たくさんいますね。』

 

『そこを勘違いしやがって。

大体あのラド、すごい金持ちなんだろ?』

 

『2011年の発表では資産は4800万ポンドだそうです。』

 

『だから、何でイギリスは、ポンドなんだよ。

ヨーロッパはユーロじゃねえのか?』

 

『えーと、そっちに行くんですか?

取りあえず、いまのレートで65億円だそうです。』

 

『ふざけんじゃねえ、あのポンド札ってのは

妙にでかくて財布に入いらねえ。使いにくくて仕方がねえ。

ヤードだ、フィートだ、インチだ、ポンドだ。

てめえらの常識が「ワールドスタンダード」だと思うなよ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『せめて、映画の話に戻しませんか?』

 

『48作もある、「男はつらいよシリーズ」で

一番気に入っているタイトルが

「男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日」 なんだ。』

 

『時代を感じますねえ…』 

 

『あんなリピドー全開の短歌を書いていた、

俵万智も中途半端に枯れちゃって。』

 

『リピドー?』

 

『「愛してる愛していない花びらの数だけ愛があればいいのに」

とか。』

 

『うわあ…』

 

『中坊だよな…』

 

 

 

 

 

『「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」

って、彼氏に出した料理の事でしょうか?』

 

『喧嘩したら、「7月6日の味だせよこら。」って

って言われないのかな?』

 

『まあ、そうなったら終わりですよね。』

 

『という事で、

「ハリー・ボタボタ・ラドクリフ・くりサラダは

サラダ記念日なんだから食べなさいよね

今日はこれしか食べるものはないのよっ。

酒や酒や、酒買うてこんかい、

支持率にマイナスはないって何度言えばわかるの?」

っていう新作を作ろう。』

 

『長い、長い、長い。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『釣りバカ日誌方式で、No.だけというのもありますけど。』

 

『あれ、いくつあるんだ?』

 

『いまんとこ、映画は22作、ですね。』

 

『…ふわあ…』

 

『「水戸黄門」方式ってのもあります。

「第43部」なんていって。』

 

『素直にすごいよね、あのドラマ。

現代の忠臣蔵だよ。』

 

『新陳代謝するから、ドラマは面白いんでしょう。』

 

『でも、「新マドンナ」が、雛形あきこなんだよな…』

 

『あのひと、もう33だそうです。』

 

『まあ、AKBのメンバーの娘なんかが

出てきたらブーイングなんだろうなあ…』

 

『難しいですよね、「熟れ頃」って…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『でも、ハリー君の映画は原作が完結しているんだろう。』

 

『釣りバカ日誌って、まだ連載やってるんでしたっけ。』

 

『…たぶん…』

 

『浜ちゃんは出世しませんねえ。』

 

『島耕作なら、とっくに社長だよな。』

 

『社員旅行のチャーターバスとか、

安い国内線とか、フェリーとか、

ビデオで「釣りバカ日誌」流すでしょう。』

 

『あれ、見ちゃうんだよなあ。』

 

『早く寝ろよ、って思うんですけどね。』

 

『あと、土曜日の昼間の

「ミナミの帝王」も、

つい見ちゃうんだよなあ。』

 

『すごい、時間を無駄にした、と思いますよね。』

 

『でも、悔しいけど見ちゃうんだ。』

 

『…見始めちゃうと、面白いんですよねえ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

『だから、続編をつくれば、いいのに…

「ハリー・牡丹灯籠」、とか…』

 

『…牡丹灯籠?…』

 

『魔法をかけられて、まぶたが腫れちゃったハリー君が

夜な夜な井戸から現れて、

「お前の落とした皿は、この皿かい?」…』

 

『いろんな話が混ざってますね…

「その皿じゃありません。」って言ったらどうなるんです?』

 

『この皿を落とした人は、

他にこんな皿も落としています…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日のイラチ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おにぎりを貰った、リス君。

 

『ちょっとでかいんじゃないかな、とは思ったんだよ。』

 

『まさか、ぶん投げるとはねえ。』

 

 

 

 

 

 

 

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2011年7月11日 (月)

「よるドラ」なんてなんて軟弱な

日産自動車は、同社のコンパクトカー

「日産ジューク」のウェブキャンペーンとして、

「よるドラ」を開始した。

(読売の記事へのリンク)

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『で、なんなの?「夜ドラ」って?』

 

『夜にドライブしたらクーラーも減らせるし、

家で電気使うより、外で発電しろって。

地球にとってもやさしいって。』

 

『夜にドライブするから「夜ドラ」?』

 

『「超かっこいい」でしょう。』

 

『あたまわりー。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『我々は、そんな卑怯なことやりませんでしたよね。』

 

『夜に車には乗ったぞ。』

 

『でも、いまの人は地球のために「夜ドラ」ですよ。』

 

『嘘つき。』

 

『ちなみに、「「よるドラ」のために外出することで、

家庭電力使用量がピークの通常夜20時台では、

一般家庭で使用されるエアコン、テレビ、照明の

使用を控えることができる。」

 

『…ほう。』 

 

『これにより一世帯あたりの電力利用の約66%を

抑制することができる。」と言っています。』

 

『電気は使わなくても、ガソリンとか元気とか

違うものが減るだろう…』 

 

 

 

 

 

 

 

 

『また、「日産ジューク」を時速40km で走らせた場合、

感じられる風は風速計で風速2.7m/s(平均値)を計測し、

これによって家庭での電力を消費せずに

扇風機の「強」モードと同等の涼しさを得られるそうです。』

 

『…扇風機の風をえるためにくるまに乗る?』

 

『家族や恋人と「よるドラ」に楽しめば、

暑い夏を涼しく過ごせるだけでなく、愛も深まり、

節電効果も大きいということになります。』

 

『うるせえよ、馬鹿。』

 

『うわあ…』

 

『夜中に車に乗る、なんて

我々が30年前からやっている事だ。

地球の事なんか考えちゃいない。』 

 

『まあ、ねえ。馬鹿でしたよねえ。』

 

『第三京浜で、カルロス・ゴーンが

100人の女のほっぺたを、風速20m/sでなぶっていたんなら

それはそれで、評価する。』

 

『毎秒20mって時速80kmですよ。』

 

『時速80kmの車から外に手を出したら、

その感覚が、実に乳だと…』

 

 

 

 

 

 

 

 

『都市伝説ですよね…』

 

『それをさあ、女の子に言ったら

馬鹿にされる訳よ。

「ほら、何km/hがちょうど?」とか言ってさあ…』

 

『ろくな女とつきあってないですね。』

 

『わかんないんだよ。

40km/hっていえば「へーそんなに柔らかいんだ。」とか言うし、

80km/hていえば、「そのスピードで手が出せるの?」

なんていうっ。』

 

『うわあ…』

 

『出せねえよっ。どうせっ。』

 

『あー、そのスピードじゃねえ…』

 

『かといって、「君は63.5km/h」だなんて言ったら…』

 

『そっこうでフられるでしょうね…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『スターレットに8人乗ってたりしてな…』

 

『スターレットに、体育会系4人とサーフボードが

乗っていた時には笑いましたねー。』

 

『サーフボ-ドが屋根じゃなくて

車内に乗ってんのよ。』

 

『車内?』

 

『そう。

ルーフキャリアくらい買えよ、って思うんだけど、

そこにしゃちほこばって4人、体育会系が坐ってる。

 

『バブルの頃って、案外多かったような…』

 

 

 

 

 

 

 

 

『そいつらどこに?』

 

『国道51号線を通っていったから、

おそらく九十九里浜だろう。』

 

『51号線だと途中に成田空港がありますよね。』

 

『俺たちの車の前にさあ、そんな連中がいて

当時、大学生ばっかりの中古車、なんて、

確実に検問を受けるんだよ。』

 

『ははあ、あなたも受けたわけですね?』

 

『俺らが受けるのは想定内だったけど、

その、前のスターレットも、停められる訳よ。』

 

『乗車人員が多い、とか?』

 

『いや、単に学生だから。

だけど、降りてみたら、学生の方が頭ひとつ分

背が高いんだよ。』

 

『ははあ…』

 

『もう、大笑い。

まわりを囲んでいる制服警官よりも

人数が多くて、背が高いんだ。

もう、千葉県警、恥さらし。』

 

『なんか、かわいそうになります…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『夜中のドライブは

別に悪いことじゃないのに

それを地球のため、節電のため、

とか言われるのが、腹が立つ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では『今日の二曲。』

 

 

 

 

 

 

 

 

是非、見てください。

ちょっと、泣く。

http://youtu.be/pIx5EULTBVY

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自動車ショー歌

 

『マイトガイ旭』もなつかしいけど

このビデオのすごいところは

当時の車の画像を

すべて集めているところ。 

 

 

 

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2011年7月 6日 (水)

須磨海岸の若僧への対抗方法

7日からオープンする須磨海水浴場では

今年は『タトゥー禁止』だ、というニュース。

(読売新聞の記事)

    

 

 

 

 

 

『タトゥー禁止っていうのは、問題の本質じゃないよな…』

 

『でも、苦労の跡は見えますよ…』

 

『そんなにひどいのか?』

 

『最近、夜の須磨なんか行かないですけど、

あそこ、海岸のすぐ北に、マンションが並んでるんですよね。』

 

『うん。』

 

『そこで、夜中まで騒ぐ奴はいる、

車を乗り入れる奴はいる、

クスリをやる奴はいる、

ロケット花火飛ばす奴はいる…』

 

『須磨海岸の花火って、禁止になったんじゃなかったっけ。』

 

『夜9時まではOKなんですよ。』

 

『ちゅ、中途半端だなあ…』

 

『そんな規則、守るわけないでしょう。

夜中まで、大変らしいですよ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『反撃しろよ。』

 

『はい?』

 

『…という事で、「鉄パイプ砲の作り方」を…』

 

『わーわーわーわー』

 

『まずは、どこのご家庭にもある鉄パイプをご用意して…』

 

『まてまてまてまてまて…』

 

『足場用鋼管は内径46mmなのに、肉厚2.4mmなので

使い方を間違えると、暴発の危険があります。

(2文字自粛)として使いましょう…』

 

『……』

 

『内径に対して肉厚が厚いという意味で、お勧めは

通称SGPパイプで、これはホームセンターでも、

お気軽にお買い求め頂けます。』

 

『SGP?』

 

『白ガスパイプ、という意味です。

これなら内径20mm以下からあって

(2文字自粛)用にご使用頂く事が…』

 

『待って下さい…』 

 

『…あと、黒色火薬のお手軽調合法ってのを教えないと…』

 

『や・め・な・さ・い…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『でもさあ、20歳過ぎて、

コンビニ花火なんかやってる、

おこちゃまに、なんで遠慮しなきゃいかん。』

 

『コンビニに行くと花火がすごく売ってますよね。

あんなところで買うのは、間違いなく

夜中にノリで買うやつだけでしょうから…』

 

『それならそれで結構だ、

青春を70年代に捧げたおっさんの根性を見せてやろうぜ。』

 

『…捕まるから やめようよう…』

 

『だけど、あいつら、ロケット花火を

マンションの方向に向けて撃ったりするんだぞ。』

 

『…許せませんね…』

 

『高さを利用したら圧勝だ。

二百三高地、

と呼ばせてやろうじゃねえか。』

 

『…場所を特定されたら捕まっちまいますよ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『大体タトゥーで人を威圧する、

なんて許さない。

むかし銭湯で本当に怖かったんだぞ…』

 

『…ああ、刀傷の人…』 

 

『そんなに体を焼きたきゃ、

焼いてやろうじゃねえか。』

 

『はい?』

 

『という事で「モロトフ・カクテル」の作り方。』

 

『待て待て待て待て待て…』

 

『まずは、どこのご家庭にもある、ガラス瓶に…』

 

『やめてくれよう…』

 

『これも、どこのご家庭にもあるガソリンと、

濃硫酸をブレンドして…』

 

『ねえよっ、そんなもんっ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『大体、あんたは、20の頃に

夜中に花火とかしなかったんですか?』

 

『したよ。』

 

『自分がしたのに、なんで…』

 

『小学生じゃあるまいし、

ロケット花火なんかしなかったさ。』

 

『じゃあ、何をやったんです?…』

 

 

 

 

 

 

 

『「ヘビ花火」って知ってるか?』

 

『火をつけると、にゅるにゅると成長する奴?』 

 

『一つ一つはせんねん灸くらいの大きさしかないんだ。

それでも、びっくりするくらい延びる。』

 

『…ええ。』

 

『それを20個くらい買ってきて、

砕いて粉にして、火をつけるわけだ。』

 

『うわあ、ガキ…』

 

『そうすると、一瞬で火がついて、ぼわっとなる訳よ。』

 

『花火の粉が育つと、どうなるんですか?…』

 

『我々は、「シメジ」と呼んでいた。』

 

『頭わりー。』

 

『そんな事はないぞ。

最高学府に学ぶ我々が、次にやったのは、

小学生なんかは思っても見ないような事だ。』

 

『…ほう。』 

 

 

 

 

 

 

 

 

『今を去る事、数十年前の、3月1日…』

 

『…3月?…』

 

『学年末だったのよ…』

 

『暇ですね…』

 

『そこでヘビ花火を500個用意してな…』

 

『それじゃ、規模のでかい馬鹿でしょう。』

 

『違うっ。

さすがにそれだけの量は、

ガキどもは買えない。』

 

『…大人買いって、くだらないですよねえ…』

 

『しかも、その量だと

マッチなんかでは着火できない。』

 

『…ほう。』

 

『ガキなら、そこであきらめるところだが、

そんな事は想定内だったあたりが、大人だろ?』

 

『…いや、どうやって着火したんです?…』

 

『ライターオイルをぶっかけといてから火をつけた…』

(註:絶対に真似しないで下さい。)

 

『…うわあ…』

 

『すごかったぞお…

一瞬、眼の前が真っ白になってさあ、

そのあと、猛烈な煙が出てくるのよ。』

 

『捕まらなかったんですか?』

 

『九十九里浜だったからな。』

 

『…ひでえ…』

 

『とにかく、猛烈な火球と猛煙の後に

ぼわん、とサッカーボールくらいのヘビ花火があってさあ…』

 

『……』

 

『我々の間では、今でも、あの花火の事を

「ブラボー計画」と…』

 

『はい、ストーップ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の二枚。』

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘビ花火 

000hebi

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブラボー実験

000buravo

 

 

 

 

 

 

アメリカ初の実用水爆で

第五福竜丸事件の犯人。

 

 

 

 

 

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2011年7月 2日 (土)

「でんき予報」と「たんき予報」

『では、今日の「でんき予報」です。』

 

『東電管内では、午前中は「大丈夫」と出ています。

関電管内では、午後からは

「やや危険」という予報が出ています。』

 

『今日は、猛暑日になる事が予想されています。

午後の電力需給量のバランスが心配されますね。』

 

『…はい。』

 

『健康な方は、

死にそうになるまで耐えて

空調を控えて下さい。』

 

『…よろしくお願いします。』

 

『もちろん、不健康な方、ご高齢の方、乳幼児のいる方は

クーラーを控えて病気になってはなんにもなりません。』

 

『…はい。』

 

『ガンガンにクーラーをつけて下さい。

こめかみが、きーんと来るくらい

空調をつけてやって下さい。』

 

 

『それ、被災者のひとを侮辱していませんか?』

 

 

 

 

 

 

 

『でもな、おかしいだろ?

体に気をつけながらクーラーやめろ、

って。』

 

『でも、マスコミはそういわないと…』

 

『政府にしても、マスコミにしても卑怯だ。

「電気が足りない」といいつつ、

「無理をしないで」なんて言う。』

 

『だってしょうがないでしょ?

矛盾してる事くらい、みんなわかってますよ。』

 

『なんでしょうがないんだ?

○○○の作者なんて、それはもうひどい接待漬けで…』

 

『ストーップ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『では、続いて「便器予報」です。』

 

『はい。』

 

『今日の大阪駅の便器は、「大変綺麗」

三宮駅西口トイレの便器は「ちょっと汚い。」です。』

 

『あそこ、奥から2番目のブースが、いつも汚いんですよね。』

 

『摂津本山駅の便所は、いまどき珍しい高置水槽です。

水栓を開けるための鎖を強く引っ張ると

水槽ごと落ちてくるので注意して下さい。』

 

『…あの…』

 

『なんです?』

 

『この調子で、ずっと

生産性のない話が続くんでしょうか?』

 

『あと、「ファンキー予報」や、「ドンキ予報」っていうのも

用意しているんですが…』

 

『ドンキ予報?』

 

『明日のお買い得商品は…』

 

『それ、広告ですよね。』

 

『うん…』

 

『毎日毎日、こんなくだらない事ばっかり考えて

仕事してますか?』 

 

『なんだとっ。

週のうち1/4は営業に走り回っている

俺の気持ちがわからないのかっ? 

 

 

『ひー。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『失礼しました、引き続き、「短気予報」です。』

 

『…はい。』

 

『今日の菅首相のご機嫌は、「ちょっと良好」。』

 

『はい。』 

 

『石原都知事のご機嫌は、

「だいぶ悪い」そうです。』

 

『どうしてです?』

 

『橋下さんに、「首都機能分けてくれよう」といわれて、

「副首都」っていう名前は許してやるけど

実態は許さないよ、と笑いつつ

「この野郎、俺の半分の年のくせに生意気だ。」

という事で、かなり不機嫌です。』

 

 

 

『…あの、ちょっといいですか?松平さん?』

 

『馬鹿野郎っ。

「松平」のアクセントは

「だ」じゃなくて、

「ま」だって、

何十回言ったらわかるんだっ。』

 

 

『ひー』

 

『馬鹿野郎っ。

馬鹿野郎っ。

馬鹿野郎っ。』

 

 

『きょ、今日の「たんき予報」でしたっ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の一枚。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカの『天気予報』

0000000000000000tenki

 

 

 

 

 

 

 

 

数字が無茶苦茶なのは、

アメリカは、華氏表示だから。

 

 

『摂氏21度で華氏70度。』

『摂氏38度で華氏100度。』

なんだそうです。

 

 

100度とか言われると、

どきっとするよね。

 

 

 

 

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2011年7月 1日 (金)

砂丘の死体をめぐる4人の名探偵

鳥取砂丘で4柱の白骨死体が見つかった、

というニュース。

(読売新聞の記事) 

 

 

 

 

 

 

 

『ワトソン君、どう思うかね?』

 

『…やっぱり、遭難じゃないでしょうか?』

 

『ふふふ、そこが素人だよ…

日本最大級の海岸砂丘なのは確かだが

鳥取砂丘っていうのはそんなに広くないんだ。

せいぜい、2km四方しかない。』

 

 

000ottori

 

すぐ南には国道もある

 

 

 

 

『歩きにくいから広いと思ってましたが、

意外に面積は狭いですね…』

 

『しかも、休日なら昼間はすごいひとだ。』

 

『とても、迷うひとなんかいない、と…』

 

『夜中だってすごいぞ。』

 

『そうなんですか?』

 

『昔、夜中に、鳥取砂丘に行ったんだ。』 

 

『…はあ…』

 

『砂丘の真ん中に「馬の背」っていう

でっかい砂山があるんだ。』

 

『…ええ…』

 

『そしたら、

そのてっぺんがすごい若人の祭典よ。

鴨川の河川敷なんかより濃い密度で…』

 

『…ほほう…』

 

『北朝鮮の工作員が上陸してきても

タコ殴りして、水際で殲滅出来るくらいの

「若者力」だったぜ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『…しかし夜中の鳥取砂丘でなにが

見えるんです?…』

 

『ちょうど、俺たちが行った時は

イカ漁かなんかの時期でさあ、もう日本海中、

漁火さ。』

 

『…それは、演歌ですねえ…』

 

『いや、そんなロマンチックなもんじゃなくて

カーバイトとかでぼーぼー明かりを

焚いてる訳よ。』

 

『…ははあ…』

 

『ロマンチックでも、なんでもありゃしねえ…

すごい迫力だったけどな…』

 

『山陰ワコードはそれを見に行ってるんですか?』

 

『うん。』

 

『漁火を?』 

 

『いや、晴れてれば星空もすごく綺麗だぞ…

街明かりがないからな。』

 

『それを、彼女と一緒に見に行った、と。』

 

『ごめんな。男同士で、だよ。』 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『しかし今回の死体は、もう白骨だそうですから、

「数十年前のもの」らしいですよ。』

 

『俺が初めて鳥取砂丘に行ったのも

20年以上前なんだけどな…』 

 

『…じゃあ、ホームズ先生は、この死体は

一体何だと?』

 

『…むう…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ほっほっほ、

ホームズ先生には、おわかりになりませんかな…』

 

『おや、これはポワロ先生。』

 

『私の、桃色の脳細胞がピピッと来たところによると

彼らは、心中ですよ。』

 

『なんだとっ?』

 

『だって、4人が揃って死んでいる、なんて

ふつう心中でしょう。

どうしてホームズ先生ともあろうお方が…』

 

『しかし、何十年も前の事らしいですぞ。』

 

『だから、そこは、「推理」ですよ。

私の桃色の脳細胞がピピッと…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あの…』

 

『なんだね?、ワトソン君?』

 

『今回の死体は、

4体とも西を向いて、しかも、縦に並んでいた

そうです。』

 

『…なにっ?』

 

『心中だったら、おたがい、最後に視線を

交わすでしょう。

それが「縦一列」じゃあ、心中ではないんじゃ

ないか、と。』

 

『…むう…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『はっはっは、みなさん、お困りのようですな』

 

『…金田一さん、あんたにはわかるのかね?』

 

『皆さん、「砂丘」と、「白骨死体」っていう

キーワードに惑わされていませんか?』

 

『どういう事だっ?』

 

『どうして冬だと考えないんです?』

 

『…あっ。』

 

『「砂丘」で「白骨死体」っていうと、

どうしても暑くてひからびちゃったイメージが

あるでしょう。』

 

『…確かに…』

 

『鳥取ですよ。

山陰の冬を舐めちゃいけません。

地吹雪が吹けば、2km四方でも絶対に迷いますよ。』

 

『…むう…』

 

『そうであれば、全員が同じ向きで、

縦に並んでいたというのも説明がつきますっ。

みんな行列を作って、歩いていて行き倒れたん

でしょう…』

 

『…おー…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あのー…』

 

『なんだねっ。ワトソン君っ。』

 

『死体の、足許にはひとつずつ木片がおかれて

いたそうです…』 

 

『なんで、そうやって

小出しに情報を出すんだねっ?』

(共同通信の記事へのリンク)

 

 

『そんなもん、こっちだって文句言いたいですよ。

即座にわかるはずの性別や着衣の有無、

みたいな情報さえ

最初の記事では出てこなかったんですよ。』

 

『…むー…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『…あの、ふつうに考えて、ですね…』

 

『なんだね?素人の、ワトソン君っ。』

 

『殺人の遺棄死体じゃないでしょうか?』

 

『…あっ。』

 

『鳥取砂丘みたいに「砂が動く」ところで

白骨死体になるまで、露見しないのは

信じられませんが

まさか、古代の死体じゃないでしょう。』

 

『……』

 

『足許に置かれた木片にしたって、

何か意味があるんじゃないでしょうか?』

 

『…意味?』

 

『殺人者が遺棄死体に、布をかぶせる、とか

傷口に花や草を刺す、とか、

そういう事例は沢山あります。』 

 

『棺が見つかった、っていう

報道もあるぞ。』

 

 

『そうだとしても、

浜辺まで移動しちゃってたら

「幸せな死体」じゃないでしょう。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の二枚。』

 

 

 

 

 

 

今日から、電力使用制限令。

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『パチンコは電気の無駄』

というなら、これは一体何だ。

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パチンコ屋なんか大嫌いだけど、

『CR石原裕次郎』ってのは

どう考えても、おかしいだろ?

 

 

 

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