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2011年7月20日 (水)

屋台課長の飲み代を持つのは、誰なんだ?

福岡市が、総務省から出向した26の若僧を

『屋台課長』に任命、というニュース。

(読売の記事へのリンク)

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『「減少する博多名物の屋台」について、専従課長を設置。

だそうです。』

 

『……』

 

『博多の屋台っていえば、ラーメン、おでん、居酒屋…』

 

『……』

 

『最盛期に比べると、半数以下。なんだそうです。

なんとかして貰いたいですねえ…』 

 

 

 

 

 

 

『「建築物」の定義をいってみろ。』

 

『は?』

 

『一級の試験に出るぞ。』

 

『えーと、「屋根がある。」?』

 

『それじゃあ、30点だ。

「土地に定着している事」が建築物の定義だ。』

 

『移動できたら「建築」じゃない?』

 

『「屋台問題」の本質はここにあるんだよ』 

 

『誰も議論しませんね。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『「大たこ騒動」をおぼえているか?』

 

『道頓堀の?』

 

『あいつら、代執行の前日にみんなで屋台を引きずっていった。

土地に定着していない。

「可搬性」は、あったんだよ。』 

 

『ええと…それが、博多の屋台と一体?』

 

『馬鹿野郎っ。

「大たこ」は、動かせるくせに30年間動かさなかった。』

 

『ずっと、あそこにありましたよね。』

 

『あげく、占有が長期にわたったから

「取得時効」を認めてくれ、

と眠たい事を言い出したんだっ。』

 

『ああ、まあねえ…』

 

『博多の屋台がそうかどうかは知らん。

でも、そういう事で屋台に居座られた街というのは、

日本中にある。』

 

『でも、博多の屋台は、昼間にはどかしていますよ?』

 

『それは、行政がそこに敏感だったからだ。』

 

『夕方になると移動してくるんですよね。』 

 

『夜になったら、毎日同じ場所で営業するだろ?』

 

『まあ、ガイドブックに載ってますしねえ…』

 

『屋台の場所が、

ガイドブックに載ってるっておかしくないか?』 

 

『でも観光客もガイドブックを見てくるわけだし…

いちおう「この辺」っていう書き方をしてますよ…』

 

『でも、実際は決まった場所でやっている。

新参者がよその場所で店を開けたら袋だたきに遭うぞ。』

 

『まあ、そうでしょうね。』

 

『夕方から深夜であろうと、

決まった場所で営業できる、というのは、

はっきりと「権利」なんだよ。』

 

『電気や、水道、排水なんかを考えたら

もう、半日ごとに移動する事なんか

めんどくさくてやってられないでしょうね…』

 

『だから、定着したい。

街の名前は言えないが、そういう事で

既得権を認めさせられた街もある。』

 

『…どうも、固有名詞が出しにくい話で困ります。』

 

『しかし、定着させてしまえば、『建築』だ。

建築と、屋台みたいな仮設とは

権利の上で天と地ほどの差がある。』

 

『そこで、福岡市は規制したんですね?』

 

『さすがに、数百軒あった屋台を全廃させるのは乱暴だ。

しかも、「博多ラーメン」っておいしいじゃん。

という事になって、

「一代限り」に限って営業を認めるようにした。』

 

『相撲の年寄株のように、

名跡を売ったりしちゃいけない、と。』

 

『「二代目」を作るのも駄目だ。』

 

『でも、「クッキングパパ」では、

若い人が、屋台を作ってましたよ。』

 

『……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『おかげで、博多の屋台は、激減した。』

 

『狙い通りじゃないですか。』

 

『そうしたら、今度は、淋しい。と。』

 

『はい?』

 

『博多=屋台、っていうのはもう名物やばってん。

なくなるごと、淋しうごわんど。と』

 

『その、いい加減な九州弁は、九州の人を怒らせますよ?』

 

『そこで登場したのが、この「屋台課長」だ。』

 

『なにするんですか?このひと。』

 

『ただ、飲む。』

 

『うらやましい…』

 

『そうでもないかもよ?』

 

『なんの役に立つんでしょう?』

 

『市長いわく、

「東京から来た若い彼の目に屋台はどう映るのか、

まっさらな視点と若さ、フットワークに期待している。」

んだそうだ。』

 

『…えーと、嫌味?』

 

『当たり前だろ?

東京のキャリアの26の若僧が

地方に、いきなり

「課長級」としてやって来る。』

 

『明治時代の感覚ですよね。』

 

『26なら、学卒で卒業して3年か4年。院卒なら1年か2年だ。

まだ、皮もむけちゃいない。』

 

『東大だそうだから、浪人してるかも知れませんね。』 

 

『そんな奴であれば、遊びなんか知っているはずがない。

ひょっとしたら童貞かも知れん。

なにが「東京の感性で」だよ。』

 

『出身は茨城だそうです。』

 

 

『へー、東京……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『これはいじめじゃないのかなあ?』

 

『はい?』

 

『東京から、「バカボン」を押しつけられた。

使い途がないし、こんな奴に課長面されると

本来の地元職員がやる気を無くす。』

 

『たたき上げの人はたまらないですよね。

東京から来た、若僧が、

公務で、酒飲んでいいって。』 

 

『さすがにその辺は遠慮するだろう?』

 

『でもこの報道だけ見たら、そう思いますよ。』 

 

『この市長どこの政党?。』

 

『党員じゃないらしいですが、

公明党と自民党の支援を受けてます。』

 

『1974年生まれって、ついこの間じゃねえか…』

 

『ほかの政党はどうしてるんでしょう。』

 

共産党は全力で腐っているし、

福岡の民主党は「俺は客だ。」の馬鹿松本だ。』

 

『嫌になりますな。』

 

『人の街の事だから、知ったこっちゃないがな。

酒飲まして、福岡にいる間にアル中にしちまえ。』

 

『それは、穏やかじゃないですねぇ…』

 

『さもなくば肝臓を爆破させちまえ。

死んだところで、

「いやあ、

九州ではこれが普通ばってん。」と』

 

 

『だから、いい加減な九州弁は怒られますっって。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『…はあ。でその屋台課長の飲み代は

福岡市民が払うんでしょう?』

 

『「専従課長」というからには、そうだとも。

もちろん、『飲み代』なんて費目のはずはないが…』

 

『業務命令で屋台に行くのに、自腹のはずはないですよね。』

 

『建前上自腹、だとしても、

そうであれば、労基法とかなんとか

いろいろ法律的によろしくない。』

 

『そもそも、公務員ですもんね。』

 

『そうさ、だから、奴の給料が、税金だ。

福岡市には地方交付税が、だいぶ行っているから

全国民が、

彼の飲み代を支えるわけでもある。』

 

 

『…さいてー。』 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日のバカボン。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

辞令を受ける『屋台課長』

000000000baka  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福岡の人は、このバカボンの顔を覚えておいて、

屋台で見かけたら。

 

『かちょーうっ。課長。

おごって下さいよう。』 

 

 

といって、絡もう。

だって、税金でのんでんだぜ?

 

許すか?この馬鹿。

 

 

 

 

 

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コメント

屋台ねぇ、福岡の住民は行きませんよ。
水道ないし、器などバケツの水の行水?
嫁など怖がって近づきません。

屋台反対の時は衛生面も問題になっていたのでは?
そして、立場が逆になったらノンタッチ?
それに、そもそも美味しくないし!
まあ、他県の人のための観光用ってとこですね。
暖かく見守りましょう。

このコメントの感じ、私は誰でしょう?

投稿: 音楽独言 | 2011年7月20日 (水) 23時33分

音楽独言さん、ありがとうございます、って
A7さんですよね。
 
福岡の方とは失礼しました。
中津にも
何回かいった事があるのですが
そういえば、洗い物はどうしていたのかな?
 
確かに、地元のひとは行かないでしょうね。
仮に、うちの近所にあっても、
普段は行かないと思います。
結構高かった気がするし…
 
屋台の行方は、温かく見守りたいですが
この『課長』はどうなんでしょう?

投稿: natsu | 2011年7月21日 (木) 13時38分

ピンポン!

それと、中津じゃなくて中洲ですよ(笑
当然、そいつは死刑です!

返信は不要です、というか、natsuさんのことだから
言わなくても書かないでしょうが(笑

投稿: 音楽独言 | 2011年7月21日 (木) 16時51分

A7さんありがとうございます。
そうですね、中州でした。
 
是非、中州で『課長』を見つけて
からんでやってください。
お願いします。

投稿: natsu | 2011年7月22日 (金) 14時24分

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