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2011年8月 6日 (土)

原爆爆撃機長の栄達と消沈

8月6日は広島原爆忌。

1945年のこの日、朝8時15分、広島市上空で炸裂した

この爆弾は14万人を超える死者をだした。

(Wikiの記述)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原爆投下機の指揮を執ったのは、当時30歳の

陸軍大佐ポール・チベッツ。

 

広島に原爆を落とした『エノラ・ゲイ』号には12名の乗員がいた。

『乗員選抜』の基準はよくわからないが

アメ公の教育は徹底していて

乗員は、戦争中も戦後も原爆投下について

批判めいた事を言わなかった。

 

最たる人物は、機長のチベッツで、このおっさんは、

原爆についても、自らの原爆投下についても

潔いくらい、謝罪しなかった。

 

 

 

 

 

 

 

Wikiによると、このひとは、

栄達に包まれた戦後を送ったように書かれているが

そんなことはない。

 

任官して、たったの8年で大佐で、爆撃隊長に進級したのは

いかに勝ち戦で『手柄つかみ取り』の時代でも

異数の出世だったと思うのだが

このおっさんは、さらにそのうえに、

戦術的には困難な『世界初の原爆投下』をやってのけた。

 

           

当然、米軍的には

もっと評価されてよかったはずだ、と思う。

 

 

 

ところが、アメリカ軍は、あんまり評価しなかった。

 

 

 

『世界初の原爆投下』という

イデオロギーを超えて偉大な実績を上げたにもかかわらず

戦後の評価は、第三者的に見ても、低い。

 

戦後20年以上在籍して、最終階級は准将。

戦中と戦後の階級を比べるのは難しいのだが。

1つしか階級は上がっていない。

              

マネジメントとか、戦略研究とかで才能があれば

『原爆を落とした男』として、もう少し出世したはずだが、

アメリカ軍中央は無視した。

 

 

 

 

 

その程度に、馬鹿だったらしい。

そして、

その分、本人は悔しかったらしい。

 

 

 

 

実際、戦争が終わって冷静を取り戻した

まともな世論から批判を浴びると

『命令があれば、もう一度原爆を落とす。』といって

自ら操縦桿を握って、

原爆の模擬弾を投下するショーに参加したりした。

        

『ウルトラ右翼』の連中には大いに受け、

国がでかいから、あの馬鹿と、

その一家を養うくらいの寄付金は、じゃぶじゃぶ集まったらしい。

       

もちろん、日本はもとより、アメリカをはじめ

地球上のすべての知性を敵に回すことになった。

 

 

 

米軍が、エノラ・ゲイ号の乗員を忌避したわけではなく

チベッツの部下のウィリアム・スターリングなどは

戦後すぐに、チベッツよりも、格上の少将になっている。

 

ざまあみろ。と思う。


















『エノラ・ゲイ』は、彼の母親の名前。

不肖の息子の馬鹿な思いつきのせいで

母国で息子を思いやってたのであろう

おそらくは善良だった「アメリカおばちゃん」の名前は

『地球初の原爆機』の名前、として

日本人はおろか、

すべての地球人類にとって

悪魔の名前になっている。







ジ・親不孝、じゃないのかなあ?













チベッツは、憎まれっ子世にはばかりやがって

2007年まで生き、92で死んだ。

キノコ雲の上をとんだのだから、

奴も充分に被曝したはずだが

アメ公には効かなかったらしいのが口悔しいじゃないか。





















もちろん、

『原爆投下』を機長の個性に帰着させてしまうのは

問題の矮小化だ。

 

たとえ、1945年のテニアン島基地の爆撃隊長に

ドナルド・キーンしかいなくても

アメリカは原爆投下を命じて、それを実行しただろう。

        

だから、勝ち戦の作戦で、実行隊長の個性など、

なんの影響も及ぼさなかったと考えた方がいい。

      

それでも、チベッツは、准将止まりだし

母親の名前は、今でも悪魔の名前だ。

 

チベッツ家の係累が何百人かいるだろうが

恥を感じてへそを噛め。





















菅さんが、原爆忌で

『原発依存を減らす』といったそうな。

       

当初考えられていたより、軟らかい表現だったようだが、

ここまで書いたような理由で、

個人が残せる爪痕などには期待していない。

 

個人がなし得る力は無力だ、といってしまうと寂しいが

菅さんに関しては

『俺がなにか歴史に痕跡を』と足掻いているところが見苦しい。

 

        

お前は、逆の意味でチベッツだ。

母の名前を、悪魔の名前にしちゃうあたり

いくら『正義』のためとはいい、

ずいぶんと、頭の風通しがいい。







取りあえず、廃炉になる福島1号機を

『NOBUKO』とでも名付けたらどうだ?

       

機嫌を損ねると、

いくらでも飲んで制御できない、という意味では

ぴったりじゃないか。































では、『今日の一枚。』 














原爆で焼き付けられた、影。

Renz          

 

 

 

 

 

 

 

 

         

 

 

もちろん、ここに映っている人も、

梯子も残っていない。

 

そもそも、この『影』自体が、もはや、ない。

 

 

 

        

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