日盛りの公園の砂場で女の子が、 泥団子をつくっている午後3時
先週は涼しかったが、今週は、また暑い。
私が住んでいるマンションには、
生意気にもエントランスホールがあるのだが
そこに、小学生が寝そべって、DSをやっている。
空調が効いているわけではないのだが、日陰だし、
一応、床も壁もコンクリだし、涼しいのだろう。
確かに小学生が、毎日何人も家に来たら、
お母さんもキレるだろうな…
こないだは、蝉しぐれの中、公園の藤棚の下で、
機種まではわからなかったが、5.6人の男の子が
やっぱりゲームをやっていた。
今の子は、外で遊ばないんだなあ、と思うのだが
藤棚の横の砂場では、
幼稚園くらいの女の子が、日盛りのなかで、
大変物憂げに泥団子をつくっていたから
もう、なんかDSでもいいような気もする。
『ニンテンドー3DSって、どうして立体画像になるんだろう。』
『まあ、画面が小さいから…』
『任天堂が、
元々は花札をつくっていたって事を知ってるか?』
『今でも売ってます。(任天堂ウェブサイトへのリンク)
有名な話ですよ。』
『そこで、わが社の新作ソフトも、「おいちょカブ3DS」。』
『シッピン、クッピンでどーんと3D。
嵐で、どどーんっと超立体。』
『カブなんて、今の子知りませんよ。』
『場所も時期も勘弁して欲しいんだが、
むかし現場小屋で
職人さんが、昼休みにカブやってんだよ。』
『一緒にやったんですか?』
『とんでもない。すごいレートだぞ。
腹巻きの中からざくざく万札を取り出して、
張っていくんだから。』
『だから、怒られるからやめようよう…』
『じゃあ、「こいこい3D」。』
『子供が遊べないでしょう…』
『赤たんで、どーん。青たんで、どーん。
五光で、どどーん。』
『花札から、離れなさいっ。』
『じゃあ、「坊主めくり3D DX」。』
『百人一首でいいじゃないですか…』
『坊主で、どどーんっ。』
『せっかくだから、
対戦型ゲームの特徴を活かしましょうよ。』
『じゃあ、「カミズモー・3D」。』
『カミズモー?』
『ボタン連打で、
突っ張り突っ張りつっぱりっ。』
『それ、大昔からある紙相撲と、なにが違うんですか?』
では、『今日の一枚。』
アメリカではファミコンのことを『ニンテンドー』という。
従って、スーパーファミコンは
『スーパーニンテンドー』だ。
『アメリカでは、ファミコンなんて言わないの。
日本人、馬鹿ね―。』という在米20年。
英語のテレビは見られるけれど
教養の骨格に基本的な欠損がある人が
『発言小町』に投稿していたりするのだが、
任天堂って、そういう会社で
ファミコンってそういう商品なんだよ。
そこが粋、なんじゃねえか?
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