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2011年10月の投稿

2011年10月31日 (月)

フランシウムの場合は

『フクシマの灰』を処理する『施設』が大変だ、というニュース。

(読売新聞の社説へのリンク)

 

 

 

 

 

 

 

『3年以内に「仮置き場」を作って…』

 

『その後、「中間保存施設」をつくって…』

 

『中間保存施設は、30年までで,

その間に「最終保存施設」を作る、と。』

 

『……』

 

『……』

 

『欺瞞ですよね。』

 

『最終保存施設ってなんなんだ? 

 

『ずーっと保存しとくわけでしょう。』

 

『なんぼ金をばらまいても

もう、そんな施設を引き受ける自治体はないだろうに。』

 

『…ねえ…』

 

 

 

 

 

 

『大体、30年以上保存しといたら

放射能消えちゃうんじゃないか?』

 

『今話題のセシウム137の半減期は30年ですね。』

 

『…半減期30年って事は60年経ったら消える?…』

 

『60年経っても、1/4以上は残ってるって事です。』

 

『…むう、長いな…』

 

『セシウムは、まだ短いですよ。

世田谷で噂のラジウム226は半減期が1600年。

原発で使うウラン235の半減期は45億年です。』

 

『もっと短い奴はないのか?』

 

『半減期がですか?』

 

『30年だ、1600年だ45億年だなんてのは

人間のスケールからしたら非常識だろうっ。』

 

『…一番短い半減期の放射性物質は

フランシウム223で22分ですね。』

 

『22分…』

 

『はあ…』

 

『フランシウムの場合は…』

 

『あまりにも、短い…』

 

『……』

 

『……』

 

『てめえっ。その台詞を言いたくて

ここまで引っ張ったなっ。』

 

『違う、違う。

放射性物質の半減期を調べてたら、こいつが出てきたんです。』

 

『…』

 

『フランシウムにしたって、

放射能が消えることはないんですよ?』

 

『だって22分…』

 

『半減期が20分でも、1時間後には、まだ20%以上の

放射性物質がある。

放射性物質なんて永遠に消えないんです。』

 

『…むう…』

 

『「最終処分施設」ってのは実際には

「永久保管場」ですよ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『しかし、それなら。

「仮処分場」、「中間保管場所」、「最終保管所」って

なんの意味があるんだ?』

 

『…とりいそぎ、の仮置き場はわかるけど。』

 

『仮置き場だってすぐには決まらないだろうに。』

 

『引き受ける自治体なんてないでしょうね。』

 

『大体どれくらいの量があるんだ?』

 

『少なめに見積もって、東京ドーム20杯分だそうです。』

 

『そんなもんじゃ済まないだろう。』

 

『…まあ、福島から、世田谷まで降り積もってるわけですから。』

 

『太郎の屋根にセシウムふりつむ。』

 

『次郎の屋根にラジウムふりつむ…』

 

 

 

 

 

 

『しかし、一昔前なら、金さえ出せば、

原発だって引き受けてたのに…』

 

『最終処分場なんて決まらないでしょうねえ。』

 

『しかし、このご時世じゃ、

放射性物質の処分場への出資金も

不謹慎だって言われるだろうなあ。』

 

『復興資金を優先しろっていう奴がいるんでしょうね…』

 

『不謹慎、とは言い切れないと思うが

いままでみたいに、札びらで横っ面をひっぱたくような

やり方は出来ないだろうなあ。』

 

 

 

 

 

『しかし、こんな長いスパンの話を聞くと

本気で解決する気があると思えないんですよね。』

 

『東電を丸裸にしないと許せない、ってなもんだ。』

 

『最終保管場の心配をするのは30年以上後でいいし。』

 

『その頃には、民主党もなくなってるし。』

 

『違う名前にはなってるでしょうね。』

 

『れんほーは75だし。』

 

『後期高齢者ですな。』

 

『そのうち、「最低でも県外」とかいうやつが

政権を取っちゃったりするんだ。』

 

『金星に運びましょうか?…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の一枚。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きょ、今日は、

ハロウィンだから、

飴ちゃんをくれない女の子には

い、いたずらしても、いいんだな…

 

0000chikan  

 

 

 

 

 

 

 

 

ごめんなさい。

 

 

 

 

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2011年10月30日 (日)

熱帯で打ち上げる理由

ロシアが南米、仏領ギアナから人工衛星を

打ち上げた、というニュース。

(朝日新聞の記事へのリンク)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『なんで、ロシアのロケットをフランスで?』

 

ギアナには、ソユーズを打ち上げられる

発射台がある。』

 

『ロシアとフランスってそんなに仲がいい

んですか?』

 

『仲がいいとか悪いとかとは違う。

このニュースの背景には、それ以外の、

大人の事情があるような気がする。』

 

『大人の事情?…』

 

『まず、いまロシアが使っている宇宙基地は

「借地」にある。』

 

『…はい?』

 

『ソ連時代から、バイコヌール基地ってのが

あるんだけど、いまはカザフスタンの中にある

「ロシアの飛び地」だ。』

 

『正確に言うと「租借地」ですね。』

 

『91年のソ連崩壊は、あの国の宇宙開発関係者にも

全く予想外だったらしい。

なにしろ、宇宙ステーションにいた飛行士が

「地球の外で祖国崩壊を知った」

というくらいだ。』

 

『宇宙開発なんて、最高の国家機密なんだから

準備しろよって思いますけど。』

 

『まあ大事なものは持ち出したんだろうけど。

なにしろ国がでかいからセバストポリ軍港とか

ほかにも取り残されちゃってどうしよう、って

場所が出来た。』

 

『困ったもんです。』

 

『バイコヌール基地も、カザフスタンとの間で

「居座るんなら金払え」ってことでだいぶ揉めた。

水道を止められちゃう、という

ガキの喧嘩みたいな騒ぎにまでなった。』

 

『いまは?』

 

『94年に20年間有効の租借協定をつくって

年間1億1500万ドルで借りている。』

 

『円高だから90億円くらいですな。』

 

『で、20年じゃ短いぜっていう事で、協定は

延長されて、いまんとこ2050年まで

借りられることになっている。』

 

『じゃあ、いいじゃないですか。』

 

『といったって、

いつまでも外国に宙基地を置いとくわけにも

行かない。って事で、2015年オープンを

目指してボストチヌイ基地ってのを

作り始めた。』

 

『2015年、ってもうすぐですぞ。』

 

『当然、間に合いそうにない。』

 

『まあ、ロシアらしい、というか。』 

 

『今回のニュースの底にある、

一つ目の理由が、これだ。

 

『ぜんぶ海外で打ち上げ?』

 

『ほんとは、ボストチヌイをオープンさせて

2020年にバイコヌールは閉鎖するはずだった

んだけど、とても出来そうもない。』

 

『カザフスタンとの共同基地になるっていう

噂もありましたな。』

 

『軍事衛星を海外から打ち上げるわけに

行かないから、国内基地は必要だけど、

間に合わないし

商業衛星は海外で打ち上げようぜってのが、

今回のニュースじゃなかろうか。』

 

 

 

 

 

 

 

 

『しかしロケットの発射台まで作ってあるんなら

相当前から準備していたんでしょう。』

 

『だから、もうひとつ理由がある。』

 

『借地問題以外にも?』

 

『ほんとをいえば、あの寒い国で

どかどかロケットを打ち上げるなんて、

不経済なんだ。』

 

『そうなんですか?』

 

『地球は自転してるから遠心力が使えるように

どこの国も、なるべく赤道に近いところに

発射基地を作る。』

 

『日本は種子島ですよ?』

 

『沖縄返還前だったからな。

しかし、いまロシアが作ってるボストヌイ基地

は北緯51°で択捉島よりも北だ。』

 

『えーと、バイコヌールで、やっと稚内くらい

ですかね。』

 

『そこにいくと、仏領ギアナは北緯5°だ。

商業衛星にはこっちを使おう、って

考えてたんだろうな。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『しかし、そんなことをいうんなら、

いまの日本最南端はどこです?』

 

『えーと、沖ノ鳥島だな。』

 

『じゃあ、そこに、ロケット発射基地を

作りましょうよ。』

 

『アホか、あんな小さな島に。』

 

00000000000000000000000000000000000  

 

日本最南端の『島』

 

 

 

 

 

『真ん中の黒いのが「島」?』

 

『まあ。そうです。』

 

『それをこんなふうにして守っている、と。』

 

 

00000okinotorishimaチタンの網で囲い

周りにコンクリートの護岸を

作りました。

 

 

 

『で、これがなによ?

こんな所にロケット基地なんか作れないぞ?』

 

『中国だったら、いくらでも海上基地を

作りますよ』

 

『…ああ』

 

『例えば、赤瓜礁。』

 

 

0000akaurisyou1980年代の

南沙諸島、赤瓜礁

 

 

 

 

0000akaurisyou2最近の赤瓜礁。

港はもちろん、

軍隊は駐屯してるし

民間人も住んでます。 

 

 

 

『しかしあんな島にロケット基地なんか作ったら…』

 

『領土権が確固たるものになります。』

 

『しかし、ロケットってのは

打ち上げの時に爆発することもあるんだ。』

 

 

 

 

バイコヌール基地でのロケット打ち上げ失敗の

模様。

 

 

 

『発射台の上で爆発した例もある。』

 

 

000000000000000000000000000000000_4  

スプートニクショックで

焦ったアメリカが

打ち上げようとして大失敗した

ヴァンガードロケット

 

 

 

『そんなことになったら、沖ノ鳥島

吹き飛びますね。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日のロケット。』

 

 

 

 

 

 

バイコヌール基地から打ち上げられる

ソユーズ。

00000soyuz   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソユーズは宇宙船で、打ち上げロケットは

R-7というのだが、基本設計は60年前。

 

裾の広がった独特のスタイルは

ロケットか束になっているから。

 

推進器単体の推力に拘ったアメリカに対して

成果を急いだソ連は

『非力なエンジンを束にする』という方式を

採った。

 

結果的には、アメリカに先んじることが出来、

スプートニクを挙げ、

ガガーリンを打ち上げた。

 

 

 

 

手塚治虫の漫画に出てくる『未来のロケット』

というのは

実は、このR-7ロケットをモデルにしている。

 

手塚漫画が描く未来は

すばらしい空想の極限だと思っていたのだが、

ロケットに関しては、これの写しである。

そう来たか、ってくらいに『ソ連』だ。

 

ガキの時は『未来の技術』と憧れたのだが

なんのことはない、1950年代のものだ。

 

手塚治虫は特にそうだが

一般にも科学最先端に関して

『ソ連がすごい』という時代があったらしい。

 

そして、手塚治虫の時代から50年経っても

使われているあたり、

ちゃんと『未来技術』なのがすごい。

 

 

人間の想像力って、案外手許にある。 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、ギアナか。 

 

0000guyane  

アフリカじゃなくて

  南米にあります。

 

 

 

 

 

仏領ギアナは、「海外県」なので「植民地」

ではない、というのが建前。

しかし昔は金が出て、いまはロケット基地が

あるのでフランスは手放すつもりはない。

 

そこに入ってしまえば、シェンゲン協定

おかげでフランスばかりか、

EU入り放題である。 

だから、密入国が絶えないらしい。

 

 

000000000000000000000000000000000_3これは、

ギアナじゃないけど密入国で

EUに侵入しようとした奴。

 

 

 

南米の熱帯にフランス領があるので

なぜだろうと思ったらロケットのせいでした。

 

なんか変だ。 

 

 

 

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2011年10月28日 (金)

坊ちゃんは松山の誇りなのか?

今日は伊予鉄道が開通した日。

 

 

 

 

 

夏目漱石の『坊ちゃん』で坊ちゃんが、松山に赴任して

初めて乗るのがこの鉄道。

 

『乗り込んでみるとマッチ箱のような汽車だ。

ごろごろと五分ばかり動いたと思ったら、

もう降りなければならない。

道理で切符が安いと思った。たった三銭である。』

 

というのがこれ。

 

 

 

 

夏目漱石の『坊ちゃん』というのは

松山に関してはほぼ、罵声に徹していて

なんでこの街が、ありがたがって

『坊ちゃん文学賞』とか募集しているのか

訳がわからない。

 

マゾ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

坊ちゃんは松山の外港、三津浜に降りるのだが

そこでの記述はこんな。

 

 

『ぶうと云って汽船がとまると

艀が岸を離れて、漕ぎ寄せて来た。

船頭は真っ裸に赤ふんどしをしめている。

野蛮な所だ。もっともこの熱さでは着物はきられまい。

日が強いので水がやに光る。

見つめていても眼がくらむ。

事務員に聞いてみるとおれはここへ降りるのだそうだ。』 

 

 

ずいぶんな云われようだ。

 

 

『見るところでは大森ぐらいな漁村だ。

人を馬鹿にしていらあ、

こんな所に我慢が出来るものかと思ったが仕方がない。

威勢よく一番に飛び込んだ。

続づいて五六人は乗ったろう。

外に大きな箱を四つばかり積み込んで

赤ふんは岸へ漕ぎ戻して来た。

陸へ着いた時も、いの一番に飛び上がって、

いきなり、磯に立っていた鼻たれ小僧をつらまえて

中学校はどこだと聞いた。

小僧はぼんやりして、

知らんがの、と云った…』

 

 

 

とまあ、松山はもとより

大森なんてくそ田舎だ、と。

大田区民全員を敵に回す勢いだ。 

 

 

 

最期の小僧の『知らんがの』が利いている。

いきなり、東京理科大を出たばかりの兄ちゃんに

襟首を捕まられえて、『中学校はどこだ?』

と聞かれたら、そりゃ知らんがな、である。 

 

 

 

 

 

 

 

『それから学校の門を出て、すぐ宿へ帰ろうと思ったが、

帰ったって仕方がないから、

少し町を散歩してやろうと思って、

無暗に足の向く方をあるき散らした。県庁も見た。

古い前世紀の建築である。兵営も見た。

麻布の聯隊より立派でない。。大通りも見た。

神楽坂を半分に狭くしたぐらいな道幅で

街並みはあれより落ちる。

二十五万石の城下だって高の知れたものだ。

こんな所に住んでご城下だなどと威張ってると

人間は可哀想なものだ…』と

 

 

 

さんざんないいようだが、  

 

 

それならてめえ、金之助。

貴様の生まれは御府中か?

というと、三多摩だ。 

 

 

四谷の大木戸から西は、江戸じゃねえ。

早稲田なんて都の西北で、

『田舎でよろしいですなあ。』という場所だったはずだ。 

 

ふざけんな。この野郎。

無鉄砲なら負けねえぞ。

小供の時から損ばかりしているのだって負けねえや。

 

 

 

 

 

 

えーん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうは言っても、伊予鉄道というのは大した奴だ。

明治に開通したこの私鉄に対して国鉄予讃線が

松山まで通じたのは昭和も戦後になってからだ。

 

そんな後輩だから、国鉄駅の前は閑散としている。

松山市駅の前だって、いまは疲れて元気いっぱいじゃないが

がんばれ。

 

伊予電は、郊外線のほかに路面電車も持っていて

これが道後温泉まで行く。

 

坊ちゃんが赤手拭いをぶら下げていくところだ。

 

しかし、路面電車があってお城があったらいい街だ。

西日本にはそういう街がたくさんある。

岡山、広島、松山、高知、熊本。

 

 

その他に路面電車だけの街、というと

堺、長崎、鹿児島、と

ざまあみろってなもんだ。

 

しかも、あんた。

松山では、お城の下を通って

路面電車が、温泉まで行くのだぞ。

 

 

これは、うらやましい。

 

いいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の一枚。』

 

 

 

 

 

 

 

 

明治末年、『坊ちゃん』出版と、

ほぼ同じ時期の伊予鉄松山駅。

00001910

 

 

 

 

 

 

 

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2011年10月27日 (木)

日本の次期主力戦闘機はこれだ。

自衛隊の次期主力戦闘機をどうしよう、というニュース。

(産経ニュースの記事へのリンク)

    

 

 

 

 

 

 

 

 

『いま現在、空自のF4ファントムは50年以上前の機体だし

そろそろ変えよう、と。』

 

『アメリカでは、F4はすでに全部退役しているらしいです。』

 

『これからは、第5世代戦闘機だ。』

 

『よく聞くんですけど、

その第5世代戦闘機ってのがわからないんです。』

 

『えーとですねえ…

まず、ステルス性能がある、』

 

『レーダーに見つかりにくい。という。』

 

『さらに、超かしこい、と。』

 

『なんだよ。その、アバウトな定義は。』

 

『だってお前、Wikipediaだって

「第○世代戦闘機」という表現には

きちんとした定義がない。

って言うんですぞ。』  

 

『それは、その投稿者が自信がないだけじゃあ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

『日本には、国産戦闘機を開発する技術はある。』

 

『でも、1970年代のダグラス・グラマン事件以降

そういう動きは封印されました。』

 

『しかし、今回はステルス機だ。

こればっかりは、外国製を買わないといけない。』

 

『…むう。』 

 

『ところがこれが1機100億円だ。』

 

『はい?』

 

『だから、候補機はいくつかあるんだけど

最有力の、アメリカのF35は1機100億円なんだって。』

 

『ひゃくおく…』

 

『孫さんならポケットマネーで買えるぜ。』

 

『うわあ…』

 

『紙屋のバカボンも買える。』

 

『個人で買っても仕方ないでしょう?』

 

『北朝鮮に売れば、大儲けだ。』

 

『あの国が現金で払ってくれるわけがないでしょう。』

 

『食いきれないほどの朝鮮人参と松茸を貰えるだろう。』

 

『うれしくねー。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『だからな?』

 

『あ、ろくでもないことだ。』

 

『無人機にしちまえ。』

 

『戦闘機を?』

 

『無人軍用機、というのはすでに実用化されている。』

 

『3.11の直後に福島原発の上空を飛んでくれた

アメリカの無人偵察機、とか。』

 

『カダフィのとどめを刺したのは、

アメリカの無人攻撃機だったろう?』 

 

『日本も、海外も無人攻撃機の開発を進めてますよ。』

 

『そうだろう。

戦闘機なんてのは乗員を守った方が勝ちだ。』

 

『はあ…』

 

『太平洋戦争の緒戦で連合国を圧倒した日本空軍が

その後負け越した理由は、、飛行機がないからじゃない。』

 

『第二次大戦で日本国の軍用機生産が

一番高まったのは昭和19年ですな。』

 

『ミッドウェーやガダルカナルの戦いで痛かったのは

飛行機の損失じゃない。

歴戦のパイロットを失ったことだ。』

 

『坂井三郎とか…』

 

『だから、優秀なパイロットがいないと負けていったんだ。』

 

『だからなんです?』

 

 

 

 

 

 

『だから、人間を守るための兵装をやめよう。』

 

『あ、そっち?』

 

『だって、お前、ステルス性能にしても

「気づかれないうちに後ろ頭を張り飛ばす」とかいう

戦術的な意味合いはともかく、

パイロットを守るっていう意味が大きい。』

 

『あんまり注目されないですね。』

 

『さらに、戦闘機というのは幹部搭乗主義だ。

下士官未満は乗れない。

選抜されて訓練されたパイロットというのは超人だ。』

 

『はあ…』

 

『しかも、空気圧で、血液が頭から足りなくならないような

ボディスーツを着ている。』

 

『ぎゅーっと、体を締め上げて

血液を落とさないようにするんですよね。』 

 

『いまの戦闘機はマッハ2くらいでしか飛べない。』

 

『十分じゃないですか。』

 

『しかし、むかしのMIG25なんかはマッハ3で飛べた。』

 

『ベレンコ中尉が北海道に強行着陸した飛行機です。』

 

「WikipediaではMIG25なんか、速いだけの馬鹿戦闘機  

という書き方をしているが、日本の防空網を突破した以上

大した奴だよ。』

 

『…はあ。』

 

『実際、いまの技術では、

機首を前に向けたまま姿勢をぴょんぴょん変える

「義経の八艘飛び」みたいな

無茶苦茶な飛行機が作れるらしい。』

 

『だったら、次期主力戦闘機でもやればいいじゃないですか。』

 

『だから、

パイロットがついて行けないんだって。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あの…』

 

『なんだ?』

 

『幼なじみに空自のパイロットがいるんです。

すごく出世したらしんですけど。』

 

『それなら子供の時から英雄だっただろう。』

 

『いや、すごい、いじめられっ子。』

 

『大丈夫か?日本の空の守り?』

 

『まあ、ものすごく努力はしたらしいですが…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『とにかく、これからは無人攻撃機だって。』

 

『将来的にはそうなるかも知れないですけど

それは「第5世代」じゃなくて、第6とか6.5とかじゃないですか?』

 

『だから、「ステルス」や「対人武装」を

やめたら、圧倒的に飛行機の値段は安くなるんだ。』

 

『ステルスの塗装を盗むために、

中国がアフガニスタンの残骸をあさった、という…』

 

『でもな?

1機100億のステルス機を30機揃えて1個航空隊を作ると…」

 

『ざっと3000億ですな…』

 

『1機5億の無人機を五百機つくって、

飽和攻撃を仕掛けた方が安いだろう。』

 

『あ…』

 

『戦略的にも、

意味があるとは思わないか?』

 

『飽和攻撃?』

 

『自衛隊は専守防衛だ。』

 

『はい…』

 

『対地攻撃は出来ない。

いまのところ、敵は、航空機だけだ。』

 

『はあ…』

 

『しかし、中国が、

血迷って空母艦隊なんかを持つようになると 

『対艦攻撃』というのも必要になる。』

 

『F4ではその能力は不足してますよね。』

 

『仮に中国の空母が30機の艦載機を持っていて

護衛のためのイージス艦が100の目標を墜とせるとしよう。』

 

『空母打撃群ってのはそういうもんですな。』

 

『そこに、無人の荒鷲一千機が

襲いかかったら必ず勝つ。』

 

『…うーん…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の戦闘機。』

 

 

 

 

 

 

MIG21。

00000000000000000000000000000000000

 

 

 

 

 

 

世界のベストセラー機。

フルシチョフと大喧嘩した中国は

つい最近まで、この飛行機のデッドコピーを使ってた。

 

 

 

 

 

 

 

F35。

0000f35  

 

 

 

 

ひゃくおく…

 

 

 

 

 

 

 

ほんとうは、空自にとっても本命だった

F22

0000f22  

 

 

 

 

高すぎるから アメリカ軍でも予定通りの配備が出来ず

しかも、軍事機密のかたまりだから

日本にさえ、売ってくれない。

 

 

 

 

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2011年10月26日 (水)

長すぎる名前の理由

長すぎるインターチェンジ名の削除を申請、というニュース。

(読売の記事へのリンク) 

    

 

 

 

 

 

 

『紀伊北紀伊長島って長すぎるだろう、と。』

 

『えーと、「紀伊北」じゃなくて「紀北」ですね。』

 

『そんなおかしな地名、ATOKは変換しないぞ?』

 

『合併で、「紀北町」が出来たのに、

その名前をインターチェンジに使わないのは許せない、と。』

 

『よくある話だ。』

 

『そうしたら、旧紀伊長島町の連中が

「そんな名前、長すぎる」と、。』

 

『…よくある話だ…』

 

 

 

 

 

 

 

『しかし、長い駅名って世界中にありますよね。』

 

『有名なのが、アイルランドのこの駅だ。』

 

0000nagai  

 

世界一長い駅名 

 

 

 

『「赤い洞窟の聖ティシリオ教会のそばの

激しい渦巻きの近くの白いハシバミの森の

泉のほとりにある聖マリア教会」って意味なんだそうです。』

 

『アイルランド語なんて、さっぱりわかんないんだけど、

地元の人も、こんな名前使ってないだろう。』

 

『あっさりと「ランファイル」って呼んでいるらしいです。』

 

『なんか、ずるい…』

 

 

 

 

 

 

 

『日本で一番長い駅名は、

いまの鉄道名を紹介する気も起きないが

かつて、くそ赤字線だった、国鉄高森線の

「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」だそうだ。』

 

『あたまわり―。』

 

『こういうのも、観光合戦だ。』

 

『でも、アイルランドの、あの駅名は元からあった地名でしょ?』

 

『地名自身は元からあったけど、『世界一長い駅名』として

有名になってから盛大に売り出した。』

 

『一時期、日本でも「…なんとかの庭園美術館前駅。」とか

「リゾートゲートウェイ・ステーション駅」とか

駅名の長さを競った、アホみたいな競争をしてましたね。』

 

『寿限無みたい…』 

 

 

 

 

 

 

 

『個人的に知っている、一番長い駅名は

「京成電鉄国鉄千葉駅前駅」だったな。』

 

『いまの、京成千葉駅だ。』

 

0000chiba2  

 

クリックで大きくなりますとも

 

 

 

 

 

『なんで、こんな頭の悪い駅名が…』

 

『いいか?

都市計画というのは、(5文字自粛)との折り合いの中にある。』

 

『折り合い?』

 

『いま「千葉そごう」が立っている場所が

30年間、更地のまま放っておかれた理由を考えてくれ。』

 

『駅前なのに広大な駐車場がある風景は、シュールでしたね。』

 

『京成千葉駅が3回も引っ越しした理由や、

国鉄千葉駅の移転から40年以上経ったいまになっても

再開発が完成しない理由を考えてくれ。』

 

『ちゃんと、いいなさいよ。』

 

『言えないんだよ。

恐ろしいんだよ、あの○○○○は…』

 

『まあ、あそこだけのせいじゃなかったですけど…』

 

『たぶん、この記事、来週くらいに消すな。』

 

『また、そんな、犬の小便みたいな…』

 

『でもな?街づくりなんて

きれい事だけじゃねえんだぞ。』

 

 

 

 

 

 

 

『しかし、あの駅は間抜けでしたよ?』

 

『だからそうさ。

そんなこと利用する人間が一番わかってたとも。

いやいや作ったから

東隣の千葉駅(2代目)から200mしか離れていないし

西隣の新千葉駅からは150mしか離れていない。

 

『結局、長い駅名とか、施設名って…』

 

『大人の都合なんだよなあ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の大野伴睦。』

 

 

 

 

 

 

東海道新幹線、岐阜羽島駅前に立つ

大野伴睦夫妻の像。

0000oonobannboku 

 

 

 

 

 

 

開業当時、街はおろか岐阜市内との連絡線もなかった

岐阜羽島駅は、『政治駅』の典型、として罵倒された。  

 

そこまで罵倒されることはないような気もするし、

いまの岐阜羽島駅には名鉄の連絡線もあるのだが

なにも夫婦の銅像を建てることはないよな。

 

 

 

この人が、『我田引鉄』の政友会の出身だったことを

忘れてはいけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

よっしゃよっしゃ。

0000yossyayossya  

 

 

 

 

 

新潟県 上越新幹線の浦佐駅にある

田中角栄像。

 

 

 

 

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2011年10月25日 (火)

プロ野球オーナー企業と世相

横浜ベイスターズのオーナー、TBSが

球団売却で合意。

『横浜モバゲーベイスターズ』になる、という

ニュース。(デナベーになりました)

(報知新聞の記事へのリンク)

 

 

 

 

 

 

 

 

『モバゲーってケータイゲームの会社だっけ?』

 

『説明できる自信がないから、

Wikipediaの記事をリンクしときましょう。』

 

『こういう「仮想空間」とかさっぱりわかんない。』

 

『大阪の居酒屋で、阪神ファンが、

「なんや、この「もばげー」ちゅうのんは。」

とか言って、怒鳴るのが眼に見えるような

気がします。』

 

『まあ、名前の正式発表は28日らしいが…』

 

 

 

 

 

 

 

『横浜ってってむかしの大洋ホエールズだよな』

 

『大洋水産、いまのマルハニチロです。』

 

『捕鯨をやってたからホエールズだったんだ。』

 

『時代を感じますねえ。』

 

『せっかくだから、Wikipediaの

日本のプロ野球団変遷一覧を載せておこう。』

 

 

(クリックで大きくしてごらんください) 

0000kyuudann   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『クラウンライターライオンズとか、懐かしいな』

 

『太平洋クラブってなんの会社でしたっけ?』

 

『ゴルフ場の開発とかをやってたらしい。』

 

『日拓ホームフライヤーズ、とか

忘れちゃいましたね。』

 

『しかし、こうしてみてみると、

プロ球団オーナーってのも

時代を反映してるなあ。』

 

『戦後、一貫してオーナーが変わらないのは

巨人、阪神、中日くらいですね。※』

 

『それがいいかどうかは別だけど…』

 

『ナベツネが偉そうにしている理由はこの辺り

なんですねえ…』

 

 

 

 

 

 

『戦後すぐには、東映とか大映とか

映画会社をオーナーにした球団があった。』

 

『娯楽といえば映画、新開地が一番栄えた

時代です。』

 

『1960年代前半は、阪神、国鉄、西鉄、阪急、

近鉄、南海って12球団の半分のオーナーが、

鉄道会社になる。』

 

『国鉄はオーナーじゃなかったですけどね。』

 

『でも、労使問題でぎくしゃくした

国鉄内部を結束させるために作ったらしいぞ』

 

『結構、いいかげんな理由なんだ。』

 

『昼休みに機関区の空地でキャッチボールを

しているような組合員を集めて選手にしたから

金田正一が入団するまで、

めちゃくちゃ弱かったらしい。』

 

『いまも使っている「スワローズ」っていう

チーム名は国鉄の特急「つばめ」から取った

愛称ですね。』

 

『60年代後半から、途中10年ほど挟まっている

「アトムズ」っていうチーム名も時代を感じる』

 

『いまなら許されない名前です…』

 

 

 

 

 

 

 

 

『どこの会社がオーナーになっても構わないけど

オリックスのあたりから、一体何の商売を

やっているのか、

おっちゃんにはわからん様になってきた。』

 

『楽天とか…』

 

『ソフトバンクとか。』

 

『ソフトバンクって、携帯の会社でしょ?』

 

『あれは、あのでかい企業グループのごく一部

らしい。携帯業界に参入したのは2006年だ』

 

『そういえば昔は、ボーダフォンでしたね…』

 

『今回のモバゲーにしても、

ブランドの設立は2006年だそうだ。』

 

『なんかもう、

世の中が速すぎてついて行けない。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『野球も、プロレスみたいに、

わかりやすい悪役がいてくれたら面白いのに』

 

 

0000tiger_jeet_singh 『タイガージェットシン、とか?』

『このポーズは一体何だろう?』

『指圧の心は母心?…』 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さあっ、たび重なる「九電ヤラセーズ」の

反則に、ついに枝野監督が怒った。

ヤラセーズベンチの真部監督の元に向かいます。』

 

『真部監督は、何か言い訳をしています。』

 

『ああっ、エディの空手チョップが

真部監督の額に落ちた。』

 

『真部監督、耐えきれずに膝をつきます。』

 

『2発、3発。空手チョップがさらに炸裂

いいぞエディ、それ行けエディ。

遠慮は要らんぞ。正義の鉄槌だ。』

 

『ヤラセーズベンチからは

「照明を落とせ。俺達を怒らせたらどうなるか…」

という叫び声が聞こえますね。』

 

 

ばちっ

 

 

『あ、ほんとに電気を切りやがった。』

 

『観客の皆さんにお知らせします。

例によって非常用電源が壊れちゃいました。

そのまま、しばらくお待ち下さい。』

 

『ドーム、しぼんできてないですか?』

 

 

ばちっ

 

 

『あ、電気が点いた。』

 

『…エディの野郎。

倒れた真部に肩を貸してますぜ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日のヒール。』

 

 

 

 

 

 

 

今年8月、

東日本大震災復興チャリティーイベントとして

開かれた『イノキ・ゲノム』で、乱入して

猪木を襲うタイガージェットシン。

0000tiger_jeet_singh2  

 

 

 

 

 

御年63。  

 

猪木は68だから、二人合わせて131歳。

いいなあ、こういうの。

 

 

 

 

 

 

以前も紹介したけど

いまだ現役、アブドーラ・ザ・ブッチャー

0000butyaa_2 

 

これはイノキ・ゲノム

ではありません。 

 

 

 

 

 

諸説あるらしいが、御年77。

 

『イノキ・ゲノム』には、この人も来ていたが

歳のせいか、リングには上がらなかった。

 

 

 

 

 

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※(株)広島東洋カープの株式は、

自動車メーカーのマツダと創業家の松田さんが大多数を

持ってるんだけど「オーナーではない。」というのが、

公式コメント、なんだそうです。 

 

 

 

 

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2011年10月24日 (月)

銀河系のごみ屋敷

『なんだろうね、地球。』

 

『喧嘩売ってますよね。』

 

『3月に東日本大震災、夏には紀伊半島で

大雨が降るし、いまはタイで大洪水、

昨日はトルコで大地震だと…』

(ロイターの記事へのリンク)

 

『うーん…』

 

 

 

 

 

 

 

『毎月人工衛星は墜ちてくるし。』

(日経新聞の記事へのリンク)

 

『人工衛星は天災とは違うんじゃですか?』

 

『今度のドイツの衛星は、結局どこに墜ちたん

だろう。』

 

『インド洋、だそうです。』

 

『被害はなかったんかな…』

 

『こういうニュースで不思議なところは

詳細の続報がない所なんですよね。』

 

『人的な被害がなければ、ニュース価値はない

のかなあ。』

 

『いろいろと、伝えたくない事があるのかも

しれません。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『じゃあさ、こうしよう。』

 

『あ、ろくでもないことだ。』

 

『人工衛星はいつか墜ちる。』

 

『…うーん。』

 

『だから、派手に演出しよう。』

 

『はい?』

 

炎色反応ってのがあるだろう。』

 

 

0000ensyokuhannnou  

 

 

 

 

 

『 おお、今話題のセシウムやストロンチウム

ってのはこんな色を出すんですな。』

 

『ストロンチウムって、なんか強そうな名前だよな』

 

『で、これがなんです?』

 

『花火なんてのは、こういうふうに

金属によっていろんな色彩が出ることを

利用している。』

 

『江戸時代にストロンチウムはなかったですけどね』

 

『しかし、いまなら元素使い放題だ。』

 

『…もうちょっと言葉を選びませんか?』

 

『だから、墜ちて燃えちまう人工衛星なんてのも

いろんな金属を使えば、

大気圏突入の時に破片がみんな色とりどりに…』

 

『たーまやー…』

 

『はーやぶさぁー…』

 

 

 

 

 

 

 

『人工衛星も使用期限が終わったら

宇宙に放出するように出来ないんですかね…』

 

『アホか、そのための燃料や推進器を積んで

打ち上げるのか?』

 

『「人類からのメッセージ」を記録した

ゴールデンレコードを積んで、

そのまま宇宙に送ればロマンがあるでしょう』

 

『ボイジャーだっけ?

あれ、返事が来ると思うか?』

 

『だから、ロマンですよ。ロマン。』

 

『仮に返事が来たとして…』

 

『お友達から、なんて書いてあったらもう…』

 

『ごみは、毎月第三木曜日って

書いてあったら…』

 

 

『銀河系のごみ屋敷ですか?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日のジンギスカン』

 

 

 

 

 

いま、とても気に入っている、

YOU TUBEの動画

 

とても30年以上前とは思えない新鮮さ。

『友君』?

 

 

 

 

 

 

ついでに見つけた、

SMAPのカバーバージョン。

 

うわあ、みんな若え…

 

 

 

 

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2011年10月23日 (日)

よくもこんなに粘ったもんだ。

『しぶとかったねえ、カダフィ…』

 

『2月の政変から8ヶ月以上ですぞ。』

 

『なんであんなに長く持ちこたえられたんだろう』

 

『カダフィ派ちゅう人もおったから、

メシや兵士は補充できたんでしょうが。

 

『……』

 

『……』

 

『こんないいかげんな、ニュース解説も

ないですよね。』

 

『このカス日記に「解説」を

期待するひとなんかいないって。』

 

 

 

 

 

 

『不思議なのは武器なんですよ。』

 

『NATO軍の空爆開始以降、制空権はなく、

正規軍が寝返ったおかげで、戦車なんかも

なくなったけど、

銃も砲も弾も、山ほどあったもんな。』

 

『どこか援助してたんでしょうか?』

 

『中国が武器を供与している、

なんてニュースがあったけど

海上は封鎖されているし、

陸路でも大量に運ぶのは無理だっただろうし…』

 

『補給なしで8ヶ月?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『太平洋戦争末期の日本も、

もういい加減、戦争をやめようぜ、

ということで

講和派の鈴木貫太郎を首相にした。』

 

『…おお、わが千葉県の偉人…』

 

『ところが陸軍は、じいさんや子供まで

根こそぎ動員して

「まだ、我が方に、無傷の皇軍200万あり」と

吼えあげた。』

 

『…新しく動員したんなら「無傷」ですが…』

 

『ところが武器がない。

大阪・桜宮の砲兵工廠は徹底的に爆撃されたし

援助してくれる国なんかないし、

外地にいる軍隊を呼び戻そうにも船がない。』

 

『ないないづくしだ…』

 

『本土決戦用の精強部隊、と鳴り物入りで

配備されたはずの部隊が、

木製の大砲で訓練してるけど、本番用の武器は

隠してあるんですかなあ、と

噂になっているので調べたら、

ほんとうにそれしか用意してなかった。』

 

『兵隊もやけにならなかったんですかね。』

 

『まさか正規軍にも竹槍を持たせるつもりじゃ

ないだろうな、と、問い詰めたら、陸軍は

「本土決戦用武器展示会」というのを行った』

 

『鈴木首相以下が参観した、と。』

 

『そこには、弓矢が置いてあった。』

 

『はい?』

 

『ご丁寧に、「有効射程30m。発射速度 

熟練者で1分5発。」という解説付きだ。』

 

『弓?』

 

『小銃もあったが、先込め銃だ。

性能は種子島以下。』

 

『そりゃ負けますな…』

 

『展示会を見終わった鈴木首相は

「これはひどいな」と周囲に語ったそうだ』

 

『総理大臣が、そこまで軍の装備について

知らされていなかった、というのも問題ですが』

 

『本土決戦を思いとどまってくれてよかったけどな。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『だから、カダフィの兵器ですよ。』

 

『貯め込んどいたんだろうなあ。』

 

『弾薬も?』

 

『だって、あいつら、あちこち拠点を移して、

というか逃げ回ってたけど

あれだけ、どかどか撃ちまくって

武器弾薬を移動させてたんだろうか?』

 

『たぶん、あの国には

国中に武器、兵器弾薬が、あふれてるんですよ』

 

『困った国だなあ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の、国家スタイル。』

 

 

 

 

 

 

 

読売新聞日曜版には

英語の4コマ漫画が連載されている。

 

漫画の内容は、びっくりするくらいつまらないのだが

面白いのは、その駒ワリ。

 

『田の字』で四コマなのだが、

こんな感じになっているのだ。

 

00004koma1  

 

 

 

 

 

 

 

 

つまり、こんな感じ。

 

0000abaut_2   

 

 

 

 

 

 

 

 

番号がふってなかったら読めない…

 

 

 

 

 

これは、日本だったらこうなると思う。

 

00004koma2  

 

 

 

 

 

 

 

 

日本語は縦書きで、英語は横書きで左から

というあたりがこの理由だ。

 

昔、日本で横書きの看板があると 右から左だった。

 

0000yamasa    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『一本品質』と読んでしまうが、

右から読んでみよう。 

もっと大きいことをいっている。

 

 

 

 

「一行が一文字」だと思えば

『右から左へ』のこういう書き方になるのも

理屈で説得されたら、わからんではない。

 

しかし、『左書教育』で育って来ちゃった

私たちには、違和感がある。

 

『油・サマヤ』って。

 

 

 

 

 

 

 

 

リビアを始め、アラビア語の国では

文字を右から読むそうだから

4コマ漫画はきっとこんなふうになっている。

 

00004koma3

 

 

 

 

 

 

 

まあ、4コマ漫画があるかどうか、知らんけど

 

 

 

 

 

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おまけ。

『30年後のサザエさん。』

 

0000sazae  

 

 

クリックで大きくなります

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年10月22日 (土)

地球滅亡の延期と中止

アメリカの、ラジオ伝道師

(そういう職業がある)の

ハロルド・キャンピングというじいさんが

『地球は5月21日に滅びる。』

と予言していたのが、思いっきり外れたので、

ごめん、10月21日に延期するわ。

と言った、というニュース。 

 

(ロイターの記事へのリンク)

  

 

 

 

 

 

 

今度は大丈夫。 

000harold 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、いまこれを書いているのが日本時間の

10月22日。

全米でもすでに10月21日を過ぎたので、

また外したわけだ。

(ロイターの記事へのリンク)

 

 

 

 

0000canping_2  

おかしいな…

 

 

 

 

 

 

この調子で、『ごめん、もうちょっと。』と

やっていたら天寿を全うしちゃう気がする。 

 

お前はいいけど、地球はどうなる? 

 

 

 

 

なんでこんなのを信じる奴がいるんでしょうね。

 

そして、なんで日にちを特定して

『地球が滅びる』とか大きな事を言っちゃうんだろう。

 

 

『10月21日までに、砂漠の街で恐ろしいこと

が起こるだろう。』

くらいにアバウトな言い方をしていたら、

「カダフィの死を予言した男」、になれたかも

知れないのに。

 

 

 

 

 

しかし、このじいさん、

ラジオ局の経営や書籍の出版で儲けて

とんでもない金持ちなのだという。

 

占いとか、霊視とか風水とかで儲ける奴は、

真底人間のくずなので許せない。

 

日本でも、新興宗教の中には

あきれはてた大金持ちがいるんだけど…

 

5月の予言の直前には、このじいさんは

自分のラジオでさんざんに不安を煽り、

煽られた『信者』の中には、こんな連中がいた。 

 

 

000harold521  

 

 

 

 

 

 

『ジ・エンド・オブザ・ワールド・イズ・

オールモスト・ ヒア。』

『神の審判は下る。それが2011.5.21だ』 

 

 

 

 

同じ車は

5月22日にも同じ所にいたけどな。

000harold522 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、このじいさん、

5月の『予言』をはずしてから、新たに

『計算』しなおして、

10月21日を予言した直後に

心臓発作で倒れた。

 

 

オフィシャルコメントでは『入院中』

 

 

従って、今回の予言のはずれっぷりに関して

本人はもとより、信者からのコメントもない。

 

そもそも、90歳の人間が、

人類の未来を予言することがおかしい、

と思うのだが、どうなんだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の、「だから言ったじゃない」』

 

 

 

 

 

なんだかえらい先生が行った、

『考古学から見た大地震』という講義。

 

0000mireniam西暦869年の貞観地震では、

今回の大震災と

同じような被害が出ています。

だから、言ったじゃない。

 

 

 

 

そりゃそうかもしんないけど、

1000年スパンで言われたら、

あらゆる『予言』はあたるよな。

 

 

 

 

 

 

もちろん、

1000年なんて地球の歴史からすれば一瞬だ。

有史時代の記録に残っている被害を軽視した、

東電や国、自治体の責任は逃れ得ない、

というのは、また別の次元の話。

 

 

 

 

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このおじいが運営する

『ファミリーラジオ』の日本語版のページが、こちら

 

信じますか?

 

 

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2011年10月21日 (金)

カダフィだってヒトラーだって、生きている。  -死体の写真の意味-

リビアでカダフィ最期の拠点が陥落。

ついに殺害か?というニュース。

(読売の記事へのリンク)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『死んだのか?』

 

『らしいですが、詳細はまだわかってません』

 

 

 

 

  

拘束直後カダフィの映像

(ここにあった画像で

検索してくる人が多いので自粛)。

 

 

 

 

『しかし、こういう写真が流れるのは

悪趣味ですよね。』

 

『まあ、趣味は悪いが、

前政権の首魁を仕留めたっていうケースは

写真が出るな』 

 

 

 

『ゴ・ディン・ジェムとか。』 

 

0000jem_2クリックで大きくなるけど自己責任でどうぞ。 

 

 

『ポル・ポトとか。』

 

0000potoこいつは『病死』とされてはいる。

 

 

 

『チャウシェスク、とか。』

 

0000chaushesk嫁さんと共に銃殺される。 

 

 

『サダム・フセイン、とか。』

 

0000sadam首吊り直後の画像。 

 

 

 

 

『なんで、こんな悪趣味な…』 

 

『そうしないと「あいつは生きている」なんて

噂が立つんだ。』

 

『ロシア赤軍に遺体を渡さないために

徹底的に焼かせたヒトラーも

遺骨の一部は残っていて

調べてみたら、実は女だった、

なんていう事を言うやつがいますよねえ。』

 

『それは単に、別人だと思うけど。』

 

『ヒトラーが女でも構いませんがね…』

 

『しかし、屍体を見せないと、

「あの人は死んでない」なんていう奴が

出てくる訳だ』

 

『義経はジンギスカンになった、とか。

キリストが十字架、背負って青森まで来た、

とか』

 

『とにかく、政変や革命があったら

新しい権力者は、排除した前の権力者の

屍体か亡命先とか落ちぶれた様をしめす映像を

さんざんに流す』

 

『文字も読めない、情報も与えられていない

国民に対するアピールでもありますよね』

 

 

 

 

『政権が変わらなくても、

毀誉褒貶のなかでまるっきり扱いが変わった奴

もいる』

 

『へえ…』

 

『例えば、こいつ。』

 

 

0000kousei毛沢東の嫁、江青

たぶん30代の写真

元が女優なだけあって

農村ゲリラ出身の毛沢東は

いちころだったらしい。

 

 

 

Kosei3その40年後。

四人組裁判で裁かれる江青

すっかり変わっちゃって…

彼女はこの後自殺する。

 

 

 

 

 

『そういう意味では、悲しいよなあ。』

 

『そうっすね…』

 

『おとなしいじゃないか?…』

 

『言葉を抑制するのに疲れました。』

 

『これで抑制してるのか?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の一枚。』

 

 

 

 

 

 

 

 

アルゼンチンで撮影された、とされる

1970年代のヒトラー。  

00000hitler    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、100%、嘘。

しかし、これを信じちゃう奴がいた、

というあたりが、世界って不思議。

 

 

 

 

 

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2011年10月20日 (木)

不肖の子孫たち

100億借りて全部返さない

大王製紙の元会長が告訴される見通しという

ニュース。

(毎日の記事へのリンク)

 

 

 

 

 

 

 

 

『すごいな、この会長。』

 

『100億借りて30億は返したけど、

まだ50億以上返してないって。』

 

『ひとんちの会社のことなんかどうだっていいけど

ここまで桁が違うと笑える。』

 

『借りて返さないなら、告訴されても仕方ないけど

相手が会長とはいえ、

無担保で100億以上貸しちゃう方も

犯罪じゃないですか?』

 

『刑事事件にもなるだろうが、

株主から訴えられたら、

このカレーな一族も、便所紙会社も吹っ飛ぶ

だろうな。』

 

『同族会社だから

訴えるような根性のある株主が、いないん

でしょうね…』

 

 

 

 

 

 

「俺が死んだら棺の中にゴッホとルノアールを

入れてくれ。」

って言ったのが、こいつのじいさんだっけ?』

 

『創業者の直系、ということでは同じですが…

そいつは大昭和製紙の斉藤了英です。』

 

『「ゴッホは世界の財宝だ。

貴様の勝手で、燃やすとか言うな。

この成金っ」って世界中から顰蹙買ってたよな』

 

『今回の「借金若様」大王製紙ですね』

 

『紙屋ってそんなに儲かるのかなあ…』

 

『「ゴッホを燃やせ」の馬鹿殿にしても独裁者

だったらしいです…

紙屋なんて、ワンマン経営者なんでしょうねえ…』

 

『こういうニュースを見ると、

「がんばれ iPad。」って思うよな。』

 

 

 

 

 

 

 

 

『大王製紙の主力商品は、iPadなんかとは競合

しない

ティッシュとトイレットペーパーとナプキンと

紙おむつだそうです』

 

『くそっ、俺が予言したように

健康製品に特化しやがったか…』

 

『5個入りティッシュとかで急成長したらしい

から、あんたの予言は関係ないです。』

 

『ちぇー』

 

『しかし、男子たるもの

ティッシュがないと困るでしょうっっ。』

 

『馬鹿野郎っ。おれは小四の時に特訓して

「手洟のなっちゃん」と呼ばれてたんだ。』 

 

『中学生になったら困ったでしょうっ』

 

『いまはそれほど困らないっ。』

 

『……』

 

『……』 

 

『…飲みに行きましょうか…』

 

『…うん。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『おおう、やっと便所に着いた。』

 

『山さん、ティッシュ買わないと駄目ですよ』

 

『いつの話だ?

いまは駅にもトイレットペーパーがついてる

だろう。』 

 

『この店では、今月から便所紙を

置かなくなったんですよ。』

 

『むかしの駅なんかには、ひとの足許見やがって

50円とかのべらぼうな値段でテッシュが

売ってよな。』

 

『ブースに飛び込んで、事を済ませてから

ポケットテッシュを忘れていたことに気がついた時の

あの気持ちったら…』

 

『なんで、トイレットペーパーがなくなったんだっ』

 

『「反大王製紙キャンペーン」だそうです』

 

『…わかった、買うよっ。』

 

『テッシュと一緒に鍵が出てきますからね。

キーがないと、便器のふたが開きませんから

忘れないで下さいよ。』

 

『くそっ、そこまでして無断使用を嫌がるのかっ』

 

『便座ブロック、だそうです…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『しかし、創業者の二代目っていいなあ。』

 

『のれんを守るために苦労してるひとが

ほとんどでしょう。』

 

『しかし、財産や信用があるだけでも…』

 

『世界には、こんな二代目と三代目もいます』

 

『ほう?…』

 

『化粧品のロレアルの創業者の娘で

1.8兆円の遺産を相続していた88の婆さんが

若い男に入れ込んで1100億円をあげちゃって

58の孫が「ママは呆けていて、だまされて

いる」と訴えて、財産を処分されないように、

後見人になったそうです。』

(読売の記事)

 

『若い男ったって、63だろ?

しかも20年以上つきあってたらしいじゃないか』

 

『婆さんの旦那は2007年まで生きていたから

不倫は不倫ですけどね。』

 

『……』

 

『……』

 

『しかし、「ママは呆けてる」っていう診断書

まで出すとは…』

 

『この婆さん、大統領への不正献金が

あったとかなんとか、遺産を狙う輩が

あちこちにいたらしいですが。』  

 

 

0000loreal_2 

 婆さん(88)と娘(58) 

 

 

 

 

『この欲深そうな娘の顔…』

 

『よりによって、こんな写真を配信しなくても…』

 

『ロレアルってのは化粧品メーカーだろう。

それが全力を挙げて、この人相の悪さか?』

 

『娘のほうに厳しいですね。』

 

『婆さんは

2代目で遺産を食い潰そうとしているんだから

許す。』

 

『あ、許すんだ…』

 

『でもな?』

 

『はい?…』

 

『「あたしだって遊んで暮らしたいのよ」っていう

この3代目の根性だけは許せない。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日のトイレットペーパー。』

 

 

 

 

 

 

こんな奴がいるから、紙屋が儲かる。 

Toilet15  

 

 

 

 

 

 

そんなに心配か?

 

 

 

 

 

 

 

かといって、こんなのも困る。

Toilet14  

 

 

 

 

 

耐えろ。

 

 

 

 

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2011年10月19日 (水)

大阪マラソンは、                  なぜ難波交差点を3回走るのか?

大阪マラソンまで、あと10日。

(大阪マラソン オフィシャルサイト)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『参加するのに金払うんですね。』

 

『マラソンは10500円、チャレンジランでも

5500円…』

       

『なんで、金払って苦しい思いをしに

いくんでしょうねえ。』

 

『体育の時にいかに持久走をサボるか、という

ことに情熱をかけていた我々にはわからんな』

       

『でも、こういう体育馬鹿が

当日はヒーロー、ヒロインになるのが

癪じゃないですか?』 

 

『しかし「東京マラソンほど人気はなかろう」と

心配されたのが、ふたを開けたら大人気。

応募者殺到で倍率は5倍以上だったらしい。』

          

『元気ですねえ…』

 

 

 

 

 

 

 

       

『不思議なのはこのコースなんですよね。』 

 

 

0000osaka_marathon_2  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『府庁がスタート、市役所を経由して

旧WTCがゴールってのは大人の事情だよな』

 

『それにしたって折り返しが多すぎませんか?』

 

『東京マラソンもコースの1/3は同じ所を

走るから、交通規制なんかを考えると、

仕方ないんだろう』

 

『通天閣での折り返しくらいならわかりますけど、

片町まで行って折り返しって一体なんです?』

 

『片町って、なにもないよな?』

 

『いまは駅もないです。』

 

『中之島を見せたいのはわかるけどなあ…』 

 

『それに、難波の交差点なんか、

3回も通るんですよ?』

 

『たこ焼き売ったら儲かりそやな。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『これだけ折り返しポイントが多かったら、

ズルし放題じゃないか?』

 

『なんでそうやって、

あっさりと卑怯な方向に話がいくんですか?』

 

『イギリスのマラソン大会で、コースの途中で

バスに乗ったやつが、3位に入賞したんだけど

ばれて失格、だって。』

(産経の記事)

 

『ゼッケンつけてバスに乗ったらばれますね』

 

『でもお前、ちょっとトイレにでも行って

隠れてたら、

向こうから戻ってきてくれるんだぞ?』

 

『チェックポイントがあるでしょう。

東京マラソンでは、ICタグみたいなのをつけて

走ってたから、不正は出来ないと思いますよ?』

 

『ちぇー』

 

『そもそも、金払って参加するのに

不正してどうするんです』

 

『記録に残る選手にはなれない。

記憶に残る選手になりたいんだ。』

 

『違う意味で記憶に残りそうですけどね…』 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『しかし、梅田も通らないんですね。』

 

『だから、あの大阪駅前あたりを

交通規制するのは大変なんだろうよ。』

 

『でも、こんな大会をやるのは、

大阪を知って欲しいからでしょう。』

 

『東京マラソンも、観光名所を通る。』

 

『遠回りして浅草まで行くし、銀座、皇居を

通ります』

 

『たぶん再来年からはスカイツリーのそばを

通るよな』

 

『大阪人が思っている以上に、日本人は大阪を

知らない。まして世界はもっと知りません。』

 

『だから、大阪城とか御堂筋とか通天閣とか

中之島とかちゃんとコースに入れてるじゃないか』

 

『その4つだけじゃないですか。

せっかくマスコミに配信されるのに

おんなじ交差点を何回も通ったり、

なにもないところで折返したりするのは

もったいないでしょう。』

 

『じゃあ、どこを…』

 

『いま、話題にして売り出したいところを回るんです。

梅田貨物ヤードとか、阿倍野とか。』

 

『よその街の人は、いまの、

大阪駅前の再開発の勢いを知らないから

梅田を通るのは

インパクトありそうだけどな…』 

 

『阿倍野キューズモールの前を通って

天王寺公園が給水所。』

 

『危ないこと言うなよ?』

 

『危険なんかありませんよ。あの辺の人たちは

行儀がいいです。』

 

『そうか?』

 

『でも、ランナーが捨てたコップは、

瞬時に回収』

 

『……』

 

『あと、関西が売り出したいところ、

といえば、関空』

 

『それじゃ鉄人レースだ。』     

 

  

0000oosaka_2  

神戸や奈良より遠いって

関空、おかしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では『今日の一枚。』

 

 

 

 

 

 

 

 

世界一有名なマラソンの不正女王。

『ロージー・ルイーズ。』 

 

 

0000ruiz_2

1980年、ボストンマラソンでの

『勝利』の瞬間

 

 

 

 

ゴール800m前で観客の中から飛び出して

そのままゴールして、女子の部優勝。

 

 

0000ruiz2捕らえられた宇宙人、ではなく

さも42km走ったかのように

疲れて倒れそうな振りをしたので

支えられている。  

 

 

 

スタート時点にはちゃんといたから

『記録』を調べようてみたら2時間31分、って

ザトペックと変わらなかった。

 

さすがにおかしいだろうって事で調べてみたら

コース中の彼女の姿は、

観客にも、ほかの参加者の記憶にもなく、

映像もなかった。

  

更にこの人、前年のニューヨークマラソンでは

地下鉄に乗っていた。

 

 

この程度の犯罪で、

固有名詞が後世に言いふらされるのは

珍しいのだが、

このおばさんは、あくまで『自分は勝者だ』と

主張して、いまだにメダルも返上していないので

徹底的に憎まれているから。

 

 

 

まあ、同情もできんわな。

 

 

 

 

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2011年10月18日 (火)

お姫様とギロチン

10月16日は

マリー・アントワネット処刑の日。

(Wikipedeiaの記事へのリンク) 

 

 

 

 

 

 

 

 

マリーアントワネットというひとについては

『ベルばら』のおかげで日本人のほうが

詳しかったりするらしい。

 

 

世界一、悪名の高い王妃で、

フランス革命の直前、飢餓に苦しむ農民に

『パンがなければケーキを食べればいいじゃない』

と言い放ってギロチンにかけられた人である 

 

 

しかし、いまで『それは言い過ぎだ』と言う

ひとがいる。 

それどころか、マリーは良い奴だったと

言い出す始末である。

 

『ケーキを食べれば…』という台詞は

彼女のものではない。

後世に無茶苦茶にいわれるような贅沢も

していない。旦那が構ってくんないから、

ほんの少しギャンブルにおぼれちゃったけど

そのくらい、いいじゃない。 

死刑になるまで、1年以上幽閉されたけれど

そこでの彼女は、こどもの世話に熱心で

音楽なども楽しみ

とても高慢な雰囲気はなかったですよ、と  

 

TVではそんないうふうに言われたりする。 

 

 

 

 

 

 

しかしさすがに『善人』というのは言い過ぎだ

 

王宮のサロンに気に入らない貴婦人がいると

『みんな、あのおばさん無視ね―』なんていう

小学生みたいないじめもやっている。

 

嫉妬深くて、密告とうわさ話が大好きで、

見栄っ張りで、

話題の中心に自分がいないとへそを曲げる。

同時代の評価はいまよりもずっと低くて

彼女の名前を騙った大がかりな詐欺事件まで

あった。

 

そしてこまった事に、

王室を滅ぼすほど敵を作ったのに、

本人がちっとも堪えていないこと。

少なくとも最期まで、弱った素振りを

見せなかった、という意味では、

見上げたおばさんではある。

 

 

 

 

 

この人はお姫様だ。 

 

オーストリアの皇帝家に産まれて、

15才でフランス王に嫁ぐ。 

この辺りの感覚が、日本人には

よく理解できないのだが、

ヨーロッパの王族はみんな親戚だ。

 

神聖ローマ皇帝がイタリア生まれでドイツ語が

話せなかったり、

スペインの王様がポルトガル王を兼任して

地球を支配したり、イギリスの王様が。

『俺ってフランス王になってもいんじゃね?』

といって百年戦争を起こしたりする。

 

万世一系の天皇家を戴く日本国民としては

どうにも皮膚感覚として、ヨーロッパ中世史が

理解できない。

以前も書いたが、ヨーロッパ人の国家観

というのは日本人と、なんか違う。

 

まして彼女はオーストリア生まれの

フランス王妃。

 

 

コスモポリタンである。

 

それは別に構わないのだが

ちょっとだけ馬鹿だった

 

 

そして、そいつが影響力を持つととても迷惑。

 

 

 

 

 

 

 

『パンがなければ…』の発言は、

彼女の物ではないという説を

リキリキとWikipediaで書き立てている馬鹿が

いるがどうだっていい。 

 

言った言わないはともかく、

マリーも同じ気持ちだったろう。

 

 

『あら、パンがないの?それならほかに

食べるものがあるんじゃない?』

 

と、政治経済、そして自分が置かれた環境

その他を一切考えずに

脊髄反射でしゃべっているだけだ。

彼女に悪意はない。

馬鹿なだけだ。 

 

 

 

 

 

 

マリーアントワネットが、農民を嫌悪していた

わけではない。

 

証拠がある。

彼女は、宮殿の敷地の一角に田舎家を模した

別荘を建て、

そこで農民風の衣装を着て過ごした

 

 

コスプレである。

農民の福祉経済衛生教育に思いを致すことは

なく『あら、あたしかわいー』って。 

 

18世紀のフランス宮廷では

そういうコスプレがはやったらしいのだ。

 

イデオロギーで解釈したら、

こんな嫌味な女はいないと思うのだが

これも、おそらく彼女に悪意はない。

 

『えー、農民かわいー。』くらいの脳みそだ。

 

 

 

 

 

彼女の旦那はルイ16世。

真性包茎で役に立たなかったという話が

あるくらい魅力のないおっさんだったらしいが

さすがに革命迫る時期には危機感を抱いて

財政改革を行う。

宮廷費の圧縮を行ったのもこいつ。

 

1789年7月14日パリ市民の蜂起が起こった夜に

家臣から報告を受けるのだが、しかし

その日の彼の日記にはこう書かれていた。

 

『Rien』(なにもなし。)

 

 

 

 

 

 

 

 

マリーアントワネットとルイ16世は、

すぐに殺されたわけではない。

反革命派の巣窟と見られたベルサイユからは

引き離されたが、

パリでの宮殿暮らしを許された

 

 

しかし、マリーは愛人を頼って

フランス国外に逃げようとしてしまう。

 

ところが、さすがはお姫様で

8頭立ての大型馬車に家族と寵臣、

ワインと着替えをごっそり積んだうえに

あちこちに寄り道したために、警護と

はぐれてしまい、全然逃避行にならず、

あっさりと捕まってしまう。

(ヴァレンヌ事件)

 

 

 

フランス革命、というと

有無を言わさずギロチン、というイメージが

あるが、ルイ16世とマリーアントワネットに

対して、フランス国民は

ぎりぎりまで、寛容を保とうとした。

 

王と王妃が国家を見捨てた、ということで

ヴァレンヌ事件以降、二人への信頼は

まるっきり失われるのだが、マリーとルイは、

この段階でもまだ命と宮殿暮らしを許される。

 

 

 

 

ところが、この夫婦は懲りなくて、

直後に起こった革命戦争で反革命の対仏大同盟

の外国軍にフランス軍の機密を流す。

 

そればかりか、マリーは

実家があるオーストリアに手紙を書いて

『フランス王家に危害を加えたら、

ただじゃ置かないぞ。』

という脅迫じみた宣言を出してもらう。

 

これにはさすがにフランス市民も愛想を尽かせ

あの夫婦を捕まえろ、

という事になって、王宮は襲撃されて

マリーと一家は、タンブル塔に囚われる。

 

王宮を捜索してみたらこいつらが外国と

密通していた証拠がごろごろ出てきた。

ルイ16世は、翌年1月に死刑となる。 

 

ただし  まだマリーは殺されない。

 

 

 

 

ここまで来ると、あえて殺す理由も

なさそうな気もするのだが

急進化した革命政府は、結局は彼女を

ギロチンにかけた。 

 

それが10月16日。

フランス革命の勃発から4年経っていた。

 

 

 

 

 

 

死刑直前のマリーアントワネットの様子。 

 

0000marie_2ギロチン前に、

市中引回しのようなことが

行われたらしくて 、これはのちに

ナポレオンの肖像画で有名になる

ダヴィッドのスケッチ。

 

 

 

いまでもフランスでは、このおばさんのことが

嫌いだ、という人がいるらしい。

ベルばらで洗脳されて、

マリーかわいそ…なんていう

らりほうな事を言うのは、日本人くらい。

 

 

 

 

実際、売国奴という意味では、

ここまで気持ちよく

国家を売った女はいない。

 

なにしろ、

2日に一着ドレスを新調し、

バラを浮かべた風呂に入り

国費の1/20を夫婦の贅沢に使い、

貧窮する国民に「ケーキ食えば?」と言い放ち、

浮気相手を頼って革命中の国家から

逃げだそうとし、そのうえ外国に、

革命をつぶすように頼み込んだのだ。 

 

 

 

 

 

伝えられている彼女の最期の台詞は 

ギロチン台に上がる時に刑吏の足を踏んで

しまった時の

『あらごめんなさい。

でも靴が汚れないでよかった。』

というもの。

 

 

 

 

天然だったんだろう。

 

 

 

 

日本人なら下手でも辞世の一句くらいひねるのに。

 

彼女の評判が悪い時のエピソードなので

信じていいものかどうかわからないのだが

事実なら、こんなに空気を読まない台詞もない。 

 

馬鹿なら黙ってたらいいのに、と

後世の人間は思ってしまうのだが、

末期の台詞だけじゃなく、

そこにまでのこのおばさんの政治活動は、

結構パワフルだ。

 

それはもう、なんとか王制を残そうとしている

連中が『邪魔』と思うくらいに熱心で

しかし王妃だから、あからさまに邪険にも

出来なくて、困ったらしい。

 

 

良くも悪くも「お姫様」だったのだ。

 

 

 

 

 

 

生まれた時から王女。

 

それなりの教育を受けたらしいが、

教養が人間を磨かない、ということもある。

 

そして、彼女の環境からすれば、

フランスもオーストリアも、そうした国境を

あんまり意識していなかったんじゃないだろうか?

 

『革命とかよくわかんなーい。

王様や貴族がいるのは当たり前じゃない

実家に手紙書いてなにがわるいのよう』

というくらいのもんだろう。 

 

 

 

 

おそらく彼女は、自分の死の意味を1/10ほど

も理解しないで、首を飛ばされたはずだ。

あの世に『発言小町』があれば、

せっせと投稿していると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『きょうの死刑囚。』

 

 

 

 

 

 

断頭台に連行されるマリーアントワネットの

スケッチを残したダヴィッドは、ほかにも、

死の直前の革命の有名人を書き残している。

 

  

0000danton_2王の処刑を主張した急進派のボス、

ダントン

市中引回しで政敵ロベスピエールの

下宿の前で『次はお前だ』と吼えあげた。

 

 

0000rovespier_2ダントンに名指しされた

ロベスピエール。

ハンカチを巻いているのは

逮捕時の銃撃戦で顎を砕かれたから。

黒く描いてあるが実際は真っ赤だった。

 

 

 

ロベスピエールの死で

フランス第一革命は終わる。

 

しかし、目力のあるダントンや、

サインまでしているロベスピエールのスケッチ

と比べるとダヴィッド先生も、

マリーアントワネットの絵は投げやりだ。

 

 

 

実際、後世有名になったほどには、

彼女の死は注目されなかったそうである。

 

すでに恐怖政治が始まっていて、

パリだけで毎日4,5人ギロチンにかけられて

いたので、

『そんなおばさん、まだ生きてたのか?』

という程度の受け止められ方だったらしい。

 

 

恐怖と心労で、髪の毛が真っ白になっていた、

という説があるらしいが作り話だろう。

なんだか、かわいそうなひと。

という気がする。

 

そして我が身を振り返ると、

『自分の世界の射程圏の中でしか、

物事が考えられない。』という点では

こいつを笑えないな、とも思うのです。

 

 

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2011年10月17日 (月)

箕面のサルとフェラーリと

箕面のサルが市街地に出没している、

というニュース。

(読売の記事へのリンク)

 

 

 

 

 

 

 

 

『なんで?

 

『増えちゃった一方で、

観光客のえさやり行為は罰金つきで禁止になったし

あぶれた連中が街中に出てくるようになった、と』

 

『俺が大阪に来た頃は200頭くらいだったと

思うけど。』

 

『いまは520頭だそうです?』

 

『500頭?』

 

『市街地のそばに野生のサルがいて珍しいって事で

天然記念物になったのに…』

 

『天然記念物になった時は60頭とか

言ってなかったか?』

 

『昔も、えさやりは禁止だったはずけど、

みんな平然とやってましたし。

箕面は、滝とか紅葉とか大観光地ですから…

どんどん増えたんでしょうね。』

 

『箕面の滝は、すぐそばまで車でも行ける。』

 

『滝のそばに大きな駐車場があります。』

 

『駐車場から来る連中は襲われるんだ。

で、な?あいつら怖いんだよ。』

 

『えさをやるからいけないんでしょう。』

 

サルも舐めてやがって、女やこどもなんかだと

カバンを襲うんだ。』

 

『不思議と、滝道を歩いてくるひとは襲わない

んですよね。』

 

『車に乗ってくる人間は

種類が違うと思ってたんだろうなあ。』  

 

『もう、箕面駅からサルの馬車で来るひとは

いないんですかね?』

 

『それを知っている人は40以上だろう?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『駐車場に止めている車にまで来るんだぞ?

 

『いつの話です?』

 

『ほんの30年前だ。』

 

『くすくすくす…』 

 

『で、まあ。車が止まって、中にひとがいると

サルが来る。』

 

『降りてこないと思って、舐めてますよね。』

 

『でもな、中には気の弱そうなやつがいる。』

 

『ちょっと群れから離れたところにいて、

うるうるしながら立ってますよね。』

 

『そんなやつがいたら、

えさをやりたくなるじゃないか?』

 

『だから、当時でも違反だったんだってば。』

 

『でもすんごい弱そうなんだよ。

それが、眼に涙を溜めて、列の後ろにいると

飴の一つもぽいって投げてやりたくなる

じゃねえか。』

 

『いまの人は、真似しちゃいけません。

30年前の話です。』

 

『「畜生、怒られたっていいや」と、

窓を開けるだろ?』

 

『はあ…』

 

『当然こっちは、うるうるしている子しか

見ちゃいない。』

 

『…ええ。』

 

『そうすると窓の上から手が出てきて

ひょいと取っていく。』

 

『はい?』

 

『つまり、気がつかないうちに屋根の上に

強いやつが登っているんだ。』

 

『…うわあ…』

 

『そーっと近づいて来やがるから、

気がつかないんだ。

いきなり、屋根の上から手が出てきたら

びっくりするぜ?…』

 

『だから、えさをやるなよ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『でも、屋根の上のサルは、

そうやって卑怯なだけに最強じゃない。』 

 

『はい?』

 

『戦うんだよ。別のサルと。

ひとんちの車の屋根の上で。』

 

『ははあ…』

 

『すごいぞ?

どどどどどーって。』

 

『屋根の上を?』

 

『わが愛車のスーパー・シビックの

白いボディを手形足形で

ダルメシアンみたいにしやがって。』

 

『アンテナも、折られたんですよね?』

 

『立駐に入れる時に、めっちゃ恥ずかしかった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『で、な?あいつらは車を恐れない。』

 

『はあ…』

 

『とある日の夕方。箕面の駐車場に行ったら、

2.3頭のサルがいた。』

 

『2.3頭?』

 

『あいつらは野生だから、行動のパターンが

決まっている。

えさやりの時間が決まっていて、寝る時間が

決まっているから、夕方にうろうろしている

やつは、相当な不良だ。』

 

『不良…』

 

『でかいんだよ。

当時ケータイなんか無いから、公衆電話を

使いに行ったら、BOXの上に、そのうちの一匹

がいて、すげえでっかいんだ。』

 

『はあ…』

 

『で、あいつらは、電話ボックスを使うような

貧乏人にはじろりと一瞥するだけで、

えさをねだりもしない。』

 

『眼の前に人間がいて無視されるってのも、

悲しいですよね。』

 

『でも、怖いぞ。

眼の前に、タッパ1mくらいのサル。』

 

『…それは、怖い…』

 

 

 

 

 

 

 

『そこにフェラーリが来た。』

 

『はい?』

 

『いるんだよ。あの山には。

平べったくて、いやに速くて赤いやつが煽ってくるな

と思ったらフェラーリだったりするんだ。』

 

『あの山道に?』

 

『凸凹だし、一般車もるし、対向車もいるし

そもそも幅員4mくらいの道に2m巾の

フェラーリがいたらいい迷惑なんだけど、

走らせられるヘアピンの公道なんてほかに無い

からな。』

 

『まあ、それ以外にもいろんな車がいましたけどね』 

 

『一般車が減る夕方とかには、出てくるんだよ。

フェラーリ…』

 

『…なるほど。』 

 

『で、そこにフェラーリが入ってきた。』

 

『しかし、よく気がつきましたね。

いくら目立つ車とはいえ…』

 

『だってすごい音だもん。

がろろろがろろろ、うぃんうぃんって』

 

『ははあ…』

 

『フェラーリは、後続を待っていたのか

いったん駐車場に停まった。』

 

『ははあ…』

 

『そこにさっきのサルが来た。』

 

『ほう。』

 

『サルは、

素早くフェラーリの屋根に飛び乗った』

 

『あの車でかいでしょう。』

 

『そうなんだよ。いくらなんでも

幅が一間以上ある車だ。

でかいサルとはいえ、目一杯手足を広げて

ようやく隅っこがつかめるだけ…』

 

『サルも焦ったでしょうね。』

 

『サルが飛び乗ったのはいいが、あの車は

後方視界が悪いから運転手は絶対に気がついて

いない。』

 

『…そうですかね…』

 

『その証拠に、飛び乗った直後に、

がるっていって

フェラーリはエンジンをかけた。』

 

『お?』

 

『サルは飛び下りる暇なんかありやしない。

なにしろ捕まっているだけで精一杯だ。』

 

『それでフェラーリは?』

 

『がるろろがるろろかおおおおおん、と

目一杯、手足を広げた一匹のサルを屋根に

乗せて、夕暮れ迫る、

箕面の山の中に消えていった。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の二枚。』

 

 

 

 

 

 

 

 

えさくれ、おれにもくれ。   

Black_cats        

 

 

 

 

 

いっぱいのねこ

 

 

 

 

 

アイスを食うマントヒヒ。

Too_hot 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんでも食うよ、こいつら。

 

 

 

 

 

 

だってメントスまで食う

Mentos  

 

 

 

 

 

 

パパ、それ、おいしい?

 

 

 

 

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2011年10月16日 (日)

信号のない鉄道

JR東日本が、宮城県の仙石線で  

信号機のない列車制御システム

「ATACS(アタックス)」の

運用がはじまった、というニュース。

(朝日新聞の記事へのリンク)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『お前  これはすごいニュースなんだよ』

 

『鉄道の信号機ってえと、

線路の横に立っている?』

 

0000signal2_2 

 

六灯式なんて、よく見分けられるな。

 

 

 

 

 

信号ってのはそのライトだけじゃなくて、

附帯設備がすごい。これが無くせる

 

『はあ…』

 

『それに。信号機の誤認で42人が死んだ

信楽高原鉄道事故みたいなのが防げる。』 

 

『いいことです。』

 

 

 

 

 

 

『ここから先は、

今回の実験と直接つながる訳じゃないから

あくまで、可能性の話として聞いてくれ。』

 

『はあ…』

  

『この技術が完成したらな。』

 

『はあ…』

 

『鉄道は、倍の列車を走らせられる。』

 

『はい?』

 

『それだけじゃない。

自殺した馬鹿がいるから、

上り線運転休止なんていう、中央線名物も

なくなるかも知れん』

 

『はい?…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『鉄道ってのは、すぐに止まれない』

 

『まあ、鉄のレールに鉄の車輪ですから』

 

『だから、閉塞区間というのをつくって

その中には一本の列車しか入れない』

 

『そのために信号機がある、と。』

 

『ところが、この閉塞区間ってのは

むやみと長い。特にJRは長い。』

 

『なんで?』

 

『貨物列車が走るからだ。

長くて重くてブレーキの効きが悪い貨物は

制動距離が長い。』

 

『そういえば、

踏切の時間もJRの方が長いです』

 

『阪神なんか「ほらそこ」っていう所まで

踏切が降りないのに、

JRはまだ列車が見えない頃から

チンチン鳴りやがる』

 

『で、信号がなくなると?』

 

『閉塞区間に関係なく

列車が放り込める』

 

『安全なんですか?』

 

『だから、「ATACS(アタックス)」では

車間距離を測って、列車ごとに制御する訳よ』

 

『固定された閉塞区間がなくなる、と』

 

『車間距離さえあれば、ぎりぎりに詰めて

走らせられる

 

『車間距離も列車の種類によって変えられる』

 

『いままでは、ダイヤが変わると、

信号の設定を変え、場合によっては

信号機の位置まで変えていたんだ。

それが、列車ごとに変えられる。

ダイヤに柔軟性が出せるのは確実だ。』

 

 

 

 

 

 

『そういう列車って、

いままでなかったんですか?』

 

『方式は違うが新幹線は信号機に頼ってない』

 

『信号機がない?』

 

『もちろん信号機はあるけど、

200km/h以上で走る列車の安全を

運転士の視力と根性に任せるのは無理、

って事で、開通当初から  列車の位置を検知して

集中的に監視で来るようにしてある』

 

『まあ、信号を見てたら間に合わないですね』

 

『あと、路面電車にも「閉塞区間」はない。』

 

『一番速いのと、一番遅いやつが

信号に頼っていない…』 

 

『路面電車にも信号機はあるけど

鼻先をつなげるように走ってるよな。』

 

 

 

 

 

 

『事故が起きても上下線止まらないってのは

どういう事です?』

 

『自殺する、踏切に入る、架線が切れる。

いろいろ事故はあるけど、複線のうち

一本だけが止まる。って事は珍しくない。』

 

『そりゃまあ。』

 

『ところが、複線以上の鉄道の場合、

それぞれのレールは基本的には一方通行だ。

上り線に下り列車が入る事なんて許されない』

 

『ぶつかっちゃいますからね』

 

『それが、このATACSの方式が進化したら、

遠い将来には、列車の安全間隔を保ちながら

一本のレールに、交互に上下列車を

走らせることが出来るようになる。』

 

『そうなると?』

 

『こんな事がなくなるようになる。』

 

 

 

 

 

 

 

『おーい、いつ動くんだ?』

 

『本日はJRをご利用頂きまして

ありがとうございます』

 

『そんなことはいいからっ』 

 

『ただいま  立川駅付近で人身事故が

ありました。中央線上り電車の運転の見込みは

立っておりません』

 

『くそっ、中央線名物…』

 

『中央線というのは、まっすぐな線路で有名で

速くて便利だから競合路線がありません。

南部線で分倍河原までいって京王線に乗るか

モノレールで西武線まで行って乗り換えるしか

新宿に行く方法はないんです。

きょうは皆さん遅刻ですねえ。』

 

 

 

 

 

 

『そんな車内放送したら暴動が起きますよ?』

 

『それが、遠い遠い将来にはこうなる』

 

 

 

 

 

 

『本日はJRをご利用頂きまして

ありがとうございます。』

 

『いつ動くんだっ。』

 

『先ほど立川駅付近で電車にダイブした馬鹿が

いまして、上り線レールは使用できません』

 

『えー?』

 

『でも、だいじょうぶっ。

生きている下り線レールに、

上り、下り電車を交互に走らせますので

電車は止めません。

ご案内しますので、お乗り換え下さい』

 

『おーっ。』

 

『ただし、立川駅構内で、ほーんのちょっと

お見苦しい光景が見えるかも知れませんが

忘れて下さい』 

 

『…お見苦しい光景?』

 

『駅員が箸でいろんな物をつまんでいたり

していますが、さわやかな朝ですっ。

いってらっしゃいっ』

 

『え?どっち側?』

 

『あーたらしーい、あーさがきたっ。

きーぼーうの、あーさーだっ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

『3.11の震災や、この間の台風の時のように

帰宅困難者があふれた時にも、

対応が可能なんですかね?』

 

『安全が第一だから、

非常時に列車を走らせるかどうかは、

また別の判断だ。』

 

『そもそも、車両や運転士も手配しないと

いけないし』

 

『しかし、線路やシステムの容量が増えること

は確かだ』

 

『ラッシュの解消には役立つんですかね?』

 

『だから、お前。

これはすごいニュースなんだよ』

 

『……』

 

『どうした?これで、ラッシュアワーの痴漢も

減るかも知れん。

列車が増えれば、いままで見向きも

されなかったような駅が注目されて、

マンションが建つようになるかも知れん』

 

 

『でも、貧弱な線路にたくさん列車を

走らせるために

技術を研ぎ澄ませるってのは、

本末転倒じゃないですか?』

 

 

『…まあ、列車増発が、大目標ではないけどな…

でも、余裕があるって事は大事だぜ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の一枚。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『実験』が行われているJR仙石線。』

 

 

津波直撃。 

0000sensekisen2_2 

 

 

 

 

 

なんでこんな大変な路線で実験を?というと、

仙石線、というのは国鉄時代から

新型車両なんかの実験線になっていた。

 

最先端の技術を適用するのはいいことだけど

やっぱり大変そうだ。 

 

 

 

 

 

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2011年10月15日 (土)

世田谷ラジウム・ラプソディ

フクシマの灰かと思ったらラジウムだった、

というニュース。

(読売の記事へのリンク) 

 

 

 

 

 

 

 

もうリンクしなくてもいいと思ったんだけど、

「民家ラジウム」っていう表現が気に入った』

 

『昔は、カジュアルにラジウムが

手に入ったんですかね。』

 

『理系の都市伝説に、こんなのがある。

「昔、試験用のラジウムのかけらを、

尻ポケットに入れたまま1日気がつかなかった

学生がひと月後に、ケツに穴が開いて

死んだって…」』

 

『うわあ…』

 

『その程度に管理が雑だった、ということ

なんだろうけど。』

 

『しかし、今回の騒ぎの発端はなんだったん

でしょう?』

 

『線量計をもって近所を歩いていたおばさんが

たまたま気がついたんだって…』

 

『その人、心が病んでませんか?』

 

『いま、東日本のひとは、

みんな、神経質になっているんだろうな…。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『うちの子は6年間、あそこの家の前を通って

小学校に通ってたんです』

 

『家主のかたは、放射性物質との関係はない

とのことで請求は出来ないけど、

健康被害の責任は世田谷区が取るべきですっ』

 

『区の責任はどう考えてるんですかっ?』

 

『えーと、区に苦情を言われてもしらねえよ。

じゃなかった

健康被害が出た場合、個別に対応をして

参りたい、と』

 

『こどもたちの健康診断を

大至急  実施してくださいっ。』

 

『わかった、わかりました。

とりあえず、皆さんのお名前を、

記録させて頂きます。きょうの所はこれで…』

 

『え゛ー?』

 

 

 

 

 

 

『…ふー。はい、次の方…』

 

『……』

 

『どうしました?

ラジウム屋敷との関係をおっしゃって下さい』

 

『…ほら、あんた。ちゃんといいなさいよ。』

 

『……』

 

『あ、あのっ。この人毎晩、

あのラジウム屋敷の前で、立ち小便してた

らしいんですっ。』

 

『はい?』

 

『だって、大事なところを、毎晩毎晩

床下ラジウムの至近距離にさらしてたんですっ

あたしにだって、毎晩は見せないのに…』

 

『なにか自覚症状でも?…』

 

『この人のことはどうでもいいんですっ

あたしは大丈夫でしょうかっ?』

 

『旦那さんは放射能障害にかかっていないと

思いますよ?

万が一、放射線の影響があったとしても

セックスで、放射能傷害はうつりません。』

 

『じゃあ、毎日あそこを散歩させて、

必ずあの生け垣にションベンしていた

うちのチワワの…』

 

『しらねえよっ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『では、今夜も「放射能見回り隊」の活動を

はじめますっ。』

 

『敵は東電だけじゃないわ。』

 

『床下ラジウム、という新たな敵が見つかった

のよっ』

 

『みんなっ、線量計のチューニングはしたわねっ』

 

『あっ、経堂さん、線量計が鳴っているわっ』

 

『あ、あたしもよ。代々木上原さん。』

 

『近くに放射線源があるわっ。』

 

『ああっ、祖師ヶ谷大蔵さん、あんたの

ネックレスから異様な放射能警報音がっ。』

 

『なによ。これは?』

 

『こ、これはぁ。「分倍河原の母」から、

すごくハッピーなぁ

「ラジウムネックレス」っていってえ、

先週に買ったのぉ。』

 

『す・て・な・さ・い。……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ねえ、おばあちゃん。昨日、このうちで

すっごいゴキブリが出たの』

 

『どすたぁ、さつきちゃん?…』

 

『まっくろなの。しかも飛ぶのよ。』

 

『こぉーんな眼。すっごいんだから』  

 

『ゴキブリなんか、昔からいるべえ?

なぁにがそんなに奇妙なことなんだか…』

 

『でもね?世田谷のゴキブリは

放射能で変異して、近所のひとから

「ゴジラ」って呼ばれているのよ?』

 

『ごずらあ?』

 

『ええ、放射能で変異した異常なゴキブリが

いるらしいわ。』

 

『かーんたぁー

どんなゴキブリが出ているんだい?』

 

『……飛びながら放射能の炎を出す、って…』

 

『あ、まっくろゴジラごき…』

 

ばしっ。

 

『すごーい。おばあちゃん。素手で捕まえた』

 

『当たり前だべなあ。』

 

『おばあちゃん。そのゴキブリ火を吐いてない?』 

 

『そんなもん、握りつぶしたら、一緒だぁー』

 

ぶぎゅ。

 

『ほうら、メイちゃんはこっちにおいで―…』

 

『うぎゃー。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『きょうのノーベル賞一家。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラジウム、といえばこの人

 

0000curie_2 

 

キュリー夫人

 

 

 

 

ラジウムの発見と検証のために

鉱石11トンをすりつぶした。

 

これだけ偉大なひとなのに、なぜ『…夫人』か?

というと、

自分で使っていたんだそうだ。

 

結婚が嬉しくて仕方なかったらしい。

『あたし、来月からキュリー夫人よ。』、と。

 

 

 

 

 

 

でも、その努力たるや、貧乏と共に、すごい…

 

この人はノーベル賞を二つもらっている。

更に旦那もノーベル賞受賞者で

その上、娘夫婦も共同でノーベル賞だ。 

 

0000curie2この三人でノーベル賞4つ。

娘の旦那ももらってるから

一家で5つ。  

 

 

 

あんまり栄典で人を評価したくはないのだが

この人はすごい。

 

素直に感心します。 

 

 

 

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2011年10月14日 (金)

自動ブレーキとかライター安全策って、     すばらしいのか?

アクセルとブレーキを踏み間違える事故が頻発。 

日産自動車はその解決のために、

超安全システムを開発。

 

車載カメラで駐車ラインを撮影して認識。

ボケ老人がそこから勝手に出る時には

アクセルが効かず

周囲に異物があればレーダーと自動ブレーキを

駆使して絶対に止めてみせる。

 

2年以内に発売してやるから呆けるなよ、

というニュース。

(産経Bizの記事)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『馬鹿じゃねえの?』

 

『そんなこと言っちゃいけません。

AT車では、ブレーキとアクセルを間違える。

バックギアに入れたのに気がつかない、なんて

よくあることですとも。』 

 

『ボケ老人から、

免許取り上げたらいいじゃん。』

 

『そういうことも言ってはいけません。

「交通弱者」が問題になっている現在、

公共交通機関が機能していない田舎での

高齢者の運転、というのはいやも応もありません』

 

『田舎じゃなくても、高齢者が運転しているけど』

 

『安全のための「フールプルーフ」のひとつが

今回の、日産の提案、と。』

 

『フェイルセーフじゃないんだな。』

 

『まあ、自動ブレーキは「失敗回復」でしょうが

アクセルが、まともにかからないってのは、

「馬鹿はやめとけ」って事ですね。』

 

 

 

※高齢者限定の商品ではありません。念のため。

 

 

 

 

 

 

 

『ライターをこどもが操作して危険だ 、

って事で、いま、いろいろ制限が加えられて

いるでしょう。』

 

『スイッチを重たくしたり、とか。

ダブルスイッチをつけたり、とか』

 

『こどもだろうがなんだろうが事故だけは

起こさせない、と。』 

 

『でも、お前。

この「ライターの安全基準」に関しての

国のコメント、わけわかんねえだろう。』

 

『経産省トップページから降りてくると、

恐ろしく迷います。

それで出てくるのがこれですからね。』

 

『経産省あたまわり―な、って思うよな』

 

『情報を伝える気があるのか?って、

襟首を握りしめあげてやりたいです。

この古臭いHPで具体的な規制が

イメージできたら、新興宗教が開ける。

と思いますよ。』 

 

 

 

 

 

 

 

 

『とりあえず、誤認防止のために自動車も

アクセルをものすごく重たくするか?』

 

『それじゃ女性や年寄りから苦情が来ます。』

 

『バックギアに入れる時に、すごく力が要るようにするとか?』

 

『いまでも、ブレーキを踏んでないとバックには入りません。

それに、バックギアに入れる時には

ピンコンピンコンやかましい音がします。』

 

『新しいライターには、ダブルスイッチというのもある。

単に点火スイッチを押すだけでは点かない。』

 

『あれ、すごくわかりにくいですよね。』 

 

『こどもには気がつかないような、

ちっちゃい「解除キー」があるんだ。』  

 

 

0000lock_3人差し指の所に、小さな解除キーがある。 

(クリックすると大きくなるけど、

絶対に見つけられないと思う方に百万点。)

 

 

 

『だから車をどうするつもりです?』

 

『バック、あるいは発進する時には

ワンアクション置く、ということにしたらどうだろう。』

 

『…はい?』 

 

『つまり、いまはブレーキとアクセルしかない足許に

もうひとつペダルをつくって、それを踏まないと、

ギアチェンジが出来ない、

という事にしたら安全じゃないか?…』

 

『……』

 

『……』

 

『それは、マニュアルミッションといって、

自動車が誕生した時からあります。』

 

 

 

 

 

 

 

『あ、それなら。いまの連中にもそうやらせたらどうだ?

究極のフールプルーフだぜ?』

 

『年寄りだから、マニュアルOKの免許しか持ってないっていう

ひとは、いくらでもいますけどね。』

 

『そこら辺が矛盾だ。いまの若いやつは、

そもそも免許なんか取らないし、取ったとしても

「てめえ、ゴーカートしか乗るなよ」って

AT限定免許なんていって

ぬるい馬鹿が山ほどいるんだ。』

 

『マニュアル車は渋滞の時にしんどいっすよ。』

 

『でも、お前、峠道での

「ヒール・アンド・トゥ」なんて。もう通じねえぞ?』

 

『それで、あんたは「箕面の狼」だったんですか?』

 

『ごめんなさい。

軽自動車にばんばん抜かされてました。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さあっ。今日、ご紹介するのは

カメラと、自動点火防止装置を搭載した、

スーパーセーフティ・ニュー・CHAKKAMAHN。』

 

『チャッカマンじゃありませんよ。CHAKAMAHNです。』

 

『周辺5mを内蔵カメラで360°撮影。

顔認証機能で3m以内にこどもがいたら

自動点火抑制装置が働いて、絶対に着火しませんっ。』

 

『究極の安全。

14才以下のこどもの火遊びによる火災は

東京都内だけで、年間200件。(東京消防庁)。』

 

『どんなにシンナーでろれっていようと、絶対に着火しない

この、スーパー・CHAKKAMAHN。』

 

『シンナー使ってたら引火しませんか?』

 

『さあっ。ブランニューなこのCHAKKAMAHNN。

気になるお値段は?』

 

『いまなら、色違いの高枝切りバサミ30本をおつけして

……4万9800円。』

 

『高っ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さあ、サザエ。ケーキに火をつけてあげて。』

 

『タラちゃん、4歳おめでとお…』

 

『お義母さまっ。ケーキのろうそくに火が点いてから

カメラのファインダーに入るようにしてくださいっ。』

 

『ふ、ふんっ。なんだい。

あたしの誕生日の時には

危うく殺されそうになったじゃないかっ。』

 

『でも、お義母様が、どうしても、

ろうそくを49本つけるっていうから…』

 

『そうよ、母さん。

あの時はケーキはおろか部屋中火事になりかけて、

火災報知器がついて…

みんなワサビのにおいで悶絶したじゃないの…』  

 

『…あああ、あたしなんか、いつだって嫌われもんなんだよう。

もう、発言小町に言いつけてやるっ…』

 

『まあまあ、いいじゃないか?

今日は、タラちゃんの誕生日だ。

マスオくん。火を点けてやってくれ。

そこでみんなで記念撮影といこうじゃないか。』

 

『ははは、そうですね。お義父さま。』

 

『じゃあ、サザエ、つけなさい。』

 

『あ、あれっ?』

 

『おーい、サザエ。

そのCHAKKAMAHN古いんじゃないのか?』

 

『だって、今日ロシナンテで買ってきたばっかりなのに…』

 

『あ、姉さん。このCHAKKAMAHN。安全装置で

こどもが近くにいると火がつかないんだよ。』

 

『なぁんだってぇえ?』

 

『おいっ。タラちゃんを隔離しろっ。』

 

『いやですぅー。きょうは僕の誕生日ですぅー。』

 

『うるせえっ。このがきっ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の火遊び。』

 

 

 

 

 

 

 

 

巾広白ネクタイに、赤いバラの花束。

『僕と火遊びしてみないかい?』って

即座に119。

0000kiyoshi_2  

 

 

 

 

 

 

 

 

『あの彼』と書いて『あのこ』と読ませる、

B面のその曲はどんな歌なんだろう? 

 

 

A面も知らんけど。

 

 

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大丈夫、

読んでいるみなさん以上に、書いている我々が

『変な文章。』って、思っているから。

 

 

 

 

 

 

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2011年10月13日 (木)

こんにゃく畑で捕まえて

TPP参加協議に参加するかどうかについて

野田総理が検討を指示、というニュース。

(読売の記事へのリンク)

 

 

 

 

 

 

 

『この会見が、群馬で行われたっていうのは、

何かのメッセ-ジなんでしょうね。』

 

『群馬といえば、こんにゃく。』

 

『国産こんにゃくいもの9割が群馬産です。』

 

『群馬といえば、小渕、福田、中曽根と

3人も総理大臣を出した県だ。』

 

『ええ。』

 

『だからこんにゃくの関税は1700%だった』

 

『「だから」でつないじゃって大丈夫ですか?』

 

いまは、400%くらいになっているらしいが…』 

 

『それでも高いっす。』  

 

 

 

 

 

 

『どこの県を視察したって構わないけど、

TPP参加への検討を指示、ってのが群馬県

だったのは、なにか意図があってのことだろう』 

 

『野田さんはこの問題を、どこに落とそうと

してるんでしょう?』

 

『どじょうだけに、するりするりと…』

 

『もっと議論を尽くして、って一見まともに

見えますけど、いつまでやってるんだ、

という気もしますね。』

 

『民主党内に反対がいるのはもちろん全野党、

社民党や共産党まで反対とは恐れ入った。』

 

『万国の労働者が立ち上がりませんか?』

 

『あの政党を支持する農民がいるのかしら?…』

 

 

 

てぃーぴーぴー、てぃーぴーぴー。

ろくなもんじゃねえっ。 

 

 

 

 

 

 

『でも、食糧自給率は40%でとても低い。

日本農業を守らないと、困るのはお前らだぞって。

反対派のひとは言いますよ?』

 

『あれは、カロリーベースだから、

こんにゃく食っても自給率は上がらないぜ?』

 

『あ…』 

 

『じゃあ、価格ベースならどうだ?とかいう

になると、あのヒラメ女の土俵に墜ちていく』

 

『ああ、あの3D映像がよく見えるひと。』 

 

『もう、日本農業は「盆栽化」、しかない。

と思うのに。』

 

『規模と価格では外国に勝てないですよね。』

 

『盆栽みたいに、ちまちまちまちま手を入れて、

クオリティを上げていけば、

いくらでも勝ち残っていけるのに…』

 

 

 

 

 

 

 

 

『大体、関税を自由化したら

農業は駄目で、輸出産業がウハウハ、っていう

ステレオタイプな図式は、いまでも成り立つのか?』

 

『銀行や株屋も儲かるらしいですよ?』

 

『それは許せんなー。』

 

『いまは、日本の自動車や電機メーカーも

海外に行ってしまってるのにねえ…』 

 

『海外に行ったら、円高で洪水で…』

 

『ねえ…』

 

『ひとんちの商売なんかどうだっていいや。

うちの仕事なんて、ありゃしねえ…』

 

『はあ…』

 

 

 

 

 

 

 

『農業も、国内で食えないなら海外に行ったら

どうだ?』

 

『戦前の移民奨励の時代じゃあるまいし…』

 

『あほうっ。日本でも、

中国人による森林の買い上げが話題になったろう』

 

『あの、よそもやってるからうちもやれ、

みたいな話はやめましょうね』

 

『でも、お前。日本の農業技術は世界一だ。

土地を買い占める、とか  現地人をこき使って

プランテーションを作るってんなら問題だが、

水ビジネスみたいに技術を輸出しちまえ』

 

『ただでやるんじゃなくて?』

 

『いつまでも青年海外協力隊じゃない。

国内で食えない百姓は、給料出すから海外に行け。

途上国にただで技術をくれてやるんじゃなくて

がっつり、金を取ってこい。』 

 

『それで国内は?』

 

『根性のある連中に、農地を使わせてやれよ。

零細の連中が土地を手放さないおかげで、

10ha持ってても、トラクターで3時間かかる

範囲に点在、とかやってたら、

いつまでやっても食えねえぞ。』

 

『でも、日本の百姓って、土地を手放さないん

ですよね…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の農民デモ。』

 

 

 

 

 

 

2009年、価格が暴落した乳製品への保護を

求めて、オランダで起こった大規模デモ。

 

0000milk_datch_2国旗を掲げて行進する

トラクターたち

 

 

 

 

0000milk_datch2  

牛だってデモ行進

 

 

 

 

0000milk 

興奮のあまり

乳を搾って警官にかける

 

 

 

 

大規模化が進んだオランダの酪農家は

価格下落の影響が特に大きく、

EUで決められていた加盟国別の生産上限の撤廃と

生産者の保護を求めた、というのが

このデモだそうです。

 

規模がでかくても、輸出したくても、

不満が出る。

農業って難しいですね。 

 

 

そして最後のおじさん、

乳を搾っても、効果はないと思うぞ。

 

 

 

 

 

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2011年10月12日 (水)

レギンス男子と、ふんわり女子と、        ドールハウス女子

『今年は「レギンス男子」だというニュース。』

(読売の記事)

 

    

 

 

 

 

『「男子用レギンス」って?』

 

『こんなの。』

 

 

000000sarumata1  

 

猿股じゃねえか

 

 

 

 

『で、これがなによ?』

 

『今年は、ウォームビズ。

ズボン下を嫌がるんなら、こういうのを着なさいよ、と。』

 

『女の発想だなあ…』

 

『そうですか?』 

 

『パンツは、裾が短い方がいい。』

 

『…だから、ウォームビズだし、

直にスーツを着ると汚れるのよ、って言われるんです…』

 

『馬鹿野郎っ。貴様それでも男かっ?』

 

『そんな、千葉県知事みたいな事をいわれても…』   

 

  

0000kennsaku_2   

『俺は男だ。』主題歌。

B面の『男なら気にしない』はどんな歌? 

 

 

 

 

『そもそも、男の下着なんて云うのは

フロントの真ん中に穴がある。』

 

『立ち小便しますからね。』

 

『最近は男でも坐って小便させられるんだが世の中、

そんな悠長な状況ばかりではない。』

 

『まあ、トイレを探すあの苦痛は、ねえ…』

 

『そういった、エマージェント・シチュエーションにおいて

もそもそもそもそ、

トランクスの穴なんか探してられるか?』

 

『たぶん、女の人にはわからないと思うんで、解説を。』

 

『がっと、裾をまくって、じゃあと出す。』

 

『こどもと、イラチってそういう小便の仕方をしますよね。』 

 

『俺のトマホークが、

そんなに簡単に穴から出るか、と。』

 

『それと、レギンス男子となんの関係が?』 

 

『裾がまくれないと漏れる、と。』

 

 

 

 

『頻尿なんじゃないっすか?…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『大体、この○○男子、○○女子って

表現は大嫌いなんだよ。』

 

『10年たったら、E電みたいに消えてなくなりますよ。』

 

『こないだ、コンビニに行ったら

雑誌の表紙に「ふんわり女子」って書いてあるから

なにかと思って、立ち読みしちまったよ。』

 

『…どんな意味だったんですか?』 

 

『小デブの天然。』

 

『…また敵を作る…』

 

 

 

 

 

 

『じゃあなにか?「男子」ってつければ、かっこいいのか?』

 

『いまは、その表現が新しいって思っている節がありますね。』 

 

「結石男子」ってのは、おしゃれか?』

 

『結石だったら中華喰うなよ、って思いますよね。』

 

『「山ガール」とか、「イクメン」とか、なんでも

これが流行だっていってあおり立てる。』

 

『静岡県三島市で、「イクメン補助金制度を」作ったら

50人の募集予定に2人しか来なかったそうです。』

(読売の記事)

 

『だろ?』

 

『一日一万円の補助、ってすごいですけどね。』

 

『男の育児支援の応援は、おおいに結構だが、

言葉だけ先に作っても

実態がなかったら間抜けなだけだ。』

 

『ファッション業界とかが「今年はこれだ」みたいに煽るってのは、

大昔からありましたけどね。』

 

『いまはそれを、行政やマスコミがやるから嫌だ。

しかも、「○○女子、○○男子」の横行』

 

 

 

 

 

 

 

 

『でも今年は「ドールハウス女子」が来ますよ。』 

 

『出たな。』

 

『出ましたね、「週刊 赤毛のアンの家」。』

 

今度は「週刊 ベルサイユ宮殿を造る」が来るってのを

以前、この日記に書いたけど…』

 

『あれ、ディアゴスティーニのひとは驚いたでしょうね…』

 

『いや、絶対に見てないから大丈夫。』

 

 

 

 

『でも、今度は100巻ですぞ。』

 

『100巻って事は…』

 

『丸2年。

バインダーまで全巻揃えたら軽く20万円です。』

 

『ふわあ…』 

 

 

 

 

 

 

 

 

『なあ、母さん、そんな高いやつじゃなくて

こっちにしないか?』

 

『いやよっ、もうディアゴスティーニに

定期購読の申し込みをしたのよっ。』

 

『だから、そんな高いところのやつじゃなくて、

このジアエンソサンソーダ社の

「週刊 大草原の小さな家」…』

 

『ログハウスじゃないっ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の「おしゃれ下着」。』

 

 

 

 

 

 

 

日本男子の必須アイテム、猿股が

『東洋の神秘 SARUMATA 』、として新登場。

0000sarumata  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この商品を紹介したところで、

アフィリじゃないから、一文にもならないんだけど

面白いから、リンクしておこう。

 

送料共で3700円。高え…

 

 

 

 

 

 

 

 

女子にもステテコを、ということで

30~40代女性向けに発売された『女子テコ。』

0000jositeko_2  

 

 

ほとんどのアイテムが

SOLD OUTなのは

みんな、楽をしたっかんだね…

 

 

 

 

 

『ステテコの女性版って事は下着として着るのか?』

 

『部屋着としてどうぞ。だそうです。』

 

『30,40代女子なら、そのまま

コンビニくらい行っちまうやつがいるだろう。』

 

『店員中の評判でしょうね。』

 

『ステテコおばさんって…』 

 

 

 

 

 

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真面目な記事が2日続かないあたり

われわれの限界なんだと思います。 

そして、見事に統一感のない文章も…

 

 

 

 

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2011年10月11日 (火)

国費で提灯記事を書いてくれ

震災や原発事故で激減した外国人観光客の回復

のために、観光庁が11億円を使って、

外国の皆さんに日本旅行をプレゼントする、

というニュース。(読売の記事)

 

 

 

 

 

 

『外国人観光客をご招待?』

 

『ただで飛行機のチケットをあげるから、

日本に来て、滞日中にネットで情報を発信して

くれ、と。』

 

『Twitterとかブログに書けって事ですかね?』

 

『つまり、

国費で提灯記事を書いてくれ、と。』

 

『……』 

 

『……』

 

『九電やらせメール事件とかを

反省してないって事ですね?』

 

『ネットの情報なんか、信じるなって事でも

あるよな。』

 

『しかし、風評被害に苦しむ地域や観光産業の

ひとたちにはありがたいんじゃないですか?』

 

『こういう、紐付きの情報をまきちらす方が

結果的には信用を落とす、

とは思わないのか?』

 

『金出して書いてもらうんなら、

全然「口コミ」じゃないですよね。』 

 

 

 

 

 

『その、幸運な「日本旅行ご招待」には

どうやったら選ばれるんでしょう?』

 

『事前に旅行プランを提出して、審査を受ける

それで合格したら、往復のチケット代を出して

くれるらしい。』

 

『仮設住宅に泊まらせてもらって、

地域の人をお手伝い。

最後は被災者のひとたちと温泉に入って、

三陸の魚をアテに日本酒で乾杯、みたいな?』

 

『世界ウルルン滞在記じゃないんだから、

無理に泣かせなくてもいいだろう。』

 

『でも、役人が選ぶプランだったら

そうなりますよ?』

 

『仮設住宅は見世物じゃねえぞ。』

 

『でも、アキバで炊飯器を買い漁って、

パチンコに大金を突っ込んで、ソープで散財、

みたいな旅行プランが、

審査を通ると思いますか?』

 

『…どれも、日本独自のものではあるけど…』

 

『日本だからってんで、スカイツリー、アニメ、新幹線

あたりのプランが採用されそうな気がする

んですよね。』

 

『むかし、オーストラリアで

うちの島の宣伝をブログに書いてくれたら、

豪邸に住めて、半年で1000万円って仕事が

なかったっけ。』

 

『ありましたよ。でも、この人、最終的には

雇い主のオーストラリア政府と喧嘩しちゃった

じゃないですか。』

 

『観光振興のために、金を使ったっていいけど

使い方を間違えている気がするな』 

 

 

 

 

 

『…うちに言ってくれたらいくらでも提灯記事

を書くのに…』

 

『俺たち外人じゃないじゃん。』

 

『そんなもん、どうにでもなりますよ。

浅草あたりに行って、適当に外人の写真を撮って

「ニッポンクール。ニッポン安心」

とか、書いときゃいいんでしょ?』

 

『あ、そんなに節操がないんだ…』

 

『ないない。ないですよ。

「金のためなら、魂ワゴンセール」です。』

 

 

 

 

 

『さらに不思議なことは

「1万人に往復航空券プレゼント」、なのに

事業費が11億円なんだ。』

 

『単純に割るとひとり11万ですが…』

 

『全部がチケット代になるはずがないけどな』

 

『応募者は、ほとんど中、韓、台の3カ国じゃないですか?』

 

『まあ、その3カ国に力を入れたいってのは

わかるけど。

相当に割高な経費を見込んでる気がする…』

 

『格安航空券を使えば、もっとたくさん…』

 

『アフリカや中南米から応募が来ても

即座に落とされるんだろうな。』

 

『底が浅いなあ…』 

 

 

 

 

 

 

『日本は安全だ、っていうメッセージが

伝わればいいんですよね?』

 

『うん…』

 

『そこでですね。』

 

『話題が話題なんだから、うかつなことは

言うなよ?』

 

『線量計と一緒に日本旅行。』

 

『待てっ。』

 

『いや、だからあちこちに行って線量計をかざして

「振れてなーい。」って。』 

 

『それなら、タイトルは

「ガイガー日本旅行記」の方がよくないか?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日のイメージ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

00denko10  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お前のせいだっ。お前のっ。

 

 

 

 

 

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2011年10月10日 (月)

東京オリンピックの日

10月10日は東京オリンピックの開会式の日。

 

 

 

 

 

(見られない場合はこちら)

http://youtu.be/vBBDOjEB07Q

 

 

 

 

昭和39年10月10日、午後2時。

国立競技場で、入場行進が行われた。

 

 

 

 

 

 

 

 

これは市川崑監督の映画、『東京オリンピック』の一部。

 

 

 

 

 

 

 

すごいなYOU TUBE。

著作権もなにもあったもんじゃないが

こうやって、気楽に見ることが出来るのはありがたいことだ。

 

 

 

 

 

せめて今日は、削除するような野暮はやめて欲しい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この映像は、太陽の匂いがする。

 

 

 

撮影にあたって、黄土色のフィルターがかけてあるのだろう。 

 

 

 

 

いくらなんでも、

オーストラリアのレモンイエローのユニフォームや

フランスの赤いスカーフ

ポーランドのマルーンのジャケットが、

こんなに日向びた色だったはずはない。 

 

 

 

 

意図されて作られ、相当に誇張されている色彩なのだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

私自身、さすがに覚えてはいないのだが

しかし、なんとなく、腑に落ちるところがある。

 

 

 

 

 

『ああ、高度成長期って

こんな埃っぽい色だったよな。』

 

 

 

      

秋の日の晴天。

飽いたような日差しの中の午後2時。

 

 

 

 

ファンファーレと同時に挿入される時計の針が、

なんとなく、やる気がなく午後2時なのが、

いかにも昭和39年だ。

 

 

 

 

いや、正確なんだと思うけど。 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本選手団が、軍隊式に『頭―、右。』、という号令で

行進するあたりも時代かな、と思います。 

 

 

 

 

 

あの時代の空気感を覚えていないのは悔しいな。

円谷が苦しそうに走っていたのも見たはずなんだけどな。

 

 

 

 

 

ちなみに、エチオピア選手団の旗手はアベベですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか、あれこれ言う気力がなくなってきたので

閉会式の様子もどうぞ。

 

 

 

(見られない場合はこちら)

http://youtu.be/_-0_SeZUNWE

 

 

 

 

 

ほんとは開会式みたいに

国別に整然と入場するはずだったんだけど、

なんか滅茶苦茶になっちゃって、

 

 

でもかっこいいから、東京大会以降、

オリンピックの閉会式では、

みんな国籍を無視して行進しています。

 

 

 

 

 

     

世界中が仲が悪かった、あの時代、

よくもまあ、事故がなかったもんだ。

 

 

 

 

 

 

ちょっと、泣く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日のオリンピックファンファーレ。』

 

 

 

個人的には、この『オリンピックファンファーレ』も好き。

 

 

 

 

 

 

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2011年10月 9日 (日)

ソープランド保存住民運動

石川県片山津温泉のソープランド『重役室』に

廃止命令。(読売の記事)

 

 

 

 

 

『ソープ「重役室」?』

 

『「社長室」じゃないあたり、

リアルでなまめかしいだろ?』

 

『なまめかしいかどうかはともかく…

廃止命令って、そんなにひどいんですか?』

 

『ソープとしての評価は致しかねるんだが

ともかく、こんな店らしい。』

 

『廃止命令が出たのに、

まだHPがあるんですね』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『で、このニュースがなんです?』

 

『地元の人が、このソープの保護のために

署名を集めたらしい』

 

『署名?』

 

『自分たちも使いたいって事じゃないか?』

 

『地元でソープ?』

 

『勇気が要るな。』

 

『勇気、とは違うような気がします』

 

『地元のソープの店員なんて、ひょっとしたら

こどもの頃から知っている娘かも知れんしな』

 

『娘ならまだいいけど、

近所のおばさんかも知れませんよ?』

 

『うわあ…』

 

 

 

 

 

 

 

『そんな「地産地消」みたいな話じゃなくて、

観光客が来るんでしょう。

観光地振興のために残してくれ、と』

 

『ソープを?』

 

『ソープを…』

 

『うーん…』

 

『ソープってのは、さすがにおっかなくて

近寄ったことがありませんが、温泉街の

ストリップ小屋は、行ったことがあります』

 

『へー。』

 

『「はい、いい娘いるよ―」とか言ってる

おばさんがそのまま舞台に出てくるんです』

 

『うわあ…』

 

『でも、あれはあれで、1000円くらいなら

払う価値はありましたよ』

 

『でも、そのおばさん。

出番が終わると、またモギリやるんだろ?』

 

『はい  いい娘いるよ―、って』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『田舎に行くと、温泉地にそういう風俗商売が

ある訳よ。』

 

『ええ』

 

『片山津温泉の事だとはいわないけど、

田舎には結構えげつない商売をやってきた

ところがある。』

 

『えげつない?』

 

○○○(とても書けない)とか、

女体盛り、とか…』

 

『ああ―。

聞いたことはあるけど見たことありません』

 

『あんな事やって、

なにが楽しいんだろう?』

 

『酒が入ると盛り上がるんじゃないですか?

「ほおら、とっちゃうぞお」とか言って』

 

『違うだろ。

あんな団体みんな○○なんだよ』

 

『ほう…』

 

『あいつらなんて目標を

ロックオンしたら、サルまっしぐらだ』

 

『刺身の下の裸なんて生臭いですよ』

 

『なにが楽しいんだろう…』

 

 

 

 

 

 

 

『しかし、ソープランド保護活動ってのは

前代未聞だよな』

 

『雄琴といい、山中といい 

温泉街にソープってのはつきものですが…』

 

『保護しなきゃいけないくらい貴重なのかも

知れないぞ?』

 

『ソープランドはここ25年で25%の減少

だそうです。』

 

『新規出店なんか出来ないだろうしな。』

 

『いま全国で1300店しかないらしいですよ』

 

『……』

 

『どうしました?』

 

『1300軒が多いのか少ないのか、

さっぱりわからん…』

 

 

 

 

 

 

 

 

『ただ、勘違いしているひとがいると

思うんですが、ソープというのは「売春宿」

じゃありません。』

 

『売春が違法、ということか?』

 

『それも、もちろんあります。

だからあそこは売春宿じゃないわけです』 

 

『だって、エッチするじゃん』

 

『まずね。

ソープ嬢っていうのは建前上自営業者です』

 

『はい?』

 

『つまりね?彼女達はソープの一部屋を

「営業の場所」として借りているだけです。』

 

『それは、いくらなんでもリアリティのない』

 

『「花街の母」とのあいだに

「あんたのためにこんな事もいうんやで?」

「おかあはんっ。」

なんていうかわいい関係はないわけです』

 

『場所を借りて売春する…』

 

『そのショバ代を、女衒が巻き上げる訳です』

 

『うわあ…』

ソープ嬢のほうも挫けてません。

セックスをひさいで、それで仕事明けには

万札を束にして寿司屋とか焼肉屋で豪遊』

 

『うわあ…』

 

『日本全国のソープ街に周りには

寿司屋と焼肉屋がひしめいているわけです』 

 

『どうも、悲運の泡姫というイメージとは

違うな』

 

『案外、ああいうところの街は

元気ですよ』 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では『今日の三枚』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色っぽいトマト

Tomato2   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうかと思うトマト。

Tomato  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色っぽいとうがらし。

Penis_pepper  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年10月 8日 (土)

ロータリエンジンの終焉

マツダがロータリーエンジンの市販車RX-8を生産中止、

というニュース。(読売の記事へのリンク)

 

   

 

 

 

 

 

そおかあ、ロータリーエンジンといえばマツダだよねえ。

 

でもいまや、燃費のために

信号で止まる、減速したら止まる。

 

エンジンがロックしやしないか?

という勢いでこまめにエンジンを切る時代になって

そのトップメーカーがマツダで、

デミオではリッター30kmとか言っているのに

小回りのきかないロータリーエンジンはもう作れない、

ということらしい。

 

 

 

 

 

悔しく思っているのは

もちろん、モーターファンだけではなく

すべての広島県人と、マツダの関係者の方々だろう。

 

ロータリーエンジンの市販車というのは

1967年に発売された、マツダ・コスモスポーツが最初である。

 

 

 

000000000000000000000000000000000_3  

とても印象的な

コスモ・ロータリークーペの

バックビュー

 

 

 

 

 

この車は、いまでもたまに見ることがある。

びっくりするくらい小さな車なのだがものすごく速い。

 

 

 

マツダは、実用化できたロータリーエンジンに社運をかけ

大衆車のファミリアにまで搭載する。 

 

ただし、このファミリア・ロータリークーペは

発売直後に大久保清がご購入して

鬼畜の犯罪を犯したために、いきなり暗いイメージを受ける。

 

マツダの不幸はまだ続いて、

1970年代に石油ショックが起こると

ロータリーエンジンはもとより、

マツダ本体の経営が危なくなった。

 

それで生き残っていたのに、今回の販売中止だ。

大変に残念である。

 

 

 

 

 

 

 

 

ロータリーエンジンとは一体何だ?というと、

文字通りピストンでがたがたするんじゃなくて

回転運動させよう、というもの。

 

震動や騒音が少なくて済む。

なにより、そういうところに使うエネルギーが要らないから

本来なら燃費だっていいはずだ。

しかも同じ出力なら、うんと小さくできる。

 

マツダのロータリーは、いわゆるおにぎり型のローターが回る

ヴァンケル・エンジンだが

世の中には、ほかにもロータリーエンジンがあった。

 

エンジン技術が成熟していない頃には

『ピストンでがたがた』ってのはよくないよな。ということは

重大な問題である、と考えられていた。

 

特にピストンだと、エンジンの運動の軸とシャフトがどうしても狂う。

飛行機では重大な問題で、ライト兄弟最大のライバルだった、

ラングレー教授のエアロドーム号に積まれていた

最初のエンジンはロータリーだった。

 

もっとも、このマンリー・エンジン

5気筒がシリンダーごとくるくる回るという不気味な代物で、

後続は生まなかった。(写真がないぜ。)

 

もうすこし歴史に痕跡を残した事例でいうと、

零戦にも積まれていた多気筒星型エンジンなんていうのは、

ピストンエンジンの欠点を補おうとした物だともいえる。 

 

ガソリンがただみたいに安かった頃には

ガスタービン自動車というのが作られて市販された。

これも、ピストンエンジンを持っていない。

 

船舶用エンジンはピストンを持たない

蒸気タービンエンジンに変わっていくし、

飛行機もピストンを持たないジェット機になっていく。 

 

 

 

 

 

ただしそのかわり、ロータリーは小回りがきかなかった。

 

おにぎりのヴァンケル・ロータリーやガスタービンの羽根車は

弾み車のような機能を持っていて、

だから長距離高速ツーリングなんかには最適だった。

 

マツダがF1ではなく、耐久レースのル・マンに挑戦して

一度とはいえ優勝しているのは、

ロータリーの特色を最大に引き出したらだろう。

 

その一方で、こまめ切ったり出力を変えるのは苦手で、

街中でのアイドリングストップなんて出来ない。

 

クライスラーのガスタービンエンジンは

再始動するために、5分かかったそうである。

 

当然、石油ショックや排ガス規制で淘汰されてしまった。

 

 

車程度の大きさで、生き残った『非ピストンエンジン』は

マツダのヴァンケル・ロータリーだけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マツダほどの大メーカーでも、自らのアイデンティティを掛けた

ロータリーエンジンが維持できないのか。

 

たいへんじゃのう。

 

 

 

 

 

でも、ピストンエンジンだけが

未来の車の姿ではないよ?

 

たぶん…

 

 

 

 

 

そうさ、電気モーターさ。なんて言うやつは

ぶっ飛ばしてやるから、

福山城の天守閣の下に来い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の一枚。』

 

 

 

 

 

 

 

ライト兄弟の『初飛行』に先立つ2ヶ月前

ワシントン、ポトマック河で行われた

エアロドーム号の公開実験。

 

0000earodome1903  

 

 

 

 

 

 

この写真の直後、

真っ逆さまに河に落ちていく。

 

 

 

 

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2011年10月 7日 (金)

ジョブスの死去とエジソンとトレビシック

『スティーブ・ジョブズ死去。やて。』

(Wikipediaへのリンク)

 

 

 

 

 

 

『なにしはった、ひとやったっけ?』

 

『その温度の低さは、あなたコンピューターのこと知りませんね。』

 

『うん…』

 

『アップルを作ったひとですよ。』

 

『毒リンゴで人類を駄目にした?』

 

『うん、まあ。駄目になった人は山ほどいますが

その「うまいこといったった。」って顔も要りません。』

 

『じゃあ、なにしたの?』

 

『パソコンちゅうもんを作ったわけです。』

 

『この人以前にはなかったのか?』

 

『あんたが学生の頃、ゼミ室にもパソコンなんてなかったでしょう。』

 

『コンピューター演習は、情報処理センターで

FORTRANだったな。』

 

『いまでも、プロは

FORTRANやCOBOLを使ってるはずです。』

 

『工学部のカスに

そんな先端を教えてくれるわけがないだろう。

我々が教わった講義では

「GO TO文」とか「IF文」なんて書くわけよ。』

 

『鼻くそみたいな基礎の基礎ですな。』 

 

『で、それを、紙のパンチカードにして

真冬なのにキンキンにクーラーで冷やした

コンピューターに入力すると…』

 

『紙のパンチカード…』

 

『そうしたら「3+3=6」くらいなうんこみたいな内容のくせに

ぶりぶりぶりぶりって、

ヤギが下痢を起こしそうな勢いで

演算処理データが出てくるわけだよ。』

 

『でも、3+3』

 

『今から考えると紙の無駄、だったんだけど

それが未来だと思ってた。』

 

『ははあ…』

 

『みんな聞きたい事をパンチカードにして

「コンピューターセンター」に持ってくのが

未來だと思ってたんだよ。』 

 

『で、まあ。ジョブスさんは、

「端末を個人の物に」ということをやったわけです。』

 

 

 

 

 

 

『で、金持ちなんか?』

 

『しょうがねえなあ。大阪のおっさんは。』

 

『でもな?このニュースを見ているおばはんにして

「この人、金持ちなんやろなあ。」って

視線でしか見てないで。』

 

『金持ちなんじゃないですか?』

 

『へー…』

 

『少なくとも、あんたよりはねっ。』

 

『やめてっ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『パイオニアが成功者ってのは実は少ないんです。』

 

『以前リンクした、蒸気機関車の発明者トレビシックは、

汽車では食えなくて南米に渡ってそこで病に倒れた。』

 

『商業的に汽車で成功した、スチーブンスン(兄)に

助けられるんですよね?』

 

『発明王エジソンは、

そういった先人の轍を踏むまいと思ったらしく

自分の発明利益を守ることに熱心だった。』

 

『どうやって?』

 

『「やつは発明王じゃなく訴訟王だ。」という台詞がある。』

 

00000edison2

 

 

 

 お前ら、凡人には

 わからないんだよ。

 

 

 

 

『電流裁判、とか。』

 

『最晩年は、「降霊術」とかのオカルトに凝って

さんざんに散財したらしくてざまあみろだが…』

 

『まあ、あんまりそういうことを言っちゃいけません。』

 

『まあ、俺よりお金持ちだし…』

 

 

 

 

 

『で、このジョブスさんはどんな人だったんでしょう。』

 

『知らん。』

 

『知らんって。』

 

『でも、いまあふれている追悼記事なんて

どれほどの感動の根拠があるんだろう。』

 

『そうはいっても、なかなかこんな

間抜けな追悼記事はないですよね。』 

 

『アホか。

没後すぐに追悼記事が書ける人間は

同時代の想像力の圏内にいた人間だ。』

 

『ああ…』

 

『真に偉大な人物なら、いまは見向きもしない人たちが

100年経ったら花を捧げるだろう。』

 

『っていうことは?』

 

『いま、評価されている人間はどうなるだろう…』 

 

『「尾崎ハウス」は取り壊されちゃったらしいですよ?』

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

では、『今日のジョブス。』

 

 

 

 

 

 

 

 

i pad

Ipad_4  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

i Phoneと i Padの進化

Ipad3_2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ、こういう方向に行きがちなんだ。

Ipad_pro

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年10月 6日 (木)

山ガールとトイレ

紀伊半島を通る登山道に、6000万円をかけて

トイレ4ヶ所を作る、というニュース。(読売)

 

   

 

 

 

 

 

『「山ガール」なんていって、登山をする女性が増加。

ところが、登山道にはトイレがないので作ろう、

ということらしいです。』

 

『山女、というと永田洋子か?』

 

『……』

 

『野グソが恥ずかしいなんて、ブルジョアだっ。

総括しろっ。』

 

『だから、そういうことを言うな、といってるんです。』

 

 

 

 

 

 

 

『でも、この読売のニュースも

「トイレ設置は女性のため」って

さらっと言い切ってるのはおかしくないか?』

 

『男でも、野ション、野グソは犯罪ですよね。』

 

むかし、とある県の、とある沢で

「ああ、水がきれーい。」っていって

友人が顔を洗っていた100m上流で

こどもがションベンしていた。』

 

『うわあ…』

 

『当時でも、マナーとして、沢で大小便はしないくらいのことは

常識だったはずだけど、ほら、ガキだから。』

 

『でも、まともな登山道で、立ちション、野グソなんかやったら

ほかの登山客から、張り飛ばされましたよ?』

 

『そうはいっても「ちょっとキジ撃ちにいってくる」ってのは、

野グソの隠語だったんだよな…』

 

『いまの人はもう知りません…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『で、今回のトイレ建設の件だけど。』

 

『僕はかまわない、と思うんですよ。』

 

『…でも、4ヶ所で6000万円だぞ。』

 

『よっぽどの山奥じゃなければ

観光客誘致のためにトイレを作ってもいいと思うんです。』

 

『お、いつもの調子だと、「山ガール」なんて

罵倒すると思ってたのに。』

 

『ヘリで建設資材を運ぶから一物件数千万、とか聞くと

確かに、ちょっとむっとはしますがね。』

 

『後々のメンテも大変なんだよなあ。』

 

『下水がつながっているはずがないですから、

汲み取りとかどうするんでしょう。』

 

『簡易浄化槽に溜めとくんだろうが、

それでも、年に一回くらいは汲み取らないと…』

 

 

 

 

 

 

『そもそも、なんでそんな立派なトイレが要るんです?』

 

00000toilet

 

 

こんな立派なトイレが

必要でしょうか? 

 

 

 

 

『やっぱり恥ずかしいからじゃないか?』

 

『…誰も見やしねえよ…』

 

『あ、やっぱり黒くなった。』

 

『こんな立派なトイレじゃなかったら賛成なんですよ…』

 

『あとは、熊に襲われるとか…』

 

『だから、もっと簡易な奴でも良いでしょう?』

 

『簡易トイレ、というとこんなのか?』

 

00000toillet2

 

 

震災からフジロックまで 

 

 

 

『これでも、土間コンくらいは打たないといけないし

こないだの台風みたいなやつが来たら

飛んでいっちゃいます。』

 

『トイレに入っていて、風で飛ばされたら

末代までの恥だな…』

 

『プライバシーと安全が守られたらいいんでしょう。』

 

『うん…』

 

『そこでですね…』

 

『あ、ろくでもないことだ。』

 

『中古のバスを改造して時間を決めて移動させるんです。』

 

『トイレを積んだバス?…』

 

『移動できるんなら、汲み取りの心配はない。

一日何人もいないような利用者のために

何千万もかけて、4つも5つも、作らなくてもいいわけです。』

 

『でも、登山道なんだから、

車でアプローチできないんじゃないか?』

 

『でも道路と接していたり、交差するところはきっとあります。

そこに、「バス停」ならぬ「トイレ停」を作って…』

 

『トイレバスが巡回するのか?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あー、あった。ここやここや。トイレ停。』

 

『奥さん、あと2時間けえへんで…』

 

『うそっ?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さあ、今日ご紹介するのは、

山ガール御用達、シンプルに自分の周りを囲う

ガードフェンス「KIJIUCHI」です。』

 

『段ボール素材のこの「囲い」ガード。

重さ5kgでとっても軽々。コンパクトなサイズで幅員1200mm。』

 

『でかくね?』 

 

『どこでも、いつでも、要る時に。

頻尿、下痢便の方も、安心。』

 

『いやいやいやいや。違います。

あくまでも、バードウォッチング用。

秘かに近づいて、鳥と友達になれます。』 

 

『バードウォッチング?

そんなこといままで言ってなかったでしょう…』

 

『うるせえな。

野グソのための「囲い」とか言えねえだろう。

鳥と友達、そのための箱男だ。』

 

『箱女じゃないの?』 

 

 

 

 

 

『隣のアキちゃん、囲いに入ったってねえ…』

 

『うんこ?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の「さよならの向こう側」。』

 

 

 

 

 

10月5日は山口百恵引退の日。

 

カラオケで歌い終わるとマイクを置く、という

パフォーマンスは、

もう通じないんだろうな。

 

 

 

 

 

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我ながら、統一感のない文章について行けない。

 

 

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2011年10月 5日 (水)

なのにあなたは、芦屋に住むの?

『住んでみたい街。』関西では7年連続で、芦屋が一位、

というニュース。(読売の記事)

 

 

 

 

 

 

 

 

『うちの近所に、「○○西芦屋」ってマンションがあるのよ。』

 

『嘘はついてないですよね。』

 

『嘘はついてない。

でも、そこがまた悔しいじゃないか?』

 

『なのにあなたは、芦屋に住むの?』

 

『芦屋の街は、それほどいいの?』

 

『でーも―、そこ―はぁ―東灘―。』

 

 

 

 

 

『この歌、チェリッシュだったんですね。』

 

『昭和46年の曲だから、40年前だ。』

 

『はあ―…』

 

 

 

 

 

 

 

『広くなった地名、というのは日本中にある。』

 

『田園調布、とか…』

 

『豪快なのが、軽井沢だ。』  

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『マークがついているのは旧軽のランドマーク、

レーモンド設計の聖パオロカトリック教会。』

 

『信者以外無理だっていうのに、

松田聖子が無理矢理、結婚式を挙げた、という教会ですね。

結局離婚したから、あんまり御利益がありそうには…』

 

『で、旧軽の通りの下に信越本線の軽井沢駅がある。』

 

『いまのしなの鉄道と、新幹線の駅ですな。』

 

『で、その西隣に「中軽井沢」という駅があって

軽く5kmくらい離れている。』

 

『5km?』

 

『国鉄が通った時には「沓掛」という駅だった。

戦後、昭和30年代になって改名する時には

「へー、田舎者ってそういうことするんだー…」って

平板口調でいわれたもんだ。』

 

『へー…』

 

 

 

 

 

 

 

 

『さらに、「北軽井沢」という地名もある。』

 

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『浅間山の北側?』

 

『もはや、ここは長野ではなくて群馬だ。

旧軽はおろか中軽井沢からでも軽く20kmくらい離れている。』

 

『Wikipediaは、

「法政大学の先生が呼び始めて、自然に定着した」みたいに

書いてますが。』 

 

『法政大学が街づくりに関与したのは事実らしいんだが、

行政上の地名にするための運動が起こったのは、

悪名高いバブルの時代だ。』

 

『西武のスキー場とか嫌ほどありますね?』

 

『あのあたりは、スキー場とか、温泉とかあるし

別荘地として売り出そうとしていた不動産屋の策動と

乗せられた田舎者の思惑があって、

1992年にめでたく地名が

吾妻郡長野原町北軽井沢、になった。』

 

『地名で別荘が売れる?』

 

『消費者の気持ちからすれば

「浦安」は嫌だ。「千葉県」なんか嫌だって言う

マリナーゼの皆さんと同じだ。』

 

『でも、北軽井沢、群馬なんですよね?』

 

『群馬県が悪い訳じゃないけど、県境を越えてまで、

「軽井沢」を名乗りたいもんかねえ。』

 

『地名に誇りが持てない人は嫌ですね。』

 

 

 

 

『そんなこと言ったって、あんただって昔は

「あ、そこにそういう名前をつける?」っていうマンションを

たくさん作ってきただろう。』

 

『…ごめんなさい。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の「西芦屋。」。』

 

 

 

 

 

 

 

『西芦屋』を名乗る、

神戸市内の賃貸物件の皆さん。

00000nisiakasi6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから、あなたは芦屋がいいの。

芦屋の街はそんなにいいの

こーのー、あーたーしの―深江より―。

 

 

深江っていい街だよ?

 

 

 

 

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済んでいるのは深江じゃありません。近所だけど 

念のため。

 

 

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2011年10月 4日 (火)

犬のCM、モスキート音CM、低周波CM 

オーストリアで、『犬に訴えるCM』が開始、というニュース。

(ロイターの記事へのリンク)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これのどこが犬むけ?』

 

『音声に高周波の音が入ってるらしいんです。

それで犬の気を引く、と。』

 

『犬の耳が、ピクンとなる時が「その時」なのかな?』

 

『まあ、人間には聞こえないらしいですから…』 

 

『こういうのは、サブリミナル効果、って言うんだっけ?』

 

『違います。』

 

『でも、「きらーん」っていう音がした時に

犬が画面に注目するんなら、アピールにはなるかも…』

 

『でも、「きらーん」って音の直後に映ってるのは、

商品じゃなくて、犬の顔ですよ?』

 

『商品パッケージのところで、秘かに流してるのか?…』 

 

『さあ…』

 

『しかし、ネスレってペッツフードも作ってるんだな。』

 

 

 

 

 

 

 

『でも、これに効果があるなら、ふつうのCMの横で

モスキート音」で、こども向けに

変なメッセージを流すことも可能だよな』

 

『よくもまあ、毎日毎日、犯罪の種を…』

 

『だけど、大人には聞こえないような音が

10代のガキには聞こえるんだろ?』

 

『あたしにゃあ、もう聞こえませんがね。』

 

『そしたら、スマホのCMで

上○彩がしゃべってる音にかぶせて、

「これでエロゲーも出来るのよ…」って。』

 

『や・め・な・さ・い…』

 

 

 

 

 

 

 

 

『犬に通じるんだったら、赤ちゃんなんかも

大人には聞こえないような音を聞いてるかも知れないぞ。』

 

『…なるほど。』

 

『だから、赤ん坊向けの商品にも、この式で

高周波なりマイクロ波なりを流せば。』

 

『…マイクロ波?』

 

 

 

 

『赤ん坊向けの商品ってなんだろう…』

 

『意外と、赤ん坊食品のCMってないんですよね。』

 

『なんでだろう…』

 

『いまのお母さんは、放射能とかアレルギーとかに敏感だから、

「赤ちゃんには、これ」みたいな

全国共通メジャーな食い物、ってのはないらしいんですよ。』

 

『「乳児向け商品」で検索すると

紙おむつばっかり出てくるな。』

 

『ははあ。』

 

『じゃあ、紙おむつのCMでつけた時に

赤ちゃんの耳がピン、として、そこで高周波を流そうか。』

 

『なんて?』

 

『多い日も安心…』

 

『でも、それ赤ちゃんに効きますかね?』

 

 

 

 

 

 

 

『しかし、こどもや犬にしか聞こえない音ってのも

なんか癪ですよね。』

 

『成人に聞こえない音、っていうとモスキート音で

高音の超音波だと思ってるだろうが、低周波というのもある』

 

『こどもには聞こえないんですよね…』

 

『大人にも聞こえん。』

 

 

 

 

 

『じゃあ、駄目じゃないですか。』

 

『いや、音の感受性なんて、ひとそれぞれだ。

意外に、聞こえるじいさんがいるかも知れん。』

 

『音じゃないなにか、が聴こえているひともいますが…』

 

『とにかく、そういう音を探して

「大人の秘密放送」を流そう。』

 

『秘密放送?』

 

『例えば、大相撲の中継で、生放送の音にかぶせて、

「おおぅ…」とかのあえぎ声を低周波で入れたら…』

 

『あえぎ声?』

 

『まあ、そういうニッチな層を狙って…』

 

『隣の家から苦情が来ませんか?』

 

『そうかな…』

 

『団地の隣の丸山さんちのおじいちゃんの家は、

相撲の時間になると、TVを見ています。』

 

『うん…』

 

『でも、その時は、うちの家の窓が

びりびりってすごい震えるんです。

なにをしているんでしょう…』

 

『むう。そうか、女こどもには聞こえなくても

物理的な反応が…』

 

『…』

 

『…うーん。』

 

『成人向けの放送だったら、

副音声を使えばいいじゃないすか』

 

『あ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の「僕にはわかる」。』

 

 

 

 

 

 

 

 

1987年の、SONYウォークマンのCM。

 

 

25年前でも、25000円もしたのか… 

 

 

 

 

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2011年10月 3日 (月)

たばこ増税だけじゃなく肥満税導入も。           巨大タバコ作るぞ、こら。

復興財源の一つに、

たばこ税の増税が、あげられたというニュース。

(毎日新聞社説へのリンク)

 

 

 

 

 

 

 

『「健康のためには当然じゃん。」という文脈が出てくるけど

そっちのほうが、よっぽど「論点の混乱」だと思うんですよね。』

 

『その理屈で行くなら、「健康に危険のある品物」を

リストアップして、全部に課税するべきだよな。』

 

『タバコ以外にも、いろいろありますよね。』

 

『蒟蒻ゼリーはグラム5円、餅は100円、ユッケは1000円、

スイーツも糖度と同じ税率で課税しろ。』

 

『嗜好品のために、医療費がかかる。

消費者が負担しろ、というならそうなります。』

 

『さんざん言ってきたのに無視されてきたが、

コーラやジュースに対する「肥満税」っていうのは

アメリカで真面目に検討されている。』

(日経ビジネスの記事)

 

『デンマークでは、10月3日から、

バターや牛乳にかける肥満税が施行されましたしたね。』 

(AFPの記事へのリンク)

 

『「スイーツ税」は欧米では当然よ?

ニッポン遅れてるわね―。』 

 

『肥満による、企業の医療費負担や損失労働時間は

すでに喫煙による被害を上回っているそうです。』

 

『嗜好品で、社会に損失って言うんなら、スイーツ以外にも

パチンコも競馬も酒も、みんな増税しろよな。』

 

『競馬やパチンコは、ほら利益団体がいるから…』

 

『こういう「健康万歳全体主義」は、

大嫌いなんだよ…』

 

『じゃあ、タバコ吸いながらパチンコやって、

昼から吞んで、場外馬券売り場にいて、親戚中から

「人間のくず」っていわれているようなおっさんは…』

 

『優良納税者じゃないか。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『去年も値上げされたタバコが、また増税。

1本あたり2円、一箱60円くらいの値上げだそうだ。』

 

『去年まで300円だったのが500円近くになるんですよ?』

 

『いいか?注意してニュースを見ろ。

たばこ税の増税は「1本あたり2円。」だ。』

 

『だから、大変なんでしょう?』

 

『ふっふっふっ。そこに抜け穴がある。』

 

『違法なことは書かないで下さいよ?』

 

『まあ聞け。

たばこ税の課税単位は「紙巻きタバコ1本」だ。』

 

『はあ?Wikipediaには、タバコ一本何グラムって書いてますよ?』

 

『あほうっ。

法律を読む時は原文に当たれ。

「たばこ税法」では、パイプに詰める刻みタバコみたいに

「本数」に換算できないものに限って、

課税対象のグラム数を決めているだけだ。』

 

『あ…』

 

『現実に、洋モクとショートピースじゃ長さが違う。

ホステスみたいなねーちゃんが吸うタバコは妙に細い。

「紙巻きタバコ1本」の重量なんて決まってないんだ。』

 

『実務としても、この銘柄は何グラム、とか

めんどくさくて、やってられないですよね…』

 

 

 

 

 

 

 

 

『そこで、だ。』

 

『あ、ろくでもないことだ…』

 

『1本を巨大にしちまえ。』

 

『どっかで聞いたことがある話ですね…』

 

『スペインとフランスのあいだに、アンドラっていう国がある。

主要な産業は、観光なんだが、

ほら、タバコって免税枠があるだろう…』

 

『葉巻何本、紙巻きタバコなら何カートンまでなら免税、

とかいうやつですな。』

 

『あの国は、「そんなら一本を巨大にすればいいんだろ?」

ということで、馬鹿みたいにでかい葉巻をつくって

それが名物になった。』

 

『それ、都市伝説ですよね…』

 

『伊丹十三か、景山民夫か、

誰かの文章で読んだ記憶があるんだけど

真剣に捜すほどのことでもないから…』

 

『アンドラで、葉巻が名産だというのは事実らしいですが…

景山民夫なら、間違いなく与太話だと思いますよ。』

 

『あー、気になる…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『どっちにしても、

我々消費者がタバコを作ることは法律違反ですからね。』

 

『もちろんだ。作ったところで売るわけにもいかん。

だから、JTが作るんだよ。』

 

『はい?』

 

『1年に2回も増税ということで、JTも相当に腹を立てている。

日本で、「製造タバコ」が作れるのはJTだけなんだから

そそのかして、巨大タバコを作らせろ。』

 

『…マイルドセブン・スーパーロング、とか?』

 

『マイルドだと思うなよ・スーパーラージとか。』

 

 

 

 

 

 

『いやいやいや。そんなタバコ作っても売れますか?

自販機に入らないし…』

 

『店頭販売限定商品にしたらいいじゃねえか。』

 

『そもそも吸えないでしょ?

仮に長さ1mのタバコをつくって、肺活量が持ちますか?』

 

『だったら、途中で切り込みを入れて

切り離せるようにしたら…』

 

『それをやったら、たばこ税法とたばこ事業法違反なんだよ。

ついでにいうと、紙巻きタバコをほぐして

葉っぱをパイプで吸えば、シケモク分得だよな、ってのも

厳密にいえば、違法ですからね。』

 

 

『じゃあ、太くしよう。』

 

『…懲りませんね。』

 

『大体吸い口が一つである必要はないよな?』

 

『あ゛?』

 

『一本の形状を守っていれば、増税は2円だ。』

 

『……』

 

『だけどナマコみたいな形の巨大タバコをつくって、

フルートみたいに

胴体に吸い口をいくつもつけたら…』

 

『そんなに増税が嫌?

復興のためならいいじゃないですか。』

 

『…だって癪だから…』

 

『…ガキ……』

 

『……』

 

『……』

 

『とにかく、スイーツ税はやれよ?

日本のマスコミが、

常に先進国として仰ぐ北欧が実施したんだ。

いつもみたいに崇め奉りやがれっ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の二枚。』

 

 

 

 

 

 

 

でかけりゃいいってもんじゃない。

Da9

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、高校の教室にこの光景があったら

君は耐えられるか?

Da4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男子、拷問。

 

 

 

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2011年10月 2日 (日)

わさび火災報知器は美談なのか?

2011年のイグ・ノーベル賞が決定、

というニュース。

(47ニュースへのリンク)

 

 

 

 

 

 

 

 

『化学賞は日本人が受賞だそうです。』

 

『…ほう。』

 

『聴覚に障碍がある人にも、火災を通報できる

ように「寝ていても起きられる、わさびガスの

研究と警報装置の開発」という

テーマだそうです。』

 

『イグ・ノーベル賞って、受け狙いじゃなくて

真面目な研究が対象なんだよな。』

 

 

 

 

 

『この研究を活かした火災報知器というのは

すでに2年前に実用化されて、

いまも販売されています。』

 

『ごまんえん?』 

 

『こういう物の値段の比較はしにくいんですが

匂いなしの10倍以上ですね。

でも、補助金も出るはずですし…』

 

『でもお前、自火報って

家に一つじゃないんだぞ?』

 

『感知器は、必要な箇所につけて、ガス発生器は

寝室だけにすればいいんじゃないですか?』

 

『聴覚障碍の人が対象なら、それじゃ足りない

だろう…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『失礼します。住戸用自火報の法定点検です』

 

『…』

 

『馬鹿っ、こちらのお宅は聴覚障碍の方が

お住まいなんだ。

回覧板をお見せしろっ。』

 

『すいません。

消防法で義務づけられてますんで。』

 

『…』

 

『では、試験始めます。発報っ。』

 

『うおっっっと。』

 

『これが、有名な「わさび自火報」…』

 

『起きて浴びると、眼に来ますね…』

 

『法定点検なんだから、音のチェックだけに

して、わさびガスは切っといても

いいんじゃないか?』

 

『…あ、そうか。って法定点検の項目じゃ

なくても、テストしなくちゃ駄目でしょう…』

 

『でもお前、ガスがなくなっちゃうぞ?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『…このニュースなんか気に入らない』

 

『なんでです?』

 

『聴覚障碍者に、

臭いで報せるというのは賛成だ。

だけど  それが「わさび」というのが嫌だ』

 

『へそ曲がりですねー。』

 

『それに読売が褒めてるし…』

 (編集手帳へのリンク)

 

『「名もなく貧しく美しく」って、

火事と関係ないですよね。』

 

『俺は映画よりも、

TVドラマ版のほうが好きだ』

 

『島田陽子のやつ?』

 

『いや、東野英心が出ていたやつ。』

 

『「TBS愛の劇場」って、

昼ドラですぞ?』

 

『だから、放課後に走って帰って見てた…』

 

『変なガキ…』

 

 

 

 

 

 

 

『それで、なにが気に入らないんです?』 

 

『聴覚に障碍がある人は、

刺身にわさびをつけないのか?』

 

『はい?』

 

『ほんとうに、冗談の研究だったら目くじらを

立てるつもりはない。

 

『…じゃあ、いいじゃないですか。』

 

『だけど、わさびの臭いでたたき起こすって

いう事は、感覚に嘘をつく事だろう。』

 

『…またそういうことを。命に関わるん

ですよ?』

 

 

 

 

 

 

 

 

『以前、この日記に「音をつける話」ってのを

書いた。』

 

『ハイブリッド車に音をつけるって話ですね』

 

『ハイブリッド車は静かだから、背後から

近づいて来られると、視覚に障碍のある人は

気がつかない。

危険だからなにか警報音をつけよう、と。』

 

『2年経って、ようやく実用化に向かっている

らしいです。』

http://youtu.be/Ei6JJY8klT0

 

『しかし、あまり「車の音」から外れると

意味がない。

そこで、どんな音をつけるか、という

時代を先取りしたテーマだったのに…』

 

『2年前から、くだらないこと書いてますね…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さあっ、ヘレン。この臭いはなにっ?』

 

『うーっぷす…』

 

『いいこと?これは、ワサビ。

言ってごらんなさいっ。』

 

『ワ、ワサアビイィ…』

 

『いい?この臭いがしたら危険なの。

逃げるのよっ。』

 

 

 

『ちょっと待ったぁーっ。』 

 

『なによ…』 

 

『サリバン先生っ。

あなたの教育方法は暴力的ですっ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あのですね…』

 

『はい…』

 

『こうやって「世界に喧嘩を売る」みたいな

ことをやって、あんたは気持ちいいかも

知れませんが、周りが迷惑するんです。』

 

『この日記を書いているシステムを…

いろいろと、勘違いしているひとがいるから

なあ…』

 

『とにかく、文責はあんたが取りなさいよ。』

 

『はい…』

 

 

 

 

 

 

 

 

『ワサビの臭いが駄目なら、どうしたら

いいんですか?』

 

『リアルにものが燃える臭いにしたら

いいんじゃないか…』

 

『え゛?』

 

『肉が焼ける臭い、脂が溶ける臭い…』

 

『??』

 

『皮膚が焦げて、内臓がローストされる臭い

髪の毛が焼ける、あの臭い…』

 

『…やめてっ…』

 

ワサビだって食い物だ。

刺激はあるがいい匂いなんだ。

そんなもの使わずに

ものが燃える臭いで叩き起こせっ。』

 

『……』

 

『ガキが火遊びして発報なんかさせようもん

なら、必ずそいつのトラウマになるようにしろ

将来は、反戦運動家か、戦場カメラマンだ』

 

『…今日はまた、一段と悪趣味な…』 

 

『でもな? リアルな感覚を外れたら、

そっちのほうが危険じゃないのか?』

 

『でも刺激臭じゃないと…』

 

『木が焦げる臭い、ゴムが溶ける臭い、

そういったものを、

有毒ガスが出ないように再現して

一万倍に濃縮して流せっ。』

 

 

『…だから、文責は取れよな…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の一枚。』

 

 

 

 

 

 

うしろは本物。

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この写真も不謹慎なのだろうか…

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

 

 

今年の『イグ・ノーベル平和賞受賞作品』 

http://youtu.be/_TKqqu8EIEw

違法駐車に腹を立てて  装甲車でベンツを

踏みつぶす、リトアニア、ビリニュス市の

アルテュラス・ズオカス市長。 

 

 

 

 

これが、大阪だとこう。

 

 

ベンツの代金は誰が払ったんだろう… 

 

 

 

 

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2011年10月 1日 (土)

10月1日は、たくさんの記念日

『今日から10月ですね。』

 

『早いなあ…』

 

『10月1日って、いろんな記念日なんです。』

 

『東海道新幹線開業の日、とか。』

 

『ほかにも名古屋市を始め この日に市制を敷いた街、

というのがやたらにあります。』

 

『4月や9月じゃなくて、10月?』

 

『4月1日に告示して10月に施行っていう

パターンが多いみたいです。』

 

『なるほど。』 

 

『東京市が、めでたく一般市に移行して、

東京府知事の支配を脱した記念ということで、

この日は、都民の日でもありますね。』

 

『いまでも、どこかで聞くような話だな…』

 

『昔も今も、府と市って仲が悪いんですよ。』

 

『しかし、リンクした東京都の「都民の日のいわれ」

ずいぶん遠慮のない書き方をしてるな。』

 

『昔は、東京府知事は官選だったから、

市会が市長を選べるってのが嬉しかったんでしょう。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『「都民の日」ってえと、カッパのバッジで都電が無料だっけ?』

 

『こち亀ですね。でも、あなた都民じゃないでしょう。』

 

『バッジを見せられて、自慢されたことはある。』

 

『都営地下鉄とかも無料なんでしょうか?』

 

『地下鉄でバッジなんか見せても、張り倒されるだけだ。

でも、上野動物園のモノレールは無料だったような気がする。』

 

『だから、あんた都民じゃなかったでしょ?』

 

『いや、もう、ガキは顔パス。』

 

『いい時代でしたなあ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『都営の博物館も無料。区立の学校も一部は休みだって。』

 

『都営の美術館って、こんなにあるんですね。』

 

『庭園美術館(旧朝香宮邸)はうらやましいな。』

 

『庭園美術館は、正規料金でも200円ですよ。

むかしは、千葉県民の日には、

ディズニーランドの入場券が半額だったじゃないですか。』

 

『いまは千葉だけじゃなくて、各県ごとに

「地域限定パスポート」っていう形になってるらしい。』

 

『なんか、悔しいですね…』

 

『Yahoo知恵袋に、

「6月15日の県民の日に千葉県に行けば

TDRのチケットが安いらしんですけど、そんなのずるいです。

あたしも買いたいけど、どうすればいいんですか?」

とか訊いてくるおばさんがいるよな。』

 

『養老渓谷で、三日三晩滝にあたれば、

買えるらしいって回答してやりましょう。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『10月1日に独立した国もたくさんあるんです。』

 

『ナイジェリア、ツバル、パラオ…』

 

『中国は、この日が国慶節ですね。』 

 

 

 

 

『まだ整列が終わってない時点で、

中华人民共和国 今天成立了」って読み上げてますね。』

 

『落ち着きのない式典だなあ。』

 

『建国宣言を読み上げる

毛沢東の前を横切るじいさんはいるし。』

 

『いまなら、カメラマン共々粛正ものだ。』

 

 

 

 

『そもそも、なんでこんなにたくさん、

人がいるんですかね?』

 

『毛沢東、周恩来、林彪くらいはわかるけど。』

 

『やたらに、ひな壇に登りたがるっていうのは、

あの国が出来た時からそうだったんですね。』

 

『日本は、いまでもそうじゃないか?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ほかにも、10月1日は

日本酒の日、お茶の日、はんこの日、ネクタイの日…』

 

『あ、まだあるのか。』

 

『さらに、眼鏡の日…』

 

『眼鏡の日?』

 

『一00一が、眼鏡っぽい、と。』

 

『苦しいなー。』

 

『天下一品の日。』

 

『ラーメンの?』

 

『てん・いち、だから。』

 

『安くなるんかな…』

 

『「今日は天下一品の日です。」ってだけ

一年に一回つぶやくbotが、話題になってます。』

https://twitter.com/#!/10_1

 

『今年で3年目なんだ…』

 

『これ、なんの意味があるんでしょう…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『おうっ。社長っ。金、用意でけたか?』

 

『萬田はん、元本の100万は、今日はまだ…。

とりあえず利子だけ用意しました。

この、10万で、なんとかこらえて…』

 

『社長、顔あげておくんなはれ。

この、萬田銀治郎、鬼やおまへん。』

 

『…へ、へえっ。』

 

『それだけやないで。今日は10月1日や。』

 

『10月1日がなにか?』

 

『なにを言うてまんねん。

トイチの日や。

わしら高利貸しの記念日やないかい。 

正直者の社長が利子を持ってくれたさかい、大サービスや。

その10万で、借金100万チャラにしまひょ。』

 

『ま、萬田はんっ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日のカッパ。』

 

 

 

 

 

 

カッパのバッジコレクションセット。

 

0000kappa

 

 

 

 

 

 

 

楽天オークションに出ていたんだけど、

3000円で入札を開始して、応札0。

 

やけくそになったらしい出品者が、

今度は、入札開始価格1円で始めて、

めでたく2400円でハンマープライス。

 

もっと高く売っている骨董屋もあるし、

好きで取引する物の値段を、あれこれ言うのは野暮だけど

なにが目的で出品したんだろう。

 

 

 

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