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2011年11月 3日 (木)

船橋といえばヘルスセンター

11月3日は『船橋ヘルスセンター』がオープンした日。

 

 

 

 

 

 

 

我々の世代では、

『船橋』と言ったら、これはもう『ヘルスセンター』なのだ。

 

 

『なのだ』って言われても困るか…

 

 

 

 

夢の国だった。

 

 

 

 

房総半島の地下にはガス田がある。

地下を掘ったら、温泉と天然ガスが出てきた。

これを利用して温泉施設を作ったのがヘルスセンター。

1955年にオープンした。

 

さらに様々な付属施設を作ったら、これが大人気になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは温泉で、

ローマ風呂をはじめ、各種取りそろえてあったのだが

風呂上がりにはビールだよね、

ということで平土間の大宴会場があった。 

 

全然違うグループなのに

肩がぶつかりそうな密度で、数百人のおっさんが

舞台の歌やダンスを見ながら酒を飲んでいた風景を覚えている。

 

 

 

 

そんな庶民的なところで酒は飲めん、

という人のためには座敷もあって、

お見合いくらいなら十分にできた。

 

その他遊園地があり、バラ園があり、もちろんホテルもあった。

家族連れもOKだ。

 

 

 

メシを食うところと土産物屋は、これも山ほどあって

1970年代のそういう店は、

派手で、えげつない客引きをしていたのだが

そういったものも含めて、『非日常』でわくわくした。

 

千葉からも都内からも、1時間の場所にあったもんだから

それはもう大人気だったのだ。

 

 

さらに、たった2年間だが、船橋サーキットというのもあって

日本GPなんかが開かれて、浮谷東次郎が活躍したりした。

 

ギャンブルやエッチな要素がびた一ミリもない巨大遊覧施設

というのは、あの時代、珍しかったと思う。

もう、ほんとうに家族が一日、骨抜きになれたのだ。

 

 

 

 

もっとも、すぐ近所にはオートレース場があり

船橋競馬場があり、中山競馬場があり、

隣駅の西船橋は、千葉県有数のトルコ街だったのだが、

僕、こどもだったから、しらないもん。

 

 

 

 

 

 

そして、千葉のガキにとってヘルスセンターと言えば

『大滝すべり』だった。

 

いまで言うところの、ウォータースライダーなのだが

もともと人工芝の上を滑るグラウンドスキー場だったため、

今日のように、チューブの中をくるくる回るといった

気の利いた仕掛けはなく、

まっすぐシンプルに100m滑り落ちるだけ、

という男らしい代物だった。

 

 

『ヘルスセンターの大滝すべりを、

足でブレーキをかけないで滑ると海水パンツに穴が開く。』と

千葉県のガキをびびらせた巨大滑り台だ。 

 

 

 

 

 

どんな馬鹿馬鹿しい代物か、というとこちら。

 

0000helthsentre2    

『スキー場』だから、 

一応リフトがあるんだけど  

みんな歩いて登ってくのが 

いとおしくも、昭和。

 

 

 

 

 

船橋ヘルスセンターは、海のすぐそばにあり

当時は高層マンションなんてないから、

高々と斜面を登りきると、なにもなく

真夏の青空を、海風が吹き抜けていって、

ざまあみろと思うくらい気持ちよかった。

 

 

 

1回いくら、とかのけちくさい料金ではなかったので

ガキどもは、何十回と登っては、滑っていったものである。

 

穴こそ開かなかったが、

ひと夏で海水パンツを駄目にした奴が何人もいた。

 

 

 

 

 

 

1970年代に入ると、ガスや地下水の採取が規制され、さらに、

ローマ風呂に目を煌めかせるのは、小学生の妹だけで、

姉たちは『えー、あたしたちも行くのぉ?』という時代になった。

船橋ヘルスセンターは1977年に、バラ園を残してつぶれてしまう。

 

跡地には、ららぽーとが出来た。

いまの『ららぽーと TOKYO-BAY』の西半分が

一期工事なんだけど、これだって巨大で

専門店のひとつにIKEAが入った。

 

 

当時、そんなブランドは知らなかったのだが

北欧のデザインってのは、悔しいけどかわいいな、と思った。

 

その一方、

『こんな節くれだらけのダイニングセットなんか

売れるだろうか?』と思ったのも事実で、

実際売れなかったらしくて、5年で撤退した。 

 

 

 

『大滝すべり』の跡地には、屋内スキー場のザウスが出来た。

バブル丸出しのこの施設がつぶれると、

その後に、再びIKEAが建った。

いまもある。

 

 

 

 

ららぽーとが建つ前にはヘルスセンターがあって

IKEAの昔はザウスだった、という事は有名だと思うけど

そのまた昔に、あのすばらしい滑り台があったことは

案外知られていないような気がします。

 

11月3日が船橋ヘルスセンターオープンの日、

ということに気がついて、

あの「大滝すべり」を、取り憑かれたように登っていた

ガキの頃の夏の日を思い出したのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日は「文化の日」。』 

 

 

 

 

 

 

 

 

11月3日は文化の日。

  

こういうアバウトな名前の記念日には大人の事情があって

戦争に負けるまでは明治節といって、やっぱり祝日だった。

  

明治天皇のお誕生日です。

 

 

 

 

 

 

ところで日本は元気かな?

0000meijitei 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          

明治帝の写真嫌いは有名で、

実はこれは絵、なんだそうです。

 

 

へー。

 

 

 

 

 

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そんな時代もあったよね」カテゴリの記事

コメント

地下水取得制限の地盤沈下云々でつぶれたんでしたっけ 当時行くと必ずビュッフェというサイコロ型カーゴの観覧車にのっていた記憶が有るんですがWikiみても存在そのもが無かったことになっている。。
谷津遊園のWikiにもないんですが 私が乗っていたのはなんだったんでしょう。。
ちなみにザウスに対抗して津田沼にもスキーランドイン津田沼ってのができたんですけどブーム終焉と共にひっそりイオンになってました。

投稿: ぶぎょう | 2011年11月 4日 (金) 04時00分

懐かしく、いい思い出の場所なんですね
滑り台は今はとても進化していますが
あの真っ直ぐさは惹かれます^^

明治天皇の写真!っと思いきや
絵でしたか@@
精緻さに驚きです

投稿: れい | 2011年11月 4日 (金) 12時54分

ぶぎょうさん ありがとうございます。
観覧車、ありました。
写真が探せないんですけど、
ねずみコースターとかもあった気がします。
津田沼のスキー場は知りませんでした。
ザウスでさえ、あんまり高くて
閑散としてましたから…
 
れいさん ありがとうございます。
あのまっすぐな滑り台は
いま復活させても、
値打ちがあると思います。
明治天皇の肖像は、この絵が一番有名
だと思うんですが、まさか、絵だとは…

投稿: natsu | 2011年11月 5日 (土) 19時47分

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