ケネディ暗殺の日
11月22日は、ケネディ大統領暗殺の日。
頭蓋を銃撃されたケネディの脳みそを
拾おうとするジャクリーンが印象的だ。
であるとされている。
ただ、この事件に関しては、
小説、映画、ドラマに演劇、と様々に
取り上げられていて、
いまモーニングで連載している
『ビリー・バット』は面白いなあ。
『結果において得をした人物が真犯人だ』と
いう説に従えば、
もっとも得をしたのは、当時副大統領で、
ケネディのあとを襲って大統領になった
リンドン・ジョンソンなのだが、
この人は政治家として
祝福された晩年を送ってはいない。
戦後では、
一番人気のない大統領だった。
まあ、永遠の謎。なのだろう。
日本では、初めての衛星放送が
『ケネディ暗殺のニュース』だったので、
それはもう、2重3重の意味で、大騒ぎだった
らしい。
アメリカはその後、ベトナム戦争への全面介入
という泥沼の道を歩む。
50万の兵士が地獄の黙示録を歩み
ドルは崩れ、嫌々ながら中共と手を結んだ。
ケネディが生きていても、
中共との手打ちくらいはやったと思うのだが
今日、あの国の生意気さを思うと
歴史が逆巻くくらいに腹立たしい。
同志諸君、毛沢東の生まれ変わりがチベットに
いるぞ。
もっともジャクリーンは、その後、
いまは貧乏国の代名詞、
ギリシアの海運王オナシスと結婚している。
オナシスというのは、ものすごい金持ちで
海運だけじゃなく、あのあたりの航空路も
すべて支配していて
ジャクリーンは結果的には、幸せ者だ。
ただし愛はなかった。
ジャクリーンは不幸だった、なんて
『発言小町』みたいなことを投稿している
馬鹿がいるが、そんなわけあるか。
金持ちがなに言ってやがる。
えーん…
では、『今日の一枚。』
ちょうど100年前に起きた、
リンカーン大統領暗殺のシーン。
南北対立の中で起きた事件なのだが、
アメリカ中がリンカーンの死を悼んだ。
大統領の死去、という事態には
副大統領がそれを代行する、ということは
当時から決まっていて、後を継いだのは
17代大統領、アンドリュー・ジョンソン。
歴代で一番、人気のない大統領だった。
どちらもジョンソンなのは
奇遇なのか?
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コメント
今回の話も大変興味深く勉強になりました
ありがとうございます
「金持ちが何言ってやがる」
えーん
のくだりで吹きました
ジョンソンの名前は
不思議なつながりですね
日本の名前でも統計学的に色々ありますが
世界的にもありそうですね
投稿: れい | 2011年11月23日 (水) 07時23分
れいさん ありがとうございます。
オナシスと結婚しちゃうってのは
うらやましいようなそうじゃないような。
来年は大統領選ですが
ジョンソンって名前の奴を
副大統領には指名したくないでしょうね。
投稿: natsu | 2011年11月24日 (木) 22時36分