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2011年12月30日 (金)

KEIRINグランプリと、競輪の未来はどっちだ?

KEIRINグランプリが行われた、というニュース。

(デイリースポーツの記事へのリンク)

 

 

 

 

 

ウェブ版の速報とはいえ、スポーツ新聞でもこの扱いだ。

一般の人はほとんど知るまい。 

 

私も知らなかったし、興味もなかったのだが

去年のこの日、スーパー銭湯の休憩室で

思わず、テレビ中継を通してみてしまったのだ。

面白かった。

 

 

 

 

名前の通り、その年の競輪日本一を決める。

それだけならどうでもいいのだが、

このレースの賞金は一億。

すごい。

 

 

サッカーのように予選リーグをやったり、

相撲のように15日もやったりしないで、一発勝負。

男前だ。

 

 

 

 

1レースの賞金一億というのもすごいが

このレースに出ているひとって、

そんなに、大もうけしている訳じゃない。 

 

年間の獲得賞金、上位9人が出場する。

今年の中継は前半を見ていないので

出場選手のプロフィールがわからないのだが

去年は、獲得賞金2千万とかいうひとが出ていた。

トップでも1億行くかどうか、という程度。

 

年収10億の野球選手やサッカー選手がごろごろいる時代だから

トップ選手がその年収、という慎ましさに泣けてくる。

 

それが一億。

 

すごい。

 

 

 

 

数千万の獲得賞金だって、私ごときから見たら

目もくらむような金額なのだが、

競輪選手って3300人もいるのだ。

 

多くないか?

 

 

 

 

 

プロ野球が、12球団の支配下選手で800人くらい。

相撲取りが、新弟子まで含めて700人ちょっとだ。

 

競輪なんて、そんなにファンの裾野が広い

スポーツではなさそうなのだが、それが3300人。

 

その世界のトップの獲得賞金が一億行くかどうかの中での

3300人だったら、末端の方は食えないんじゃないだろうか?

 

人の商売の心配をしている暇はないのだが

だからこそ、レース一発一億円、というのに

凄みがある。

 

すごい。

 

 

 

 

 

 

そしてさらに、このスポーツのすごいところは

選手生命が長いところだ。

 

今回、グランプリを取った山口選手は43歳なんだそうだ。

 

43?

 

鉄人衣笠が引退したのが40歳だぞ?

 

 

 

 

 

 

競輪って何となくうさんくさい、と言う人がいる。

 

出身地によって『ライン』があったり

ジャンがなるまで、ゆっくり列を作って走ったり、

あんなのいかさまじゃない?という人がいて

そう思われるのは競輪にも誤解されるところがあるんだろうな、

というのはわかる気がする。 

 

でも、まさか一億のグランプリレースでいかさまはするまい。 

と、思いたいんだけど

43で日本一になっちゃうって、

どんなスポーツなんだ?

 

 

 

 

 

そういうのも含めて

競輪がメジャーになれないところなんだろうな。

 

わかりにくいのよ。

 

そして、入りにくい。

 

 

 

 

 

 

競馬場はきれいになった。

女性を見かけることも珍しくなくなったんだけど

競輪場は行きにくい。

 

我が母校のすぐそばに競輪場があって、開催日には

朝から並んでいるおっさんの列があった。

 

この列に爆弾を放り込んでも、

日本の将来は1ミリも揺るがないだろうという

ダンディな皆さんなのだが、列がグレー。

無彩色なのだ。

そして、地味。

 

 

いまならあそこに並んでも見事に溶け込める自信があるが

あれは、入りにくい。

 

 

 

 

 

 

公営ギャンブル、とくに競輪は縮小の傾向にある。

 

儲けになるから自治体が手を出したのだが

いまでは赤字が出て、公営ギャンブルのために税金を使う

という、本末転倒な街がある。

 

博打とか風俗とか、そういううさんくさい部分があった方が

街は豊かになると思うんだけど、

受け付けないんじゃ仕方がない。

 

 

 

 

 

 

だけど、競輪グランプリは、単純に面白かった。

だから、こういう事を書きました。

 

 

でも、それなら明日競輪場に行くかというと、

たぶん行かない。

 

そんなもんかもしれない。

 

 

 

そして一億はうらやましい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の一枚。』

 

 

 

 

 

 

現役最高齢の競輪選手。

井狩吉雄さん。

御年、なんと60歳。

0000ikari  

 

 

 

 

還暦って

サラリーマンでも退職する年齢ですぞ 

 

 

 

 

まあ、猪木は68,ブッチャーは70で

リングに立ってるけどな。  

 

 

 

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そんな時代もあったよね」カテゴリの記事

コメント

今回も楽しく興味深く読ませて頂きました
ありがとうございます

43歳の優勝者が出るスポーツ
しかもスプリントなのにスゴイですね
何より賞金がスゴイです@@

私も色々頑張ろうと思いました^^

投稿: れい | 2011年12月31日 (土) 08時40分

競艇もおんなじ感じですかね。

激しく地味な感じ。

来年はちょっと博打でもしてみますか????

良いお年をo(*^▽^*)o

投稿: ぷく | 2011年12月31日 (土) 09時24分

60歳で現役ってすごいですね。
競輪って、いろいろ胡散臭いところはあるのでしょうが、やはり身体が資本。そういう意味では若手と同じ舞台に立てるように自分を鍛錬する必要があるわけで……どこぞの事務所で居座っているのとは、わけがちがうのではないかと思います。あくまで想像ですが。それで、若手から慕われていたらかっこいいなあ。

今年も一年間、おもしろくもすかっとする記事をありがとうございました。
来年もいよいよ舌鋒するどく……楽しみにしています。良いお年をお迎えくださいね。

投稿: fullpot | 2011年12月31日 (土) 14時17分

れいさん ありがとうございます。
一億の賞金ってすごいですよねえ。
まあ、実力でとるんだから
うらやましい、とか
言っちゃいけないんだろうけど
年収の半分以上が1日で決まるって
想像がつきませんわ。 
そして43で日本一ってのも、すごい。
 
 
ぷくさん ありがとうございます。
ああ、競艇ってのも行ったこと無いです。
むかしは場外馬券場なんて
それは、いい雰囲気でした。
いまのなんばパークスがある
大阪球場の場外馬券場なんて、よかった。
アンタッチャブルな雰囲気は
まるっきり無くて、
すっからかんとうらぶれている。
もう、あんな場所はないんでしょうかね。
 
 
fullpotさん ありがとうございます。
そうなんですよね、競輪選手って
半端じゃない身体能力があるはずなのに
50.60喜んでっていうのは、すごい。
来年もよろしくお願いします。
来年は、年齢に応じた
それは穏やかで琴線に触れるような
日常のつれづれや季節の移ろいを
お届けして参りたいな、と。
ほら、もう言葉遣いが怪しい。

投稿: natsu | 2011年12月31日 (土) 21時59分

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