2012年は閏秒のある閏年で、1日と1秒長い。
今年は閏年。2月が29日あります。
1年が、いつもの年よりも1日多いわけです。
閏年は、夏のオリンピックの年で
アメリカの大統領選挙の年。
今年は、ロシアやフランスや韓国の大統領選挙も重なる。
結果はわかっているが、中国の政権交代もある。
台湾の総統選挙は、この間終わった。
イベントがあると、何となく記憶の栞になりますね。
1988年、といわれても急に思い出せないが
『ソウルオリンピックのあった年。』と言われると、
『88(パルパル)Tシャツ』を着て興奮していた
韓国の留学生を思い出す。
バブル頂点に向かって全速力で舞い上がっていた
あの頃の空気を思い出す。
アメリカでは、父ブッシュが大統領になった年だった。
といいつつ、1988年って、もう24年も前かい…
ふわあ…
それぞれの世代に、それぞれの閏年があるんだろうな。
さらに、2012年は閏年で1日長いだけじゃなく、
『閏秒』というのもあって、いつもの年よりも1秒長い。
奇跡の一秒が現れます。
タイトルの書き方が悪いので、
勘違いする人がいてはいけないのだが、
閏秒で1秒長くなるのは
2月29日ではなく、6月30日。
もうちょっと先です。
『なんで1秒長くなるんですか?』
『地球の自転が遅くなってるから。』
『だからなんで?』
『月と海があるからさ。』
『どういうことです?』
『月ってのは、でかいだろ?』
『地球の直径の1/4。
「衛星」じゃなくて「双子星」だ、というくらいでかいです。』
『そこで、地球上の海水は月に向けて
ぞぞぞーっと引っ張られてる。』
『こんな感じですね。』
『月が地球を回るのは29日がかりだが、
地球は1日で自転するから、潮の満ち引きが起きる。
摩擦が起こって、地球の自転はおそくなる。』
『この、青い塩水の中を地球が高速で回ってるわけですね。』
『大体1年で0.000015秒遅くなってるんだそうだ。』
『…というと?』
『えーと…10億年で4時間半くらい、らしい。』
『…あんまりスローライフな感じはしないですね。』
『まあ、そんな先のこと知ったこっちゃないよな。』
『でも、ジュラシックな時代には1日が短かったわけですよね。』
『うん…』
『それなら、映画「ジュラシックパーク」の設定は
おかしいんじゃないですか?』
『あ…』
『古代の遺伝子の記憶を持つ恐竜が
夜中に起きられるはずがないでしょう…』
『そもそも古生代は、いまよりずっと暖かかったはずだから
冷血動物が起きてられるはずがないよな…』
『そこでな。』
『また、ろくでもないことだ…』
『そんな、手の届かない過去や未来の話じゃなくて…』
『はあ…』
『今年の6月30日は、1秒長いわけだ。』
『ええ…』
『そこでな…』
『銀行も為替も株式も、コンピューターは
全部閏秒を見込んで設定されてます。
「閏秒サギ」なんてできませんからね。』
『違う違う違う。
NHKの「2355」のエンディングがどうなるのかな、
と思って。』
『あ…』
『やっぱり、1秒待つのかな…』
『2355が明日が来るのをお知らせします。』
『でも、今日だけは
1秒余計に待ってください。って。』
『楽しみですね…』
では、『今日の一枚。』
2月29日は、
スカイツリーの竣工の日でもあるんだと。
素直に写真を載せないのは
一般公開は5月22日。
29日は施工会社から引き渡される日、です。
こういう珍しい日を記念日にすると、後で後悔するぞ…
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コメント
いつもながら勉強になり楽しめました
ありがとうございます
「閏秒サギ」
吹き出しました
NHKの「2355」
楽しみですね^^
投稿: れ い | 2012年2月29日 (水) 06時05分
れいさん ありがとうございます。
そうなんですよ。
2355がどうなるか、
いまから楽しみで。楽しみで…
投稿: natsu | 2012年3月 2日 (金) 10時54分