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2012年3月24日 (土)

あの島をケイマンに

AIJ投資顧問の架空投資事件。

ケイマン諸島の会社で運用に失敗してすってんてん。

客から預かった千数百億円の資金が消滅、というニュース。

(読売の記事へのリンク)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AIJが資金を運用した会社がある「ケイマン諸島」ってのは

いったいなんなんです?』

 

『えーと、タックス・ヘイブンって呼ばれてる島だな。』

 

『名前はよく聞きますけどね。

「タックスが天国」、なら税金がただなんですか?』

 

『「ヘイブン」は「天国」じゃなくて、「安い税金」ってことらしい。』

 

『税金を安くして、そのヘブンな国には

なんのメリットがあるんでしょう。』

 

『外貨がジャブジャブ集まるとか何とか

って、経済のことを俺に聞くなよ。』

 

『しかしこれを書かないと、後の話がさっぱり…

それはともかく、ケイマン諸島に進出している企業は

外国人ばっかりなんですね?』

 

『イギリス人もいると思うけど…

しかし、そこの国籍がなくても法人登記ができるんだと。』

 

『タックスヘイブンにすると、海外の会社が来てウハウハ、

とか聞きますが、進出する会社も

そんなにいいもんだったんですか…』

 

『そりゃもう、ウハウハだ。なにしろ、

金の出入りについてもうるさいことをとを言わない。』

 

『そうなると、…』

 

マネーロンダリングがやり放題だ。』

 

『麻薬とか、暴力団のお金の

汚い履歴を消すことができる、という。』 

 

『へー…』

 

『…あんまりうらやましくないですね…』

 

『でも、個人でもそういう会社に投資する奴がいるんだって。』

 

『なんでです?』

 

『節税対策になる、とか言うらしいが。』

 

『へー…』

 

『で、ケイマン諸島ってどこよ。』

 

『ここですね。』

 

『だからどこ?』 

 

『えーと、キューバの南にある島です。』

 

 

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(クリックで大きくしてくださいね。)

 

 

 

『カリブ海の国は訳がわかりませんねー。』

 

『島ごとに宗主国が違うんだよな。

イギリス、スペイン、オランダ、フランス、デンマーク…』

 

『隣の島が違う国なんですね……イギリス領だけでも、

ジャマイカ、グレナダ、アンギラ、ドミニカ…』

 

『イギリスは戦後1945年に、カリブ海の植民地をまとめて

『西インド連邦』というのを作ろうとした。』

 

『へえ、そんな時代に珍しい。』

 

『だって離島ばっかりで石油が湧いて出るわけでもない。

役人や警官を派遣して学校や病院を作っても効率が悪すぎる。』

 

『植民地にしといて、勝手な話ですねー。』

 

『もう、カリブ海でまとまってやってくれ、と。』

 

『だけどあんた。

トリニダード・ドバゴとケイマン諸島は

2000kmくらい離れてるんですぞ?』

 

『構想が発表されると、自力で食っていける

ハバナとバミューダ、ホンジュラスが離脱。』

 

『ははあ…』

 

『1958年に独立しても、主導権を争って、

ジャマイカと、トリニダード・ドバコが離脱して分裂。』

 

『うーん…』

 

『ケイマン諸島やバージン諸島はイギリス領に戻って

基本的には観光地なんだけど

本国から見放されるような僻地だから

タックス・ヘイブンとしてよろしくやってくれ、と。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『しかしイギリス領で

タックスヘイブンとかにしてもいいんですか?』

 

『どういうこと?』

 

『だって、タックスヘイブンって言うと、

マネーロンダリングの悪の温床。

ビンラディンが生きていた頃には、

アル・カイーダの資金洗浄を嫌って、

アメリカが世界中のタックスヘブンをつぶして回ったでしょう。』

    

『そうだっけ…』

 

『ナウルなんか、そうですね…』

 

『ああ、あの国』

 

『燐鉱石が採れたあの国では、税金もなく、

逆に国民は年金がもらえたから「働く」という概念を持たず、

のほほんと暮らしていたんだけど、燐鉱山が尽きると、

国中をタックス・ヘイブンにしようとしたんですよね。』

 

『ところがたちまち、アル・カイーダとかが集まってきて、

アメリカに怒られて制度を廃止した、と。』

 

『まあ、アメリカは神経質になっていましたからねえ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『そこでな。』

 

『あ、ろくでもないことだ。』

 

『尖閣諸島をタックス・ヘイブンにしよう。』

 

『アメリカに怒られるって言いませんでしたか?』

 

『うん、だから表向きは非合法な組織はだめってことにしよう。』

 

『だけど、そういうところは、ゴルゴとか

キムジョンナムとかタリバンとか、

そういうアンタッチャブルな方々に

ご利用していただかないと

商売にならないでしょう。』

 

 

 

 

 

 

 

 

『じゃあ、択捉島。』

 

『その、「じゃあ」は

どっから出てくるんですか?』

 

『馬鹿野郎っ。』  

 

『ひっ。』

 

『北方領土は日本領だ。』

 

『もちろんです。』

 

『北方領土には、日本国の法律が適用される。』

 

『そりゃ、建前はそうですが…』

 

『馬鹿野郎っ。』

 

『ひっ。』

 

『北方四島に本籍がある人の戸籍原本は、

釧路地方法務局根室支局に保管されていて、

いまでも請求できて、当然有効だ。』

 

『ほう。』

 

『さらに、土地の登記簿も根室に保管されていて

相続の手続きなんかができる。』

 

『ということは?』

 

『法人の設立登記ができるんだよお…』

 

『あ…』

 

『しかも、露助が居座っているおかげで

日本国の法律は有効だけど執行できないから

違法にロンダリングったって

もう、しょうがねえよなあ。』

 

『こらこらこら…』

 

『つまり、山口組ウェルカム、と。』

 

『やめいっ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の一枚。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちゃんと、こういう本もある。

0000_haven     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

著者の『スティーブ金山』という名前が

素晴らしく うさんくさかったので検索したら

ブログがありました。

 

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