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2012年3月28日 (水)

あの国の言葉は使わない

3月28日は『敵性語追放の日。』

(Wikipedia 敵性語)


昭和15年のこの日、英語を中心とした言葉が

『敵性語』である、として使えなくなった。

      
 

野球でもストライクが『よし一本』、スタルヒンが『須田博』になり

      
花の「コスモス」は「秋桜」になった。





 

 

 

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看板から米英色を
抹殺しよう。









右下の『ヒル・ファーマシー』ってのは
『岡さん』がやっている薬局なだけのような気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

 

『ということで。本日より北朝鮮の言葉
「敵性語」ということで使用禁止にします。』



『北朝鮮の言葉?』



『韓国語、ってことじゃない?』



『何がありましたっけ。』



『キムチ…』



『プルコギ』



『ユッケ、ぴぴんぱ…』



『料理ばっかりじゃん。』



『意外に韓国語起源の日本の日常語ってないんだよ。』



『そうなんですか?』



『朝鮮語起源 日本単語』とかで検索すると
日本語は全て韓国が起源だ。とか
すっとこどっこいに壮大な話が出てくる。』




『韓国語の起源は日本語だ、っていう説も出てきますよね。』



『あの時代に、今日的な国境線なんかなかったんだ。
混ぜ混ぜになりながら育っていったのをわかっていて、

いまになって「俺の言葉が起源」。
とか言い出すのが、腹が立つ。』

   



『とにかく、朝鮮半島語由来で今回禁止できる

言葉ってなんです?』


『それが、一般名詞だと意外にないんだ。』


『そういえば食べ物以外、朝鮮語って使いませんよね。』


カステラ金平糖がオランダ語、
ゲリラやプラザがスペイン語、
じゃんけんが中国語だなんて言う、わかりやすい
1対1対応はすくないんです。』


『それでもちょっとはあるだろう。』


『さあ…』


『チョンガー、とか。』


『なんでしたっけ、それ。』


『男やもめのことさ。
朝鮮半島には伝統的にそういう施設があったらしい。』



『やもめの?』


『やもめの…』









 

『あとは、「パッチ」ですね。』


『なんだっけ。』


『ズボン下のことです。今風に言うと、レギンス?』



『パッチ男子。いま、レディース・パッチがおしゃれ。』



『下半身の冷えには「ババ・パッチ」。』



『……』


『絶対にはやらないですよね。』



『ファッション用語なんていい加減さ。』



















『でもこういう感受性の違いは、
国籍の違いというよりは、世代の違いじゃないんですか?』


『違うっ。』
 


『そうですかねえ…?』


『コスメ、といえば。』


『女性向けの化粧品一般の事ですね。』


『それに対してチック、といえば、
おっさんの整髪料だ。』



『ああ、まあ。
しかしもう、あんなポマードつけてる人なんか
いやしないでしょう。』


『俺がこどもの頃にはまだいたがな…』


『ポマードつけてる人なんてみませんねえ。』

       

『それはともかく、『コスメ』も『チック』も
どちらも、語源は
『Cosmetic』という英語だ。』



『ええっ。あれ同じ語源だったんですか?』

   


『そうさ。』

 

『っていうことは…』

   

『使う側のイメージの作り方によって、
おっさん臭い油にもなるし、女性誌が特集して

おばさんが買いあさるようにもなるんだ。』


『…うーん…』


『言葉のイメージなんていい加減なもんだろう…』


『でも、おっさんや、おばさんが使うことは
共通しているんですね。』



『あ…』


























『従って、明日から北朝鮮の言葉は禁止。
「キムチ」は
『白菜の塩漬け、唐辛子風味』、だ。』



『あ、やっとそこに戻った。
「カクテキ」は?』


『大根の漬け物。唐辛子風味、だ。』


「チゲは?」


『鍋。』


『プルコギは?』


『すき焼き。』


『ユッケは?』


『命がけの生肉。』


『……』


『いやいやいや。』


『いやいやいや。』















『歌手や俳優の名前も変えてもらわないといけないな。』


『韓流スターの?』


『たとえば、「イ・ホンギ」君は「一本気」。」


『一気に演歌っぽくなりますね。』


『「チャン・グンソク」君は「足ミトン」君。』


『ミトン?』


『指が別れてるし…』


『グンソクだから?』


『グンソクだから…』


『でもいまの人、
「軍足」そのものを知りませんよ。』























      

 

     

では、『今日のスパム。』

 

 

 

 

 

 

 

 

沖縄では「ポーク」ともよばれる、
豚の缶詰、「SPAM」。

日本で言う魚肉ソーセージのような
かなしい存在。

        

 

        

第二次大戦中、軍のレーションとして支給されたばかりか
沖縄のように、戦後も長く民生品として供給された。


       



『スパム・スパム・エッグ・アンドスパム。』と
あらゆる料理にスパムが入っているのは

          

この時代のイギリスが屈辱的に貧しかったことと、
階級によって食生活に決定的な差があったことを

皮肉っている。

 




正直うまいものではないので、『スパム』というと、今日では、
好むと好まずに関わりなく送りつけられてくる
迷惑メールのことを指すようになった。
 

 

 

 

 

 
そのきっかけとなった、
とされるのが、このコント。

 

 

 

 

        

でも初めてみた時は、いったいどんな喰いもんだろう、と
ちょっとあこがれたのも事実だった。

      

     

いまはもちろんそんなことはない。
大人になるってつまらない。      

 

 

 

 

 

 

 

韓国の歌手グループ・ジンファのメンバー、
エリック君が出演している、スパムのCM。

        

 

    
無駄な色気だなあ。

 

 

 

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おこられませんように」カテゴリの記事

コメント

沖縄には「スパムおにぎり」がありました・・・
コンビーフがすでにアウトなので、スパムは試すことすらしておりません。。。ああいうねちょっとした食べ物は向き不向きがあると思うんです。
その意味ではネギトロもアウトだし、「命がけの生肉」に至っては、これまでの人生で50グラムも食べてないと思います。
それにしてもパイソンズ、最高!スタッフロールまでスパムまみれですもの・・・

投稿: ne_san | 2012年3月28日 (水) 20時59分

さくらんぼ小学校の記事に
コメントしました

投稿: 〇 | 2012年3月28日 (水) 22時01分

ne_sanさん ありがとうございます。
スパムは、魚肉ソーセージだと思うんです。
好きな人もいるから、
そこはまあ、好き好きだけど。
      
モンティパイソン、
エンドロールまでは気がつきませんでした。
ジョン・スパム・ジョン・スパム・ジョンスパム
クリースって一体何だよ。
 
 
 
○さんありがとうございます。
えーとごめんなさい。
そうですよね、
在校生の人には迷惑な話です。
気にしないで過ごしてください。

卒業して10年も経てば
いい笑い話になります。

投稿: natsu | 2012年3月29日 (木) 09時21分

別にいいです

市長もユニークな方ですから…

投稿: 〇 | 2012年3月29日 (木) 17時01分

そう、エンドロールまで気が抜けない(笑)。こういうジョークのセンスは、イギリスが世界一ですね。ぴりっとブラックな感じもいいし。
それに比べて最後のCMは、もう存在そのものがジョークなしの皮肉です。
一緒にスパム食おうよって……ねぇ。一種の踏み絵?

投稿: fullpot | 2012年3月29日 (木) 17時22分

○さん ありがとうございます。
そうですか…
市長さん、ユニークなんですか?
プロフィールでは、
ごく普通のおっさんですが…
うーん…
 
fullpotさん ありがとうございます。
モンティパイソンは気が抜けません。
20年経ってやっと意味がわかるような
嫌がらせをやってきます。
エンドロールは、しかし
気がつかなかったなー。
うーん…

投稿: natsu | 2012年4月 3日 (火) 00時54分

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