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2012年6月15日 (金)

ノーチラス号の日

6月14日は私の誕生であるという以外にも

世界史に重要な事件が起きている。

 

 

例えば、1952年のこの日は

世界初の原子力潜水艦ノーチラス号の起工の日、である。

(Wikipwiaの記事へのリンク。)

 

 

 

 

 

 

 

 

     

ごめんなさい。

僕の誕生日なんかどうでもいいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノーチラス号、というのは世界初の原子力潜水艦。

原子力潜水艦というのは潜水艦の中に原子炉を積む。

   

 

庭山馬鹿桐生市議員もびっくりだ。

   

 

原子力推進、なので航続力はほぼ無限。

速力も飛躍して1951年という終戦直後のくせに、

ノーチラス号の最大速力は23ノット(時速50km/h)くらいあった。

 

 

           

今の原子力潜水艦の水中速力は

当たり前だけど、最高度のトップシークレットなので

よくわからない。しかしおよそ、

35ノット(時速60km/h)を超えるんではないか、という。

   

これなら北朝鮮の工作船が全力を出そうと

即座に撃沈できる。

 

 

 

 

真面目な話、帝国海軍の潜水艦は水中では時速20kmも出ない。

これがノーチラス号ではいきなり60km/hに飛躍した。

出力が圧倒的に違う。

 

 

    

原子力潜水艦、というのは日本は持ち得ない存在だ。

『永遠の航続力』というのに期待して、日本でも

『原子力船むつ』なんていうものが建造されるのだが

あっさりと失敗して、いまの日本ではタブーである。

 

 

  

原子力潜水艦が本来の意味を持つのは

SLBMを積むようになってからだが

その登場はニュースとして配信された。

 

 

Underway on nuclear power

 

 

『本艦、原子力にて航行中。』

最初の航行でワシントンのテムズ川を

渡った時に発信した通信である。

           

もちろん平文で、

世界中に宣伝するためにこういうことをやった。

  

ソ連が最初の原子力潜水艦Kit級(ノヴェンバー級)を

就役させたのは1958年だ。

ただ、宇宙開発やSLBMの開発で遅れをとっていたこともあって

アメリカ海軍はこの艦のことを割と熱心に宣伝している。

            

ソ連初の原子力潜水艦が就役した1958年には

太平洋から北極点を通過してグリーンランドに抜けるという、

一度も浮上しない『太陽作戦(Operation Sunshine)』

実行する。

 

 

 

           

その時、ノーチラス号が打電した『位置情報』

          

Nautilus_90n_record

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        

     

位置;北極点

進路;90度00分 北

  

というせりふがかっこいい。

だけどよく考えたら、北極点にいる艦はどっちを向いても

『進路は南』なんだけどなあ。

 

 

    

潜水艦というのは卑怯な兵器だ。

ヒソヒソと眼の前まで近づいて魚雷をぶっぱなす。

           

 

潜水艦の登場は記録によって違うが

1864年フランスでプロンジュールなる艦ができる。

長時間航海できて魚雷が撃てる。

        

 

これに世界が驚き、第一次大戦で

ドイツが組織的に通商破壊戦に運用したことで

『潜水艦とは恐ろしい兵器だ。』  

という認識が深まった。

   

 

太平洋戦争末期の日本を苦しめたのは

空襲も原爆もそうであったが

潜水艦による通商破壊も辛かった。

 

 

 

 

          

 

ところが第二次大戦までの潜水艦は電池で動く。

当然吸気しないといけないので、浮上する。

   

今の自衛隊の潜水艦だって同じことだが

時々浮上してディーゼル機関を動かして充電する。

潜水艦、といいながら戦闘海域にいないときは

浮上しているのが普通だった。

 

 

 

           

これを変えたのがノーチラス号だった。

潜水艦が、文字通り『常に沈んでいる艦』になった。

  

レーダーや、世界中の海底に置かれた

超長波ソナーのおかげで潜水艦の隠密性

というものはだいぶ失われたのだが、

生き残っているのは核ミサイルのため。

 

         

核兵器、というのは持っているだけでは意味がない。

ここら辺がジョンウンくんが勘違いしているところなのだが

先制攻撃を受けても

反撃できる体制を持っていることが大事。

 

  

核兵器の生存性、というやつで

かつてアメリカは世界中に水爆を落としながら

『核パトロール』を行う。

しかしさすがに危ないよな、ということで

潜水艦発射型のミサイルができると

これに移行する。

 

 

 

 

 

  

実際の話、アメリカもロシアも

いま現在、敵の原潜がどこにいるかくらい

リアルタイムで把握している。

  

撃沈しようと思ったら即座に可能なんだけど

その直前に核ミサイルを撃たれたら終わりだ。

 

        

世界は、

こんな氷の刃の上で生きている。

 

   

原発がれきの話なんかよりはるかな危険がここにある。

庭山くんも、もう少し勉強しような。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         

 

では、『今日の太陽作戦。』

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

まあ、ね。としか思わない。

こんなのを後撮りして国威発揚になったんだろうか?

 

      

まあ、ね。

 

 

 

 

 

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コメント

今回の記事を読んでると、沈黙の艦隊を思い出しますね。
原発事故による海洋汚染は騒ぐけど、ロシアの原潜が、原子炉付きで日本海に投棄されるのは無視ってのも、なんだか不思議な感じです。


遅ればせながら、お誕生日おめでとうございます。
病み上がりですし、どうぞお体にはお気をつけ下さい。

投稿: ハチワレ | 2012年6月15日 (金) 12時56分

昔、マブチ13というモーターがありました
水中で遊べるものですが
本で見て欲しいなって思いました

「Uボート」の狭い中、カメラマンも一緒に走ったそうですが
毎日体重が増える難病を患っている私には
請け負えない仕事であります

週間モーニングに載っていた「沈黙の艦隊」を
いつも読んで興奮しておりました

    以上、お邪魔致しました

投稿: FREUDE | 2012年6月15日 (金) 22時03分

natuさん、お誕生日おめでとう御座いました。

原潜がゴミになる時代になってしまいましたね。

お体は大丈夫ですか?
お互い、冷戦廃棄物ならぬ、産業廃棄人にならぬよう気をつけたいものですね。

投稿: 生禿 | 2012年6月15日 (金) 23時01分

ハチワレさん ありがとうございます。
ロシアの老朽原潜の後始末は
日本がやっていたはずです。
なんだかよくわかりません。
沈黙の艦隊の最後って
どうなるんでしたっけ。
 
FREUDEさん ありがとうございます。
水中モーター、憧れた記憶があります。
そして、やっぱり沈黙の艦隊
になるんですよね。
私は退院後めっきり痩せてしまいました。
 
生禿さん ありがとうございます。
原潜も原発もゴミになる時代です。
ご心配ありがとうございます。
あまり無理をしないようにやっていきます。

投稿: natsu | 2012年6月16日 (土) 22時43分

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