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2012年7月20日 (金)

ワルキューレ作戦の日

7月20日は『ワルキューレ作戦の日。』

 

 

 

 

 

  

 

 

 

1944年のこの日『狼の砦』と呼ばれていた

総統本営でヒトラーを暗殺し

それをきっかけにして連合国との和平を探ろう。という

ドイツ軍最大のクーデター作戦が行われた。

(Wikipediaの記事へのリンク)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒトラー臨席の秘密会議に鞄に仕込んだ爆弾を持ち込み

会議室を吹き飛ばしたこの作戦は、

実行された、ほとんど唯一の

『ヒトラー暗殺事件』である。

 

 

0000varcure  

 

死者6人

 

 

 

作戦の中身や経過は

ちゃんとしたWikipediaでも読んでください。

だからちゃんとしてないのかよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、あのちょびひげは生き残った。

 

というのが今日のお話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『独裁者が最期まで生きる。』のは当たり前じゃないか?

という人もいるだろうが、なかなかそうでもない。

 

 

 

 

 

 

むしろ、官邸で砲声が聞こえるところまで来ても、まだ

政権を失わなかったヒトラーの方が

世界史の上では例外だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナショナルジオグラフィックスの『ヒトラー暗殺計画』

 

実行犯はシュタウフェンベルク大佐という人物。

北アフリカ戦線で負傷し、右手と左手の指二本、

そして左眼を失った。

 

 

        

手塚漫画で、隻眼のエキセントリックな軍人

というのが出てくるが、おそらくモデルはこの人。

 

 

      

 

ナチスに対しては肯定的だったが

ヒトラ-への個人崇拝には批判的だったという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二次大戦の枢軸国、

ドイツ、日本、イタリアの指導者は開戦当時は、それぞれ

ヒトラー、東条英機、ムソリーニであった。

 

 

 

 

 

 

『 TOJO 』というと、いまでもアメリカでは大悪人。

 

実際にこの人は独裁者で、

行政の総覧者である総理大臣でありながら、

統帥権の管轄者、参謀総長を兼務している。

 

  

『政府からの統帥権不可侵』とやらを名目にした

5・15と2・26はなんだったんだ?

 

 

 

 

 

昭和16年に成立した東条内閣、というのは

このおっさんが、首相、内相、陸相、文相、商工相、軍需相と

六つも兼務していたものだから

歴代内閣でもっとも閣僚が少ない。(※)

 

 

 

 

0000tojo    

たった9人 

それなのに最後列の奴は 

顔も写っていない。  

 

 

 

 

 

 

     

いまの野田内閣がこんなにたくさんいるから、 

無駄に閣僚が多いなあ、と思ってくださいよ。

 

 

 

0000nody_2    

 

 

      

ちなみに

いまの内閣ですよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

しかし、独裁者『TOJO』だって、

戦争に負けて本土空襲が始まったら排除された。

まだ日本は健康だった、と言える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イタリアのムソリーニはもっと惨めで

第一次大戦の戦勝国としてヒトラーよりも格上にいたはずが

ドイツの尻馬に乗って第二次大戦に参戦したら、     

バルカンで負け、北アフリカで負け、

        

戦いもしないうちに海軍はタラントで負け

『もう降伏する。』と言ったらドイツから

世界初の誘導ミサイルフリッツXを食らって

戦艦を沈められてしまう。

 

 

 

    

軍隊が全滅してシチリア島に連合国が上陸すると

腹心だったはずのバドリオと、軍隊と、王様と、ファシスト党と、

要するに国中から不信任を受けて捕らえられた。

 

 

    

彼は、『光よりも速い粒子が見られる場所。』として

有名なグラン・サッソに幽閉されるのだが

オットー・スコルツェニー大尉によって『救出』されるも

逃げ切れなくて、愛人とともに吊される。

 

 

 

 

0000kurara        

         

1945年、ミラノ市内で、国民に 

死を確認させるために吊された   

ムソリーニと、愛人のクララ。    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

権力者の死、というのは

必ずこうやってさらされる。

 

 

 

 

悪趣味と言えば悪趣味だが、

ラジオでこのことを知ったヒトラーは慄然としたという。

 

 

      

ちなみにムソリーニがこうやって吊されたのは4月29日。

ヒトラーが自殺する前日である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒトラーの死は、一応1945年4月30日だとされている。

その日までは目撃証言があるので間違いはないが

彼はその遺体を焼却して『ソ連には渡すな』と厳命した。

  

 

 

実際この人の遺骸は公表されていない。

ガソリンをかけて焼かれた。というのが公式コメントなのだが

骨くらい残るだろう。

  

 

 

    

だから、戦後長い間、この人は南米で生きている

という噂が流れ続けた。 

           

  

00000hitler_2     

 

アルゼンチンで撮影された、 

とされる1970年代のヒトラー 

 

 

 

 

 

 

      

『ヒトラー生存説』には、ほかにも根拠があって

『ヒトラー救出作戦』が

実際にいくつか行われているのだ。

 

 

    

もっとも有名なのが、彼の死の4日前、

ドイツで一番有名な女性パイロット

ハンナ・ライチェが行った『ベルリン強行着陸』。

 

 

220pxbundesarchiv_bild_183b02092_ha        

大男のドイツ人に 

囲まれているせいもあるが 

実際に小柄で150cmもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すでにソ連軍に包囲されたベルリンに奇跡の操縦で着陸し

ヒトラーの総統官邸で3日間過ごした彼女は、

ヒトラーの死とされる2日前に重囲のベルリンを脱出する。

  

 

彼女は戦後すぐに捕らえられて

ヒトラーの最期について追求されるのだが、

官邸にいた女性たちとの思い出、

エヴァ・ブラウンやゲッペルスのこどもたちとのことしか

話さなかったそうである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

今日の話に結論はない。

  

 

ワルキューレ事件の1944年にヒトラーを殺したとしても、

すでに2000万人のユダヤ人が死んでいた。

 

 

ドイツ自身としてもその時点で

有利な講和が出来たわけでもなさそうだ。

 

 

 

 

     

 

東西分裂は避けられたかな?

 

 

 

   

でも、もっとややこしい『東方問題』を抱えて

戦後に入っただろう。

 

 

いずれにしても『IF』に意味はない。

そして、今回の話を

『民主党分裂騒ぎ』に結びつけると思ったら

大間違いなのである。

 

 

少なくとも『脱出』した奴が、

『政策』以外のことをあれこれ言うのは卑怯だよな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

では、『今日のワルキューレ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

  

個人的には『ワルキューレの騎行』といえば

これだなあ。

1979年の映画、『地獄の黙示録』。

 

           

いま見返しても、

なんだか難しい映画だ…

 

 

 

 

 

 

 

おまけ  

 

 

 

 

 

    

モンティ・パイソン

70年代のイギリスに潜伏するヒルターさんと、お友達 

 

 

 

 

 

 

 

 

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※一応昭和以降、ってことにしてください。

 名目上、総理大臣が全閣僚を兼務した

 『一人内閣』っていうのがいくつかあるんだけど、

 こうやって、ひな壇に並んだ記念写真が残っている内閣では

 東条内閣が最小。

 

 

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コメント

『ヒトラー最後の十二日間』を観たことがあります。健康に不安を抱え、ストレスに押しつぶされそうなおじいちゃんでした。
あんなおじいちゃんが大勢のユダヤ人を虐殺し、最後までドイツ国民を道連れにしようとしたのですね。時代の流れとは恐ろしいものです。

投稿: fullpot | 2012年7月21日 (土) 00時13分

fullpotさん ありがとうございます。
まあ、あれだけ負けたら
ストレスもたまりますよね。
あれだけ負けても降参しなかったのも
精神を病んでいたんでしょう。
道連れにされた方はたまったもんじゃ
ないでしょうが…

投稿: natsu | 2012年7月21日 (土) 23時07分

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