« 合法生レバー・ラプソディ | トップページ | ロリコンの日 »

2012年7月 4日 (水)

ミニョネット号の日。

7月5日は『ミニョネット号難破』の日。

1884年のこの日、イギリスのヨット、ミニョネット号が遭難した。

(Wikipediaの記事へのリンク)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ミニョネット号事件、って

「声に出して読みたい日本語」ですよね。』

      

『日本語じゃないけどな。』

    

『で、なんでしたっけ。』

  

『緊急避難っていう法律の概念で引き合いに出される。』

 

『だから何よ。』

  

『「ファイト一発」と差し出す右手のたなごころ

そいつに全力でしがみついてきやがる君。

だけど左手でつかむ岩肌が割れ始めてるんで

右手放していいですか?』

  

『…あんまり一般性のない話ですね。』

     

『そんな状況の時には

右手放して助かっちゃえ」というのが、

緊急避難

 

『あの、法律の専門家から怒られると思いますよ?』

    

『そうかな?』 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      

『しかし、カルネアデスの板、とか

そういうことを言うんなら、

蜘蛛の糸を垂らしてもらったカンダタが

したから昇ってくる奴に

「おいっ、登ってくるな。」と叫んだのは

正当な行為じゃないんですか?』 

 

 

『アホか?』 

     

「そうですか?』

    

『日本人の感性としてはあれは許せないよ。

龍之介の幻想さ。』

  

『彼本人もわかっていて書いた形跡がありますが…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『で、結局イギリス船籍のミニョネット号は、

イギリスからオーストラリアに向けて航行していたが、

1884年7月5日に喜望峰から1600マイル離れた公海上で

船長1人、船員2人、給仕の少年を含む

4人の乗組員が難破し、救命艇で脱出した。』

 

『船長一人と、船員2人と給仕ならそれで4人ですよね。』

 

 

『だだだ、誰か乗ってたんじゃなかなあ。』

  

『そんな事はないでしょう。』

     

『しかし救命艇には水や食料がほとんど積まれておらず、

カブの缶詰2個と漂流5日目に捕まえたウミガメ以外には

雨水しかなく、それも漂流18日目には完全に底をついた』

  

『…海亀…』

       

『19日目、船長は、くじ引きで仲間のために

その身を捧げるものを決めようとしたが、

船員の1人が反対した為、

くじ引きは実行されなかった。』

  

『身を捧げるって?』

     

『20日目に船員の中で家族もなく年少者であった

給仕のリチャード・パーカー(17歳)が

海水を飲んで衰弱したため、他の船長に殺害され、

その死体を残った3人の食料にしたというものである』と

  

『うわあ…』

     

『合コンで、「ちょっと気の利いた話」として出てくる

海亀のスープ」はこのエピソードが元なんだね。』

  

『ああ、あれ…』

     

『それはともかく、船員たちは瀕死とはいえまだ生きている

少年を殺して喰った、という事で起訴された。』

  

『黙ってりゃばれなかったのに…』

  

『良心に耐えられなかったらしい。』

  

『「緊急避難」の概念は認められなかったんですか?』

     

『さすがにまだ、「ファイト一発。」な状況じゃ

ないと思われなかったという事だ。

全員有罪になって、

死刑判決を食らってる。』

  

『え?殺されたんですか?』

     

『減刑されて、事実上無罪放免になった。

日本人は、カンダタが蜘蛛の糸から堕ちていくのを

当然のように思うんだけど、外人はそうは思わない。』

  

『はあ…』

    

「ただし、生き残った船員のうち一人は自殺している。』

  

『……なんか笑えないですね。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

『…ただいまお送りした曲は亀井静香先生で

「MajiでKoizumiぶっ飛ばす」でした。

続いて、政治生活43年、思いを込めて歌い上げます。

小沢一郎さん。「大スキ!」。』

 

 

『とぉっても、とぉってもとぉってぇも、だあいすきよおー。

ダブさんお金貸してー』

  

『ダブさん?』

『ほら、あのお母さんから何十億貰える兄弟。』

     

『絶対絶対絶対絶対、返せないけどー

ここが討ち入り、四十七士ぃ、いぃー』

  

『せ、先生っ。』

     

『馬鹿もんっ。デナーショーの最中に何事だっ。』

  

『脱落者が続出して、

ついに造反組が

47人を切りましたっ。』

  

『なにっ?われわれこそが「主流派」だぞっ。

「国難からの緊急避難」として

俺たちが、あいつらを切り離したんだっ。』

  

『いや、もう国民、誰も

そう思ってないですから…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の一枚。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1972年に起こった、

ウルグアイ空軍機571便遭難事故

乗員乗客29名が死亡。

 

生き残った16人の乗客は

『聖餐』と称して死人の肉を食った。

 

 

さすがに抵抗する人もいたのだが

主導したのがこいつ。 

 

250pxviven5

 

遭難事故から救出されて

ヒーロー気取りの

ナンド・パラード(上)

下の二人が

しかられてるみたいなのが

なによりも雄弁に

力関係を現している。

 

 

 

 

 

この佐川一政は、帰国してからきゃーきゃー騒がれたために

勘違いして、F1ドライバーになりたいとか言いだして、

いまでもウルグアイでは有名なタレントなんだそうです。

 

 

 

 

瀕死になったら喰ってもいいんだな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モンティ・パイソン

『救命ボートの日。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 その他日記ブログへ

 

 

|

« 合法生レバー・ラプソディ | トップページ | ロリコンの日 »

おこられませんように」カテゴリの記事

コメント

日本人的美徳のようにインド人を使ってのキャスティング、
実は美徳の押し売りだったことに気が付いて
龍之介さまは自ら命を絶たれたのでしょう

すばらしい文学者でいらっしゃいましたのに…

投稿: FREUDE | 2012年7月 4日 (水) 21時51分

FREUDEさんありがとうございます。
みニョネット号事件から
30年以上経って発表された、
「蜘蛛の糸」はこの事件を意識しています。
 
何も死ななくても良かったですよね。
とは思います。
生きろ。

投稿: natsu | 2012年7月 6日 (金) 09時19分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/453502/46094864

この記事へのトラックバック一覧です: ミニョネット号の日。:

« 合法生レバー・ラプソディ | トップページ | ロリコンの日 »