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2012年7月26日 (木)

ザビエルの日

7月22日はザビエルの日。












1549年のこの日、鹿児島にこの人がやってきた。

目的は宣教。(Wikipediaの記事へのリンク)



16世紀、ローマカソリック教会は危機にあった。

イギリスの王様は離婚を認めてくれない、といって

カソリックをやめちゃうし 

ドイツでは、ルターというおっさんが免罪符に文句をつける。

『金で、天国へのチケットを買うなんて邪道だ。』と





うん、いやまあそうなんだけど

そんなの神社のお守りと同じじゃん。




とかいって、売り続けるんだけど、

ルタ-という人はドイツ人なだけあって理屈っぽく

95か条もの文句を書き連ねて教会の扉に張り

論戦を挑発した。









まるで、この日記じゃないか。







しかし、影響力のないこの日記とは違って

ルターの主張は、かなりの支持を得た。

アルプス以北のゲルマン諸国ではカソリックに属しない

プロテスタントの宗派が続出する。









とにかくバチカンは危機感を持った。

その対策のひとつがイエズス会。

ヨーロッパ以外にカソリックを布教しよう

ということだ。



イエズス会の創立はバチカンの肝煎りではない、

とWikipediaさんは言うのだが、

王様がカソリックの信者であったスペインやポルトガルの

植民地に積極的に布教したのは事実。


ザビエルは、イエズス会の創立メンバーの一人であり

チーフ格の宣教師となった。

『宣教師』というのは文字通り『宗教を宣伝する人。』である。

インドから東への布教を担当した。



ずいぶんアバウトな担当分けだな、と思うのだが

かれは日本到達の7年前に当時すでに

ポルトガル領だった、インドのゴアに到達。





そこで実績を重ねるうちに、

極東に『日本』という国があることを知る。

ゴアにはヤジローなる人物が渡来しており

話をしてみるとなかなか賢い。


それじゃあ、一丁いってみるか、ということで

東アジアに出るのだが、まだマカオはポルトガル領じゃない。

仕方なく中国の広東省に立ち寄って日本に来る。






だから、彼が乗ってきたのは

中国のジャンク船である。














日本に来た彼は

主に北九州と山口で布教活動をする。


京都に上って、足利将軍にも会うのだが

あまりの落ちぶれっぷりにあきれ果てて

土産物を渡さなかったために、布教は許されなかった。


再び山口に戻った彼は、そこを拠点に布教をし

2年半日本に滞在して中国に行き、そこで没する。













死後60年経って聖人に列せられ、キリスト教の常として

遺骸はばらばらにされて、足の指は生地に、

腕はローマに、二の腕はマカオに、耳はリスボンに

肋骨は東京に、そして残りはゴアに安置されているそうな。
















で、まあ。ザビエルといえば

ハゲの代名詞である。








なにが『…である。』なのか? 

キリスト教の聖人をかような具合にいっては怒られる。



あれは、天然自然のハゲではなくて

『トンスラ』という、高位の聖職者にしか許されない

特殊な髪型だったのだぞ?


日本では、いまでこそ髷を結うのは相撲取りだけだが、

ちゃんとヒエラルキーがあって

しかも大銀杏を結えるのは関取以上だけだ。

むかしは月代がそれるのは侍以上。

頭頂部をそる、というのは世界共通の

かっこいい髪型だったのだぞ。という人がいる。







でも、変。





街中で、『あ、見てみて、あの人ザビエル。』

といえば、それは

『徳のある聖職者。』という意味ではなく、

『てっぺん禿げ』という意味である。












どうして、こうまんべんなく敵を作っていくのか、

と思わなくもないのだが

男のハゲには2種類ある。


まず、額から徐々に後退していくタイプ。

砂漠の周囲のステップやサバンナが

やがて砂に飲み込まれていくように

徐々に禿げていく。 


おばあちゃんには気づかれないが、

同窓会では驚かれる。



『サハラ砂漠型』と言ってもいいだろう。















もうひとつがてっぺんから禿げるタイプ。

この間まで碧の黒髪が生えていたのに

いつの間にか枯れ果てていく。


『あなたがいれば、ああ、あなたがいれば。』

と言っても

『えー?超むりー。

その頭じゃ結婚式の記念写真撮れないしぃ。』

と言われてしまって、うつむきながら孤独に耐える。



都心部が枯れ果てる、と言う意味で

『東京砂漠型』と言ってもいい。


 

 



『真っ先に雨に気がつく。』という意味で

『歩くアメダス。』とも言う。

うそ、ごめん。言わない。



で、このてっぺんから禿げるタイプの通称が

『ザビエル』だ。








で、まあ、彼が髪を剃っていたのか

実際にハゲだったのかどうかは

現代に至っても謎、なのだそうだ。


正式のトンスラは『天使の輪』のように髪の毛を残す。

だからてっぺんだけじゃなくて、

側頭部や後頭部もざっくりと剃る。


ハートに十字架が刺さった有名な肖像画は

トンスラじゃない。と言う人は多い。

ただのハゲじゃないか?



0000zabiel




どきっ






ただ、トンスラにしても、日本のちょんまげにしても

現代から見たら変な髪型ではある。 


そして、自分では調えられないということも共通だ。


日本では江戸時代には『髪結い』という職業が成立し

腕のいい人は現代と同じで『カリスマ髪結い師』として

高給を取っていた。


だから。『髪結いの女房』といえば

稼ぎのいい嫁さん、ということで

その旦那は遊んでも食えるということで、

ろくでなしということだ。










どうも今日は、いつも以上に落ちないな。


『ザビエル』と聞いて、即座に『禿げ』と思ったのだが

さすがに年齢的に笑えなかったりするのだ。





あ、あたしの事じゃないですよ?





この年齢まで来たら、後はたぶん大丈夫。


















では、『今日の厩火事。』











先代圓楽。『厩火事』-1-







『厩火事』-2- 





ザビエル、どこに行っちゃったんだろう。






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圓楽さん、若いなー

 

 

 

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