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2012年12月24日 (月)

ホワイト・クリスマス・アイランド

クリスマス・イブだ。

世界には『クリスマス』と名前が付いた島が二つある。








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(クリックで大きくしてね)

















ひとつは、キリバス領クリスマス島。

もう一つは、オーストラリア領クリスマス島。


どちらも赤道直下で、

あんまりクリスマスのイメージはないが

その日に発見されたり、上陸されたりという歴史がある。








キリバス領のクリスマス島がこちら。 



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世界最大の珊瑚礁で

ラグーンが美しい









絶景なのは間違いないけど、

1960年代にイギリスが水爆実験場に使用したこと、

何よりもキリバスの首都のタラワからさえ3000km以上

離れているくらい交通が不便だったので

観光地としては流行らなかった。


だから、マニアしか行かないダイビングスポットであり

なにぶん島中が浅瀬で熱帯だから

天然の塩田みたいなもので農業もできなかった。 


従って、主力の輸出商品は開き直って『塩』である。








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クリスマスの
 

しおっ






キリバス領事館のHPが死ぬほどやる気がないので、

一体どのような渡航手段が可能であるのか

わかりかねるのだが

今は、ホノルルから週一便の定期便が出ているという。







行ってもやっぱり死ぬほど暇だと思うが

それがいい、という人が行けばいいだろう。

帰ってきたくなくなるかもしれない。


ただし、キリバスという国は景気が悪く

南太平洋の大半の国がそうだったように、

アホウドリの糞が堆積したリン鉱石で食っていたのだが

とうに枯渇して今は観光に活路を見出そうとしている。







キリバスの国境線は不可解に不自然なのだが

そんなことになっているのは政治的な理由とともに、

この国が、『世界で一番早く日付が変わる国』

になりたかったからである。




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ハワイと同じくらいの

経度にあるのに

日付けは一日ちがう。




2000年と2001年の「ミレニアムイヤー」に

大いに観光客を誘致しようとしたが大失敗で

どうしよう、ということになっている。

(外務省 キリバス)

















オーストラリアのクリスマス島も

あまり幸せではない。


この島もリン鉱石の島でオーストラリア政府は採掘のために

中国人やマレー人などを受け入れた。

戦前のことだ。


ただし、オーストラリアは1970年代まで

『白豪主義』と言って、有色人種の移住を極端に制限し、

先住民族であるアボリジニなどを差別してきた。

クリスマス島でも、太平洋戦争では、

イギリス人支配に反発した現地人の反発によって

日本軍が無血占領している。







現在、クリスマス等の住民の7割は中華系(華人・華僑)だが

すでにリン鉱石はない。

人種差別がなくなったか、というとそんなこともなく

2001年に『タンパ号事件』というのが起こっている。



紛争の続くアフガニスタンからの難民440名を乗せた船が

クリスマス島附近で座礁。

救助したノルウェーの貨物船タンパ号が

『病院に連れて行ってやってくれ』と

オーストラリア領海に入ると、

オーストラリアは空軍の特殊部隊を投入して侵入を阻止。


国際的な非難を浴びると『Pacific Solution』という法律を

作ってこれを正当化した。








難民を受け入れない、ということに関しては

日本政府も褒められたものではないのだが、

事実上の漂流者を特殊部隊を使って追い出す、ということを

オーストラという国はするのだ。


昔の話ではない。

今世紀の話だ。


政権交代によって『Pacific Solution』法が廃止されたのは

呆れたことに2007年である。















実を言うと今日の話は、

『熱帯にクリスマス島がある。

六甲山から人工降雪機を持っていったら  

「ホワイトクリスマス」じゃないか?』

というお気楽な話で終わろうと思ったのだ。


しかし、どちらも

そんなに気楽じゃないらしい。










もっとも、キリバスの方のクリスマス島の奇跡の珊瑚礁は

行ってみたい。



阪急電車で30分くらいだったら行ってみたいけど、

ハワイ経由で週一便しか飛行機がなく無理矢理日付変更線を

超えるんなら、最低10日間の暇と100万円が必要だ。


ちょっとハードルが高いな。
















オーストラリアの方のクリスマス島の方が

行きやすそうかなあ。 







やる気のないキリバスと比べると、

はるかに充実しているオーストラリアの

クリスマス島観光局のプロモーションビデオ。









クリスマス島は10月、11月の雨季に

赤ガニが大移動することでも知られています。

この動画の中にも出てきますよ。























では、『今日の一枚。』
























キリバスのクリスマス島には雪が積もる

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ほら、海のそばまで








じつは、これは塩。



最初の写真のように浅瀬で熱帯だったら、

島中が天然の塩田だ。


塩分を含んだしぶきが結晶して

こんなことになるらしいです。 











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