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2012年12月23日 (日)

サンタクロースっているの?

今から115年前、アメリカに住む8歳の少女

ヴァージニア・オハンロンが、

ニューヨーク・サンという新聞社に手紙を出した。  

 

 

 

 

 

 

      


Virginia_santa_claus_5     

 

      

 

手紙の実物 

 

 

 

 

        

編集者様。私は8歳です。

友達にサンタなんていないという子がいます。

パパは「ニューヨーク・サンに聞いてごらん」といいます。

教えてください。

サンタはいるんですか? 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ひどい親父である。

     

 

 

 

愛娘がうるうるとした瞳で聞いているのに

『新聞が言うなら、きっとそうだよ。』だとは。
     

 


しかしヴァージニアは一生懸命手紙を書いた。

         

『新聞を編集する人、というのはなんというのか?』

『サンタクロースのスペルはこれでいいのか?』

いろいろ訊きながら、そして調べながら書いただろう。

        

おそらく何度も書き損じたに違いないが

誤字がなくなるまで書いた。

        

冒頭の写真の手紙は、

8歳が書いたものとしては私が知る限り、史上最も美しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニューヨーク・サン紙にも洒落がわかるやつがいて

フランシス・チャーチという論説委員が

社説の一文に彼女の手紙を紹介した上で、

彼自身の『回答』を書いた。

 

 

      


それが、これだ。

 

 

 

 

"DEAR EDITOR: I am 8 years old.
"Some of my little friends say there is no Santa Claus.
"Papa says, 'If you see it in THE SUN it's so.'
"Please tell me the truth; is there a Santa Claus?

"VIRGINIA O'HANLON.
"115 WEST NINETY-FIFTH STREET."



VIRGINIA, your little friends are wrong.

They have been affected by the skepticism of a skeptical age.

They do not believe except they see.

They think that nothing can be which is not comprehensible

by their little minds. All minds,

Virginia, whether they be men's or children's, are little.

In this great universe of ours man is a mere insect, an ant,

in his intellect, as compared with the boundless world about him,

as measured by the intelligence capable of grasping

the whole of truth and knowledge.
             

          

(ヴァージニア、あなたのお友達は間違っています。

彼らは、目に見えるもにしか信じない、という

子供じみた懐疑主義の中にいます。

人間なんて、宇宙の真実を把握できない小さな虫です。

だから、わからにこともたくさんあります。)
        

 


Yes, VIRGINIA, there is a Santa Claus.

He exists as certainly as love and generosity and devotion exist,

and you know that they abound and give to your life

its highest beauty and joy.

Alas! how dreary would be the world if there were no Santa Claus.

It would be as dreary as if there were no VIRGINIAS.

There would be no childlike faith then, no poetry, no romance

to make tolerable this existence.

We should have no enjoyment, except in sense and sight.

The eternal light with which childhood fills the world

would be extinguished.
        

            

(そうです、ヴァージニア。サンタクロースはいます。

愛や寛容が自然に存在するように、必ずいるのです。

サンタクロースが存在しなければ、

あなたがいないようにどれだけ退屈なことか。

子供の頃に見た永遠の希望など消え失せてしまうのです。)

       

 

Not believe in Santa Claus!

You might as well not believe in fairies!

You might get your papa to hire men to watch in all the chimneys

on Christmas Eve to catch Santa Claus,

but even if they did not see Santa Claus coming down,

what would that prove?

Nobody sees Santa Claus,

but that is no sign that there is no Santa Claus.

The most real things in the world are those

that neither children nor men can see.

Did you ever see fairies dancing on the lawn?

Of course not, but that's no proof that they are not there.

Nobody can conceive or imagine all the wonders

there are unseen and unseeable in the world.
       

        

(サンタを信じないなら、妖精も信じられないでしょう。

あなたのお父さんにお願いしてひとを雇い、

街中の煙突を見晴らせたとしても誰も見つけられないと思うよ。

妖精が芝生の上で踊っているのを見たことがあるかい?

もちろんないだろう、でもそれは彼らがいない理由にならない。

みんな、見ることのできないものを受け入れられないからね。)

       

 

You may tear apart the baby's rattle

and see what makes the noise inside,

but there is a veil covering the unseen world

which not the strongest man, nor even the united strength of

all the strongest men that ever lived, could tear apart.

Only faith, fancy, poetry, love, romance,

can push aside that curtain and view and picture

the supernal beauty and glory beyond. Is it all real?

Ah, VIRGINIA, in all this world

there is nothing else real and abiding.
       

         
(仮に暴力があったとしてもこの真実は変わりません。

信仰、空想。愛、ロマンスは全てに勝ります。)

       

 
No Santa Claus! Thank God! he lives, and he lives forever.

A thousand years from now,

Virginia, nay, ten times ten thousand years from now,

he will continue to make glad the heart of childhood.
     

           

(サンタがいてよかった。 1000年前も1000年後も。

彼は、子供たちの心をつないでいきます。)

       

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「Yes, VIRGINIA, there is a Santa Claus.」

というこの文章は様々に翻訳されていて、

私ごときが訳文を書く気にはなれない。

 

 

と思ったんだけど、訳文を載せないのは

あんんまり不親切だ、と言われたので訳しました。

 

 

過去の名著と比較しないように。

後半の息切れが特にひどい。

 

 

できればGoogle翻訳にでも放り込んで

原文をゆっくり読んでください。

すかんと楽天的な、いい文章だと思います。

      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        

仮に私がヴァージニアからの手紙を受け取って

返事を書いたとしたら、どうなるかなあ。

 

           

こんな文章になってしまうので多分ダメです。

 

 

 

 

 

      

      

        
ああ?サンタぁ?いるよ。いるいる。

トイザらスにいるよ。

 

 
…ああ?おれなんかもう、夢もポエムもロマンスもねえや。

サンタを信じないってことは、

妖精も信じないってことだろう。

 

        

君のパパが人を雇って

煙突をみはらせようとしたところで

今の日本のどこに煙突があるのか?

っちゅう話なわけだよ。

 

             
しかし、それが何だって言うんだ。

俺は妖精の姿が見えるぞ。

妖精さんはなあ、お酒を飲むと、出てくるんだよう。

あと、徹夜した時なんかいつの間にか

仕事もしてくれるんだ、って

これは鳥坂先輩か。

 

 

 
離せっ。

ヴァージニアっ。聞いているか?

サンタはいるから。

 

 

パパが大きな包を持って帰ってきたらサンタだから。

アマゾンから箱が来たら、それもサンタだから。

ゆうパックが来たら、それ田舎のじいちゃんサンタだから。

 

       
離せっ。

離せっ。

離せっ。……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        

では、『今日の二枚。』

 

 

 

 

 

 

       

『地球が滅びなかったから出かけるか』

 

00000santa_2    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      




おうっ

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おこられませんように」カテゴリの記事

コメント

最後の2枚、良い写真ですねー。
やっぱりサンタいるんだー。

投稿: ne_san | 2012年12月23日 (日) 23時00分

ne_san さんありがとうございます。
煙突のエピソード、
借用させていただきました。
そういえば煙突なんかないですよね。
 
こういう「サンタ出撃」みたいな写真は
好きで、毎年載せてますねえ。

投稿: natsu | 2012年12月27日 (木) 01時22分

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