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2013年2月27日 (水)

あの偽装酒造メーカーは               『モンド・セレクション』を受賞しているらしい。

大阪の酒造メーカー『浪速酒造』が、

安い酒に『純米大吟醸』などの高いランクのラベルを貼ったり

高級酒に安い酒を混ぜたりしていた、と言うニュース。

(日経新聞の記事へのリンク)

(浪速酒造のHPはさすがに炎上を恐れてか、閉鎖されています)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『社長は、「味が変わらないからいいかと思った。」ですと。』


『アバウトな社長だなあ。』


『しかし、国税局の検査が入るまで、消費者からクレームは

なかったんでしょうか?』

 

『暖簾の信用、なのか…』


『酔っぱらいの舌なんか信じな、っていうことか。』

 

『……』


『……』

 

『じゃあ、社長の言ってたことは

正しかったんじゃないのか?』










『5年くらい前に、デパートで売っていた14g、10500円のキャビアが

「味が違う。」っていう顧客からのクレームで交換されたっていう

ニュースがありました。(2008年2月11日の日記)』


『…すごいな…』


『ね、すごいでしょう。

近所の店に文句を言うんならともかく

デパートに「味が違う」ってねじ込めるって

どんだけ雄山なんだ、と。』

  

『5年前から今とおんなじようなことを

書いてるんだ』

 

『あ、そっち?』















『だけど、実際、美味しんぼあたりが取り上げるまで

俺も含めて、吟醸酒、純米酒、三増酒なんて言葉

くわしく知ってる奴なんか周りにいなかったぞ。』

  

『僕も酒に関しては「BAR・レモンハート」と

「美味しんぼ」と「おせん」で勉強しました。』 

 

『全部漫画じゃねえか。』


『酒の味がわかんないんですか?』

 

『そりゃ好きな銘柄だってあるし、

しょんべん横丁あたりの居酒屋で出てくる、

醸造用糖類満載で、机にこぼすとベタベタするような酒と

まともな酒との違いくらいはわかるさ。』


『しかし、初めて飲む銘柄で「江戸時代から続く老舗」

って言われたら、まあそうかな。と』


船場吉兆に騙されたように、舌じゃなくて

「耳と頭で飲んでる奴」が結構いたってことだ。』















『しかし、この会社、あの「モンド・セレクション」を

受賞しているんですと。』

(阪南市商工会のHP)



『なんですと?』





『多分、この商工会のページもすぐに消されるでしょうから、

画像も貼っておきましょう。』


『うわ、いじわる。』

 





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さらに意地悪なことに

クリックで大きくなります

 

 

 

    

『あの「モンド・セレクション金賞、世界が認めたおいしさ」

とかCMで言っている、あの賞か?』


『このページだけだと金賞かどうかは

分からいんですけどね。』


『モンド・セレクションって

金賞以外にもあるの?』


『特別金賞、金賞、銀賞、銅賞まであるみたいですね。』


『「モンド・セレクション銅賞」って

微妙に嬉しくない称号だな。』


『CMで使いにくいですよね。』
















『そもそもモンド・セレクションってなによ。』

  

『えーと、ベルギーにある民間組織で

申請のあった商品について、例えば食品なら

「食品部門のテースティングに於いては

テースト、アローマ、外観、フレーバー、舌触りなど

あらゆる官能的評価基準に則り感覚分析を行います。

この評価に加え、消費者の観点から成分、パッケージ、

調理法方やその便宜性なども加味し全体評価をして」

賞をくれるんだそうです。』

(モンド・セレクションHPへのリンク)


『酒も対象なのか?』


『酒だけじゃなくて、タバコや化粧品も対象です。』


『なんであんなにたくさん「受賞作」があるんだろう?』


『その官能的評価やら、安全性や便宜性を

複数の審査員が点数で評価、合計点の平均が60点以上なら銅

70点以上なら銀、80点以上なら金、90点以上なら特別金賞。』


『めんどくさ。』



『加点方式の絶対評価なんです。

オリンピックじゃないから各賞上位何組、

とか決まってないんですよ


ISO14000みたいなもんか?』 


『基準を満たせばもらえるっていう意味では、似てますね。』


『しかし、しょっちゅうCMで見るぜ。』


『2012年の結果では受賞作、メーカーの3/4がアジアで

日本はその6割、1200ブランドくらいが受賞している、と。』



『ふわあ…』














『その商工会のHPに書いてある『モンド・セレクション」も

偽もんなんじゃないの?』

  

『あ、やっと今日の本題の与太話だ。』

 

『ごめんね、「銅賞まである」とか、

「モンド・セレクションの真実」に驚いたもんだから。』



『まあ、ラベル貼り換えの一件を見ると、

なんでも信用できなくなりますが、

そこまで嘘をつきますかね?』


『実は「主水セレクション」。


『なんですか?それ。』


『必殺仕置人、中村主水役の藤田まことさんもおすすめ。』


『またくだらないことを。』



『藤田まことが、菅井きんに

「ムコ殿、早くお選びなされっ。」って

怒られながら選んだ逸品。』

  

『藤田まことさんは2010年に亡くなってます。』

  

『ちっ。』













『じゃあ、「門戸セレクション」。』


『だから、その「じゃあ」は一体なんですか?と。』


『あほ、西宮にある厄除けの神さんがいる町やないか。

「もんこ」やのうて「もんど」って訓むんやで。』


『お寺ですけどね。』


『そこの住職さんもおすすめ。』



『あの、このお寺のHPが結構本気なんで

おちょくると怒られるような気がするんですよ。』

(松泰山 東光寺 門戸厄神HP)


『おみくじの箱に

「モンドのゴッドがセレクト・フォーユー」

とか書いてあったら面白いのに。』


『よしなさいってば。』



























では、『今日の一枚。』














門戸厄神のお守り売り場。

00000000mondo_serection    

 

 

お正月の風景 

 

 

 

 

 

 

ああっ、この軒先に

「門戸セレクション・特別金賞のお守り」

って、書いた札をぶら下げたいっ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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おこられませんように」カテゴリの記事

コメント

合成清酒や三造酒を生んだのは、税法であることも
事実のような気がします

この事件は、ひとかたならぬ気がしております
本物が分からない人が膨大に存在する、という
事実は揺るぎません

今、日本中の練り物が
詐欺的不味さに開き直っております

投稿: FREUDE | 2013年3月 1日 (金) 22時26分

醸造アルコールって、吟醸酒作るために精米したカスを醸して作るトコもあるみたいですね。
クズ米や糠だって米…じゃ米100パーじゃん→アル添じゃないよ、純米だよ!って論法かもしれないです。
まぁここの酒蔵には二度と松尾様のご加護はありますまいて。

投稿: いるか | 2013年3月 3日 (日) 11時12分

ブログをされている酒造メーカーさんは多数ありますが、このごまかし事件について書いてあるメーカーさんがほとんどないのが、不思議ですね。

投稿: Ana | 2013年3月 3日 (日) 23時12分

FREUDEさん、ありがとうございます。
 
確かに三増酒や合成酒の税率は
安いですからね。
『何が何でも純米酒。』と
山岡士郎みたいなことを
言うつもりはありませんが
『酒を舌で飲んでねえな。』とは、
我が身を省みても思うのです。
 
いるかさん、ありがとうございます。
 
まあ、味をよくするために
醸造用糖類やアルコールを
添加することがあるって言っても、
ラベルを偽っちゃ松尾様も
お許しになりますまい。
 
Anaさん、ありがとうございます。
 
なるほど、それは気が付きませんでした。
『まあ、うちの酒は大丈夫です。』と
書くのもおかしな気はしますが。
今回の事件は悪質ですが、「桶買い」の
ように商慣行としてはOKだけど
ブランドの信用はどうなんだ?
といったようなことを聞きたいですね。
 
 
みなさん、ありがとうございます。
返事が遅れて申し訳ありません。
また、覗いてやってください。

投稿: natsu | 2013年3月19日 (火) 01時42分

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