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2013年5月 2日 (木)

ロミオとジュリエットは実在したか?

ルーマニアで『ロミオとジュリエット』が見つかった、

というニュース。(読売の記事へのリンク)


























『埋葬された男女の遺体が、手をつないでいた、と。』

 

『ほうっ。』

 

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左の人の腕と手が

重なっている 















『左の人が女性なのか?』

 

『骨盤の見分け方なんか知らないですけど、

背丈からしたらそうかなあ…』

 

『で、これがなんで「ロミオとジュリエット」なんだ?』

 

『男のほうが先に殺されていて

女のほうが後から死んでいる。』

 

『まあ、手の重なり具合からしたらそうかな。』

 

『15.6世紀には、男女を一緒に埋葬する習慣はなかったらしいので

「後追い自殺」じゃないか?と』

 

『……』

 

『……』

 

『ロミオとジュリエット、ってどんな話だったっけ。』

  

『おお、ロミオ。あなたはどうしてロミオなの?』

 

『親父が名付けたからじゃ、ぼけえ。』

 

『……』

 

『……』 

 

『いやいや、それじゃ、悲恋の物語になりませんがな。』

 

『でも、この死体が16世紀前半までの物だとしたら

シェークスピアの影響は受けてねえぞ。』

 

『そうですか?』

 

『だって、シェークスピアが活躍した時代は

16紀末から17世紀だ。

やつの生没年は「1564ー1616年」だぞ?』

 

『へえ。』

 

『人殺し、色々書いたシェークスピア、さ。』

 

『あ…』




















 

『せやから、どんな物語だったか、ちゅうねん。』

 

『えーと、舞台は14世紀のイタリアの都市、ヴェローナ。』

 

『うん…』

 

『この街では、皇帝派のモンタギュー家と、

教皇派のキャビュレット家の仲が大変に悪い。』

 

『はあ…』

 

『ところがっ。モンタギュー家の跡取り、ロミオが

キャビュレット家の一人娘、ジュリエットと恋に落ちる。』

 

『だいぶ省略したな。』

 

『どうせ両方の家は認めてくれないから、って

ロレンツォという坊主に頼んで密かに結婚するんです。』

 

『「成人なんだから婚姻届を出すのは

あなたたちの責任ですよね。」とか言って、

発言小町に怒られそうだな。』

 

『ところがっ。あれこれあって、

ロミオはジュリエットのお母さんの甥っ子を

決闘で殺してしまうんですっ。』

 

『母さんの甥っ子ってずいぶん遠い血縁だぞ。』


『しかしっ。当主のキャビュレットは激怒。』

 

『まあ、ね…』

 

『ロミオは追放。ジュリエットには婿を取らせる、と。』

 

『2人の関係を知らなかったら、仕方ないんじゃないか?』

 

『そんなこと言ってもジュリエットは困ります。

ロレンツォ坊主の所に行ってロミオと一緒にいたいと言います。』

 

『うーん?…』

 

『そこでロレンツォはジュリエットに「仮死の薬」を与えます。』

 

『待て待て待て。

その坊主の狙いはなんだ?』

 

『この2人の結婚を認めさせて

ヴェローナの街に平和を取り戻そうとした、と。』

 

『仮死の薬、ってなんだよ?』

 

『……』

 

『……』

 

『せかいじゅのはとかで生き返れる薬じゃないですか?』

 

『で、ジュリエットがその薬を飲んだ、と。』

 

『それでロミオを呼び戻し、生き返ったジュリエットと一緒に

逃がす、という予定だったんです。』

 

『駆け落ちだな?』

 

『はい?』

 

『だから、駆け落ちだろ?

なんでそんなめんどくさいことするんだよ。』

 

『シェークスピアの名作を、そんな風に言っちゃいけません。』

 

『つれて逃げりゃいいんだよ。

親の心に背いてまでも。』




『矢切の渡し、200円で渡れますけどね。』

 

『それで2人は、めでたく駆け落ちできたんだな?』

 

『それじゃあ、シェイクスピアが誇る4大悲劇になりません。』

 

『うん?』

 

『ロミオは、ジュリエットの所まで、来たことは来たんだけど

連絡が悪くて、仮死状態のジュリエットを見て、

「ああ、俺の恋は終わった」って自殺しちゃうんです。』

 

『うわあ。』

 

『仮死状態からさめたジュリエットは、

横でロミオが死んでるのを見て

「ああ、あたしの人生も終わった。」って

こいつも自殺しちゃうんです。』

 

『……』

 

『……』

 

『アホや……』 




























『で、それで今回の死体が、

なんでその「矢切の馬カップル」なんだね?』

 

『だから、女が後に死んでるし、手をつないで寄り添ってるし。』

 

『男はなんで死んだの?』

 

『読売の記事だと、鈍器で撲殺っていう風になってますね。

女には骨に見られる外傷はない、と。』

 

『…痴話喧嘩で殺したんじゃねえのか?』

『まいどまいど、ロマンがないですね。』

 

『だけど、お前。手をつないで埋葬されていたって事は

棺に入ってないって事だぞ?

15世紀のルーマニアでは、ドラキュラ伝説に見るように

死人は六角形の棺に入ってたんじゃないのか?』




 

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1958年の映画『ドラキュラ』

吸血鬼、クリストファー・リー












『心臓に十字架が刺さってるのに笑ってるよう…』


 

『男が誰に殴られたにしろ、埋葬されてるって事は

女が墓をあばいて

棺から出したって事だろう。』

 

『ロマンがない……』

 

『ふっふっふっ…』























『あ、いや、それは違うでしょう。』

 

『そうか?』

 

『女の死因がわかりませんが、手をつないで死んでいるって事は、

女が死んだ後に、誰か上から

土をかけた奴がいるって事ですよ。』

 

『あ、そうか。』

 

『ということは、誰か、この狂言の協力者がいた…』

 

『むう…』

 

『……』

 

『浮気相手と一緒に、ロミオを殺したジュリエットも

その浮気相手に殺され、

証拠を隠すために、手をつないで埋められた、とか。』

 

『ロミオとジュリエットは、

公式には夫婦じゃないんだから殺す必要はないでしょう。

この芝居で、誰が「協力者」になるんです?』


 

『ロレンツォじゃねえの?』

 

『…夢がない…』




























では、『今日のロミオとドラキュラ。』






















宝塚の『ロミオとジュリエット』

バルコニーのシーン。

 


たった、三分半だが見通すのがつらかった。












『よみがえるドラキュラ。1968年』

10年経っても続編が作られる、という大人気。



こっちのほうがいいや。 













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