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2013年5月26日 (日)

『マグロ・アジ指数』の嘘

『庶民が、マグロかアジか

単価の違う二つの魚のどちらを買うか?

その消費額に注目すれば、消費の支出動向がわかる、』 

というニュース。(ロイターの記事へのニュース)

 

 

 

『マグロ・アジ指数』と呼ばれるその数字は

『アベノミクス』以降の日本経済の消費力を顕している。

と、みずほ証券のエコノミスト石津健太氏はいう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

00000000000000000000000000000000000

エコノミスト(イメージ) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『やっぱりこういう奴がいるんだ。』

     

『故人の写真を出すのは止めませんか?』

 

『「皆さん、景気の動向なんて縁遠い」と

思っていらっしゃるかも知れませんが

ごく身近な消費行動が

経済を正確に言い当ててるんです。』

       

『ほうっ、みたいな。』

 

『で、そういう芸人エコノミストは

山ほどいるぜ。』

   

『この金子氏は、例外的な成功例だった、と。』

 

『この「石津健太」なる馬鹿も幕夜

「そうだ、単価の違う二つの商品の消費額を比べたら

わかりやすい指数になる。』

   

『牛肉と合い挽きとかじゃ駄目だったんですかね。』

 

『さあ、』

   

『松茸と椎茸、とか。』

 

『とにかく、マグロとアジっていう

ステレオタイプなサンプルを

思いついた時に

ベッドの中でガッツポーズをしたはずだ。』

 

 

 

 

 

 

   

『高級魚マグロは庶民の魚であるアジに比べて

一般的に値段が高いため、同指数の動きを追うことで、

家計が「節約志向」から「プチ贅沢」に向かっているかどうかの

判断材料になるという。っていう

昭和の感覚はどこから来るんでしょう。』

 

『長野辺りの、海のない田舎者の感覚さ。』

  

『ははあ、』

 

『あいつらは魚が食えないからイナゴを食う。

千葉県みたいに三方が海で囲まれていると

ありがたみを忘れるが、アジも鰯も新鮮ならうまいよ?』

   

『新鮮なアジのたたきや鰯の刺身なんかを食ってたら

イナゴなんか食えないですよね。』

 

『大体な?単価が高いのは希少だからだ。

マグロみたいに成体で数百キロあって、大トロとが

そういった部位が数キロしか取れなかったら、

品質以上に割高になる。』

   

『不当に高いですよね。』

 

 

 

 

 

 

 

 

『ところがこのマグロ・アジ係数は

昨年末から急騰。

アベノミクス効果を予測した、

とか石津君は言い出しているらしい。』

   

『じゃあ、すごいじゃないですか。』

 

『偶然だよ。』

 

 

 

 

『また、そんな身も蓋もないことを。』

   

『大体スーパーで、「今日のお夕飯なんにしようかしら」

とか言っているおばさんが、

「マグロとアジの間で

心引き裂かれていると思うか?」。』

   

『まあ、ジャンルが違う、というか。』

 

『大体アジを買って、塩焼きにしちまうような奴は

アジをくわせるのさえもったいない。』

   

『千葉県民の魂が許さない、と。』

 

『アジのぜいごを取って鱗を取って三枚に下ろしたら

アジなんて身がちいさいから、

大して刺身は取れやしないんだけど、

これを叩いてネギとショウガで喰うとうまい。』

   

『新鮮なら、料亭の突き出しで通じますよね。』

 

『南蛮漬けなんていうのもうまいぞ。

体が小さいと丸揚げすることが出来る。』

   

『あとは二枚に開いて干物、とか。』 

 

『そこにいくとマグロなんかなんだ?』

   

『なんで怒るんですか?』

 

『スーパーでマグロの柵を買う奴は

間違いなく夕食は刺身だ。』

   

『鉄火丼かも知れませんよ?』

 

『馬鹿野郎っ。』

  

『ひっ。』

 

『鉄火丼に使う赤身なんてのは筋だらけの方がうまいんだ。

刺身になんかなるか。』

 

 

 

 

 

 

 

 

   

『しかしまあ、マグロ料理ってえと生ですよね。』

 

『だろ?

マグロを干物にして炙って食ったりとかはしない。』

   

『それも、うまそうな気もしますが。』

 

『あんなでかい魚腐っちまうさ。』

   

『あ、そうか。』

 

『頭があれば甲焼きや、目玉煮なんていうのが出来るが

なかなかそんな夕飯はない。』

   

『ええ。』

 

『しかも、マグロっていうのは火を通すと

途端にぱさぱさになるから

塩焼きっていうのが出来ない。』

   

『まあ、あのでかい魚を塩焼きに出来るグリルがある家も、

そうはないでしょうが。』

 

『あえて、火を通そうと思ったら、油で煮る「コンフィ」という

手法があるんだが、』

   

『お、うまそうじゃないですか。』

 

『それは「シーチキン」といって

100円で3缶買えるんだっ。』

 

 

 

 

 

 

 

      

『それはそうと最近の「マグロ・アジ指数」はどうなってるんですか?』

 

『「足元のまぐろ・あじ指数は2カ月連続で上昇、

最新の3月分は、昨年8月以来の伸び率となっている。」

んだそうだ。』

   

『というと?』

 

『「消費者マインドの反発力が

足元では強くなっている可能性がある」

だそうだ。』

   

『ふーん。じゃあ日本の景気は大丈夫だと?』

 

『ところが、

ここに経済学者が気がつかない

マグロ・アジ係数の嘘がある。』

   

『ほうっ。』

 

『アジの旬は夏なんだ。』

   

『マグロは?』

 

『マグロもメバチなんかは夏、本マグロは秋だ。』

   

『……うーん?どっちも夏ですか?』

 

『ところがな、ほとんどが冷凍で流通しているマグロは

季節による価格変動が少ないが

アジなんか近海物か養殖ばかりで冷凍しないから、

価格の変動はダイレクトだ。』

 

   

『あ、』

 

 

 

『「過去2ヶ月」は上昇したかもしれんが旬になって数が出れば

値段がこなれてアジの方が増えるっ。』

   

『そういや、マグロって

年末以外はあんまり値段が変わらない気がします。』

 

 

『アジ・マグロ理論破れたりっ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の一枚。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魚に興味を示さない猫

00000000000000000000000000000000000    

んまあ、贅沢

 

 

 

 

 

 

『あ、そうか。』

 

『なんだ?』

   

『この「マグロ・アジ理論」は魚嫌いの人には通じませんよ。』

 

『あ、そうか。』

   

『ワールドスタンダードには

なれないって事ですね。』

  

『……』

  

『……』

 

『どうだっていいや。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コメント

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

投稿: 自己ピーアール | 2013年5月30日 (木) 12時25分

自己ピーアールさん、ありがとうございます。
   
返事が遅れて申し訳ありません。
ありがとうございます。
またのぞいてやってください。

投稿: natsu | 2013年8月 2日 (金) 11時05分

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