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2013年8月22日 (木)

壁村耐三が泣いている

秋田書店が発行する女性向け漫画雑誌で 

『読者アンケート』の景品を送らない、などの不正が

2005年頃から行われており、消費者庁から怒られた、

というニュース。

(ライブドアニュースの記事へのリンク)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『秋田書店といえば少年チャンピオン?』

 

『今回は少年誌じゃなくて

「ミステリーボニータ」「プリンセス」「プリンセスGOLD」

とかいう女性誌だったらしいですが。』

(秋田書店の雑誌紹介のページへのリンク)

 

『レディコミ?』

 

『さあ、女性漫画誌なんか買ったことないですから…

多少エロなシーンはあるんでしょうが。』

 

『こういうの、どういった年齢層が買うんだろうな?』

 

『そりゃ、中高生で買う娘もいるでしょうが

メインは2.30代の女性じゃないでしょうかね?』

 

『まあ、独身なら買うかな?』

 

『今回問題になった、

雑誌「ミステリーボニータ」の景品がこんなですからく。』

 

 

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『DVDプレイヤーってDVDしか再生できないわけ?』

 

『写真を見る限りそうですね。』

 

『モイスチャーナノケア、ってなんだよ?』

 

『直訳すると「加湿器」ってことだと思いますが。』

 

『そんなのに応募するかあ?』

 

『ほかにも、グリル鍋、商品券、って景品がみんな

妙に所帯じみてるんですよ。』

 

『ああ、それで30代…』

 

『お出かけセットを中高生が喜ぶと思いますか?』

       

『貰っても使えない30代がいそうだが…』

 

『そこは言っちゃ、いけません。』

 

『うん…』

 

 

 

 

 

 

『とにかくいま、子どもが少なくなってますからね。

少年誌は「ジャンプ一強」みたいな感じになってます。』

 

『「小学○年生」シリーズが廃刊になるんだもんなあ。』

 

『そこで各誌とも、おっさん、おばはんに

照準を合わせてるわけです。』 

 

『しかし、こんな懸賞で読者が集まる訳じゃないだろう。』

 

『違いますよ。懸賞はあくまでおまけです。

メインはアンケートでしょう。』

 

『今週号でいちばん面白かった作品は?とか。』

 

『半年前に表紙を飾っていた作品がいつの間にか

巻末に追いやられて、ひっそりと打ち切りになる、

なんていうのは、このアンケートのせいです。』

 

『まあ、漫画家なんて作品が人気になって単行本が売れて 

映画になって、ドラマになったりしたら

億万長者らしいからなあ。』

 

『それだけじゃありません。いまは大学にも漫画学部なんてのが

ある時代です。』

 

『ああ、あれで「学士号」を名乗られたりすると腹立つよなあ。』

 

『漫画家になりたい奴はたくさんいるのに子どもは減っている。

そこで出版社は、こういう高年齢層を狙ってくるんです。』

 

『初心の漫画家が食えないのはトキワ荘の時代から

変わらないだろう。

むしろ競争で、いい作品が出てくるんじゃないか?』

 

『それ以前に出版社が食えないんですよ。』

 

『それでこういう、アンケートの水増し?』

 

『直接的には、この不景気で企業から懸賞用の商品の協賛が

なくなったからだ、ということですが。』

 

『しかし、構造的な理由としては少子化で

読者が減ってるからだろうなあ。』

 

『天才バカボンの連載開始が昭和32年、

ベルばらが昭和47年ですから

ベビーブーマーは漫画世代な訳です。

高年齢を狙った雑誌がこれからも出てくるんじゃあ…』

 

『おっさんマンガ雑誌っていまでもあるよ?』

 

『いや、はぐれ雲とか、あんな

50になってもおもしろさがわかんないような漫画じゃなくて

リトルリーグで子どもをしばき倒して 

モンペの母親と不倫する、という、 

「中春・タッチ」とか。』

 

 

『7枚の玉を集めると神龍が現れる、

「ドラゴン将棋Z」とか。』

 

『将棋で玉は一枚だけですけどね…』

 

 

 

『心拍表示が出る「どきどきメモリアル」』

 

『心拍数?』

 

『ある程度以上高くなったら「フチョー」が登場して

恋の行方を邪魔するんだっ。』

 

『natsuさん。もう寝る時間です。

いつまでもメールなんかしないで下さいっ。』

        

『うっくっ。』

 

『いや、それもうマンガじゃないし…』

 

『だから読者プレゼントに心拍計。』

 

『健康を気にしながらマンガを読むんですか?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『大体、この「発送をもって発表に変えさせていただきます。」

っていうのは、前から信用ならねえと思ってたんだよ。』

 

『秋田書店の例でも「当選者の発表」は

一応してたらしいですけどね。』

 

『でも、それが嘘だったんだろ?

それこそ番地まで書いて発表しろよ。』

 

『個人情報にうるさいこの御時世に?』

 

『ペンネームでもいいよ。

怪しいお米、セシウムさんとか。』

 

『やめろって…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『アンケートだって適当に書いたっていいんだろ?

好きな漫画、「ブラックジャック」とか書いて送ってやれ。』

 

『あ、僕はマカロニほうれん荘がいいです。』

 

『がきデカ、ドカベン。あの頃は少年チャンピオンの新刊を

待ち焦がれたもんだったがなあ…』

 

『抗議の意味でそういうはがきを送るのはいいでしょうが…

抽選の時に外されると思いますよ。』

 

『AKB総選挙じゃないんだ。せいぜい母数は数百票だろう。

2000円のCDを百枚単位で買い集める奴がいるんだ。

落ち目の漫画家だったら

100冊くらいの雑誌を

買い占めてるかも知れん。』

 

『応募者が全員、漫画家かその関係者だったりして…』

 

『それなら、懸賞なんか送らなくっても

まったく問題ないっ。』

 

『あ、そうか。』

 

『いや、納得するなよ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『で、

今回のニュースで、読者プレゼントの担当社員が

解雇されてるんですよね。』

(産経ニュースの記事へのリンク)

 

『口封じ?』

 

『解雇したら口封じにならないでしょう。

現に彼女は解雇の不当を争うらしいし、

秋田書店は彼女が読者プレゼントを剽窃したからだ、

という解雇理由は譲るつもりはないそうです。』

 

『…まあ。裁判になるならその結果を見るしかないわなあ…』

 

『ええ…』

 

『でもな?…』

 

『…はあ…』

 

『秋田書店の全盛期を築いた、

名編集長壁村耐三

「ブラックジャック」で復活した

手塚治虫なんかも

泉下で悲しんでると思うんだよな…。』

 

『ええ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の一枚』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相次ぐ食品売り場での『悪ふざけ』 

こんどは従業員じゃなく客が?

 

 

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『また。アイスケースか。

コンビニで客がこんなことやったら、つまみ出されるだろう。』

 

『今回のはコンビニじゃないそうです。

えーと、関東北部に146店舗を展開する

郊外型スーパーの「カスミ 前橋店」だそうです。』

 

『ああ、夜中の12時までやってるのか。

それなら店員のガードも甘くなる一瞬があるだろうな…』

 

『しかし、中のアイスは当然廃棄。ケースごと消毒して

こいつが入った時間以降の購買客には弁償する、と。』

 

『これでつぶれることはないだろうけど

店も大変だなあ。』   

 

『悪意でやられたら、この手の犯罪は

防ぎようがないですよね…』

 

『監視カメラつけても、本人がツイッターに投稿してるんじゃ

抑止効果はないしなあ…』

 

『うーん…』

 

 

 

 

 

  

           

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ふざけんなよ、こらあ」カテゴリの記事

コメント

「ふざんけんなよ」のタグに、
「ふざけてんだよ」と、応答がありそうな
今日の内容でした(笑)。

中高年もロマンスを探しているわりに
かつてのロマンス系小説も部数を減らしています。
もしかすると、ファンの対象年齢が上がり、字が読みづらくなっているだけかも。
大きな字のロマンス小説……第三者的には興ざめですね。

投稿: takae h | 2013年8月22日 (木) 11時08分

takae hさん、ありがとうございます。


『大きな字のロマンス小説』確かに嫌ですね。
最近昔読んだ小説の文庫本を
新刊で買ったりするんですが
文字が大きくなっていてびっくりします。


確実に『高齢者がボリュームゾーン』になる、
そんな時代は来ますよ。


だからどうすればいいのか、はわかりませんが
秋田書店の敗北、だけは確かなんですよね。


スマホ配信にして指でぎゅーんとやれば
拡大する小説でも書きませんか?
   
   

投稿: natsu | 2013年8月24日 (土) 11時09分

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