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2013年9月27日 (金)

流れに棹さしゃ、飯を噴く

文化庁が『国語に関する世論調査』というのを行った。

慣用句の使い方が間違っている、と

例によってマスコミは大喜びである。

(読売 編集手帳9月26日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにリンクはしたが、このページは

プレミアム会員、というリッチな会費を払っていないと見られない。

月額300円だけど。

 

だから画像でも貼り付けて差し上げるわ。

300円払えない人も見たらいいじゃない。

 

 

クリックで大きくなります。

 

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ここでは『噴飯もの』という言葉を取り上げている。

 

なんとなく、この言葉を

『腹が立つなあ、この馬鹿野郎』という意味だと思ってるだろう、

そうじゃねえんだよなあ、と編集手帳氏が、どや顔しながら

書いている気がして腹が立つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、

 

さすがにこの短文だけなら

いかに短気なこの日記とはいえ、怒る気も起きない。

 

『敷居が高い』なんていうのを

『えー、ゴルフ始めるのにはセットとウェアで10万かよー。

敷居が高いぜ。』なんていうのを、

『やーい、ばーかばーか』

というふうに、えらそうにしてきたのが日本のマスコミである。

 

(正解は『不義理があってその家に入りにくい。』という意味だそうです。

例文の意味であえて言い換えると、『ハードルが高い』でしょうか。)

 

 

 

 

 

 

 

ところが読売は、この『国語に関する調査』の結果が

余程気に入ったらしく、同じ日の夕刊の一面コラム

『よみうり寸評』でも取り上げている。

ここでは、夏目漱石の『草枕』の冒頭に使われている

「流れに棹さす」という言葉がわかってないぞ、おいという文章。

(よみうり寸評 9月26日へのリンク)

 

 

(これも画像で載せて差し上げるわ。クリックで大きくしたらいいじゃない。

著作権もなにもあったもんじゃないわね。)

 
     

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くどい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、まあ。どちらもさすがに、『ばーか。ばーか』とは

あからさまには言っておらず

『慣用句の理解は100年余でこれほど変わりもする。』という 

よみうり寸評の結語にすべて納まってはいるんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、日本語の使い方について、 

読売新聞にあれこれ言われるのは

笑止である。

 

 

 

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ポツダム宣言

報じる7月26日の

読売報知新聞

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読売に限ったことではないが、国内の報道各社の

こうした過剰な反応が終戦を20日以上遅らせる一因となる。

 

 

その間、広島、長崎への原爆投下があり

連日の空襲があり、ソ連の参戦があった。

 

 

だから、読売新聞に、

あれこれ日本語の解説をされると腹が立つ。

 

まずはこの『笑止報道』を

きちんと総括してきやがれっ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、『今日の一枚。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『流れに棹さす』の年代別正答率。

(文化庁のウェブサイトへのリンク)

 

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クリックで大きく

 

 

 

 

 

 

正解は(イ)の『傾向に乗って勢いを増す行為をすること。』

 

 

『正答率』が2割以下なら、

それはもう、『慣用』句じゃないような気がする。

 

そして、高齢ほど正答率が上がるわけではなく

未成年の正答率が一番高い。

 

むしろ、じいさんの方が『わからない』と

素直に答えているあたりが微笑ましい。

 

 

 

 

 

 

 

 

実は、今日の話は読売の悪口で終わるつもりはなかった。

コラムを入口に『言葉って変わるよね。』ということを

自分が体験した時間のスパン、40年くらいでの話を

するつもりだった。

 

どうしてこう、いつも悪口になっちゃうんだろうなー。

だからともだち、いないんだ。

…くすん…

 

くっちぶえふーいーてー、空地に、いったー。

知らない人がやってきてー、

これをごらんとコートをあーけたー…

 

こんなことばっかり書いてるからいけないんだ。

…くすん…

 

 

 

実際、このグラフで高齢者の正答率がさほど高くないのは

60代の連中なんてのは、ベビーブーマーで

彼らは学生の時に夏目漱石なんて古臭いから

読まなかった、というだけのことだ。

 

むしろいまの若い奴の方が『日本語トリビア』については

テレビのクイズなんかのおかげで詳しいだろう。

グラフの結果でも、そういう傾向が見て取れる。
     

 

 

 

 

 

 

 

 

単語であれば意味が変わる、ということはいくらでもある。

むかしの『青』はいまの緑色を含んだ広い意味で

だから『青信号』は緑色なのだ、なんてのもトリビアですね。

 

だが慣用句であれば、本来の意味を変えては良くないだろう。

 

しかし逆にこれだけ、

『答えが誤解されている言葉』であれば 

使い方があるような気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『…消費動向等の調査を踏まえた結果、弊社としては、 

このプロジェクトを強力に推進して参る所存で…』

 

『…会長。島会長…』

 

『なんだ?』

 

『ここは、あのキーワードを…』

 

『あ、そうか…』

 

『なに照れてるんですか?』

 

『流れに棹さしていくぜっ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『今日は、あたしの卒業コンサートにきてくれてありがとー。』

 

『へーイ』

『あ゛っちゃーん。』

 

『流れに棹さしてくわよっ。』

 

『うぉー』

『あ゛っちゃーん。』

 

『では聴いてください。ソロデビュー曲。

One inch Boy』

 

『ワンインチボーイ?』

『…一寸法師ってことじゃないか?』

 

『は~、流れーにー、棹さーしゃ、くるりとーまわぁるぅ~』

 

『演歌?』

 

 

 

 

 

 

   

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ほら、おもしろくない

 

 

 

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コメント

NHKのテロップで「すいません」表記が流れる時代です
こうやって日本人は頭を使わなくなるのでしょうね

NHKの女子アナがあまりに無知なことを
何度もラジオなどで耳にし、愕然としております

投稿: FREUDE | 2013年9月28日 (土) 06時52分

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