羽のない風力発電
風力発電のプロペラが折れたというニュース。
(新潟日報の記事へのリンク)
『えーと 新潟市街に作った小型風力発電機の
羽が折れた、と。』
『老朽化してたのか?』
『いやあ 今年の7月に設置されたものらしい
ですけど…』
『じゃあなんで?』
『風が強かったらしいっすね。』
『……』
『……』
『じゃあ、羽がなきゃいいんだろ?』
『あ、絶対言うと思った。』
『ダイ○ンみたいな「羽のない扇風機」
ってのが すでにあるんだ。』
『…はあ。』
まあ、不思議と言えば
不思議だよな
『いまビルに穴が空いている奴があるだろう』
『…ありますね』
管理棟
黒い部分が『穴』
ザ・レパルスベイ
『なんで穴が空いてるんです?』
『芦屋浜集合住宅に関しては、穴の空いた階に
ブレースをかけて建物全体をスーパーフレーム
にするのと同時に、穴のスペースを
普段は子どもの遊び場、非常時は避難所にする
といったことだったらしい。』
『1979年の竣工でしょう。
未来的じゃないですか。』
『ところがここは海辺なのよ。
海風が吹きさらして冬は誰も来ない。
風切りの騒音もひどかったらしい。
日本一有名な「失敗建築」だ。』
『香港のホテルは?』
『これは、いかにも中国人らしくて
この場所にビルを建てると風水的に良くない。
穴を開けて気脈を通してやろう、と。』
『はあ…』
『これの竣工は1982年だったから、
日本も含めて
世界中が浮かれ上がっていたからなあ…』
『…はあ。』
『でも、いまの日本の安い公共団地なんかでも
こんなふうに穴の空いたビルがある。』
『…なんで?』
『ビル風を拡散させる、とか
日影を落とさないようにするとか…』
『まあ、神戸にもありますね。』
『そこでその穴にダイ○ンの扇風機』
『扇風機つけても発電しないでしょう…』
『あほう。風を受けてプロペラを回すから
発電できるんだろう。
プロペラがなくても風を受けられたら
騒音もなくて最高じゃないか。』
『あの…』
『なんだ?』
『あのダイソンの扇風機。
ちゃんとファンがあるらしいんですよね。』
『え゛?』
『さっきの写真で輪っかの下の胴体の部分に
吸気口があるでしょう。』
『…ああ』
『そこから取り入れた空気をファンで加圧して
リングから流すらしいです。』
『じゃあ、この輪っかの意味は?』
『…えーと、扇風機のような波のない
安定した風が送れる…と。』
『じゃあ、将来このスタイルの扇風機が
主流になったら
こんなことは出来ないんだなっ?』
あーーー
『発電機の話、どっか行っちゃいましたね…』
『…うん』
では、『今日の一枚。』
宮崎駿 監督、『引退表明』
みんなが思っているところが、
愛された『寅さん』なのか?
(クリックしてくださいな)
寅さんは死ぬまで働くんだけどな…
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コメント
小学生時代に水力発電の
ペルトン水車とフランシス水車の違いを画像で見て
覚えようとしたことがありました
大人になって役に立たない知識ばかりしか
脳に残っていないことを思い知らされます
そうこうしているうち、もう初老の域であります
投稿: FREUDE | 2013年9月 3日 (火) 07時52分
回っている扇風機に向かって、
「あ~」って言うのが好きです。
風力発電の場合、後ろに回ればできるでしょうか。
投稿: takae h (fullpot) | 2013年9月 3日 (火) 18時03分
FREUDEさん、ありがとうございます。
そうなんですよね、私も『タービンの歴史』
とかよみましたもん。ああ、パーソンズっておっさんはすごいな、と。
fullpotさん、ありがとうございます。
『あー」っていうの好きです。
浮力発電は…うーん?
でも、この写真の女の子かわいいです。
あーーー
投稿: natsu | 2013年9月 9日 (月) 21時53分