太陽の塔の復活。
1970年の大阪万博のシンボルとして作られ、
その後記念碑として遺されていた『太陽の塔』
来年の4月に万博記念機構が解散し、
大阪府に移管されることを受け、再公開に向けて、
耐震改修などの工事を行うことになった、
というニュース。
私のなーかで
お眠りなーさーい
『なんで公開してこなかったの?』
『避難階段がないとか、耐震基準を満たしてない
ってことらしいです。』
『え?でも、10年くらい前に限定公開とか
してなかったっけ?』
『あの時も人数を制限して、
しかも1階しか入れなかったらしいです。
しかも、内部は撮影禁止。』
『なんで?』
『えーと、著作権の関係らしいです。』
『外観の写真なんかは、
いくらでも出回ってるのにね。』
『今回補修されて公開されても撮影禁止なんで
すかね?』
『それじゃ魅力半減だなあ…』
『ねえ…』
『……』
『……』
『まあ、版権について
この日記が心配する事じゃねえよな。』
『心配されても腹立ちますよね。』
『耐震補強って言うけど、
そもそも、あの塔ってどういう構造なの?』
『腕の下までは鉄筋コンクリート、
腕は鉄骨鉄筋コンクリート、
腕から上は鉄骨造のうえにモルタル吹き付け、
だそうです。』
『ややっこしい建物だなあ。』
『代々木体育館の屋根みたいにコンクリートの
シェル構造かと思ってました。』
『そもそも、こんなに長く保存する気はなかった
だろうしな。』
『え?でもこの塔は最初から「永久保存」する
ことになってたんじゃないですか?』
『同じく永久保存だった筈のエキスポタワーは
そのために取り外し可能なカプセルを
持ってたんだ。』
『メタボリズムって奴ですね。』
『それが一度もカプセルのパーツが交換される
ことはなく
10年前に解体されたんだっ。』
在りし日のエキスポタワー
『エキスポタワーはともかく、太陽の塔は
どうやって補強するんでしょうね。』
『どこが弱いの?』
『腕と上半身、だそうです。』
『構造が違えばそうなるよなあ。』
『ねえ…』
『まず、腰の部分にエキスパンションを入れて
地震が来ると、反対側に揺れる。』
『エキスパンション?』
『塔の腕もエクスパンションで胴体から切り離して、
地震が来ると、反対側に揺れる。』
『…うーん?』
『さらに塔の顔の部分にアクティブ制震装置をつけて
地震が来ると、一緒に反対側に揺れる。』
『ダンシングフラワーみたいですね。』
『おもしろくない?』
『でも、あの金色の顔、
めちゃくちゃ軽いですよ?』
『え?そうなの。』
『えーと、FRP下地の上に発泡ウレタン吹き付け、
そのうえにモルタルを吹き付けて均して
さらに金色の樹脂シート貼り、だそうです。』
『あの顔ってシート貼りなの?』
『そうですよ。加賀の職人が貼った金箔とかじゃ
ありません。
背中の黒い太陽は信楽焼のタイルらしいですけど。』
『万博の期間中に、あの顔に登って
一週間、目玉に陣取ってたって事件がなかったけ。』
『この事件ですね。』
『万博をつぶせ』
『せめて鋼鈑で作ってると思ってただろうに、
プラスチックにウレタンかよ。』
『それがわかってたら、怖くて登れないですよね。』
『知っててもいやだわ。』
『で、この人、犯行40年後の2010年の時点では
旭川の歓楽街で下着屋を経営しているそうです。』
『歓楽街で下着屋…』
では、『今日の一枚。』
太陽の塔では、プロジェクションマッピングや
しばらく中止していた目玉の夜間点灯を行って
います。
ぴかー
怖い怖い怖い
去年のクリスマスに行われた
プロジェクションマッピング
へー、しらんかった。
今年もやるなら行こうかな。
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コメント
学生時代にミノルタカメラのデザイン研修に
行ったことがあって 自由活動で万博公園に
そのときに太陽の塔の中を見た気がしたんですが
ニセの記憶だったようです。
ぶぎょう あなた疲れているのよ。。
Xファイル的な何かがあったのか
投稿: ぶぎょう | 2013年11月15日 (金) 21時32分
ぶぎょうさん ありがとうございます。
昨日(12月11日)太陽の塔で
プロジェクトマッピングがあったそうです。
一般公開とは別に、
企業や団体向けの限定公開もあったようなので
参加されたのは、
そういったイベントではなかったでしょうか。
ご返事が遅れて申し訳ありません。
投稿: natsu | 2013年12月12日 (木) 09時26分