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2014年2月の投稿

2014年2月28日 (金)

そのマンション、必要ですか?

マンション販売会社の従業員が

婚活サイトに入り込み

てんぱった おばはんとおっさんに

粉をかけてだまくらかし、

数十人にマンションを購入させた。

被害総額は3億7千万円にのぼる、という。

 
そして「被害者」である31~41歳の男女12人が

勧誘会社5社などを相手に、

約2億円の損害賠償を求めて 提訴した、

というニュース。

(朝日新聞の記事へのリンク)










『えーと、ハニートラップ?』

『外交官に女スパイが近づいて、

機密を盗みだす、という?』


『……でも、国家機密ならま○こを開いても 

バランスがとれるかも知れんが、

この事件が詐欺だとしたら

ものすごい手間だぞ?』


『そうですか?』


『なんぼいい男か、いい女か知らんが、

まずはそれをそろえる。』


『でも原告は12人でしょ?』


『ほかに、被害を訴えている人が30人以上

いるんだと。』


『はあ、それじゃ騙すほうも大変だ…』


『そいつらを婚活サイトに登録させて、 

「てんぱっていて、そこそこ金がある奴」を

落とすんだ。』


『そうか。

もてただけじゃ  しょうがないですもんね』


『プロフィールシートで的を絞って、 

そいつを口説き落としたとしても…』


『…しても?』


『マンションを買わせるまでのハードルの多さ

といったら…』


『うちの両親に会って、とか言われたら

どうしたんでしょうね。』


『しれっとした顔で会ってたんじゃない?』


『ああ、ねえ…』















『まず、目当の物件を買わせなきゃいけない。

「ほら、このマンション、素敵だろ?」とか

言って』


『でも駅前の物件のほうが安くて広かったわ』


『いやっ。だめだだめだだめだ。 

いま君が住んでいるこの家から あの駅前までは

風水的に方違えをしないといけないから…』


『方違えだったらウィークリーマンションで

いいじゃない。』


『いやっ。いやいや、この方違えは 

30年ローンを払わないと祓えない。』


『……』


『……』


『相談できる人がいなかったんですね。』


『それ、本当に必要ですか?』


















『被害者が12人で被害総額が3億7千万って、

単純割りでも一人3000万以上なんですよね』


『結構本気の金額だな』


『それで被害者が、

「31歳から41歳の男女12人」って…』


『……』


『……』


『笑っちまうよなあ。』


『嫁に逃げられたあんたに言われたくはない

でしょうけどね。』


『あ、それを言うか?』


『買ったんだから知らん顔して入居すれば

いいのに・・・』


『でもこの家にはあいつとの思い出が、とか

言うんだろうなあ。』


『こうやって「原告団」になって詐欺の訴えを

起こすのは社会的な意味がある

とは思いますが、かなりの勇気と

特殊なキャラクターがいると思いますよ?』


『……』


『……』


『…だから結婚できないんじゃない?』


『あ、それは言っちゃあ…』



























では、『今日の、それ必要ですか?』

 

 



『それ、本当に必要ですか?』

『○○は控えてください。』というCMの日々

から、もうすぐ3年。




       

 

 

 

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2014年2月24日 (月)

硫黄島の星条旗の日

2月23日は、この写真が撮られた日。

 

 

Ww2_iwo_jima_flag_raising










硫黄島の摺鉢山の山頂に

星条旗を立てる海兵隊員。

(日本軍の壊滅は3月26日)











1944年、サイパンの戦いに勝って、 

B29で日本本土に攻撃できるようになったけど

硫黄島があると、

途中で見つかって本土に警報が出されるし、

迎撃機が上がってくるし、この島を経由して

サイパンに殴りこみかけてくる奴らがいる。

これから沖縄戦を始めるにあたって、、

沖縄正面の背後にこの島がある。



邪魔だ。



ということで行なわれたのが硫黄島上陸作戦。

(Wikipedia 硫黄島の戦い)








守る日本軍は陸海合わせて21,000人

攻めるアメリカは110,000人。


日本側の損失、20,000人、 

アメリカ側の戦死傷者28,700人。


太平洋戦争の島嶼防衛戦でアメリカ側の損失が

日本を上回った唯一の戦い、として


日本よくやった、

という風に語られがちなのだが、


日本側の『損失』は全員戦死である。




もちろん、戦傷、というのも

『前線から引き離す』という意味では戦死と

同等で、戦場での被害はそんなふうに

数えられる。

さらに、

傷を負った人は戦後大変な苦労をするので、

戦争を知らない連中があれこれ言ってはいけない。


でも、アメリカの戦死者6800人だって…













しかし、今日話をしたいのは、

この写真についてではなく、

この戦いで、日本側が全員死ぬつもりだった、

ということ。



指揮官の栗林大将 以下、守備軍が

兵卒に至るまで死ぬつもりだっただけでなく、

大本営をはじめ、大日本帝国が

まるっきり助けるつもりがなかった、

というところに、この戦いの恐ろしさがある。













ガタルカナルでは勝つつもりでいた。

上陸したアメ公を排除するために派遣された

一木支隊は900人。

実際のアメリカ軍はその10倍以上もおり 

火力でも圧倒していた。


しかし、指揮官の一木大佐は盧溝橋事件の英雄(笑)

であり  自信満々で『この島取れたら、

次はフィジー取ってもいいっすかぁ?』

眠たいことを言って出撃して、

南海のジャングルで死んだ。


もちろん部隊も負けた。











サイパンでは『海軍さんがマリアナ沖で勝って

くれるだろうし、

なあに、アメ公が上陸してきても水際で

殲滅してくれる』 と

一応見込みらしきものはあった。


負けた。









フィリピンでは『海軍さんが台湾沖

えらくたくさんアメ公の艦を沈めてくれたから

なあに上陸してきてもたたきのめしてくれる』と

これも一応、怪しげながらも見込みはあった。


負けた。













ただ、硫黄島に関しては

そんな見込みは、はなっからなかった。


帝国海軍はレイテ沖で全滅して既になく

補給も逆上陸も初めから考えられていなかった


数度の特攻攻撃が行われ、

空母2隻撃沈破という戦果をあげるが

大勢は変わらなかった。




兵隊が決死の覚悟なのは当然だけど、

作戦中枢が、全員殺すつもりで、結果として

96%の将兵が死んだのが恐ろしい。






硫黄島では2000人足らずの住民を移動させる

ことができたが、

直後に起きる沖縄戦では

住民9万5千人の死者を出す。










『戦争は外交の延長だ』とか眠たいことを

言うから政治家は馬鹿なんだ。



島ごとつぶす外交なんかあるか。






どこかで神経が狂いながら

この隘路にはまり込んでいったんだろう、


硫黄島の兵隊が死ぬのは、ある意味必然だ。

軍隊なんだから。

死を覚悟してもらわないと困る。






しかし、数十万人の住民がいる沖縄を

捨て石にしたのはおかしいだろう。

一応、疎開計画みたいなのはあったらしいのだが

空も海も抑えられて、軍隊の補給さえ危うかったから

とてもできなかった。


アメ公もソンミ村の感覚で軽々と殺した。






本土決戦を最後まで叫んでいた連中は

子孫そろって腹を切れ。





















だから戦争なんて、『外交の延長』じゃない。


どっか、神経が2,3本抜けた連中が

『あいやー』とか言って発動するのだ。


そして、解決なんてありはしない。
















ここから先は暗殺されかねない怒涛の悪口に

堕ちていくので  今日は終了。



なに、殺しになんか来なくたって…




























では『今日の硫黄島からの手紙。』



     









『硫黄島』は公式には『イオウトウ』らしい

んですが『イオウジマ』という呼び名のほうが

今では一般的だと思う。








何年か前に、『この島の呼び名はなんていうん

ですかっ』という、くそ下らない質問をした

社民党の照屋とかいう議員がいた。


この人、

沖縄選挙区選出の衆議院議員なんだけど、

結果として『全員特攻』になったこの戦いの意味を

理解していないのだろうか?


そしてこの戦いでタガがはずれた日本軍中枢は

住民もろとも死ね、という沖縄戦を行う。

全く同じ『全島特攻』を沖縄においても 

住民に強制する。



そしてこのことが今日の基地問題にも

つながっているという

基礎学力がないんだろうか?


許しがたい馬鹿だ…







この映画が『IWO JIMA』と名乗ったんだから 

世界的には『イオウジマ』だろう。

っていうか、どっちでもいいんじゃね?



もともと、住民や役所の間でも名称が違っていて

それで困らなかったそうなのだ。




     



平和が一番。





     




     

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2014年2月22日 (土)

サザエさん最終回の日

2月21日は、『サザエさん最終回』の日。

(Wikipedia サザエさん。)




1974年のこの日、

朝日新聞に掲載された作品を最後に休載となり

以後再開されず、作者である長谷川町子

1992年に亡くなっているので絶筆となっている。



だから意図されたような『大団円』ではない。

サザエさん一家にハワイ旅行が当たって、 

一家が乗っていた飛行機が墜落してみんな海に

戻った、とか 

うわさされるような 2ちゃんねる話でもない。


実物は、

図書館で朝日新聞の縮刷版でも探して

見てもらうしかないのだが

カツオが学校に弁当を持っていったら、

親が共働きの同級生は持ってこなかった、とか

そんなオーディナリーな話だったそうである。




理由は『作者体調不良のため』ということで、

実際、長谷川はがんに罹っていたらしいのだが

もっと言うと、この作品を書くのに 

飽きちゃっていたらしい。 



長谷川は、自らの3姉妹で、

戦後すぐ昭和22年に自分の会社を創り、

作品を自費出版。

漫画の人気が出ると著作権管理に関して

『ディ○ニーより厳しい』という権利を主張。

戦後2、30年の時代では 

相当に異色な女性であった。

生涯独身。


さらに彼女は『サザエさん』と同時期に

『いじわるばあさん』も連載しており、

毒っ気もあった。

このサザエさん的に平和な

ファミリーストーリーはもういいや、

と思っていたらしい。


そのへんの事情は、この人をめぐる評論が

山ほどあるので、それを読んでください。






しかし『サザエさんの最終回』、というのは

ドラえもんの最終回』と同じように、

ファンにとって永遠の謎でいいのだろう。












『わかめー、いるー?』


『あ、お姉ちゃん。』

『お姉ちゃん』

『お姉ちゃん』

『お姉ちゃん』

『お姉ちゃん』


『な、なによ。あんたたち…』


『わかめ1号よ』

『2号よ』

『3号よ』

『4号よ』

『5号よ』


『わ、ワカメが増えてる…』


『ワカメザイルダーンス』



























では、『今日の最終回』













『用件を聞こうか。』


『うむ、隣のばあさんがうちの嫁をいじめるんで

狙撃してほしい。』


『引き受けよう。』


『え?いいの?こんな安い依頼で。』


『俺の口座への入金を確認次第着手する。』


『わ、わかった。スイス銀行でいいんだな?』


『あ、いや、摂津信用金庫のこの口座に

振り込んでくれ』


『…ずいぶんとまたローカルな…』


『俺が預金していたスイス銀行が

投資に失敗して破綻したんだっ。』



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どんな安い仕事も

引き受けるぞ












『昨日、祭りの縁日の射的で、

次々と景品を当てていた男が

手元を見ようと背後に回った少年を殴り殺して

逮捕されました。』


『怖いですねー。』


『…なお、男には多数の余罪があるとみられ、

警視庁では厳重な…』

 

 

 

 

 

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2014年2月20日 (木)

添い寝で一晩50000円

ニューヨークで『添い寝セラピー』なるものを

始めたおばさんがいて、

話題なのだそうだ。

(ロイターの記事へのリンク)






この、ほんの50文字の文章の温度から、

これから始まる怒涛の罵詈雑言が予想できる

だろうが、




ハウス



ちょっと、落ち着こう、な?










報じられている事実関係だけを記しておこう。
      
       

曰く
      

  ・アリさんは昨年11月NYで初めて

     添い寝をビジネスとして立ち上げた。
      

  ・(セラピストは)顧客に対し 

   なぜ添い寝をしてほしいのか尋ねる

            ところから始まる。

 

  ・ソファやベッドで顧客を抱き締め、

   優しくなでてあげながら添い寝を行う。
      

  ・セラピーを受けた顧客は感情が解放れ                涙を流す人も多いという。

 

  ・誰かになでられることによって

   オキシトシンやドーパミンが分泌される

            のだそうだ。
         

  ・25-45歳の男女30人以上の顧客が

            訪れた
          

  ・アリさんはこの一見変わったビジネスを

      心理療法と同等の分野として認めて

            もらいたいと考えており、

      3人の同僚らと業界のガイドライン作り        に取り組んでいる。

 

  ・顧客に,

           性的なサービスは一切含まれないこと 

 理解してもらいサインを求めるという








で、

ほぼ、ロイターの記事をコピーしてしまったが

とにかくまあ、女性が添い寝をしてくれる。

料金は一時間なら80ドル(8200円)。 

『お泊まりプラン』なら500ドル(51000円)




下手な風俗より高え。




あ、いやいや、

私はかような下世話な相場なんか知らないが

仄聞する市場価格からすると、ということで…








だって5時間客を取って一晩『お泊まり』したら

日給10万円だぜ?

なんかもう、立とうよ万国の労働者。




あ、いや

そっちをたてるんじゃなくて…








実際たたないよ?

このセラピーをしてくれるアリさんは47歳。

このような実況だそうである。

        
        

        
     

000000000000000000000000000000000_2



















佐村河内に金払うより腹が立つ











『ハイ、マム。また来たよ。』


『ハアイ、マモール。今夜も抱かれに来たの?

ママが優しくなでてあげるわ。』


『…ありがとう。』


『今日は一体何があったの?

抱かれたい理由を言ってご覧?』


『うちのオフィスのマネージャーに散々に

怒られたんだ。

お前なんか無能だ。俺の尻でもかいでろって』


『おお、可愛そうなマイ・サン…』


『クソッ、あのジムの野郎のケツなんか

誰が嗅ぐかっ』


『あなたのボスって、ジムなの?』


『…そうだけど…』


『彼なら、さっきからあたしのパートナーの

キャンデイとウェストとジニーを相手に

痴態の限りを尽くしているわ。』


『ああっ。

キャンディの尻を嗅いでるっ。』

       
       
























では、『今日の岩鬼』















えーと、世界中の47歳オーバーの女性を

敵に回したような気がするが、大丈夫。



世間にはストライクゾーンが広い人がいる。 

『熟女もの』なんていうのはAVの1ジャンル

として既に…


あ、いやいやいや…

って、フォローになってねえよ。












ストライクゾーンが広い、といえばこの人。

悪球打ちで有名な、ドカベンの岩鬼くん。

 

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ドカベンの作者

水島新司の出身地

新潟市内にあります



   
なんか岩鬼が

外出禁止になってるみたいだな









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2014年2月19日 (水)

寄生虫の日

2月19日は日本住血吸虫病の撲滅が

宣言された日。

(Wikipedia 地方病 (日本住血吸虫症))












日本住血吸虫というのは寄生虫。

 

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うわーん 

きもちわるいよう







で、

 

こいつが何をするか、というと

最終宿主として人間などの哺乳類を選び

血管に寄生する、という

予想外の行動をとりやがる。



人間に寄生すると肝臓に入り込みやがって 

肝硬変をおこししかも門脈に卵瘤を作るので 

患者は腹水が溜まって、

栄養が行き届かなくなる。



明治初めの頃、この病気の発生地では

徴兵検査に来た20歳の身長が140cmもなく、

腹ばかり膨れて

手足はがりがりだったそうである。








コイツの発生地はかなり限定されていて 

特に山梨県での発生率が高く、

『地方病』と呼ばれた。

 

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山梨県中西部

富士川の西岸は

『南アルプス市』という

名前になってます















こいつは古くからこの地域の人たちを

苦しめた。 

しかし原因がわからない。


原因は寄生虫でしかも経皮感染、つまり

水に入っただけで皮膚に取り付かれて

寄生されてしまうのだ。

経口感染以外の寄生虫が知られていなかった

ころだ。わからない。

さらにこいつにはもう一段ギミックがあって 

ミヤイリガイ、という小さな巻貝 

蛍の餌になるカワニナによく似た貝が

中間宿主となって

人間に寄生出来るくらいまで育てて

池や川にこの虫を流した。


これもわからなかった。

だから感染経路がわからない。


逆に言えばミヤイリガイがいるところは

危険だ。ということが分かるまでには

果てしない時間がかかった。






しかし原因が分かると、この野郎、

ということで用水路に硫酸を撒く

石灰を撒くPPCという薬品を撒く

ということをやった。




ても根絶できない。




何しろ、こいつは貝のくせに水っ気があれば

草地に上がる、土手に潜る、果ては家の

藁葺き屋根に潜んだり

風呂場の窓枠に

びっしりと取り付いていたりしていた

そうなのである。



こうなるとちょっとしたシャイニングだ




こうしたことで、この地域では徹底的に

『水から離れる』ということを啓蒙した。


子供たちには水遊びをしないように徹底し、

大人は、水田だったら防ぎようないじゃん、

ということで用水路のコンクリート化、

用水池の埋め立てを進めた。



甲府リバーサイドタウンに家を買おうとする人は

そこがかつてミヤイリガイの大発生地の池で

あったことを知っておいたほうがいい。

当たり前だけど、この住宅街の分譲会社が

そのことに一言も触れていないのに腹が立った









で、まあ

治療薬、検便、抗体検査といった治療、予防から

徹底的に『水から離れる』『水をなくす』という

疫学的対応によって、この病気は撲滅された。

(ミヤイリガイ自体は根絶されていない。)



『水をなくす』というのは、具体的には 

用水路や河川の護岸をコンクリで固める、

ということで 

この県が金丸信などの金権政治家を

輩出してきたのにはそんな理由もある。

水田をなくす、ということも徹底された。

真夏の水田の草取りに

ゴム合羽を着て行くわけにかない。


山梨県が、桃やぶどうなどフルーツの

産地であるのは 

水田からの転換のためだったのです。


なんかワインがまずくなる話ですな。













で、

なにも山梨の人の悪口を言うつもりはないんだ




寄生虫ってのは身近にいるぞ、

ということ。









鮭にアニサキス、という寄生虫がいて

『究極のメニュー』として、

これの刺身を出そうとした山岡士郎が

海原雄山に怒られていたが、こんなのを見たら

嫌になるよな。

 

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たらの腹から出るアニサキス。クリックで大きくなるけど自己責任で…






鮭に限らず生魚には海のものにも川のものにも

寄生虫がいる。

イカなんかにもいる。    


       

2014y02m18d_221844291イカから出てくるニベリニア。まあ、大きくなりますけどね…







もちろん食品としてきちんと流通しているもの

あれば危険はない…んじゃないかな…

腹が強ければ大丈夫。

加熱すればさらに大丈夫ですよ。

ってイカ刺し食えねーじゃん。










若い頃、大阪の居酒屋で蛇の生血を飲まされた

ことがあったが

爬虫類にはもれなく寄生虫がいる。

魚やイカの刺身や寿司を怖がる必要はないが、

確実に危険なものからは遠ざかろう。


2、30度の焼酎で割ったくらいでは

死なないので危険だ。

こんなのが脳みそに寄生しに来るから。

 

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マンソン裂頭条虫

もうやだ










いまでこそヨーロッパ人も寿司や刺身を食うが

2,30年前までは

『オー、ワターシタチ、ロウフィッシュ、

タベマセーン。

ニッポンジン、カワッテマスネー。』

とか言ってやがって、

ああ、そうかよ。

じゃあ食うなよ。




マグロを獲るな、鯨は可愛い、だなんだかんだ

言いやがって。 

ふざけんな、馬鹿野郎。










そうは言っても、ヨーロッパの歴史は

食中毒との戦いの歴史でもあった。


イタリアにプロシュートという生ハムがあって

この中にはとんでもないビンテージ、

1年とか2年ものとか8年もの

というのがある。

生ハムなのになぜ腐らないかというと

熟成の前に塩漬けにするのである。


なにしろ中世ヨーロッパでは春から秋まで

森の中で豚を放牧する。

豚は、下草を食ったりどんぐりを食ったり 

トリュフを見つけて取り上げられたりしながら

秋までに太る。


それを〆て、樽に入れて塩漬けにする。

これで1年食うわけで大変な量だと思うのだが

当然夏場には悪くなって臭くなる。



『胡椒というのがあったら

美味いんじゃがのう』ということで

胡椒が欲しくて地球を征服しちゃうくらい、

あの連中は、食品の劣化には神経質だった。


当時のヨーロッパの都市は壁に囲まれていて、

一義的な意味としては防衛なのだが

そんなにしょっちゅう敵が来るわけではないから

普段は検問をする。


その対象の一つに食品があった。 

小麦粉に砂を混ぜて目方を増やす、

とかそんなヤツもいたが 

肉は困る。悪質な肉を塩漬けの樽に混ぜ込んで 

目方を増やして、それが流通してしまったら 

ただでさえ、肉の劣化にヒヤヒヤしている

市民は堪らない。


ボツリヌス菌なんか入っていたら

街ごと全滅である。

ボツリヌス菌による中毒は、

菌が出す毒素によるものなので

『寄生虫』ではないが豚にもちゃんと寄生虫がいる。



恐ろしいのが有鉤嚢虫というやつで 

コイツは消化管に寄生するが、 

希に脳みそに寄生することもあって、

こうなると死ぬか廃人だ。

 

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猫の脳に寄生した有鉤嚢虫。だから自己責任でっていったじゃない。










うー、気持ち悪い。



だからあいつらは生肉を食う伝統がなかったのだ。

『生ハム』と言いながら塩漬けなのは

説明したとおり。


パンチェッタなんていうベーコンは死ぬほど辛い。

だから、カルボナーラなんかで

こいつを小さく切ったやつを炒めて

パスタと卵を合わせて結構ちょうどいい辛さになる。

というくらい、辛い。



『ロウフィッシュ、気持ちワルーイ』と言って

いたセリフには

1000年の歴史があった。

それがいまや、『寿司、サイコー』だ。



うんこ載せた軍艦巻きを食わせてやろうか。











どんな食物にも、寄生虫はいる。

そんなことを過度に心配していたら

何も食えなくなってしまうので

適当にやる位でちょうどいいんでしょう。





しかし、自然の中にも寄生虫はいる、

ということも 

この病気は教えてくれた。

住血吸虫の場合も、まっさきに魚が疑われ

次に、水が疑われた。


だから、魚は焼いて食え、

水は湧かして飲めということが徹底される。



それは正解だったのだが、経皮感染という 

意表を突いたルートで来たもんだから

わからなかった。


なにしろ煮炊きする水を煮沸すれば

そこからは、原虫や虫卵は除去されるが、

翌朝、井戸水で顔を洗ったら感染するかも

しれないのだ。


農作業で田んぼに入る、子供が川遊びする、

となれば、ほぼ確実に罹患した。





で、

 

こういった病気の困ったことは、 

発生地にかなり顕著な地域性があるのだ。


日本住血吸虫病の例で言えば山梨県。





ツツガムシ病は、山形、秋田、新潟、に発生が多い。

ツツガムシというダニが媒介するリケッチアと

いう細菌に冒されることで体中がただれて死ぬ


当然、縁談などで差別が起きた。 

詳しくは書けないが、結構ひどい差別があった

らしい。

















だから、寄生虫はどこにでもいるんだよ

病原地の出身者を差別しても、なんの解決にも

ならないし

お互い不愉快になるだけだろう。


なんだ、てめえ。達観したこと言いやがって

と言われるかもしれないが、

それは私の内蔵が腐りきっているからである。

 

(以下120文字自粛)




だから信頼している。










通常運転には、もう少し時間がかかりますが

しばらくご容赦を。

























では、『今日のハリガネムシ。』

















昆虫にも寄生虫がいる。


これは、カマキリに寄生するハリガネムシという虫を

取り出した映像。


ほぼ同じことをこの動画の数年前に 

『探偵ナイトスクープ』が取り上げており 

内容は、ほぼ同じです。


『ナイトスクープ』『ハリガネムシ』とかで検索したら

当時の画像が出てくるけど自己責任でどうぞ。


でもこれは確か、初出をテレビで見た記憶があるんだが 

ショックだったねー。 

あんなでかいもんがカマキリの腹にいるのか、と。








うーん…












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2014年2月16日 (日)

ブレーキが効かない

東横線で電車のブレーキが効かなっくなって、

前方で停止していた車両に追突、19人がけが

というニュース。 

(読売の記事 1 2)







こえー、

アンストッパブルみたい。



     
     
     



今回の事故で、死者は出ていないそうで、

そこはなにより。

原因の調査はこれからだろうが、

読売の記事によれば『雪のせいだろう』と。



しかし運転士は怖かっただろうな。


だって、目の前に列車が迫って来るんだぜ?

最後まで運転席にいたんだろうか?

いくらなんでも逃げてるよなあ。

会社の調査に答えてるし…







    



ブレーキが効かない事故、というのは

結構たくさんあって、

1971年には近鉄の青山トンネルで

死者25名、負傷者227人という大事故が起きた

(Wikipedia 近鉄大阪線事故)


ブレーキが効かない状態で、

33/1000という急勾配の下り坂にかかり、

 制御が効かなくなって、

トンネルを出たところで脱線、 

そこに対向車両が入ってきた。 

あいにくと単線区間だったため正面衝突。


この事故では運転士も車掌も死んでしまって

いるので、なんで『ブレーキのせい』とわかる

のかというと、事故車両を調べたら、

ブレーキに圧縮空気を送る弁が

閉じられていたらしいのだ。










つい最近、

1992年にも関東鉄道でブレーキの効かない

4両編成の満員電車が終点の取手駅に進入、

10/1000という下り勾配だったこともあって

車止めを破壊して駅ビルの壁に激突。


運転士は

『ブレーキが効きません。

後部車両に移ってください』と

アナウンスすると窓から脱出。

移れ、ったって満員だもん。

1人が死亡、251人の負傷者が出た。


これもブレーキに空気を送るシステムが

作動しないように不適切な操作がされていた。

(Wikipedia 関東鉄道常総線列車衝突事故















しかし、今回の事故にしたって

なんぼ大雪でも、

ブレーキも、非常ブレーキも、ATCも

正常に作動していたのに

たった30km/hの電車が止まらない、って

だめなんじゃないか?


ほんとに雪だけか?












そして、


『つい最近』って書いたけど1992年って

羽生選手も生まれてないんだよな…





はあ…























では、『今日の新幹線大爆破』












1975年の映画、新幹線大爆破。

『時速80km/h以下に減速すると爆破する

爆弾をつけた500万ドル用意しろ

(1ドル300円の時代)』 

という脅迫電話から始まるストーリー。


 

『止まらない』のも困るが、

『止められない』ってのも厄介だよな。



     




 

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2014年2月14日 (金)

あしだママがこわい

『ボス、新人を連れてきました。』


『この度、刑事を拝命しました芦田です。よろしくお願いしますっ。』


『なかなか元気があるな。』


『こいつにもあだ名をつけてやってくださいよ。』


『あだ名?』


『ここ、八曲署のデカは、

みんなあだ名で呼ばれることになっている。』


『…先輩は?』


『俺か?俺は「ロッカー」だ。』


『休日にストリートミュージシャンをやってる、とか。?』


『違う違う。俺はコインロッカーで拾われたんだ。 

そういえばお前の名前には見覚えがあるな。 

俺と同じ養護施設にいたんじゃなかったか?』


『いや、それは…』


『ボス、コイツは赤ちゃんポスト出身ということで 

俺とおんなじ養護施設に入ってたんですっ。』


『よしっ。お前のあだ名はポ(以下自粛)















『以上で、新しく就任した芦田官房長官の所信表明を終わります。

これから、記者の皆さんの質問を受け付けます。』


『えーと読捨新聞の羽毛田です。』


『禿げた?』


『は・け・た。』


『ご質問は?』


『まずは女性として、はじめての官房長官就任 

おめでとうございます。』


『ありがとうございます。』


『これだけ若くて、しかも美貌、ということで 

海外メディアでは「ポスト安倍」の一番手ということで 

大変な評判ですが。』


『いや、私なんか、まだそんな器じゃありませんわ。』


『「まだ」ということは、いずれ政権を狙う覚悟もおありだと。』


『やめてください。』


『「しかしもう、海外は盛り上がってます。 

「ポスト安倍」は芦田だと。』

『ポストは芦田だと。』


『や(以下自粛)




















『愛菜ちゃんに妹が生まれましたっ。』


『よしっ、すぐにその子と契約しろっ。』


『へ?まだ赤ちゃんでっせ?』


『馬鹿野郎っ』


『ひっ。』


『ポスト・ポストとしてすぐに契約を 

(自粛だ馬鹿野郎)























しかし、今回の騒ぎが異常なのは

周辺が過剰に反応していることじゃないかしら。


流石に1話も見ないで書くのもどうかと迷っていたのだが

太っ腹な日本テレビ

先週分の放送を無料で公開している。

見ましたよ、結構苦痛だった。


子役の演技って腹立つなあ、と思いつつ

まあ、言葉の使い方が、野暮ですね。



わたしが世の中を評価する基準はいくつかあるが

その内の一つが、『粋か野暮』。

このドラマは脚本も演出も、野暮。


あらゆる企業が、このドラマのCM枠から撤退した、という

根性のなさも恐れ入るが

放送局がこの番組を『脚本や演出を変えてでも続けたい』

というのもよくわからない。


放送中の番組がクランクアップしていないとは思えない。

なぜだ?


放送局に根性があるのか、

『撤退なんか恥だ。』と吠えあげている偉い人がいるのか、

それとも外から圧力がかかっているのか、当然知らない。

知りたくもない。









そもそも、

この日記に『言葉の粋や野暮』を説教されても腹が立つだろう。

そりゃもちろん、勢いに任せて書いた文章も多いさ。

でもちゃんと推敲もしてるんだよ?


たしかに


うんこ


とか書いちゃうけどさ。

でも、そこはほら、不愉快にならないように配慮して

夏の日の夕方、軽やかに吹き抜けていく一陣の涼やかな風の如き


うんこ


なのだよ。










なんだ?この文章。































では、『今日のポスト。』




















世界のポストから。


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日本のポストは赤い。
















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でも中国には

緑のポストが

あるんだぜ












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スイスは黄色















よく考えると『ポスト』には、いろんな意味がある。


『郵便差出箱』もそうだが、

イギリスでは『郵便制度』そのものが『ポスト』だ。

だから、『郵便局』は、『ポストオフィス』である。


そこから転じて

「ポスティング」というと変なチラシを

郵便受に差し込む行為のことをいう。


だから、同じ言葉が『入札』という意味でも使われる。 

ダルビッシュや田中マー君がとんでもない高値で 取引された、

あれだ。






『次の…』という接頭語も『ポスト』

『P.S』と書けば『ポストスクリプト』で『追伸』の意味。

『ポスト安倍』というのは、安倍さんが赤ちゃんポスト出身という

ことではなくて『次の総理』のこと。


『ポストモダン』っていうのは、元は建築の用語で 

『モダニズムから脱却する』という思想やムーブメントのこと。 

ちょうどバブル時代に重なったこともあって

日本中で、もりもりと変な建物が建った。



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M2ビル

バブル真っ盛りの

1991年竣工

当初は自動車会社の

展示場とデザインセンター

今は葬式場







『地位』のこともポストっていう。

『俺のポストを狙うのは…』なんて北大路欣也あたりが

ドラマで唸りそうなセリフだ。




一番原義に近いのは『杭』って意味じゃないだろうか。
 

鉄道の距離標を『キロポスト』っていうでしょう。 

郵便のことをポストっていうのはここから連想されたのかなあ。 

一定の距離ごとに

郵便を積んだ駅逓を走らせていたわけだから…



『杭を打つ』っていうことが

『地位を確保する』ということにもつながるような気がする。


だから、『赤ちゃんポスト』におかれた子供が 

『ポスト(居場所)』を得るために、 

必死に流されまい、とポスト(杭)を打つ、というのは 

いろいろと考えさせられるんだけど、 

多分そこまで考えてないんだろうな。







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2014年2月12日 (水)

一枚の板チョコ

この物語は、今から15年ほど前の、 

とある高校での出来事から始まる。 



1年生ながら超かっこいい北海君にとって、 

2月14日は書き入れ時である。



うん、『書き入れ時』とか書いちゃう時点で

だめだろう、とかいう批判は、

ぐっとこらえて先を読んでください。

しんどいのよ、

どこまで長くなるか予想つかないし。



で、まあ、 

彼が山ほどのチョコを抱えて家に帰ろう、と 

下足置き場に行くと、そこに三人の女子が

待っていた。 

同じクラスの

淳子ちゃん、百恵ちゃん、昌子ちゃんだ。

淳子ちゃんが、おずおずと言った。

『あの、板チョコ…三人で一枚なんですが…』

『えぇ、どうぞどうぞ。』



受け答えがおかしいだろう、とかいう批判も

ここは、ぐぐっと飲み込んでください。

原作を忠実に再現するとこうなるのだ。

再現しなくていいだろう、というセリフを

敢えて言わないのも大人の度量、ってもんじゃ

ないのかなあ。



『あの、できれば今食べてもらえませんか?』 

『それで、おいしいね、って言ってもらえたら。』 


超かっこいいがゆえに人目を気にする北海君は 

何の変哲もない板チョコの銀紙をはがし、 

『リボンくらいかけろよ』と思いつつも、食べながら 

『おいしいよ』と言って微笑んだ。



で、まあ、

みんな予想してるだろうが彼は2年生なっても

一枚の板チョコを食わされる。

3年になったら、板チョコが二枚になった。




高校を卒業した北海君は地元の工場に就職した。
 

すると、卒業するのを待っていたかのように 

みるみると太り始め、髪の毛も危うくなった。

すっかり『モテキャラ』ではなくなった北海くんに

卒業して何年目かの、憂鬱なバレンタインデー

がやってきた。


『よう、北海。お前昔はもてたんだってな』 

『下駄箱の前で三人の女の子にチョコを渡されて、 

その場で食ったっていう「一枚の板チョコ」の話は 

高校の伝説になってるぜ』


今年も意地悪な先輩が絡んでくる。 

もう、チョコなんかもらえないことを

知っているのだ。 

そもそも工場にいるのは男ばかりだし

事務には数人の女子社員がいるが、 

彼のことなど見向きもしない。 

むしろ、陰で指さして笑っている。



『やめてくださいよ。』、と 

残り少ない髪の毛を引っ張られながら、 

『どうせ今年もチョコなんかもらえないんだ』 

諦めながら工場の外を見ていると、 

ここには、というか日本には分不相応な、 

ベントレーのリムジンカーが入ってきた。


北海君も意地悪な先輩も、いや工場中が見守る中で 

ショーファーがドアを開けて三人の女性を降ろす。


『ちょっと、ここに北海って子がいるでしょ』 

あわてて飛びだして最敬礼する工場長に 

ミンクのコートを着た女が声をかける。

『はっ、たしかにっ』


そこまで卑屈にならなくてもいいと思うが工場長は 

『おいっ』と、裏返った声で北海君に声をかけた。




周りから突き飛ばされるように外に出た北海君は

三人の目の前で思い切り転んだ。

そして、帽子の飛んだ頭をあげて

ミンク、シルバーフォックス、ロシアンセーブルの

コートを着た三人の女性を見上げた。



三人は、北海君をねぶるように眺めまわすと

顔を見合わせて低く笑った。

そして、ミンクが

『ほら,今年は板チョコ三枚あげるわ』

と、北海君が見たこともないような高級ブランドの

チョコを投げてよこした。





『覚えてる?』


『は?』 と北海君。

『あたし淳子よ。』 とミンク。

『百恵よ。』とシルバーフォックス。 

『昌子よ。』とロシアンセーブル。


『あたし卒業してから京都の病院で働いて 

そこで開業間際の医者を捕まえたの。』 

『あたしは銀行員。』 

『あたしは実家に帰って土地を継いだわ。』


『はあ…』

 

『それで久しぶりに札幌に帰って3人で会った時に 

「今年のバレンタインは最高の贅沢をしよう」

って決めたの』 

『この工場を探すのは苦労したわ』 

『まさかこんなふうになってるとはねえ』 

そうして、三人は再び顔を見合わせて笑った。



『さあ、そのチョコ。いま食べて 

「おいしいね」って言ってごらん』



















待てっ。

気持ちはわかる。


なにより書いている僕が

一番むかついてるんだっ。












念のため、『一杯のかけそば』全文。



























では、『今日の一杯。』













『あんた、サービスってことで三人前出してあげなよ。』

『だめだだめだ、そんな事したら、かえって気をつかうべ。』
 

と言いながら、親父は黙って、そばを大盛りにした。


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どうやって食え、と?













おまけ














SOBAYA





なぜタモリの写真が出てくるかというと、

このひと若い頃、この曲を歌ってたんですね。

(この歌は違います)

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2014年2月 9日 (日)

オリンピックだ。

『ということでオリンピックだ。』


『なにが「ということで」なのか、

よくわかりませんが。』


『しかし今回の開会式は

選手入場が先にされてたんで

前半を見逃しちまったよ。』


『入場行進が全部見られなかったのは残念です』


『悔しいけど、

ヨーロッパのユニフォームの色はきれいだ。』


『ええ…』


『ちなみに参加国はこんな具合だ。』










『今回も熱帯の国からの参加があるんですね』


『アフリカのトーゴジンバブエ、』


『アジアでは、タイ、東ティモールトンガ…』


『トンガってスキー場とかあるのかなあ。』


『そうそう、ジャマイカも出ますよ。』


『え?あのクール・ランニングの?』


『今回も、ボブスレーで出るらしいです。』


『へえ…』





















『では、ここで

「こんなオリンピック選手は嫌だ」のコーナー』


『へ?』


『デブがつんぼを装って世界的な作曲家になれる

時代だ。』


『…まあ、時代のせいじゃないと信じたいですが…』


『そこで、こんなオリンピック選手は嫌だ』




『はい?』





『まず、三半規管が弱いフィギュア選手』


『なんですか?そりゃ。』


『トリプルアクセルのあとに目眩を起こして

その場でうずくまる。』


『うわあ。』


『さあっ、演技の最後、大きく手を開いて

ゆっくりとスピン、

さらにそこから手足をすぼめて、おおっと、

脚を頭の上に上げて、これはビールマンスピンだーっ』


『すごく早い回転になりますよねえ。』


『さあっ。フィニッシュですっていう時に。』


『…時に?』


『ふらついてぶったおれる。』


『立てないんかい。』













『あとは、高所恐怖症のジャンプ選手。』


『だから、なんだよそれ。』


『ジャンプする前にジャンプ台の上で待機する

だろう』


『ええ。』


『あの時点で、すっげー怖いと思うんだよ』


『そりゃそうでしょうけど。』


『そこを素直に言っていただきたい。』


『…はい?』


『うわー超こえー。高い高い高い

ひでえガスだな。下見えねーじゃん。

大体なんだよ、この角度。

「ジャンプ」じゃなくて「落下」だろ?

なに緑の旗ふってんだよっ。飛べってか?

うわーん、やだよー。怖いよーーーーーーー。』


『おおっと、日本の臨海公園選手。

いきなりK点越えですっ。』


『きゃーーーーーー。』


『…K点越えならいいじゃないですか。』












『他にも、乗り物酔いするボブスレー選手』


『…入院してもそんなことばっかり考えてるん

ですね』


『競技が終わると、げろを吐く。』


『うわあ…』


『背中に回られると敵選手を殴り倒す

ゴルゴなショートトラックの選手とか…』


『…反則負けでしょ?…』


面白くない?』


『面白いか面白くないか、ということが思考の

根底にあるから、われわれの肝硬変は治らない

んじゃないんですかね?』


『…ぶー…』


『あ、ぐれた。』














『じゃあ、手が霜焼けのカーリング選手』


『だからなんだよ、その「じゃあ」はよ。』


『ストーンを投げたあと、伸ばした手のひらを

口元に持って行って…』


『…祈りを捧げる?』


『持って行って、息を吹きかけて

両手をすりあわせる。』


『……』


『さっむーって…』



『だめじゃん。』




























では、『今日のクールランニング』














1988年のカルガリー冬季オリンピックに出場した

常夏の国、ジャマイカのボブスレーチーム。

その実話をもとにした映画、『クールランニング』







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コメントを頂きましてありがとうございます。

まだ個別にご返事できないので申し訳ありません。

通信環境が……


いずれ帰ったら、きちんとご返事します。

どうか、よろしくお願いします。

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2014年2月 8日 (土)

2月8日です。

2月8日です。

オリンピックですね。

















実をいうと開会式を見ていないで書いているので

ごめんなさい。











みんな、がんばれ。






























では「今日の雪合戦。」
















ほら、雪をあつめるんだよっ。


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つめたい…




















負けないっ


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おもたい





















いってらっしゃい。








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2014年2月 3日 (月)

2月3日です

おはようございます。

2月3日です。





今日は節分。

今年の恵方は東北東。



















日本から東北東、っていうとどこら辺になるんですかね。

カナダの方か?


俺のかわりに、みんなで

カナダを喰らってくれ。


















多分そろそろ帰れるはずです。

帰れなかったら、『あ、こいつ死んだな。』と思って

笑ってやって下さい。





あ、うそうそ。

ちゃんと帰ってきます。




















では、『今日の「冬のオリンピック新競技」。』
















雪合戦

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いくぜっ

















では、

いってらっしゃい。













         

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2014年2月 1日 (土)

2月1日です

2月です。







今日は寒いですか?

寒かったら、

朝が白いでしょう。


雨が降っていたら暖かいですね。











なんだ?この間抜けな文章。

そうか、もう2月か。




『あの樹の葉っぱがみんな落ちたら

あたしってば、死んじゃうのね…』とか思ってたら、

下手したら次の葉っぱが出てくるぞ。







やべえ。






















暖かくして、いってらっしゃい。


じゃあ、また。











おまけ




 

そういえば今月はオリンピック。

この間教えて貰った動画を貼っておこう。






愛、なのか?

泣くけどさ。









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