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2014年2月22日 (土)

サザエさん最終回の日

2月21日は、『サザエさん最終回』の日。

(Wikipedia サザエさん。)




1974年のこの日、

朝日新聞に掲載された作品を最後に休載となり

以後再開されず、作者である長谷川町子

1992年に亡くなっているので絶筆となっている。



だから意図されたような『大団円』ではない。

サザエさん一家にハワイ旅行が当たって、 

一家が乗っていた飛行機が墜落してみんな海に

戻った、とか 

うわさされるような 2ちゃんねる話でもない。


実物は、

図書館で朝日新聞の縮刷版でも探して

見てもらうしかないのだが

カツオが学校に弁当を持っていったら、

親が共働きの同級生は持ってこなかった、とか

そんなオーディナリーな話だったそうである。




理由は『作者体調不良のため』ということで、

実際、長谷川はがんに罹っていたらしいのだが

もっと言うと、この作品を書くのに 

飽きちゃっていたらしい。 



長谷川は、自らの3姉妹で、

戦後すぐ昭和22年に自分の会社を創り、

作品を自費出版。

漫画の人気が出ると著作権管理に関して

『ディ○ニーより厳しい』という権利を主張。

戦後2、30年の時代では 

相当に異色な女性であった。

生涯独身。


さらに彼女は『サザエさん』と同時期に

『いじわるばあさん』も連載しており、

毒っ気もあった。

このサザエさん的に平和な

ファミリーストーリーはもういいや、

と思っていたらしい。


そのへんの事情は、この人をめぐる評論が

山ほどあるので、それを読んでください。






しかし『サザエさんの最終回』、というのは

ドラえもんの最終回』と同じように、

ファンにとって永遠の謎でいいのだろう。












『わかめー、いるー?』


『あ、お姉ちゃん。』

『お姉ちゃん』

『お姉ちゃん』

『お姉ちゃん』

『お姉ちゃん』


『な、なによ。あんたたち…』


『わかめ1号よ』

『2号よ』

『3号よ』

『4号よ』

『5号よ』


『わ、ワカメが増えてる…』


『ワカメザイルダーンス』



























では、『今日の最終回』













『用件を聞こうか。』


『うむ、隣のばあさんがうちの嫁をいじめるんで

狙撃してほしい。』


『引き受けよう。』


『え?いいの?こんな安い依頼で。』


『俺の口座への入金を確認次第着手する。』


『わ、わかった。スイス銀行でいいんだな?』


『あ、いや、摂津信用金庫のこの口座に

振り込んでくれ』


『…ずいぶんとまたローカルな…』


『俺が預金していたスイス銀行が

投資に失敗して破綻したんだっ。』



000000000000000000000000000000000_3

 

どんな安い仕事も

引き受けるぞ












『昨日、祭りの縁日の射的で、

次々と景品を当てていた男が

手元を見ようと背後に回った少年を殴り殺して

逮捕されました。』


『怖いですねー。』


『…なお、男には多数の余罪があるとみられ、

警視庁では厳重な…』

 

 

 

 

 

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