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2014年4月の投稿

2014年4月29日 (火)

サマータイムの日

4月28日は、サマータイムが日本に導入された日。

夏は一時間時計の針を進めましょう、

秋になったら戻してね、という制度。

(Wikipedia 夏時刻法)



    

Dst_on_3_april_1949_in_japan

『四月三日より

サンマ―タイム…』

うそくさい笑顔だなあ。
















昭和23年、日本を占領していたアメリカは、本国が

サマータイムであったので日本にもそれを強制した。

というのが、通説。






だけど、えーと、

アメリカと日本だったら、そもそも時差があるわけだし、

アメリカ国内でも州によって数時間の時差がある。


『オー、トウキョウ時間に換算するのはめんどくさいですねー』 

とは、いかに当時の占領軍でも言わなかったはずだ。







それならなぜだ?というと、ひとつは、

『日本人を教化してやろう。』という、

アメ公の思い上がり。


『農村も工場も夜明けから。』と、

レッドパージの時代、本国を逃れた

コミュニストがGHQの中下層の連中に,

てんこ盛りでいた。



その一方で、占領行政を担当する彼らは

日本の電力、というか動力そのものが

死滅状態にあることも知っていた。


てめえらで壊しといてなに言ってやがる 

という気が、ものすごくするが、 

『お天道様の下で働けよ』というのが、サマータイム。









もちろん日本人は嫌った。

『一年中一時間早くなる』んだったら、

まだ、国民のメンタリティとして我慢できたかもしれない。


もっとも、東西南北に長いこの国では

九州の人は、星を抱いて出勤しないといけなくて 

北海道の高校は、

グラウンドをがんがんにライトで照らさないと 甲子園で勝てない。










しかし、

『四月の第一土曜日の午後十二時から

九月の第二土曜日の翌日の午前零時まで』夏時間、って

そんな中途半端なことを言われても困る。



一時間時刻が重なる、

四月の第一土曜日の夜中に借金をした人はどうなるのか?

(実際には23時まで第一土曜日。

でも、そういう「日付をごまかす」詐欺があったそうな。)


時刻が一時間空白になる、九月の第二土曜日深夜に生まれた

子供の誕生日はどうなるのか?

(これは、ちょっと混乱があったらしい。

これも本来は、空白なんかないはずなんですけどね。)



なにより、時計で動く日本人は困った。

会社、学校の始業時間が変わる。

『明日からサマータイムね。』というのは

『一時間早く出社しろ』ということでしかない。

さらに、電車やバスのダイヤも変わるのだ。


アメ公みたいに、みんなが車を持っていて、

それで移動していると思ったら 大間違いなのである。



したがって、サンフランシスコ講和条約が発効して

独立を回復した、昭和27年には、

日本国は、あっさりとこの制度を捨てた。


東日本大震災の後、

『節電のために日本でもサマータイムを』

といった話が出たが、まともに議論されなかったのは、

この時の経験があるからである。









そうはいっても、世界には、この『サマータイム』を 

行っている国がいまでもある。

(Wikipedia 夏時間)

 

Dst_countries_september_2011

 

        
       
青が、現在も夏時間を採用している国と地域。

オレンジはかつて導入したけど、今は採用していない国、

赤はそもそも採用したことがない国。








まあ、熱帯の国が採用しないのは当たり前ではある。 

緯度23度の、南北回帰線の間にある国は 

一年に2回『夏至』がある。

しかも、頭上てっぺんに太陽が来る、という『本気の夏』だ。


『夏っていつだよ。』っていう話だ。





そういう意味で、緯度が高い地域で、 

採用している国が多いのはわかるが、 

逆にあんまり南北に行きすぎちゃうと 

これも意味がないような気がする。


北極圏、南極圏に入ると夏は『白夜』になるのである。


『朝っていつだよ』っていう話だ。














まあ、

『時計には触らない』っていう判断が正しいと思うが、

まだまだ電力逼迫の時代、

こんなことを言い出す奴がいるような気がします。




皆さんは、

『明日から一時間早起きな。』と言われて従えますか?


『今日から、終業が一時間早いから飲みに行こうか。』

と言ったところで、

『取引先は普通に営業してるから一時間待て。』

と言われて、抵抗できるだろうか。









ふう。

























では、『今日の、サマータイム』


















マイルス・デイヴィスの『サマータイム』












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2014年4月23日 (水)

馬鹿を休ませろ。

今年度の全国学力テストが22日朝から始まった。 

都道府県別で過去の成績が芳しくない自治体は 

“上位進出”を目指し、様々な対策を講じている。


 ◆上位を目指せ

 「2014度までに北海道全体で全国平均以上に」

 07年度から10年度、国語、算数・数学のほとんどで

都道府県別の平均正答率が40番台に低迷した北海道は、

11年度に道教委がこんな目標を打ち出した。

 学校では授業改善への教員研修を強化、

家庭学習の呼びかけも進めた。


12年度からは、全国に比べ多いとされた学校行事や

その準備時間のスリム化も各市町村教委に要請した。 

捻出した時間は、国語や算数の復習などに充ててきた。 

 道教委義務教育課は「学校や子どもたちは頑張っている。 

何とか成果につながれば」と話す。

(読売の記事へのリンク)












そりゃまあ、『成績下位道府県』なんて言うレッテルを貼られたら

自治体としても、学校としても、恥ずかしかろう。

だからかつて、1960年代に行われていた 

『全国中学生一斉学力調査。』では 

競争が過熱したあげく、こんな対策がとられた。





『馬鹿は休ませろ。』







公立の小、中学校に通ったことがある人ならわかるだろう。

クラスメイトに信じがたい馬鹿がいる。


いや、悪口じゃなく事実だ。

国語の教科書の音読、例えばごんぎつね

兵十にいたずらをするところまでで授業が終ってしまう。

『てにをは』が理解できない、文節という概念がわからないらしい。






で、


それはいいんだ。

言語の発達段階なんて遅速あるのであり、

小学生の同級生で、こいつ馬鹿かと思った奴が

いまは私なんかよりはるかに立派な社会的成功を 

収めているのを見ると


…ふえええん…














しかし、学力テストを前に

そんな奴の学力を急速に向上させるのは無理だ。

手っ取り早い方法が、



『馬鹿は休ませる。』




という方法。

『うん、ごんぎつねを読めない新見君は、今日は風邪だから。』と


休ませれば、

奴らは『答案』をかけないからね。


もちろん、明らかに母数が変化していたら

それはそれで怪しまれるし、っていうか

ある程度、『暗黙の諒解』だったわけで、

文部省も、わかっていた上で、

『ええ加減にしとけよ。』という雰囲気ではあったらしい。


















今回の学力テストの、素の点数をだす、出さないで
 

日本中がもめた。


日教組など鬼の首を取ったかのように 

『自治体の競争と差別を助長する。』

反対した。


俺は共産党と、共産党西宮支部と共産党西宮支部の杉山と

日教組と中村清孝が大嫌いなのだが、こいつらのいうことにも、

こういった洗礼を考えると、ほんの一理だけはある。

でも許さない。


しかし、毎日新聞でさえ、こうだ。

(毎日新聞の社説へのリンク)













学力テストで生徒の実力を把握するのは大いに賛成だ。

だけど、それが競争になって、50年前の

『馬鹿排除』

という方向にだけは進まないようにお願いしたい。













馬鹿もふくめて日本人。

と、いうことで。












じゃあ、お前は、

高みにいて『馬鹿』じゃないのか?って言われると

ごめんなさいごめんなさい

生まれてきてすみません。
























では、『今日の一枚。』











で、

たとえば冒頭の記事にもあった北海道教育委員会なんかは

『道内の子供の学力が平均に及ばないから。』と

まあ、今回のテストに直結する対策ではないのだが

子供の学力を底上げするために、

こういった問題集を公開している。

(北海道教委のウェブサイトへのリンク)




で、

これが結構難問なのだ。

ちなみに小学校一年生向けの問題ですよ?

00000000000000000000000000000000000


















『まめ』→『めがね』は、わかる。

2番目は何?


『リンゴ』はわかるよ。

『く□り』ってなに?『鎖?』

小一にいきなりそんなハードなボイルド?


3問目もわからない。

『ね□こ』ってなに?ねねこ?

北海道的に正解でも、たぶんそれは、

内地に行けば、『何それ、方言?』と言われるはずだ。



(ちなみにこのページ、「正解」を紹介していないんですよ。

なに考えてんだ?)















実態の把握は、適切にやってほしいが、

すぐにこうやって『競争』をしようとする奴がいる。








いい加減にしろっ。











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2014年4月18日 (金)

ドーリットルの日。

1942年4月18日は太平洋戦争での、アメリカ軍機による 

初めての日本本土空襲の日。

(Wikipedia ドーリットル空襲)

 

800pxarmy_b25_doolittle_raid      


空母ホーネットから

発艦する、

陸軍のB-25











真珠湾攻撃から半年。 

日本軍は真珠湾で勝ち、フィリピンで勝って 

アメリカ太平洋艦隊を無力化した。


マレー沖海戦で勝ち、シンガポールを陥とし、

セイロンを攻撃してイギリス東洋艦隊を

ケニアまで追い出した。








一時的とはいえ

東半球の海と空を制圧したのだ。


さらに、日本海軍は

10隻以上の大型潜水艦をアメリカ大陸西岸に展開し

そこで、タンカーを沈めるわ、大砲をうちこむわ

飛行機を飛ばしてアメリカ建国史上、

今のところ唯一の『外国軍機による本土空襲』までやる。


うろたえたルーズベルトは、陸軍に

『ジャップが上陸してきたらどうするんだ?』と聞くが

『ロッキー山脈で戦って、それでだめならシカゴで戦いますよ。』って

情けない。






そんな中で行われたのが、このドーリットル隊の『東京空襲』

B25、16機で

東京、川崎、横須賀、名古屋、四日市、神戸などを襲う。


もちろんこんなもん、アメリカ軍でさえ、

戦略効果があるとは思っておらず

プロパガンダのためだった。



指揮官のドーリットル中佐が、ホーネットのB25搭乗員に

『目標は、トウキョウ。』と言ったら、

艦内は歓声に包まれた。









『東京空襲』の報に接すると、アメリカ国内も興奮に包まれる。

ルーズベルトは、

『東京を襲った飛行機はどこから来たのか?』という質問に、

まさか空母から、とは言えず。

シャングリラからさ。』と答える。


しかし、実際この作戦は、博打に近いもので

陸軍機を空母から発艦させ、発艦させたところで

着艦できるスペースがないうえに、日本軍の哨戒線の中に

虎の子の空母を漂わせておくわけにいかないので、 

爆撃機はすべて片道飛行。


運が良ければ中国大陸の西の国民党支配地までいってくれって、

こんな作戦、今日なら許されないだろう。


被害は、16機全機喪失、戦死行方不明3名、捕虜8名。

捕虜は戦犯として裁判にかけられ3名が処刑されている。

それでも、アメリカは、この『成功』を

さんざんにプロパガンダに利用した。


     





日本のショックも大きかった。 

被害は大したことはなかった。


しかし、有効な反撃ができなかったのだ。



日本軍は、早期警戒線として漁船を徴用した列線を作っていた。 

これはきちんと機能し、第二十三日東丸という船が警報を発して 

沈められている。


しかし、本来本土防空の任務を担当していた陸軍は

組織的な迎撃ができなかった。


海軍は哨戒機を出すが、逆に専門家なので

まさか空母から陸軍機を飛ばしてくるとは思わなかったので

日東丸の『通報』よりも、発進はうんと遅くなると思っていた。


結局どちらも有効な反撃はできなかった。






大本営は、

『敵爆撃機本土を盲爆。我が方の被害僅少。敵機9機撃墜。』

発表するが白昼堂々の爆撃で、全国民が見ている。

撃墜機なんかない。

さすがに『うそだ。』とばれた。











このことにショックを受けた山本五十六が 

ミッドウェー攻撃を急いだ、という。

実際にはミッドウェー作戦自体は、この空襲とは関係なく

すでに発令されていたのだが

焦りがあったのは間違いないだろう。



日露戦争の時、旅順を陥せない乃木将軍の家に石が投げ込まれ

ウラジオ艦隊を始末できない上村提督の家にも投石があった。


だから自分の家を心配、もしたかもしれないけど、この人は

『日本人が、いかに打たれ弱いか。』

ということも知っていた。


ミッドウェー海戦は、この空襲の2ヶ月後の6月5日。 

日本海軍は主力空母4隻と200名以上の熟練搭乗員を失って、 

一気に緒戦の優位を奪われ、以後回復できないまま敗滅する。





そして、山本五十六が前線視察と称して

ラバウルまで出かけ、

ブーゲンビル島上空で、

暗号を解読して待ち構えていた

米軍機の待ち伏せに遭って戦死したのも

ドーリットル空襲の1年後の4月18日である。

(Wikipedia 海軍甲事件)





自殺しに行ったんだろうなあ。


























では、『今日のミッドウェー。』

























撃墜された山本長官の乗機。

800pxyamamotos_airplane_crash

     













       

なんかさあ、負け始めると

太平洋戦争ってつまんないよね。









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2014年4月16日 (水)

青島で観艦式を

中国は4月下旬に青島での開催を予定していた

『国際観艦式』の中止を決定。

日本の海上自衛隊を『招待』しなかったため国際的な非難を浴び、

アメリカなどは『招待』されていたにもかかわらず、欠席を通告。

びびったらしい、というニュース。

(読売の記事へのリンク)










『ざまあ、っていう感じですね。』


『しかしここで満足していては、いかん。』


『はい?』


『日本も青島で観艦式を執り行うっ。』


『またわけのわかんないことを。

中国に自衛艦なんか送ったら、それこそ戦争になりますよ?』


『馬鹿野郎っ。』


『ひっ。』


『日本にも「青島」っていうのがあるんだよう。』


『今日の話は、出オチっぽい雰囲気がしましたが

やっぱりそう来ましたか。』


『「青島」で検索すると2件ヒットする。』


『どこです?』












『ひとつが宮崎県の青島。』


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『おお、これは絶景だ。』


『な?鬼の洗濯岩の上にできた砂浜の島。』

(宮崎市観光協会へのリンク)


『ここで観艦式をやる?』


『そうさ、この島のすぐそばを海上自衛隊の艋艟50隻が 

堂々隊伍を組んで、登舷礼で安倍首相の観閲を受ける。』


『しかし観艦式ってのは観閲者が坐乗した船が

一緒に航行するんじゃないですか?』
    

Tokubetukankanshiki

    
昭和5年、あるいは8年のものとされる、大観艦式

航跡が見える手前の艦に昭和天皇が坐乗されている。



『だけど、宮崎の青島のそばでこれをやると、どう考えても2,3隻 

座礁するんだよな。』


『観閲式で総理を乗せている船が沈んだら

しゃれにならないですしねえ。』


『そんなことになったら、中国高笑いだ。』


『…うーん。』





















『大丈夫っ。日本にはまだ青島がある。』


『はあ…』


『愛媛県大洲市になるんだが、ここは瀬戸内海に浮かぶ島だ。』


『はあ…』


『そしてここは、近年「猫の島」としても人気を呼んでいる。

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『これは一体。』


『一日二便しかない渡船がつくと、こうやって猫が寄ってくるらしい。』


『なんで?』


『観光客なら餌をくれるし、釣り客も雑魚をくれる。 

だからこうやって、迫ってくるわけよ。』


『なんか怖いっすね。』


『地元の人もやさしいから、これだけ増えた、と。』


『まあ、これだけの密度の割に、みんな健康そうなのは

なによりですが。』


『尾道とか、瀬戸内海沿いの町や島に猫が多いのは 

共通なんだけど、この島の猫の密度はすごいわあ。』














『で、ここで観艦式?』


『そうとも、ここなら呉からも近い。潜水艦隊までそうざらえで 

100隻の自衛艦を安倍さんが観閲する。』


『猫を抱いて?』


『理想を言えば、モーニングにまたたびの粉を振りかけて 

猫にまみれてほしいけどな。』


『……』


『……』


『まあ、平和、っちゃあ平和だし、

中国メディアが、「我做船船型海上自卫队,青岛

(小日本の自衛隊がチンタオで観艦式)」っていう

ニュースを流しても、…』


『観閲する安倍さんが猫にまみれていたら 

世界中が脱力するだろう。』


『嫌味、としては外交メッセージとしてありかもしれません。』


『まあ、あの忙しそうな人が、 

そんな冗談をやってくれるとは思えないが…』


『…でも、ちょっと見てみたい…』
































では、『今日の、いずも』










実際、尖閣問題だけではなく、日中両国が 

海軍の近代化を進めているのは事実。



中共軍は、山村ゲリラ出身だったので、海軍力が皆無だった。


南京にいた国民党軍は、

『毛沢東は長江を渡れまい。』と、舐めきっていた。



ところが渡ってきた。

どうやったか、というと、泳いで。

(1966年、毛沢東が長江を泳ぐプロパガンダ映像。)


ほかにも、あらゆる船を動員して、兵隊を運び、

蒋介石を大陸から追い出すのだが

海ではかなわなかった。


1958年から、台湾領の金門島にどかどかと大砲をうちこむが 

奇襲は失敗し、アメリカが介入する姿勢を見せたことで 

後は21年間にわたって、包丁の材料となる砲弾を撃ち続けた。





さらに、中国は、尖閣諸島だけではなく

ベトナム、フィリピンマレーシア、ブルネイ、台湾などが

俺も俺もと領有権を主張している、西沙諸島(パラセル諸島)

などを事実上実効支配している。

1974年に、落ち目の南ベトナムを破って占領した。


      

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パラセル諸島、

中国本土から

300kmちょっと


    



もうちょっと南の南沙諸島(スプラトリー諸島)というのにも

中国はちょっかいを出している。


南ベトナムが滅んだ後の統一ベトナムと衝突して

赤瓜礁を手に入れたのが1988年。


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なんて勇ましくない

占領風景





中国は、一時的にこの海域を支配するのだが、

現在は、この赤瓜礁と、ごく一部の岩礁をのぞいて

撤退している。



あの、領土にえげつない国がなぜ、というと 

本土から遠すぎるんですね。 

本土の基地からスプラトリー諸島の北端の赤瓜礁まで、

片道630㎞以上。


戦闘飛行をし、かつ現地で空戦がありうることを考えたら、

1988年の中国機ではどうしようもなかっただろう。




だから空母が欲しかった。




かつて日本人を恐怖に叩き込んだ空母ミンスクを 

『遊園地にするから。』というふざけた理由で買い取って 

うん、研究したけどやっぱり遊園地にしかならないよね、 

ということで約束通り、遊園地として公開し、

さらに懲りずに、ソ連の中古空母ヴァリヤーグを改装して

実戦配備した。









古い言葉だが『ブラウンウォーターネイビ-』と

『ブルーウォーターネイビー』という概念がある。


意味は文字通りで、陸地からの航空支援が期待できる範囲

つまり『陸地が見える範囲(ブラウンウォーター)』で戦うのが、

ブラウンウォーターネイビー。


陸地が見えないところまでいって威力を発揮するのが

ブルーウォーターネイビー。


いまは水平線の彼方から

ピンポイントでミサイルを撃ってくる時代なので

あまりこういった分類はしないらしいが…



でも、空母が欲しかった。



長江の水は冷たかったんだろう。

中国海軍は、台湾海峡制圧はおろか

金門島さえ占領できず、落ち目の南ベトナム軍には勝ったが

飛行機の届かない南沙諸島は手をつけかねている。


彼らは建軍以来60有余年、

ブラウンウォーターネイビーであり続けてきたことに

屈辱を感じている。


だからこその、なりふり構わない空母配備だったんだろう。







そして、それゆえに日本が『空母』をもつことにも

露骨な警戒心を抱いている。

                                                   




日本最新にして最大の護衛艦、『いずも』 

アイランド型艦橋、全通甲板、というシルエットは空母っぽい。

排水量2万トン、甲板の全長250mというのは

旧海軍の『蒼龍』型を上回る。


もっとも現代戦ではこんな小さな艦で飛ばせる固定翼機は

海自も空自も持っていない。

『だから攻撃型空母ではない』というのが政府の立場なんだけど

将来、フォークランド紛争で活躍したシーハリアーのような

VTOL機や、小型の無人戦闘機が配備されるようになったら、

十分に、役に立つ。


そもそも今の段階でも、空母の英訳である『Aircraft Carrier』

つまり飛行機を運ぶ艦、としては十分に有効で

オスプレイを満載すれば、

あの島もどの島も守りは鉄壁だ。









中国にしたって、空母1隻では実際の運用ができないので 

2隻、3隻と作ってくるだろう。


ひょっとしたら原子力空母くらい作ってくるかもしれない。

日本では『原子力船』というのは、

むつで失敗して、それ以来タブーになっているが、

あの国は日本とは、安全に対する基準が1万倍くらい違うので

放射線をだーだー漏らしながら走る空母を 

作ってきそうな気がする。







ふう…







まあ、観艦式に呼ばない、反発食らったから中止っていう 

中国のおたおたぶりが見られたから、 

今回は、よしとしようか。







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2014年4月14日 (月)

百姓委員会の拒絶

農業分野の「国家戦略特区」に指定された

兵庫県養父市の農業委員会は10日、 

農地を売買する許認可の権限を市に委譲することに 

「現在の状況では同意できない」とする意見書を、 

広瀬栄市長に提出した。


農業特区自体についても

「養父市の農家にとって

メリットのある政策だとは思えない」と批判。

(神戸新聞の記事へのリンク)











さて、ここから始まる怒涛の悪口の前に、いくつか情報を 

整理しておこう。


まず『農業委員会』って何だ?


こういう説明は基本的にWikipediaさんに任せよう。

(Wikipedia農業委員会)





ただし、この説明では若干足らない。

農業委員会、というのはここに書いてあるように、

農地の売買、転用に関して事実上の許認可権を持つだけでなく

水利権、水路の管轄権、農道の接道、設置など、

農業に関するあらゆる権利を掌握する。

非常に広大な権限をもっている。



じゃあ、委員って奴は、どんだけ偉い奴なんだよ?というと、

農家が互選で選ぶ。


ただし、被選挙権をもつのは大規模農家のみ。

実際は大地主である。










『百姓自治』 という、

こんな気違いじみた制度ができたのは、実は戦後。


戦前は、『地主と小作』という分離の構図が確立していて、

こんな中途半端な『委員会』は必要なかった。


もちろん戦前だって異常な構図で、

『生まれてきてすみません』とか言っていた奴にしても、

自らの農地を開放したりしてはいない。

死んどけ。













『○○委員会』なんていうのは、

例えば教育委員会と同じようにGHQが作らせた。


余計なことしやがって、と思うが。

GHQがジャップを調べたら、

こいつらには地方自治の伝統というのがない。

『オー、ユナイテッドなステイツである 

アメリカ人には信じられませんねー。』

憲法に一章を設けて地方自治の制度を作り、

地方自治法、というのを作らせた。

農業委員会というのは、この法律に根拠がある。





『農村は耕作者が自治をするべきだ。』、と

一見すると納得してしまいそうになる。




しかし、

百姓が自治できるわけねーじゃん。


委員には、結局は有力農家、

もっといえば村の顔役が選ばれる。


土地持ちの農民の互選なんだし

それこそ味噌ができるくらい、不正と圧力はかけ放題だ。

(農業委員は準公務員なので公職選挙法が準用されるが

そんなことで処罰された奴なんか聞いたことがない。)



それでいて、

農地の売買、転用に関する

巨大な許認可権限がある。


農地の売買、というのは『非農家』に対しては

最近まで事実上不可能で、

農地の転用、というのは、

田んぼの中に突然パチンコ屋があったりするでしょう。


たいていのくそ田舎は『市街化調整区域』といって

『てめえ、勝手に建物建てんじゃねえぞ』、という区域。



それならおとなしく農業をやるか、というと百姓どもは

土地を売って金に換えようとする。


転用の許認可の権限を握っているのが

農業委員会だ。

『身内が身内に許認可を出す』んだから

具体例を書くのははばかるが、

要するになんとでもなる。






農業、というのが歌舞伎界よりも新参入に厳しかったのは

こいつらの存在が大きかった。


『よそもんには売らん。

でも、明子ちゃんとこは結婚したんか

それなら200坪くらい

農地から宅地に地目を変更して

鯱があるような豪邸を建てなさい。』



ということをやってきた。

いまでもこうだ。


あっきれた。





『ずいぶんじゃない。あたしのお父さんは農業委員なの。』

というやつがいるなら、あなたの実家が世間的にどうおかしいか

考えてみてください。









俺だって土建屋のはしくれである以上、

こういう連中と付き合いがなかったわけじゃない。

『知らないうえでの悪口』じゃないんだ。

(養父市のことは知らんけど。)




批判は受ける。











そのうえで冒頭のニュース。


『農地を売買する許認可の権限を市に移譲することに

「現在の状況では同意できない」。』という

養父市の農業委員会の言い分は国民の賛同を得られまい。



そうやって、耕し手がなくなって

トトロが出つつあるような山野でさえ、

『俺の許可を受けろ』って、

てめえ、どんだけジャイアンだ?



『戦略特区』とやらに具体的にどんなご利益があるのか

よくわからないが、こうやって

『俺の権限を奪うな。』

そして、もっといえば、

『新参者は来るな。』

ということをやってたら、君の地域は滅びるよ?


ここが戦略特区の候補に指定されたのには

おそらく『偉い先生方』たちの奔走があったはずだ。


その人の顔に泥を塗ってまで、こんな喧嘩を吹っ掛けるのは

何か落とし所があってのことなんだろうけど、


もういいよ、そういうの…























では、『今日の一円電車。』







現在の養父市域に入るんだけど、ピンとこないなー。

明延鉱山、というところを走っていた、作業員用のトロッコ。


地元の人や観光客も便乗できて、『命の保証はしないぞ』という 

おっかない切符をもらって、1円払うと乗ることができた。

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こんなんだっけ












        
13日から『あけのべ自然学校』というところの保存レールで

試乗ができるそうです。

(あけのべ自然学校のウェブサイトへのリンク)




料金はもちろん1円。



ただし乗車距離は70m。

事実上、この会場までは、車でしかたどり着く手段はなく、

大阪から片道で、軽く3時間。

高速料金で往復1万円近くかかる。




こういう冗談は、嫌いじゃない。


















違うっ、だから僕は鉄じゃないっ。









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2014年4月 7日 (月)

迎賓館はベルサイユ?

東京都の枡添知事が

『いまの迎賓館は、ベルサイユ宮殿のまがい物だから、

あたらしく俺が作る、と。

日本風で、都が直轄する迎賓館を作りたい』

と発言した、というニュース。 

(産経新聞の記事へのリンク)

(読売新聞の記事へのリンク)












なに言ってんだ?このうすらハゲ。










というのが、今日のお話。






この木っ端ハゲが言っている『ベルサイユのまがい物』という

『迎賓館』は、赤坂の旧東宮御所のこと。


ちなみに国宝。


国宝に対して『まがい物』と喧嘩を売るとは

いい度胸である。




『東宮』というから皇太子時代の大正天皇の新居として作られた。 

この建物は、でけえ。

         

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『これが新婚住宅?』とは、みんな思うだろうし

なにより、質素を旨とする御父君の明治天皇を激怒させ、

設計者の片山東熊を叱り飛ばした。


『世界の一等国・日本』を宮内庁と政府が

それを表現したいがために、この建物を造った。

(念のため、大正天皇の御意向でこんなにでかくなったわけではないですよ)



しかし、『明治天皇に怒られた建物』であるわけで

この建物は、戦前は『離宮』という扱いで

本来の用途である『住宅』としてはあまり使われなかった。

戦後になると宮内庁の管理を離れて、用途が転々とする。


『国家の迎賓館』として整備、公開されたのは意外に最近で 

1974年のこと。



1974年を『最近』とか言っちゃだめですか?











ここはなにぶん『国家の迎賓館』であるがゆえ、 

所有者は日本国、(管理は内閣府)、 

呼ぶことができる賓客は、国家元首クラスであり、 

接遇することができるのも、

原則として首相をはじめ三権の長。


枡添さんが、アメリカの友人にいい顔をしようとして

『よう、赤坂に泊めてやるよ。』

なんて言うことが許されないくらい、格式の高い建物なのだ。









で、

今回のニュースで、

違和感があって、の鼻くそ日記がかみついているところは

赤坂の迎賓館が『ベルサイユのまがい物』で、

オリンピックを迎えるにあたって

日本風の迎賓館が欲しい。と言っていること。




あるよ?京都に。

(京都迎賓館のウェブサイトへのリンク)




枡添さんも、ここの存在は知っているらしい。

純日本風の建物で、竣工はつい最近の2005年。



2005年も『最近』じゃだめですか?







ここも、もちろん国の管理で、

ここは『三権の長』とかまでは言わないらしくて、

知事とかでも、認められればOKらしいのだが、

もちろん、厳密な手続きがいる。


接宴するにあたっては閣議の承認を得なければならず、

要するに先斗町で飲んだくれた枡添さんが、外人のねーちゃんに

『京都御苑泊ってく?』

なんていうセリフが言えるような格式の建物ではない。








このハゲ、

自前の『接待場』が欲しいらしい。








浜離宮の延遼館、なんて

Wikipediaでさえ間違った情報を載せている建物を

例に出してきたあたり『赤坂の迎賓館があるのにいまさら』

という批判を隠す気が見え見えである。

     

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浜離宮公園内にある、延遼館の説明プレート。

明治2年の竣工のこの建物が、

石造であることもあり得ないと思うが

『日本初の西洋風建築物。』であるはずがない。


『図面を探して再建を検討。』って、

あるじゃん図面。写真の下に。









いきなり、『迎賓館は和風で』なんて、

無知ならともかく、京都の迎賓館の存在を知っていながら、

こんな、ウルトラ右翼の発言をするハゲが 

政治家になる前は、『国際政治学者』、だったのである。


お前、2020年の東京オリンピックの開会式で

ホストとして、偉そうな顔ができるようになるためには

もう一度、

選挙の洗礼を受けないといけない、

ということが わかっているのか?



















『しかし、それならいまの東京都は、

とうやって海外の要人を接待してるんでしょう。』

『都庁の応接室で会ってるんじゃないの?』

『接宴は?』

『都庁の食堂。』

『…まさか。』

『でも、すごくきれいらしいよ?』

『まあ、職員だけじゃなく、一般の人も使えるらしいですけどね…』







ヒアイズ、レストラン オブ トーキョー ガバメントオフィス。』

『オー、ビューティフル ヴィスタですねー。』

『アー、プリーズ バイ ア チケット、イン ディスマシーン。』

『メニーメニーボタンですねー。』

『ここにコインを入れて、っと。何になさいますか?』

『ワターシ、日本語読めませ―ん。』

『えーと、これが月見そば、ムーンビューイングヌードル…』

『…ムーン?』





『知事ぃ。早くしてくださいよ。

こっちは昼休み中に飯食わないといけないんっすよ。』

『馬鹿野郎っ。 

オリンピックが来るから街の英語表記を増やせ 

と言ってきたはずだ。』

『だけど料理の名前なんか翻訳出来るわけないでしょう。』

『オー、ソーリー。ミスターガバナー、ホワット「キツネソバ」?』

『あー、ディスミーンズ、「フォックスヌードル」。』

『ほら、訳せない。』

『うるさいっ。』

『昼休み過ぎたら残業代くださいよー。』

『……』

『……』

『待ってる間、暇だからって俺の後ろ頭に 

プロジェクションマッピンッグで 

徐々に髪の毛を生やすのはやめろっ』
























では、『今日のベルサイユのばら。』










ベルサイユ、といえばこの漫画。

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なんて豊かな髪の毛。







枡添さんは、『ベルサイユ』の赤坂迎賓館には

自分は似合わない、 と思っているのかなあ。


それなら、ちょっと可愛げがある。




毛はない。







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2014年4月 3日 (木)

トカゲのしっぽか?

STAP細胞の論文偽造をめぐる調査。

理研は最終報告書なるものを発表し 

小保方晴子氏個人が行った『研究不正』で 

論文は捏造である、と結論した。(読売の記事へのリンク)






これに対して小保方氏は弁護士を通じて 

『驚きと憤りの気持ちでいっぱいです。』 

『到底容認できません。』、とコメント。 

理研に、不服申し立てをする、という。





うん、それはいいんだ。

学問の世界はディベートが基本だ。

大いに議論してくれたらいい。

ただし、必ず公開の場で。









しかし、勝気な人だなあ。

どの世界でもそうだろうが、特にアカデミズムの世界というのは

上下関係に厳しい。

それはプロレス界や芸能界以上のものがある。

教授に嫌われて学位が取れない、なんていう人が

ごろごろいるのだ。





所属研究所に『お前はうそつきだ。』と言われ、

ノーベル賞受賞者の所長に、マスコミの前で、

下げたくもないだろう頭を何度も下げさせて、

『あの未熟な研究者が…』と言わせちゃっているのである。



普通の神経の持ち主なら、

ポートアイランドの埠頭から身を投じ

ロンドンまで泳いでネイチャー誌から論文を取り戻しに行くだろう。









そっち?





     



      

彼女が何を主張するつもりなのか、

単に、論文の記述や写真のミスについての技術的な問題なのか。

まあ、そういう話にしかならないだろうけど。



しかし、腹の底には

『あたし一人のせいにするのね?』

という恨みがあるはずである。







でも、今の新聞の論調はそんな感じで、 

『3年間で実験ノートがたった2冊。』みたいなことを 

スクープしていて、(読売)

もう、そういった『論文の正否はどうか』以外の話題を載せる、

佐村河内報道はやめろっ。


















『誉められてきただけ』の人生だったんだろうなあ。

普通なら、

『論文のミスは認めます。しかしSTAP細胞は

必ず存在するはずなので確認してください。』といって、

割烹着を床に置いて研究室を後にするはずである。



実際、Wikipediaに載っているこの人の経歴を見ると

名前と写真さえ載せなければ、いまでも

世界中の研究機関からオファーが来るだろうというという、

まばゆい履歴なのだ。


一浪したらしいが、早稲田大理工学部入学。

その後は学部、大学院とストレートに卒業。

博士課程の時代にハーバード大留学。

学位を取ると理研の客員研究員。

2年後の2013年に今回の論文の『ユニットリーダー』。



人生ゲームなら高笑いの前半生である。

あきらかに強気の今回の態度も

割烹着で研究、という斜め上のキャラクターも

こういう半世が作ったんだろう。


確かに理工学部なんかにいる女は、もてる。

よほど変な奴、

頭の後ろに目玉が付いている、とか

夜明けに海に入って日輪に向かって一緒に踊れ、とか

告白して3日後に生命保険の契約書をもってくる、とか

そんなんじゃなきゃ、確実にもてる。



彼女が頭がいいのは確かなんだろう。

そして、もちろんもてた。

そうやって肥大化した彼女の自意識が、この『犯罪』を作る。


しかし、このおばさんのことを











理研だって利用したんだよ。











STAP細胞、に見込みがあるかどうかはともかく、

研究者として事実上、全く実績のない人間に 

はるかに年上の教授クラスの14人のチームをまとめさせる。



そこまでは、

はっきりと作為があったはずだ。



現に、博士論文でさえパチもんだと言われているだろう。 

こいつの、一体なにを評価してチームを任せたのか?


STAP細胞のアイディアでさえこいつの独創ではなかった。






『若い女性研究者が世界的業績を。』 

と、アピールすることを

狙っていたにきまっている。



論文の捏造に、理研が組織的にかかわっていたかどうかは、

これから絞りあげられるだろう。

もちろん、仮にそうだったとしても

それで小保方氏が免責されることはないが。



しかし、

『はよせい、はよせい。早く成果を出せ』

有形無形の圧力をかけていたことは間違いがなく、

それがこの、自意識過剰の割烹着女の不思議なキャラクターと、 

変な化学反応を起こしたんだろう。



『STAPあるもんっ。   

とりあえずネイチャー発表論文の

体裁だけ作っとこっ。』



ということで偽装に走る。




彼女が悪いのはわかった。

しかし、共著者が

『見抜けなかったのは悪いけどギリギリセーフ』

理研本体の責任には触れない、では通るまい。










実際怖いよ?

『早く結果を出せ』ってせっつかれるのは。



























では、『今日の一枚』












彼女の『捏造の範囲』がどこまでかは知らないが

STAP細胞なるものが存在するのかどうか、

ということとは別の問題らしい。


理研は沽券にかかわる、として再現実験を行うそうだ。

(読売の記事)

彼女の名義で論文が出ることは、もはやあり得ないだろうが

『世界的第一人者』、ではある。


その実験に彼女が参加するかどうかは知らないが

下手をしたら、彼女を、文字通り

『割烹着の雑用おばさん』として採用する可能性はある。


彼女自身、研究機関を選ぶ選択肢がない以上

そういう可能性だって、ある。

結果が出るまでには相当に時間がかかるだろうが…









『長い実験』ということで有名なのが、 

『煙突掃除夫には皮膚がんが多い。人工癌できねえか?』 

という、この24文字を3年かけて実証した山極勝三郎。

    

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皮膚がんできました

うわあ…






この先生は、助手の市川青年と3年にわたって

延べ1万羽以上のウサギの耳にコールタールを塗り、

ついにこの結果を得た。





驚くべき根性である。









追試をしろ、って言われた奴は嫌だったろうな。

ウサギ1万羽…




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2014年4月 1日 (火)

東京ローズの日

太平洋戦争中、日本は連合軍兵士に対する心理戦として

プロパガンダ放送を行う。

『ゼロ・アワー』と名付けられた、このラジオ放送が始まったのが

1942年のこの日。 

(Wikipedia東京ローズ)










第二次大戦中の兵隊なんて男ばっかりなので 

アナウンサーには女性が起用された。


セクシーな声と、流暢な英語は兵隊たちの心をとらえ

顔も見えない彼女のことは『東京ローズ』と呼ばれた。





内容は、

『日本に保護されている捕虜は幸せに暮らしてますよ』、とか、

『あんたたちがやっている作戦なんて無駄よ。』だとか 

『あんたたちの奥さんや恋人は今頃浮気してるかもね?』という

うん、そりゃもっともだよな、

ということまで。



音楽に乗せて、DJのような調子でしゃべっていたらしい。










玉音放送の前日、8月14日まで続けられたこの放送は、

当然のことながら米軍の逆鱗に触れ

放送した、ラジオ・トウキョウの担当者を絞り上げるのだが

肝心の『東京ローズ』が出てこない。


ついにDHQは『出頭すれば5000ドル』という、

占領下だから為替レートはないけどさ。

まあ、大体今日でいう30億円近い賞金を懸けた。






出頭してきたのが『アイバ・郁子・戸栗・ダキノ』という女性。



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尋問を受ける

戸栗さん






周辺に集まっているアメリカ兵の制帽がばらばらで、

つまり所属と部署の違う連中が

明らかにのぞきこむような姿勢をしているのに対して、

彼女が、凛と背筋を伸ばしているのが気持ちいい。




もっとも、彼女の意図も、よくわからない。

『賞金目当て』だったということを言う人もいるが

もちろん、今となっては分からない。



そもそも、当時の日本放送協会、(いまのNHK)で

対外宣伝放送をしていた

女性アナウンサーは複数いて、

当然『東京ローズ』も複数いた。

彼女は『東京ローズ』ではなかった、  

とさえいわれている。




そして、結局『賞金』は支払われなかった、という。











それどころか、戦後彼女はアメリカで起訴される。 

しかも、『国家反逆罪』という、超一級の罪名だ。



彼女は、複雑な名前からもわかるように

アメリカ生まれの日系人だった。

(最後のダキノというのは、結婚したフィリピン人の旦那の名字)



当然、アメリカ国籍、というか二重国籍

『東京ローズ』時代には、国籍を変えるよう当局から

相当に迫られたそうである。


しかし、捨てなかった。

というか、彼女は日本が嫌いだった。

和式便所が嫌い、畳が嫌い、日本なんか不潔。


彼女が戦争直前に日本に来たのは祖母の見舞いのため。

とどまったのは戦争のためで

早く、母国であるアメリカに『帰りたかった』らしい。


   

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逮捕された時の
人定撮影で

うすら笑いを浮かべている人

というのを

この写真以外で見たことがない。







       

      
戦後彼女はアメリカに『帰国』した時に逮捕されて、

『反逆罪』で訴追される。


判決は、禁固刑と国籍剥奪。

さらに罰金1万ドル。


賞金もらっても追いつかねえ。










しかし、実際の扱いは意外に軽くて6年後に釈放。

生前に国籍と名誉を回復されている。



2006年に90歳で死亡。

最近じゃねえか。





















ドイツでも、同じようなことをやっている。

『枢軸サリー』という愛称で呼ばれた、

ミルドレッド・エリザベス・シスクという

アメリカ国籍の女性。




彼女も、連合軍向けに煽情的で挑発的な放送を行い 

戦後、逮捕。

やはり国家反逆罪で訴えられている。


判決は30年の懲役刑だったが、10年あまりで出所。国籍を回復。

この人も長命で、87歳まで生きている。



















照的だったのが、イギリス。


イギリス出身のドイツ人で

連合軍に向けて挑発的な放送を行った、

『ホーホー卿』ことウィリアム・ジョイスへの扱いは厳しかった。




この人は逮捕されて1年後の1946年に絞首刑になっている。

どこの国でも、利敵行為というか、自国への明らかな反抗は

許さないだろう。



しかし、アメリカがローズとサリーに対して行った処罰に対して

イギリスきついなー。












まあ、日本だったら、

もっと、きつかっただろうけど。
















ただし、国策で行われた、

『東京ローズ』や『ホーホー卿』の時代と違って

いまは、個人がネットで好き勝手なことを垂れ流せる。


殺人予告とかをして逮捕される奴がいる。


三宮の地下街で小保方さんがやけ酒を飲んでいた、とか書くと

信じちゃう奴がいるのである。(嘘ですよ。)




そういう意味でこの日記は『犯罪の水平線』を目指していきます。

いくのか?






























では、『今日の東京ローズ』






















こんな歌だったっけ?

それにしても画面が縦に長いな。











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