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2014年4月 7日 (月)

迎賓館はベルサイユ?

東京都の枡添知事が

『いまの迎賓館は、ベルサイユ宮殿のまがい物だから、

あたらしく俺が作る、と。

日本風で、都が直轄する迎賓館を作りたい』

と発言した、というニュース。 

(産経新聞の記事へのリンク)

(読売新聞の記事へのリンク)












なに言ってんだ?このうすらハゲ。










というのが、今日のお話。






この木っ端ハゲが言っている『ベルサイユのまがい物』という

『迎賓館』は、赤坂の旧東宮御所のこと。


ちなみに国宝。


国宝に対して『まがい物』と喧嘩を売るとは

いい度胸である。




『東宮』というから皇太子時代の大正天皇の新居として作られた。 

この建物は、でけえ。

         

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『これが新婚住宅?』とは、みんな思うだろうし

なにより、質素を旨とする御父君の明治天皇を激怒させ、

設計者の片山東熊を叱り飛ばした。


『世界の一等国・日本』を宮内庁と政府が

それを表現したいがために、この建物を造った。

(念のため、大正天皇の御意向でこんなにでかくなったわけではないですよ)



しかし、『明治天皇に怒られた建物』であるわけで

この建物は、戦前は『離宮』という扱いで

本来の用途である『住宅』としてはあまり使われなかった。

戦後になると宮内庁の管理を離れて、用途が転々とする。


『国家の迎賓館』として整備、公開されたのは意外に最近で 

1974年のこと。



1974年を『最近』とか言っちゃだめですか?











ここはなにぶん『国家の迎賓館』であるがゆえ、 

所有者は日本国、(管理は内閣府)、 

呼ぶことができる賓客は、国家元首クラスであり、 

接遇することができるのも、

原則として首相をはじめ三権の長。


枡添さんが、アメリカの友人にいい顔をしようとして

『よう、赤坂に泊めてやるよ。』

なんて言うことが許されないくらい、格式の高い建物なのだ。









で、

今回のニュースで、

違和感があって、の鼻くそ日記がかみついているところは

赤坂の迎賓館が『ベルサイユのまがい物』で、

オリンピックを迎えるにあたって

日本風の迎賓館が欲しい。と言っていること。




あるよ?京都に。

(京都迎賓館のウェブサイトへのリンク)




枡添さんも、ここの存在は知っているらしい。

純日本風の建物で、竣工はつい最近の2005年。



2005年も『最近』じゃだめですか?







ここも、もちろん国の管理で、

ここは『三権の長』とかまでは言わないらしくて、

知事とかでも、認められればOKらしいのだが、

もちろん、厳密な手続きがいる。


接宴するにあたっては閣議の承認を得なければならず、

要するに先斗町で飲んだくれた枡添さんが、外人のねーちゃんに

『京都御苑泊ってく?』

なんていうセリフが言えるような格式の建物ではない。








このハゲ、

自前の『接待場』が欲しいらしい。








浜離宮の延遼館、なんて

Wikipediaでさえ間違った情報を載せている建物を

例に出してきたあたり『赤坂の迎賓館があるのにいまさら』

という批判を隠す気が見え見えである。

     

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浜離宮公園内にある、延遼館の説明プレート。

明治2年の竣工のこの建物が、

石造であることもあり得ないと思うが

『日本初の西洋風建築物。』であるはずがない。


『図面を探して再建を検討。』って、

あるじゃん図面。写真の下に。









いきなり、『迎賓館は和風で』なんて、

無知ならともかく、京都の迎賓館の存在を知っていながら、

こんな、ウルトラ右翼の発言をするハゲが 

政治家になる前は、『国際政治学者』、だったのである。


お前、2020年の東京オリンピックの開会式で

ホストとして、偉そうな顔ができるようになるためには

もう一度、

選挙の洗礼を受けないといけない、

ということが わかっているのか?



















『しかし、それならいまの東京都は、

とうやって海外の要人を接待してるんでしょう。』

『都庁の応接室で会ってるんじゃないの?』

『接宴は?』

『都庁の食堂。』

『…まさか。』

『でも、すごくきれいらしいよ?』

『まあ、職員だけじゃなく、一般の人も使えるらしいですけどね…』







ヒアイズ、レストラン オブ トーキョー ガバメントオフィス。』

『オー、ビューティフル ヴィスタですねー。』

『アー、プリーズ バイ ア チケット、イン ディスマシーン。』

『メニーメニーボタンですねー。』

『ここにコインを入れて、っと。何になさいますか?』

『ワターシ、日本語読めませ―ん。』

『えーと、これが月見そば、ムーンビューイングヌードル…』

『…ムーン?』





『知事ぃ。早くしてくださいよ。

こっちは昼休み中に飯食わないといけないんっすよ。』

『馬鹿野郎っ。 

オリンピックが来るから街の英語表記を増やせ 

と言ってきたはずだ。』

『だけど料理の名前なんか翻訳出来るわけないでしょう。』

『オー、ソーリー。ミスターガバナー、ホワット「キツネソバ」?』

『あー、ディスミーンズ、「フォックスヌードル」。』

『ほら、訳せない。』

『うるさいっ。』

『昼休み過ぎたら残業代くださいよー。』

『……』

『……』

『待ってる間、暇だからって俺の後ろ頭に 

プロジェクションマッピンッグで 

徐々に髪の毛を生やすのはやめろっ』
























では、『今日のベルサイユのばら。』










ベルサイユ、といえばこの漫画。

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なんて豊かな髪の毛。







枡添さんは、『ベルサイユ』の赤坂迎賓館には

自分は似合わない、 と思っているのかなあ。


それなら、ちょっと可愛げがある。




毛はない。







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